やあ、よゐこの諸君。
来訪者バオーだよ。違うよ。
誰が第4の術バオウ・ザケルガだよ。
転生者、小鳥遊城那だよ。
陰気で無口って設定だったのに、何故か男子4人を殴り倒すリアルファイト適性を与えられた上に、後書きで美少女設定まで盛られたシロナさんだよ。
前回からややあって、今日はデュエルアカデミアの入学受験の為に『海馬ランド』に来てるよ。
筆記は先日終わらせて、今日は実技だけ。
自分の順は12番目だった。
いやあ、わかってたけど10位内には入れなかったねえ。
まあ別にトップに成りたいとかデュエルキングに成りたいとかって話じゃあないしねー。
将来の選択の幅を拡げて人生を豊にするってのが目標ですから。
他人から期待される程度の人間には成りたいけど、あんまり期待値が高過ぎるのもプレッシャー酷しいからね。
どうでもイイけど、フリーザ様って100%MAX状態より80%くらいでダラダラ闘ってた方が強いのでわσ(のヮの)?
フリーザ様って基本スタミナ低いよね。
しかし海馬ランドって凄いなー。
ぶっちゃけちょっと甘く観てたわあ。
某ネズミーランドより豪華。
ソリッドビジョンを利用したVFXがとんでもねー。
DEATH―T体験ツアーとかお客の子供みんなキャーキャーはしゃいでたな。
大丈夫?そこガチの殺人鬼とか居ない?
「受験番号12番、居るか?試験の時間だ」
「あ、はあーい!今行きまぁーす!」
を、自分の順番が来たか。
じゃ、いっちょ気合い入れますか!
「12番、小鳥遊城那さんね」
「はい、それで合ってます」
「私は貴女の実技試験を担当する響みどり。よろしくね!」
「あ、こちらこそ、宜しくお願いします」
うわぁお、なんかめっちゃんこ美人な先生だなあ。
これは自分の中の男の子が格好悪い所見せたくねえと囁くぜ!
………まあ前世が男か女かなんて覚えちゃいないワケですが。
「貴女は“できる”って聞いてるわ」
「そうですか………それは、どうも」
「距離をとって、そう。それじゃあ始めるわよ。準備は良い?」
「………大丈夫です、イケます」
やっっべえ、このヒト、多分滅茶苦茶強い………!
「「決闘(デュエル)っ!!」」
………勝てるかな?
この後、ハチャメチャに地獄を見た。
――――――――――――――――――――
「はい、貴女の勝ち、合格よ。本当におめでとう!」
「………あい、あいがっとぅございやぁしたあー………」
げっそりとショボショボしながら挨拶を返す少女。
あー楽しかった!
やっぱりこの娘は“アタリ”だったわね。
彼の順番が回ってくるまで他の受験生の試験を担当する必要があったけど、出来るなら闘(ヤ)って楽しい相手を担当したいと思っていた。
もちろん受験生を選り好みするのは褒められたことじゃないけどね。
でも、その甲斐はあった。
この娘はコチラの打つ手に慎重に対処し、時に大胆に攻めてきた。
結果、彼女は勝ちをもぎ取った。
少し不満があったとするなら、彼女は自身のカードを“歯車”のように扱っていることだろうか。
これは別に悪いことではない。
デッキの全てのカードが噛み合う“歯車”のように回転することで、それは1つの複雑な機械のように“稼働”する。
彼女の欠点は、“デッキが最大限のポテンシャルを出すことが前提”のプレイングだろうか。
『運任せ』と言うのとはちょっと違う。
デッキが『どう動くか』と言うのを知っている、と言うか、デッキのポテンシャルを信じ過ぎている気がする。
これは予想だが、恐らく彼女はデッキが機嫌を損ねれば、あっさり勝ちを諦めるのではなかろうか?
そう考えると、彼女の慎重さや大胆さは、彼女の気質と言うより単に『そう言う癖のプレイング』だったのかもしれない。
「んん~……………」
ちょっと、モヤる。
彼女は真面目だった。
少なくとも、不誠実なプレイではなかったことは確か。
しかし、では“真剣”だったろうか?
