初星学園放送部部長、アイドル科の真城優です。   作:magtaco

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いざ、編入試験(前編)

「んっ……いま何時」

 

 静まり返った部屋の中、ふと目を開ける。カーテンの隙間から差し込むわずかな光が、まだ夜明け前であることを教えてくれる。

 

 枕元に手を伸ばし、スマホを手に取る。画面を点けると、画面には「5:50」と表示されている。アラームが鳴るにはまだ少し早い時間だった。どうやら緊張で、自然と早くに目が覚めてしまったらしい。

 

 いつもなら目が覚めた後もしばらく布団から出られずにいるけど、今日は既に頭が冴えわたっている。睡眠不足の感覚もないし、コンディションとしては悪くないようだ。

 

 設定していた数個のアラームを全て無効にし、洗面所に降りて顔を洗う。

 

「ふーっ。ついに今日か」

 

 今日はついに、アイドル科編入試験が執り行われる日。私がアイドルとして最初の一歩を踏み出せるのかどうか。その答えを、今日この日の結果が教えてくれる。

 

「あら、早いわね。もう少し寝てなくていいの?」

 

 洗面所で深呼吸しながら気持ちを落ち着けていると、朝のもろもろの支度をしていた母が洗面所に来て声をかけてきた。

 

「うん。なんか目が覚めちゃって。でも体調は万全だよ」

 

「へー。まあダメでもともとなんだから、気楽にやってきなさい。試験なんて何度受けたっていいんだから」

 

 母はそんなふうに、私を気楽に送り出してくれる。アイドルを目指すこと自体はすぐに受け入れてくれたけれど、さすがに一か月やそこらで合格できるとは思っていないのだろう。

 

 でも、その言葉に否定的な響きはなくて、むしろ「何度でも応援するからね」という気持ちが伝わってくる。

 

「大丈夫だよお母さん。私、今日合格してくるから」

 

 そんな母の激励に、私はまっすぐそう返した。きっと私の顔が思った以上に自信に満ちていたのだろう。母は「参った」とでも言いたげに、口元を緩めて小さく息をついた。

 

「そっか。じゃあ今日はもうあの精進料理みたいなの作らないからね?優の好きなもの作って待ってるから」

 

「うん。一か月間協力してくれてありがとう、お母さん」

 

「それは合格して立派なアイドルになってから言いなさい。ほら、ご飯食べましょう」

 

 母と並んで廊下を歩き、二人で食卓へ向かう。食卓につき、温かいご飯を口に運ぶうちに、浮ついていた気持ちも徐々に落ち着いていった。

 

 食事を終え、制服に着替え、鏡の前で身だしなみを整える。鏡越しに自分の顔を見つめ、気持ちを引き締める。

 

「じゃあ、行ってきます」

 

「行ってらっしゃい。頑張って!」

 

 玄関まで見送りに来てくれた母が、サムズアップでエールを送ってくれる。私は小さく頷き返し、玄関のドアを開けて外へ踏み出した。

 

 いざ、編入試験へ。

 

 

 

-1-

 

 

 

 学園の敷地内に入り、試験会場であるアイドル科校舎へ向かうと、昇降口横に立っているプロデューサーの姿が目に入った。

 

「プロデューサー!」と呼びかけて駆け寄ると、プロデューサーもすぐに私に気づき、にこやかに手を振ってくれた。

 

「おはようございます、真城さん。体調はどうですか?」

 

「問題ありません。でも、やっぱり会場に来ると少し緊張が……」

 

 電車を降りたあたりから、心臓がドキドキと鳴りやまない。母の前で「絶対に合格してみせる」と言ったのは虚勢ではないけれど、こうして試験を目前にすると、やっぱり少し怖くなる。

 

 そんな私の様子を見て、プロデューサーは優しく微笑んだ。

 

「想定よりもだいぶ落ち着いて見えますよ。大丈夫、いつも通りの貴方を発揮すれば合格できます。さあ、アイドルになりに行きましょう」

 

