端末を起動するときは、自然と祈るようになっていた。彼はマリアを神聖視などしないつもりであったが、日々の平穏が彼女のおかげであると自覚はしている。だから日々、感謝は感じてしまうのだ。
「居住棟C-7、三階共用通路にて、午前七時〇三分より、非許可区域での宗教的祈祷が継続されています。対象者は女性、年齢六十二。祈祷行動は小規模ですが、通路占有率四十二パーセント、音声拡散による生活干渉の苦情が発生しています」
マリアの声は、どこまでも穏やかだった。報告というより、天気予報か時刻の通知のように、事実だけを並べる。だがその裏には、微細な社会の軋みが確かに含まれている。モニターを見ていた担当官は、静かに息を吐いた。報告の文言は平常対応で済ませているが、それはこの報告だけを切り取った場合の話である。
「その人、また一人でやってる?」
「はい。昨日、一昨日と同様の時間、同じ位置で。接触行動はありません。現在も継続中です。ただこれを受けて付近の同じ宗教の信仰者が地面に敷くタイプの布を購入しました。おそらく明日からは人数が増えるよ予想されます」
「まぁ、そうなるよな。通報者は?」
「二名。いずれも同フロア。夜勤の方々です。声の抑揚に強い怒気や恐怖は検出されていません。ただし、使用語彙には『毎朝うんざり』『無視された』などの蓄積的ストレス表現が含まれます」
彼は立ち上がり、ジャケットを手に取った。
「止めさせる必要はない。ただ、声をかけてくる。これは事件対応じゃなく巡回ってことにしよう」
「了解しました。サポートロボットのアングによる視覚誘導は維持。ところで、本日から雄英高校のヒーロー科がこのようなケアに関与できるようになっていますが、適任では?」
「おお、なるほど。子どもを使う方が、緊張もしないし場所の誘導もできるか。なんなら彼女に祈祷ができる場所がある場所に引っ越してもらえたらベストだな。ヒヨッコヒーローの学生にここまで求めるのは無茶かな」
「いいえ。彼らは優秀で実地の経験も豊富です。彼女の視聴履歴を参照しても、見知った顔がいるはず。権威には反抗しますが、ファンとしてならば柔和な対応をすると予想できます」
「まぁ俺もいくが、まずは彼らに任せてみよう。選定は頼んだ」
「拳藤 一佳。八百万百。の2名を向かわせました。良い1日を」
実際のところ担当者は驚いた。そこまで期待していなかったが、まさかあの頑固な女性がここまでにこやかに対応するとは。必要な医薬品を届けにきた彼女たちは歓迎され、そして話し相手に片方がなっているうちに近隣住民へと聞き込みと仲裁に動いていた。体育祭で顔を売っていた彼女たちはちょっとした有名人である。
当然ながらAIからの指示を受けている前提ではあるが、彼女たちの行動は淀みがない。
「何か至らぬ点がありましたら、ご指摘ください。この国のことも地域のこともわからないことだらけですので」
「こういう個性を使わなくて済む、事件になってない対応っていうのも勉強になりました!ご指導のほど、よろしくお願いします!」
「日本の学生は、すごいな……」
『彼女たちは日本の平均からは大きく離れていますのでご注意を。雄英高校でありUAIを代表する実戦を経験したヒーロー候補たちです。他の協力学生たちと比較するのは控えましょう』
「あ、ああ。そうか。そうだったな。助かったよ。ありがとう」
「あと、ちなみになんですけど。この建物の地下に電波が届かない暗室がありそうです。これは問題ないんでしょうか」
担当官はギョッとして聞き返す。
「なんでそんなことがわかる?マリアは何もないと言っているが……」
「こちらのAIは捜索や戦闘サポートに特化しているので、得意なことが違うんです。それで、怪しい場所を彼女が探知機で探ったら部屋があるみたいで、そこに今も人がいるみたいです」
八百万はいつの間にかその手に探知機を握っている。『創造』は後から必要なものをその場で生み出すことができる。はっきり言って彼女に手札の制限はない。
『私が把握していない状況です。UAIの群体適応型人工知能、M.A.R.I.A.による判断が優先されます。彼女たちの指示に従ってください』
一体どうするのだろうか。まさかいきなり突入なんてことは。
「捜索については、またメンバーを変えることにします。私はサポート型ですので、それにこのような場所なら自由に動ける同級生がおりますので、ご安心ください」
その場では当初の予定通りにトラブルを未然に防ぎ、そして老人の引越しを支援する形で平穏無事に過ぎ去った。
「もう君らのことを、ヒヨッコなんて言えないな。最初の態度は失礼した。これからはヒーローと呼ばせてもらおう。これからもよろしくお願いしたいね」