“本気”………『絶対に勝ちたい』と思ってプレイしていたのだろうか?
ふぅん………
………と、まあそれはどうでも良いか。
これは『所詮』はテストで、『クリアできることが前提』なのだ。
今日の私も所詮はただの試験官。
彼女は無事合格したし、私も楽しめた。
それでイイじゃない。
ああー、惜しむらくは試験用デッキじゃなくて自分のデッキで闘いたかった!!
それにしても、彼、遅いわね。
――――――――――――――――――――
「お前が俺の試験官か!俺は遊城十代だ!よろしくな!」
「あ、えぇー、はい。お相手の小鳥遊です。よろしく………」
やあ、本日二度目の転生者、小鳥遊城那です。
突然ですが自分、今絶賛困惑してます。
GX主人公の十代くんが遅刻してきたんですが、何故か自分が試験官をさせられることになりました。
今、自分の目の前には超絶ヤル気全開の十代くんがいます。
なんでやねん(白目)
「響先生、一体どういうことデスーノ?あのボーイの相手ならワタクシがやると言ってマスノーニ」
怪しげな日本語で金髪の男性が抗議する。
あれがアカデミアの名物教師、『クロノス・ド・メディチ』先生かー。
本当にカタコトなんだなあ、在日期間がまだ短いのかなあ。
「まあまあ、クロノス先生。鮫島校長からOKは出てますし、それに中学生相手に実技顧問のクロノス先生が出張るのも、少し大人気無いでしょう?」
「シカーシ受験生の相手に既に合格判定の受験生を任せると言うのはドーユーことデスーノ?」
「あのー、それは出来れば自分も聞きたいのですが………」
疑問を呈するクロノス先生と自分に、響先生が何とも言えない、ちょっと悪戯っぽい表情になる。
「うぅん、そこはもう完全に私の趣m………コホン、興味になってしまうんだけど」
おい、今『趣味』って言いそうになってなかった?
「私、小鳥遊さんとのデュエルが、ちょっと気になってるのよね」
「はあ」
「小鳥遊さんには良い予感と言うか、十代くんとデュエルさせてみたら面白そうだと思ったのよね。
どうかしら、小鳥遊さん。引き受けて貰えない?」
ぅええぇぇぇ?まぁじぃでぇ?
自分が?十代くんと?
「ええっと、それって負けた場合のペナルティとかは………」
「少なくとも、小鳥遊さんには無いわね」
ふぅむ、クロノス先生がデュエルしないっていうのはもう決定なのかな?
それだとシナリオ違くない?
おいおい、それじゃあもう終わりだよこのアニメ。
………仕方ない、かな?
「あの、デッキ替えても良いですか?」
「勿論、引き受けてくれるなら自由にやっちゃって」
「じゃあ、やります。
十代くんもそれでイイかなあ?」
「おう!俺はデュエルなら何でもウェルカムだ!」
それでイイのか主人公。
まあそう言うことなら、別に良いか。
ディスクのデッキホルダーをイジェクトして、いつもの魔法使いデッキから取り換える。
こっちのデッキ、1度実戦で回してみたかったんだよねえ。
周囲の受験生達が見守る中、十代くんと自分は距離をとって向き直る。
「受験生12番。小鳥遊城那」
「110番、遊城十代!!」
「「決闘(デュエル)っ!!」」
先行・十代
「俺のターン!ドロー!」
一気呵成にターンを開始する十代くん。元気だねえ。
「俺は手札から『E・HEROワイルドマン』を召喚!」
『E・HEROワイルドマン』
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/ATK1500/DEF1600
「ワイルドマンはフィールドに存在する限り、罠カードの効果を受けない!