「はい!」

 

 プロデューサーと一緒に校舎へ入り、受付で編入試験を受けに来たことを伝えると、レッスン室の一つに案内される。

 

 部屋の端にはレッスン室には不釣り合いな長机がぽつんと置かれ、そこに三人の女性が並んで座っていた。

 

 そのうちの一人が椅子から立ち上がり、ゆっくりとこちらに歩み寄ってくる。

 

「本日の審査員を務めさせていただきます、弊校トレーナーの者です。私から順にボーカル、ダンス、ビジュアルの部門を担当しております」

 

 ボーカルトレーナーに合わせて、紹介されたダンスとビジュアルのトレーナーが、軽くぺこりと頭を下げる。

 

「真城優です。本日は、よろしくお願いします!」

 

「ふふっ、そんなに固くならなくて大丈夫ですよ。形式ばった流れはここまでですから。もっと気楽にしてください」

 

「久しぶりだな、汐崎」

 

 私とボーカルトレーナーが挨拶を交わしていると、奥に座っていたダンストレーナーがプロデューサーに声をかけてきた。

 

「ご無沙汰してます。随分とご機嫌なご様子ですね」

 

「ようやく連れてきたお前の担当アイドルだ、楽しみにしてたぞ?」

 

 温和な雰囲気のボーカルトレーナーに比べて、好戦的な物言いでプロデューサーとの問答を繰り広げるダンストレーナー。

 

 その顔をよく見ると、見覚えがあることに気付く。放送部の取材でアイドル科を訪れたときや、プロデューサーにスカウトされた日に花海さんにアドバイスをもらいに行ったとき。こっそり覗き見たレッスン室でアイドル科の生徒たちを指導していた人だ。

 

 そのとき抱いた印象通り、やはり気の強そうな雰囲気がある。その視線を受けて、私は思わず少し身がすくんでしまった。

 

 そんな私を守るかのように、プロデューサーは一歩前に出て私の肩に手を置く。そしてダンストレーナーをしっかりと見据え、はっきりとした口調で言った。

 

「ご心配なく。彼女は一番星に届くアイドルです」

 

 プロデューサーの言葉に、ダンストレーナーは口元ににやりと笑みを浮かべたまま「期待している」とだけ短く返し、それ以上の言葉を重ねなかった。

 

「それではそろそろ試験を開始しますので、汐崎さんは別室にお願いします」

 

「承知しました。では真城さん、健闘を祈ります」

 

「はい!」

 

 プロデューサーが手のひらを差し出し、私もそっと手を合わせる。そしてプロデューサーが部屋を後にし、会場は私と三人のトレーナーのみとなった。

 

「それでは試験を始めます。まずはボーカル、ダンス、ビジュアルの各項目について技能を審査します。最後に自由曲でパフォーマンスを一曲披露していただき、総合的な完成度を評価します。

 では、最初にボーカルの審査から──」

 

「待て、ここは私からだ」

 

 試験を始めようとしたボーカルトレーナーを静止し、ダンストレーナーが前に出てきた。

 

「ちょっと、ダメですよ勝手に……」

 

「いいじゃないか、どうせ順番が変わるだけだし。()()汐崎が連れてきたアイドルの実力を早く見たいんだ」

 

 あの、という枕詞に私は疑問を浮かべる。先ほども親しそうにしていたけど、プロデューサーとどんな関係なんだろうか……。

 

(って、いまはそれどころじゃない!審査の順番がすり替わっちゃった……!)