がっしりとした握手が結ばれ、そして報告も必要ない。それぞれのAIが勝手に状況を見守っているのだから。
彼女たちは任務から解放され、午後までの自由時間を得るのだった。
「ふいー!やったね!認めさせちゃった。全然最初と態度違ったもんな」
「学生が仕事に介入するとなれば無理もありませんわ。その分、雄英高校に恥じないよう行動することができたのだと思います」
「まぁ嬉しいけどさ。ウチらがヒヨッコってのは否定できないよね。たぶん、あのまま突入して誰がいてもちゃんと制圧はできた。マリアちゃんもそう言ってたし、だけど後でゲイル先生に絞られちゃうよ。余裕で想像できるね」
「常闇さんか、黒色さんが適任だと思います。どちらかと拳藤さんが向かっていただければきっと安全でしょう。こういった合理的な判断が大事だと、相澤先生も仰るでしょうから」
「でも、とりあえず午後まではフリーだね?」
「ええ、それが……どうかしましたか?」
「南極限定のパフェがあるらしいんだよ!行こ行こ!油断すると自分が女子高生ってこと忘れちゃうんだから!こういうのは抑えとかないと!」
もう、仕方ないですわね。などと言いながらも、ワクワクとした表情も弾むような足取りも嘘はつけない。ポニーテールが子犬の尻尾のように踊っていた。
人を助けて甘味に向かう。
美味しかったら彼を誘ってみようかななんて考えながら、華の女子高生は歩くのだった。
・・- ・-・・-- ・・- ・・・・-
「昨夜二十二時三十四分、港湾広場南側通路にて、登録居住者による通報がありました。通報者は若年女性、匿名。内容は、服装に対しての侮辱、腕部への接触、及び集団による威圧的囲み行動」
抑揚のない声が、抑えた危険を知らせる。ケア担当のユニット長は、マリアの言葉に耳を傾けながら、報告ウィンドウを開く。
「接触って、どの程度?」
「映像記録では、対象者の腕に対し約5分間の物理的把持が確認されています。抵抗は見られまし
たが、大声による援助要請は行われていません」
「加害とされる側の特定は?」
「顔認証により三名を特定済み。全員、旧シェルター群出身の男性。宗教上の服飾規定を主張する傾向あり。うち一名は昨年、宗教論争による出入り制限履歴あり」
マリスは唇を噛んだ。事件と呼ぶには小さいが、放置すれば確実に根を広げる類の事案だった。
「それが、なんでこうなってるわけ?ていうかこれは何なの?」
「雄英高校ヒーロー科一年。『グレープジュース』の個性による拘束弾です。通りかかった彼が男性たちを一瞬で制圧。付近のカフェまで女性を護送後、UAIへと帰還したそうです」
「お手柄ね。というか非殺傷の良い個性だわ。ウチに欲しいくらい。」
「一点だけ問題があります。被害者女性から『グレープジュース』に対して平手打ちが行われていました。暴行の形跡があります」
「なんですって?」
「UAIからのデータ付きの報告があり間違いありません。保護したのち、ケアの一環なのかは不明ですが対話が行われ、なぜか彼女が雄英生を殴るという行動を選択していました。彼女は五ブロック先の女性専用棟に移動済。以後の外出記録はなし。現在のバイタルを見ていると、どうやら好転したようです。彼女は事件前よりもストレス値が下がっています。所属している宗教の戒律も相まって、軽度の男性恐怖症であったはずですが、それが緩和されていると判断するのが適切でしょう」
「何それ。自分を殴らせて、恐怖や怒りを発散させたってこと?どういう心理学的な根拠からそんな療法が可能なの?UAIにその点の開示を請求します」
「許可されました。しかし、内容は判然としません。当該ヒーローの判断を追認という形で許可が出ています。ナイトアイ事務所からの許可のようです」
「何よそれ。でもあれが関わるのなら、因果関係は後から説明がついてしまう。未来を知ってるって噂も本当らしいわね。そんな人がいたら、もっと世界がマシになると思っていたけど」
「被害女性であり加害女性からのメッセージが彼に向けて届いています。転送しますか?」
『二度と会わないことを祈るわ。でも、ありがとうヒーロー。いつか彼女ができるといいね』
「もう、訳わかんないわ。好きにして」
同日、頬を腫らして清々しい表情の峰田が学食で目撃されている。
「彼女が笑顔になるのなら、右頬どころか両頬いけるんスよ」
慈愛に満ち、それ以上に満たされた表情で呟く彼の周囲に人はいない。
相変わらず血走った目を向けるだけで女生徒には悲鳴をあげて逃げられるが、後悔はなさそうだった。
・・- ・-・・-- ・・- ・・・・-