更にカードを1枚伏せて、ターンエンド!!」
ふうむ、罠耐性持ちのモンスターを立たせつつ、自身は罠で護身か。イイね。
「さあ、今度はお前のターンだ!え~と………」
「小鳥遊(タカナシ)だよ、小鳥遊城那」
「そっか!じゃあシロナ、お前のデュエルを魅せてくれ!」
後行・シロナ
じゃ、ゆるゆると参りますか。
「自分のターン。ドローフェイズ。
スタンバイ、メインフェイズ。
自分は先ず、手札から魔法カード『天の加護』」
「天の加護?」
「自分は手札のモンスターを好きな枚数捨てる。捨てたらモンスターの合計レベルが10以上なら2枚ドローできる」
「ふーん『手札断殺』みたいなもんか」
「自分は手札のレベル8とレベル4を1枚づつ捨てる。
合計が10レベルを越えたので2枚ドロー」
手札のカードを2枚、ディスクに収納し、代わりにデッキから飛び出したカードを2枚引き抜く。
これで手札は4枚。
さて、あの伏せカードが召喚時誘発じゃないと良いんだけど。
「自分はフィールド魔法『歯車街区(ギア・セクション)』を発動。
お互いのモンスター(地属性/機械族)は攻守200アップ。
更に、攻守の数値が同じモンスター(地属性/機械族)をアドバンス召喚するリリースコストが1枚少なくなる」
「ム!あのカード、マサーカ………」
クロノス先生が僅かに動揺する。
気付いたか。やっぱ凄いなークロノス先生。
「自分は手札からモンスターを召喚。
歯車街区の効果でリリースを踏み倒し――――――――――」
「回転する鋼の車輪、脈動する鋼の心臓!
滴る黒き血潮に導かれ、今、古代から甦れ、重鉄の魔獣よ!!」
「いざ目覚めよ、レベル5『古代の機械蠍尾獣(アンティーク・ギアガジェルコア)』!!」
『古代の機械蠍尾獣()アンティーク・ギアガジェルコア』
星5/地属性/機械族/ATK1700→1900/DEF1700→1900
「うわあああ!かっけええええ!なんだコイツ!めっちゃ強そう!!」
「おおおおおっ!マンマミーア!やはり『古代の機械』!!でもワタクシも知らないモンスターナノーネ!ふつくしい………」
おおう、結構好感触。
やっぱり十代くんの最初の決闘って言ったらアンティーク・ギアだよねー。
で、あの様子からすると、あのカードは召喚誘発じゃナサソン。
なら………!
「蠍尾獣の起動効果を発動。
自分の墓地の『イエロー・ガジェット』をデッキに戻し、
キミのフィールドの魔法・罠カード1枚を破壊する!『トキシック・ニードル』!!」
「げっ!俺の『魔法の筒』が!?」
あっぶぇえ、思ったより物騒なもん仕込んでたな。
蠍尾獣、古代の機械の共通効果持ってないからなあ。
でもこれで安全に攻撃できる………!!
「バトルフェイズ、ガジェルコアでワイルドマンに攻撃!
『地獄万力(ヘル・バイス)』!!」
ガジェルコアがけたたましく歯車を回転させ、ワイルドマンの頭に飛びかかった。
ガジェルコアはそのライオンにも似た強靭な顎でワイルドマンの肩口に噛み付き、そのままメリメリと万力のようにワイルドマンの首を噛み潰した。
ワイルドマンのビジョンが砕けた衝撃が十代くんに襲いかかる。
「うわあああ!!」
十代
LP4000→3600
「や………やってくれるじゃねえか」
「メインフェイズ2をスキップ、エンドフェイズ。自分はこれでターンエンド」
さて、次は十代くんのターンか。
「ねえ小鳥遊さん」
「あ、響先生。なんですか?」
響先生が割り込んできた。どうかしたかしら?
「さっき『デッキを替える』と言っていたけど、どうして『古代の機械』デッキにしたの?」
「はい?………うーん、そうですねえ………これと言って理由は無いんですが………」
ちらっとクロノス先生の方を見て。
「強いて理由を挙げるなら、クロノス先生へのリスペクトでしょうか」
「クロノス先生への?」
「はい。順当に行けば、この試験の担当はクロノス先生が務める予定だったんでしょう?
だから、アンティーク・ギア使いとして有名なクロノス先生に肖ろうかと」
と言うか、普通に十代くんvsクロノス先生のデュエルが見たかったのだけどなあ。
と、響先生は若干訝し気な表情で問いかけてくる。
「リスペクト、か。それは素敵な心遣いだと思うけど、でもそれって貴女の本来のデッキじゃあないわよね?
