ST《PARADOX》AR [スターパラドックス] 作:スタークオーツ
俺はギルドの受付嬢へ直接聞いた
「どうしても会わなきゃいけないんだ」
「それでも教えられないです」
「そこを何とか頼む」
無理やりにでも聞こうとした時、背後から野太い声と冷たい殺気が貫く
「そんなに知りたいなら教えてやる
俺は彼の
その男の正体は
現
だった
「話す場所を変えるなんて、なんでそんな必要があるんですか」
「まだギルドに入って間もない人間に
そう簡単に教える訳にはいかないんだ」
「…?」
___シュン___
その瞬間
辺り一面真っ暗な世界が広がった
「?!なんだここ…」
「ここは俺の能力で生み出した異空間
相手の力量を測る時に使っている」
完全な虚無の空間……
この感覚…長時間居たら方向感覚がイカれそうだ
早めに決着を…
「何をしたら認めて貰えるんですか」
「俺に傷を付けるか、認めさせるかだ」
「分かりました」
セイファートは既に能力を使ってこの空間を作ってる
つまり、今自分の能力の『中』にいることになる
俺の推測が正しければ……
カチャ_
「ほう、太刀を構えて
俺に剣術で認めさせようってことか」
「剣術が1番伸びてるので、ふぅ……
詠唱と同時に構えた太刀の刀身を纏うように
血で更に刀身を強化していく
「おぉ、お前自身血の代償持ちか」
(だが聞き出しているあたり、
ドンッ!__
「おらぁぁぁぁっ!!」
ヒュン……ヒュン……ヒュン……
だが、アルテミスの剣は虚空を切裂くばかりで
セイファートには絣もしなかった
「どうした、剣術で認めさせるんだろう?」
「っぐ……くそっ!」
やばい、もう貧血気味になってきた
こうなったら
スッ__
師匠から教わった最速の剣術を
「!その構えは…」
「居合:抜刀術 瞬撃!」
スパァァァァン______
「グハッ……」
へぇ、俺が目で追えねぇ程速ぇ
光速よりは遅いが音速は遥かに超えてやがる
「だが、それでも俺には届かないよ」
「この速さ見切れるのか…!」
吐血……血の代償の影響がもうここまで……
なのに切れなかった……
「速さは見えてない
だが、初めて見た訳じゃないんでね」
「なんだと…?」
「俺の知り合いに似たような剣術を使う奴がいてな
奴の剣を真似る愚か者は腐るほど見てきた
だがお前の剣はその中でも群を抜いて近かった」
どういう事だ……
師匠とセイファートが知り合いなのか、、
うっ、、頭が回らなく、、、なって、、、
ドサッ______
「……うっ、ここは…っ痛!?」
やべぇ、貧血で気を失ってた
「あっ、気が付きましたか?
ここはギルドの治療部屋です、調子はどうですか?」
治療部屋……
献血の跡がある、やっぱり血の代償の影響で気を失ったか
「はい、大丈夫です
少しまだ頭がクラクラしますが」
「そうですか、なら時間経過で治りそうですね
あとこちら預かった手紙です」
「え、あぁ、ありがとうございます
ってセイファートさんから…?」
『アルタイルへ
お前が他の血の代償
恐らく、血の代償の反動の抑え方
そもそもの使い方を教わりたいのだろう
自らの強さを高める為に他者へ協力を仰ぐ者は嫌いでは無い
お前自身血の代償を扱う者として
俺に傷を付けても、認めさせてもないが
例外に場所を教えてやろう
本国シュワルツシルト内にある極東
元々血の代償
理由は知らんが、そこには彼しかいない
行ってみるといい 呉々も下手に刺激しないことだ
では健闘を祈る セイファート』
「セイファートさん
ありがとうございます、助かります」
初めて聞いた地名だ
だが行く場所は決まった、そこに行って残っている人に会いに行こう
________
「アルタイル……奴の剣術…」
「あっ、セイファート様!こちらにいらっしゃったんですね!
ギルドからセイファート様宛に任務が届いています!」
「あぁ、分かった
次の場所はどこだ?」
「えと、エリダヌス山脈の麓で暴れている
「エリダヌス山脈……南西方向か、了解した」
「では宜しくお願いします!」
「……俺と決闘する前に死にやがって」
ST《PARADOX》AR【スターパラドックス】第3話
ご愛読ありがとうございます!
前回最後、そして今回登場のキャラ名を1部変更しました
訂正前
訂正後
になります
今後とも宜しくお願いします!