「居住棟C-7にて昨日見つかった電波暗室に、未登録の若年グループによる集団滞留が確認されました。内部は精査できず顔認証不可。全員、IDマスクまたは視線回避装備を使用」
マリアの報告に、警備部のチーフは手を止めた。
端末には、UAIから提供されている赤外線画像が映し出されている。この国の大部分は地下にある、この居住区も当然ながら地下だ。しかし、UAIはなぜか衛星からの情報を送ってきている。これは一体どういうことだ。問い合わせても機密であるとしか返ってこない。
つくづく常識はずれもいいところだろう。
画像に視線を戻した。大まかに熱源は七つ。うち三つが一定距離を保ち、あとの四つが周囲を囲むように存在していた。
「構成年齢は?いや、それと登録は?」
「推定年齢十三から十七。画像の骨格認識および過去記録照合から算出。付近の移動している国民リストから逆算して特定しました。全員が親同伴特別滞在申請中で一時滞在資格。うち二名は昨年、港湾倉庫での窃盗未遂に関与。未成年のため処分保留中」
椅子を回し、ブロックの位置を地図で確認した。
「港湾倉庫、前にも火器持ち込み未遂あった場所ね」
「はい。一昨年、廃棄物処理場からのパーツ持ち出しで簡易ボウガンを組み上げた事例があります。今回のグループとの直接的関係は未確認ですが、経路と動線に重複があります。うち二人の個性は殺傷性のあるものとして報告済みです。出入りの際、アングによる警告投影を実施しましたが、反応は薄く、解散の意思は見られません」
担当官は長い髪を無意識に撫で付けながら黙考する。
自分が十代の頃も、監視の目を盗んでの集まりはあった。南極のAI監視は当たり前で、それを掻い潜って色々するのは若者たちには当たり前の娯楽である。大人だってやっていた。後から知っていたが、マリアは違法行為の小さなものは見逃しているらしい。全部を取り締まっていては息が詰まってしまうから。
だがこれは、何かが違っていた。顔を隠し、通信を伏せ、集まって何かを作っている。明らかにこれは警備部としての範囲を超えて治安維持を担う軍隊が取り扱うべき内容であった。
しかし、市街地に軍隊を入れることを住民たちは拒絶する。それどころか軍人の姿を見るだけでもトラウマを刺激する者が多いのだ。難民の国で軍人は決して歓迎されない。
だからこそのヒーローの出番であった。
「雄英高校の力を拝見しようじゃない。なんでも怪我をしないで制圧できるとか?」
「はい。そのようです。担当者が現着。これより強制捜査が始まります。担当者のボディカメラに切り替わります。扉越しでの再三の警告が無視されており、突入が実施されるところです」
クリアなリアルタイム映像に切り替わる。
鉄板が軋む音が、最初に入った。カメラのマイクが拾うには少し低すぎる周波数で、だから耳ではなく胸が先にそれを感じる。画面左下に、情報が浮かぶ。
REC 07:12:19
C-7 / B3F- / NON-NET ROOM
LINK: UAI_MARIA / CALBRA_MARIA
STAB: 92%
O2: 20.4% / TEMP: 18.9℃
煩雑な情報をそこでオフにする。全て知っていることだったから。
先日、頑固なクレアお婆さんを引っ越しさせたという拳の大きな少女。『バトルフィスト』が扉をぐいっと引っ張りその鉄扉を剥がすところ。
暗い。蛍光灯の死にかけのような光が、コンクリートの肌に触れては逃げていく。地下特有の湿り気がレンズに乗り、画面の周縁がわずかに滲む。ボディカメラは彼女の胸元に固定されているため少しだけ目線が低かった。
扉は鉄製。取っ手は外側から二重に補強されている。内側から押し返されることを想定した補強だ。普通の居住棟の扉にはない。
拳藤の巨大な拳が画面の端に入る。呼吸が一拍だけ深くなる。
「これで最後!。扉を開けて!こちらは警備部による承認と、雄英高校ヒーロー科による立ち入りです。協力してくれないなら、ちょっと乱暴するかもだからね!」
スピーカー越しの声ではなく拳藤自身の声だ。けれど返事はない。
代わりに、扉の向こうで何かが擦れる音がした。床を引きずる音。金属の小さな衝突。慌てた雰囲気だけが伝わってくる。
「おいやめろ!人のものだぞ!ヒーローは壊せないだろ!」
扉の縁に指がかかる。拳藤はためらわない。ためらえば、向こうがそれを時間として使うからだ。
蝶番が悲鳴を上げ、固定のボルトが一本、遅れて跳ねる。乾いた音を立てて床に転がり、暗室の静けさに転がり続けた。
映像が跳ぶ。扉が剥がれた反動で半歩踏み込み、ボディカメラが暗室の内部を乱暴に映し込む。