それでもしも負けてしまったとして、貴女は悔しくはないの?」
…………………………
「響先生、1つ訂正があります」
「なにかしら」
「これは間違いなく、『自分のデッキ』です」
「!」
「自分は創りたいデッキを創り、使いたいデッキでデュエルをします
もちろん、デッキごとの使用感は異なりますが。
どのデッキも、使いたいから創った『自分のデッキ』です」
「………そう」
響先生は目を瞑り、言葉を咀嚼するように頷く。
「あともう1つ」
「聞かせて」
「負けたらめっちゃくちゃ悔しいです」
「………ぷっ、あはははははは!!」
「えーと?」
何か面白いこと言ったかな?自分。
「あ、ごめんなさい、ぷふ、そうよね、負けて悔しくないワケ、ないわよね。ふふふ」
「はあ、恐縮です」
「中断させてごめんね、続けてちょうだい」
?なんだったんだろう。
まあ納得してくれたなら良いか。
「さあ、キミのターンだよ十代くん」
「ああ!ドロー!
………俺はモンスターをセット、ターンエンド!!」
あのモンスター、『クレイマン』だな………多分。
「自分のターン、ドロー。
メインフェイズ、手札から『古代の機械獣(アンティーク・ギアビースト)』召喚」
『古代の機械獣(アンティーク・ギアビースト)』
星6/地属性/機械族/ATK2000→2200/DEF2000 →2200
このカードは特殊召喚できない。
【永続効果】このカードの攻撃宣言時に相手は罠カードを発動できない。
「うっ!また上級モンスターか」
「バトルフェイズ、古代の機械獣でセットモンスターに攻撃」
ビーストの突進を受けてセットモンスターが破壊される。
「続けてガジェルコアでダイレクトアタック」
「うわあああああ!!」
十代
LP3600-1900→1700
「自分はコレでターンエンド。
そろそろ射程圏内に入るかな」
「くっ、俺のターン………!」
苦し気にドローする十代くんは、しかし口許に笑みが浮かんでいる。
「楽しそうだね、十代くん」
「ああ!今、俺、最っ高に楽しいぜ!ドロー!」
カードを確認し更に笑みを深くする。
「いくぜ!手札からフィールド魔法『摩天楼ースカイスクレイパーー』を発動。
お前の『歯車街区』に上書きだ!」
うっ!なるほど、この時代だとフィールドは両立しないのか………!
「更に俺は手札から『E・HEROバーストレディ』を通常召喚!
バトルフェイズ、バーストレディでビーストに攻撃!」
「!バーストレディをアタッカーにしてきた!?」
「バーストレディの攻撃力は、スカイスクレイパーの効果で1000アップ!!」
『E・HEROバーストレディ』
星3/炎属性/戦士族/ATK1200→2200/DEF800
『摩天楼ースカイスクレイパーー』
フィールド魔法
E・HEROの攻撃力は自身より攻撃力の高いモンスターへの攻撃時1000アップする。
『バーストファイヤー!!』
バーストレディが放つ炎は摩天楼の効果でクリティカルヒット。
古代の機械獣は爆熱に耐えきれず、圧壊した。
「くっ」
シロナ
LP4000→3800
「ターンエンド!!さあ、お前のターンだぜ!シロナ!」
「………ドロー」
さて、残念ながら歯車街区は引けなかったか。
………仕方ないな。
「十代くん、そろそろ決着を着けよう」
「なんだって?」
「メインフェイズ、自分は手札からレジェンド魔法『死者蘇生』を発動。
キミの墓地の『E・HEROワイルドマン』を自分のフィールドへ特殊召喚」
「なっ!ワイルドマンが!?」
地面を割り砕き、土中から飛び出すワイルドマン。
「このままワイルドマンとガジェルコアで攻撃すれば勝てるんだけど」
「…………………………」
「それじゃあつまらないよね」
「え?」
「だからね―――――全力で往くよ」
「っ!!」
「自分はフィールドのガジェルコアとワイルドマンをリリース!!」
2体のモンスターが、それぞれの墓地へ還る。
「耐えて魅せろよヒーロー!!
喩えどれだけ時計の針が進むとも、その暗黒の記憶は決して消えることはない!!