 

 編入試験要項には、ボーカル -> ダンス -> ビジュアルの順で審査を執り行うと記載されていた。

 

 そのためプロデューサーと一緒に考えた作戦も、その順番が前提のもの。まず得意なボーカルで点数を稼ぎつつ緊張をほぐし、苦手なダンスとビジュアルをなんとかやり過ごす。それで勢いをつけて、最後のパフォーマンスにつなげる──という手はずだった。

 

 しかしダンストレーナーの気まぐれにより、ダンス審査が一番最初に繰り上がってしまった。

 

 本番にはアクシデントがつきものとは言うけれど……まさか初手からとは幸先が悪い。

 

「ダンスの審査は大きく三つ。まずダウン・アップでのリズム取り、それからボックス・サイド・キックの基本ステップ三種、最後にアイソレーションだ。音はこちらでかけるので、私の指示に従って指定の動作を行うように」

 

 そう言ってダンストレーナーが試験用デバイスを操作すると、スピーカーから試験用音源が流れ出す。

 

「まずはダウン・アップだ。ダウンから始めて、私が拍手するたびアップ、ダウン、アップと交互に切り替えろ」

 

 ダウン・アップとは、音楽のビートに合わせて膝を曲げて体を沈める「ダウン」と、膝を伸ばして体を上げる「アップ」を繰り返す動作。どちらを表拍や裏拍に合わせるかを交互、かつ不規則に切り替えることで、リズム感や体全体を使ったビート表現ができているかを審査する。

 

「それでは用意……はじめっ」

 

 音楽が流れ始め、私はダウンの動作を繰り返す。膝を曲げて体を沈めるだけなら、一度リズムに乗ってしまえばどうということはない。

 

 ここで最初の拍手が響く。今度はアップを表拍に合わせるように切り替え、膝を伸ばして体を上げる。リズムと体の動きを微調整しながら、なんとか合わせていく。

 

 このくらいなら大丈夫かも。そう思ったのも束の間、拍手が3度目を超えたところから切り替えのテンポがどんどん速く、不規則になっていく。

 

 頭で拍を数え、体を動かそうとするほど、だんだん連動がごちゃごちゃになっていく。足元がバタつき、リズムに乗れていたはずの体がどんどんズレていく。

 

「そこまでっ」

 

 ダンストレーナーによる終了の宣言が響き、そこで動きを止める。

 

 結局、最後はリズムも体もバラバラのまま終わってしまった……。が、もともと捨てると割り切っている項目。いつまでも引きずっても仕方がない。そう自分に言い聞かせてふぅっと息を吐き、気持ちを新たにする。

 

 そんな私を見て、ダンストレーナーは怪訝な表情を浮かべていた。

 

「あの……。どうかしましたか?」

 

「ああ、いや、なんでもない。では次、基本三種のステップを審査する。試験用音源のリズムに合わせてステップを踏んでもらい、先程と同様に私の合図でボックス、サイド、キックの順でステップを変える。問題ないな?」

 

「はい、大丈夫です」

 

「よし、それじゃあ行くぞ。ワン、ツー、スリー、フォー」

 

 ダンストレーナーのカウントのあとに、私はボックスステップを踏み始める。基本三種のステップ、その内訳はこの通り。

 

 ボックスステップ:四角を描くように前後左右に足を運ぶ動作。

 サイドステップ:横へ移動する基本動作。

 キックステップ:交互に足を前に出し軽く蹴り上げる動き。

 

 先程と同様に、二周目くらいまでは、リズムに合わせて問題なくステップを踏めていた。

 

 けれど、さっきのダウン・アップのように急にテンポが上がったり、不規則な切り替えが来るのではと警戒し、私はダンストレーナーの拍手に神経を集中させる。

 

 その瞬間、予想通りにそれまでとは違う不規則なタイミングで拍手が響いた。

 

 頭ではしっかり切り替えを認識することができ、ボックスからサイドへステップを踏みかえようとする。けれど、集中しすぎて足元の動きが疎かになり、右足が左足に引っかかってしまう。

 

(あ、やばっ……!)

