ST《PARADOX》AR [スターパラドックス] 作:スタークオーツ
傷を与えることも認めさせる事も叶わなかったアルタイル
血の代償の反動で気を失い、目が覚めると
そこはギルドの治療部屋だった
そこでセイファートからアルタイル宛に書かれた手紙を貰う
その内容は
極東の
廃村には1人だけまだ住んでいる
というものだった
その情報を知ったアルタイルは
セイファートとの戦闘から2日後
「血液中の酸素濃度は問題なし…
鉄分量等も問題なし…はい、大丈夫ですね」
「ありがとうございます、お世話になりました」
「いえいえ、なにせセイファート様と戦ったのですから
血の代償を使えばこうなるのは致し方ないですよ」
ギルドに登録した時、血の代償と聞いて
受付嬢が珍しいと言ったのも
この治療部屋での対処がやけに手慣れてるのも
過去に何人、何十人の血の代償持ちが居たという証明か
「お気遣い感謝します
それでは、、、自分は行くところがあるので、また」
「えぇ、ご武運を」
______
体調も完全に回復して、手指もしっかり動かせる
よし、
確か順位を上げるには任務を受ければいいんだったな…
「こんにちは!あっ、アルタイルさん!」
「貴女と会うのは初めてなんですが…
受付嬢さんは全員の名前を覚えてるんですか…?」
「いえ、そんなことないですよ
最近加入した方の中で、アルタイルさんの話がよく聞くんですよ」
「そうなんですね…」
ま、まぁ、、良い意味と捉えておこう、、、
「本日はどのようなご要件で?」
「あー、
極東方面の道中で受けれる任務があればなと」
「なるほど、極東側の任務は色々とありますよ
ただし1つ問題が……」
「血の代償の反動ですか?」
「いえ、極東へ向かうのであれば
討伐隊2名以上が条件になります」
「えっ」
え?
「厳密には、ここ中央区カール・シュワルツから出るには
討伐隊2名以上というのが最近決められました
というのも、
なんてこった…
1人で行こうと思っていたから、仲間を作るとか加入するとか
一切考えて居なかった……
「えーっと……討伐隊の募集とかって……」
「討伐隊単位の掲示板なら2階A棟
個人での勧誘等であれば2階B棟にあります
アルタイルさんが募集かける事も出来ますよ?」
「いや、自分で探します」
「そうですか、お仲間さんが見つかるといいですね!」
「はい、ありがとうございます」
純粋な笑顔で言われると、何か心が痛む
今すぐヒーラーと組みたいくらいには
冗談はさておき、最初から組まれている討伐隊に入るより
個人同士で組んだ方が気が楽だから、2階B棟に向かうか
________
個人の掲示板を見つけたはいいが
すごい量だな
やはり皆、一から組む方が楽だと考えているんだな
「まず決めるべきは、、、」
一緒に組む相手の役職だ
これは消去法で考えれば一発
まず論外なのは俺と同じ
戦闘2人だけの脳筋パーティなんていらない
次にサポーター、バッファーだな
俺自身、血の代償を使いこなせればいいが
まだまだな部分を考えると、今ではない
そして
これも俺がすぐ使えなくなれば無為になってしまう
よって……
「
さっき削れた俺の心を癒して貰う為にも
「貴方も個人の募集ですか?」
「え、あ、はい」
突然横から声を掛けられ、反射で反応してしまった
だが、落ち着いた雰囲気の声の主は
140cm程の身長に金髪のウルフカット、青い瞳のジト目
何より、如何にもな杖を持っている
もしや……
「私は
「俺は
「なるほど、ボク達は利害が一致してますね」
「そ、そうですね」
「討伐隊組みませんか?」
「え、えぇ、いいですよ」
物凄くグイグイ来るものだから、思わず承諾してしまった……
本当に大丈夫だろうか……こんな小さい子……
「では早速、受付に討伐隊の結成を報告n…ぎゃっ!!!」
バタッ__
自分のローブを踏んずけて転んだ
「いたた……もう今日で5回目だ…」
本当に大丈夫だろうか……
こうしてアルタイルは名前も知らぬ
討伐隊を組むことになった
ST《PARADOX》AR【スターパラドックス】 第4話
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低身長金髪ウルフジト目ドジっ子+ボクっ娘っていいですよね
明らかな属性過多です