アドバンス召喚!!立ち上がれ――――――!!」
「『古代の機械巨人(アンティーク・ギアゴーレム)』ッッッ!!!」
『古代の機械巨人(アンティーク・ギアゴーレム)』
レジェンドモンスター
星8/地属性/機械族/ATK3000/DEF3000
このカードは特殊召喚できない。
【永続効果】このカードの攻撃宣言時に相手は罠カードを発動できず、その攻撃は貫通する。
「んんんほおおおおおおおおおお!!ギアゴーレム出たあああああああノネー!!」
「おいおいマジかよ………」
「こりゃ勝負着いただろ」
狂喜するクロノス先生と、何処か諦感するギャラリー。
しかしその中にあって、獰猛に笑っている人間が何人かいる。
少なくとも、自分の目の前に一人―――――!!
「往くよ十代!!」
「こい、シロナあああああ!!」
「アンティーク・ギアゴーレムで、バーストレディに攻撃!」
『ジョウ・ブレイカー!!』
アンティーク・ギアゴーレムが、大きく振りかぶった右腕を、バーストレディに向かって降り下ろす!
これが決まれば―――――!?
「この瞬間!俺は墓地からモンスター効果を発動する!!」
なに、墓地から!?
「俺は墓地の『ネクロ・ガードナー』を除外!!
アンティーク・ギアゴーレムの攻撃を1度だけ無効にする!!」
なああああ!?ネクロ・ガードナー!?
いつ、どうやって墓地に!?
「前のターンにお前が攻撃したモンスターは『クレイマン』じゃないぜ!コイツさ!」
ウッソおおおおおお!?
しまった、ダイレクトアタックを通したから、クレイマンだと勝手に思い込んでしまった!!
ここでまさかの凡ミス………!!
なんてこったい\(^p^)/
「~~~!ターンエンド!!」
「はははっ、お前ってのほほんとしたヤツだと思ってたけど、そう言う顔もするんだな!」
当たり前だあ!
調子に乗った時の自分のプレイミスほど恥ずかし悔しいものがありますか!!
視界の端でプルプル笑いを堪えてる響先生!見えてるよ!!
「シロナ!お前の本気、確かに受け取ったぜ!だから俺の本気も受け取ってくれよな!!」
「っこい、十代!!」
「ファイナルターン!ドロー!
メインフェイズ!俺は魔法カード『増援』と『融合賢者』を発動!
デッキから『E・HEROフェザーマン』と魔法カード『融合』を手札に加える!」
!この流れは……………!!
「俺は手札のフェザーマンと、フィールドのバーストレディを『融合』!!
融合召喚!!来い、俺のフェイバリット・ヒーロー!!
『E・HERO フレイム・ウイングマン』ッッッ!!!」
巻き上がる烈火と地を走る疾風。
その二つが混じり合い、今1つの英雄が誕生した。
『E・HEROフレイム・ウイングマン』
融合モンスター
星6/風属性/戦士族/ATK2100/DEF1200
「それが十代のエース………!」
「更に、俺は手札の装備魔法カード『団結の力』をフレイム・ウイングマンに装備。
フレイム・ウイングマンの攻撃力は800アップ!!」
フレイム・ウイングマン
ATK2900
「コレで摩天楼の効果でフレイム・ウイングマンの攻撃力は更に1000アップ。そして―――――」
「フレイム・ウイングマンがモンスターを戦闘破壊した時、その攻撃力分のダメージ、だよね」
自分のLPは3800、古代の機械巨人を戦闘破壊された場合、3900ダメージ。
……………はあああああ。
「サレンダーはしない。来なよ、十代」
「ああ、往くぜ!バトルフェイズ!
フレイム・ウイングマンで、アンティーク・ギアゴーレムに攻撃!!」
『スカイスクレイパー!!フレイム・シュートおおおおお!!!』
フレイム・ウイングマンの巨大な右腕から放たれた一撃が、機械巨人の胸を貫く。
巨人はゆっくりとその身を傾げ、やがて地響きと共に倒れ砕けた。
シロナ
LP3800-3900→-100
遊城十代 WIN!!
――――――――――――――――――――
相変わらず手札の採算が出来んヌ……………