 

 そこから踏みとどまって立て直すことは叶わず。バランスを崩し、派手に転倒してしまった。

 

 額に手をあてて呆れた表情を浮かべるダンストレーナーの姿が、視界の端に映る。

 

「……お前、本当に汐崎にスカウトされたんだよな?」

 

「はい、一応……」

 

 転倒の動揺を引きずったまま、続く審査もうまくいかない時間が続く。

 

 ダンス最後のアイソレーションはもともと苦手なこともあり、動きがバラバラでまともにこなせず、そのままビジュアル審査へ。

 

 こちらもダンスでの失敗が尾を引き、表情もポージングもぎこちなくなってしまう。

 

 最初は期待の視線を向けていたトレーナーたちの表情が、試験が進むにつれ無機質なものになっていくのが嫌でもわかった。

 

 気づけば、残すは本命のボーカル審査だけ。ここで巻き返せなければ、本格的に合格が遠のいてしまう。

 

 不安と焦りが、じわじわと胸の奥を占めていく。

 

「それではボーカル審査に移ります」

 

 心臓のバクバクは一向に収まらない。それでも、まずは発声と音階チェックから。

 

 ピアノの音に合わせて声を出すと、思いのほか調子が良い。しっかりと声が伸びて、響いているのが自分でもわかる。

 

 すっかり興味をなくしていたトレーナーたちの表情が、ほんのわずかに動いた気がした。

 

 続いて課題曲の審査。曲は初星学園校歌「標」。三週間、このボーカル審査に照準を合わせてプロデューサーと一緒に練習してきた。

 

 発声でも声はうまく出せていた。この勢いのまま、最後まで──!

 

(つは)星きらめく 新たな夜が明ける」

 

 サーっと、血の気が引いていくのを感じる。

 

(声が……!)

 

 肝心の歌い出しで声が裏返ってしまった。「まずい」と思った瞬間、さっきまで感じていた気持ちよく声が響く感覚が遠のいていく。

 

 またも初手の失敗を引きずり、不安が増していく。歌に集中できていないとき特有の、声がくぐもっているような感覚。悪い流れだ。

 

 トレーナーが手元のシートにペンを走らせる音が、やけに鮮明に聞こえる。

 

 なんとか意識を歌に向けようとするほど、泥沼にはまっていく。

 

「ああ若人よ!世界へ挑め!総喝采!」

 

 結局、最後まで調子を取り戻せないまま、審査は終わった。

 

「──各項目の審査、お疲れ様でした。これより休憩を兼ねて自由曲パフォーマンスの準備を行いますので、20分ほど別室で待機していてください。なお、その間プロデューサーとの接触は禁止です」

 

「はい。失礼します……」

 

 トレーナーたちに一礼し、重い足取りでレッスン室を後にする。

 

 扉を静かに閉め、隣の待機室へと向かった。

 

 胸の奥に、まださっきの歌の余韻と悔しさがじんわりと残っている。

 

「ボーカル審査で、確実に点を稼がないといけなかったのに……!」

 

 たかが一つのイレギュラーから生じたミスの連鎖がまさかここまで尾を引くと思わなかった。

 

 試験という一発勝負の緊張感、本番特有の張りつめた空気に、完全に呑まれてしまった。

 

 もともと自分がプレッシャーに強い性格だとは思っていないけど、ここまで場の空気に左右されてしまうとは、まったく情けない。

 

 まだ試験は終わっていない。こんなところでクヨクヨしていても仕方ないとどれだけポジティブにふるまおうとしても、負の感情は心の底から湧き上がってくる。

 

 やっぱり、私にアイドルなんて……。

 

 そんな弱気な言葉が、喉元まで出かかったその時、

 

「あさり先生!!こんにちは!お元気でしょうか!!」

 

 廊下の遠くから、男の人のとてつもなく大きな声が響いてきた。

 

「しっ、汐崎君!?どうしたんですか、廊下ですよここ!」

 

「いえ、真城さんが試験を頑張っているのを別室で見ていたのですが、いてもたってもいられなくなりまして!しかし試験中のプロデューサーとの接触は禁じられているので、彼女に届かない距離から想いを言葉にすることしかできないのです!!」