まず見えたのは、布だった。床一面に敷かれた断熱シート、その上に重なる濡れ布。反響を殺すための工夫。ここが通信が届かないことを知った上で集まっている痕跡。
「……」
拳藤は言葉を飲み込んだ。言葉を飲み込むのは怯えではない。観察のための沈黙だ。ぱっと見ですでに矢のような武器は見えていたが問題はそれじゃない。
視線の先にはキャンプ用の小型コンロ。金属鍋。そして付近には白い粉。いや、粉というより欠片。結晶に近い。
薬物か、爆薬の材料か。あるいはどちらにもなるもの。近年の麻薬は恐ろしい効果の者が増えており、爆薬と似た速度で人を壊す。特に南米産の麻薬は世界で猛威を振るっていると聞いていた。
『合成麻薬です。確保を開始してください』
拳藤が一歩入る。
「手、見せて」
誰よりも大きく手を見せて、相手にもそれを要求する。声は低い。命令ではなく、宣言に近い。殺さない。傷つけない。そういう前提を、言葉より先に声質で伝える。
暗室の奥で人影が動いた。顔を隠す布、ゴーグル。視線回避。完全な防護ではない。その中の一人が、前に出た。
背が低く肩が張っている。呼吸から興奮しているのがわかる。
「ふざけんなよ!ここは俺らの場所だ!扉も壊しやがって!だいたい、タレットはなんで動かねえんだ!」
次の瞬間、彼の髪が変形した。変質した髪は棘のように硬質化し、皮膚を裂くための、短く硬い突起が扇状に散る。
カメラには映らない。映らないが、音は聞こえる。雨粒より乾いた音が、金属を叩く音に近い、細い連打。拳藤の身体に、棘が当たる。
若者の呼吸が、一拍遅れて乱れる。
「……無駄。刺さらないよ。最低でも拳銃くらいの威力がないと、防ぐ必要もない」
冷静に事実だけを告げるのは相手を刺激しないため。だがその事実は、相手にとって最も残酷だった。自分の武器が通じないと知らされるのは、世界がひっくり返る瞬間だからだ。
「うるせぇ!でてけ!俺たちの場所だ!お前が壊すな!これ以上なんにも奪うんじゃねえ!」
棘がもう一度飛ぶ。今度は数が多い。焦りが数になる。壁に当たって跳ね、床に散り、ボウルの縁で乾いた音を立てる。
その中で、彼女だけが一歩前に出る。映像が揺れ、拳藤の拳が画面を占める。そんな攻撃にも一切影響などされず、前進した彼女は若者の全身をむんずと掴む。
「いまだ!逃げろ!」
短気なやつを囮に出口へと殺到する若者たち。しかし、彼女のネイルがいくつか発光すると出入り口のところに光る壁のような障害物が生まれていた。
ここにきて彼らはようやく両手を上げて降参し、口々に言い訳を並べ出す。
「なんか、時間稼いでる?」
「はっ!今更だなヒーロー!やっぱ武闘派はバカだって決まってんだ。殴る以外で解決してみろよ」
リーダー格の男は狡猾な笑みを浮かべて何かを確信している様子だが、奥から出てきたのは期待とは異なる現実だった。
「ケヒヒ。証拠隠滅をしようとしたバカは全員止めた。防衛装置も、隠れてるやつも、物資も全部見つけておいたぞ。こんな暗がりで俺から隠れられる訳ないんだ」
「黒色お疲れ。あんた一人でも行けただろうけど、手伝いくらいさせてよね」
「最後の拘束と運搬は一人じゃ無理だ。力、貸してくれよな。ところで奥に変なキノコが生えてんだけど、あれ持って帰れねえかなぁ」
「マリ……。人形ちゃんに聞いてみなって。ていうか別に、小森はキノコ以外でも普通に喜ぶからさ。犯罪現場の怪しいキノコを渡すのやめな?」
「……別にあいつに渡すとは言ってない」
サポートロボットたちが現場の収拾に集まってくるまで、そんな調子で学生トークに花開く。彼らも一応、高校生であった。
そんな様子を見ていた警備部のチーフは、深いため息をついて深く椅子に腰掛けた。
「何あれ。そこらの特殊部隊よりスムーズじゃない。今後もヒーローと契約した方がいいのかもしれない」
「ハイレベルな個性を持ったヒーローを最適に派遣できる雄英高校あってこその成果です。これを雇うとなれば予算が足りません」
「ヒーロー学校が南極にも必要だと思わない?」
「いいえ。ここを治める議会とWHOは、個性による統治に反対です。AIとロボットによる現行体制が最も持続可能性が高いかと」
「象徴が必要ってのはよくわかるわ。ACだっけ?UAIのあのロボットみたいなあれ。あれが一体でもあってもいいかもしれないわね」
「それならばすでに検討され、実現の一歩手前まで来ています。UAIと共同で発表される寸前ですので、お知らせ可能となりました」
ヒーローと異国の交わりは、色々な影響を残しつつも進んでいく。
互いに何が残り、どんな結果に繋がるのかなど誰一人として予想できるはずはなかった。