今後修正していきます。
今後も 六兆年と鬼物語を宜しくおねがいします。
六兆年
それは、考えることのできないほど長い時間。 人間どころか、地球…いや 、宇宙の欠片も存在しないだろう。
実際ボクはたった9年しか生きていない─いや、まだ 9 年だ。
ここの時代は誰もがよく知らない時代だ、
まぁもちろんボクも知らない。
ボクは何も知らない。
家族、友人、知り合いも誰も居ない。
でも、孤独なだけならまだよかった。
誰も居ない土地で自由に暮らして、一人で死ぬことも今よりはマシなのかもしれない。
何故って?それは簡単だ。
ボクは人間に鬼と呼ばれているかだ。
ボクの親は本物の鬼だったとか言っている。
それが本当ならばボクは親を一生をかけて恨んでやる。
一人で居なくなって子供だけを残す親が何処に居るのだろうか。
人間はボクの住んでいる…いや、監禁されている小屋にほぼ毎日来てボクに暴行を繰り返していた。
抵抗はしないのかって?
腕を縄で縛られていればなにもできないさ。
縄は背中で八の字に縛られて壁に結ばれている。
だけど縄の長さは小屋を移動できるくらいまである。
ゴメンよ。ボクは嘘をついた。
反撃は、できるならやっている。
人間の骨を噛み砕いたりね…。
それでも人間は懲りずにやってくる。
もちろん木の棒で叩かれたりもする。
痛いと感じ、血が出てもすぐに治る。
それを見ていると本当に自分が人間じゃないのではないか? と考えることもある。
ボクの住んでいる小屋は床にワラが引いてある。これは人間からの情けなのだろうか?
夜になるとようやく人間が消える。
理由は、馬鹿馬鹿しいほど単純だ。
人間は夜中は、ボクが『鬼に化ける時間帯』 とか言っている。
まぁ実際そのおかげで夜中だけは警戒しないで眠ることができる。
さて…。そろそろ眠るか。
九年間もこんなところに閉じ込められていれば、月の傾きで時間帯がわかる、
子の刻。
じゃあね。おやすみ…。