 

 とてつもなく大きい声の主は,言うまでもなくプロデューサーだった.言い訳のように思いの丈を語っているが、その言葉は当の私に届いてしまっているため、まったく意味がない。

 

 まさか、直接話さなければセーフという解釈?そんな強引な……。

 

「うるさいぞ汐崎!試験中だ。自分のアイドルを不正疑惑で落としたいのか!!」

 

 案の定、廊下からダンストレーナーの怒鳴り声が飛ぶ。

 

「いえ、そんなつもりはありません!真城さんが“いつも通り”を引き出せれば、合格は確実なので!」

 

 ”いつも通り”──プロデューサーが発したその言葉に、ふと、数日前の出来事が頭の中に蘇る。

 

『ルーティーンですか?』

 

『はい。何かをする前に決まった手順や所作をなぞることで精神のリセットを図り、集中力を向上させるためのものです。今後アイドルとして活動していく上で真城さんにとっても重要なものなので、今のうちに考えておきましょう』

 

『存在は知ってるんですけど……ほんとにそんなうまくいくものですか?』

 

『精神論のように聞こえるかもしれませんが、意外と馬鹿にできないものですよ。一流のスポーツ選手などは皆自分独自のルーティーンを持っています。

 真城さんにも何かありませんか?これをすれば気分が落ち着くとか、集中しているときはついこれをしてしまうとか』

 

『うーん……わかんないかもです』

 

『そうですか。うーむ……あっ、閃きました。これでどうでしょう』

 

 ……やっぱり、私のプロデューサーは凄い人だ。

 

 私がここまで失敗を積み重ねても、まだ合格すると信じて疑っていない。

 

 そんな彼の期待は、私の胸の中を渦巻いていた不安の全てを吹き飛ばし、自信を取り戻させてくれる。

 

「ありがとうございます、プロデューサー」

 

 コンコンコン、と三回のノックのあとに、部屋の扉が開いてボーカルトレーナーが顔を出す。

 

「まもなく試験の時間となりますので、レッスン室にお願いします」

 

「はい!」

 

 再びレッスン室に戻ってきた私は、トレーナーたちの顔を見渡す。

 

 その様子は、依然興味をなくしたままの者、先程までの私の様子を見て案じてくれていたのか、ホッと胸をなでおろす者、そのどちらでもなく、フラットに審査に臨もうとする者と、それぞれ三者三様だ。

 

 部屋の真ん中には一本のハンドマイクがセットされており、ゆっくりと歩を進めてマイクの前に立つ。

 

「それでは最後の試験、自由曲パフォーマンスによる総合審査です。そちらの合図で音楽を流し始めますので、好きなタイミングで始めてください」

 

 トレーナーの説明を受けて、軽く深呼吸をする。

 

 相変わらず心臓の音はうるさくて、息は少し荒い。イマイチ集中も出来ていない感じがする。これではいつも通りなんて、到底引き出すことは出来ない。

 

 だから私はルーティーンの(気持ちを落ち着ける)ために,目の前にあるハンドマイクに手をとった.スライドスイッチに親指を添えて、そっと目を閉じる。

 

 そして、イメージする。ここは試験会場ではなく、()()()。そしていま指にかかっているこれはスライドスイッチではなく、()()()()()()()()()

 

 イメージが崩れないように、そっと、スイッチを親指で押し上げる。

 

「あーあー。マイク、OK。音量も、よし。それでは──始めます」




おまけ


別室でモニタリングしていたP

『待て、ここは私からだ。順番を変えるだけだし。早く汐崎が連れてきたアイドルの実力が見たいんだ』

「最悪だ……俺が煽ったせいでプランが……!ごめんなさい真城さん……!」

Pくんだって完璧じゃないですからね。挑発されたら言い返したくなっちゃったんです。
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