…うん…?あれ、私…E.G.Oの副作用で自我を呑まれかけて気を失ったはずじゃ…そもここどこ…?
「お目覚めですか、管理人。15年ぶりですね。」
その声…アンジェラ!?ど、どうしてここに…!
「15年前言ったことをお忘れですか?ここはあなたの心の中。そして私はあなたの個性の1部。そしてこの空間はあなたの個性及び心が抽出した空間です。疑似的なL社と言うのが最適でしょうか。しかしそれはどうでも良いことなのです。」
どうでもいい、と言うと…?
「あなたは今回リスクレベルHEのE.G.Oを使い自我が呑まれかけたものの持ち直し心が成長しました。それに伴い私以外の存在も復活したのです。」
アンジェラ以外の存在…?アブノーマリティじゃなくて…?……まさか…!
「おはようございます!管理人!お久しぶりですね!」
「こうして面と向かって話すのは初めてですかね。」
「そうだね。まさかこうやって本当に管理人と直接話せるなんて…」
「…まぁ、そうだな、まさか本当になるとは思ってなかったけどな…」
マルクト!イェソド!ホド!ネツァク!
「管理人の心…こっちでは…なんて言うんでしたっけ?」
「個性、です。全く…メモはどうしたんですか…」
「変わらねぇな、マルクトは…」
「ま、まぁまぁ…」
ね、ちょっといい?私の個性が成長して上層セフィラ達が復活したのは分かったけど…あなた達は私にどういう影響を及ぼすの…?
「それについては私から。今回復活したセフィラ達は既に抑制を終えてそれぞれに必要な意思や理性、希望、期待を手にしています。つまり既に完全同期済みですので彼らは反乱を起こすことはありません。管理人に悪影響を及ぼす事はなく、むしろ利益をもたらすでしょう。…それをどう使うかは管理人次第ですが。」
「今アンジェラが言った通りです。私たちは既に管理人について行く覚悟は出来ています。私たちからは今管理人の中にいるアブノーマリティ達の管理の補佐やE.G.Oの副作用軽減、またこれらは管理人に対する影響が大きいですが…私たちが暴走を起こした時の妨害を提供します。」
「だけど暴走起こした時の妨害は一日に1回かつ大体15分、俺ら4人の中から1人だけ使うことが出来る条件付きな上に使った後はめちゃくちゃ精神が疲労すると思うし、最悪俺達に自我を呑まれるリスクもある。使わないのも手だぞ。管理人。」
「だけど使いこなせたら私達は大きな切り札になれると思います…私達は管理人に希望を持っています。」
みんな…私のためなんかに…どうしてそこまで…?
「私達は管理人だからこそ力を貸すんです!私達に自我を飲まれず自分の意志の強さを見せてください!」
「理性をしっかりと保てば問題なく使えると思います。私達は管理人を信じています。」
「勇気を捨てずに自分は自分としっかり保つんだ。…全部、管理人が教えてくれたことだぞ。」
…分かった、受け入れる。期待に応えられるように頑張るよ…!
真っ直ぐ立てる意思
分別出来る理性
もっといい存在になれるという希望
生き続けるという勇気
を取得しました。
…みんなの気持ちが私に染み込んでいくのを感じる……成長した実感がある…!
「…シャンパンを開けますか?管理人。」
「待て待てアンジェラ、まだ管理人は未成年だぞ?」
「さ、流石に未成年飲酒はマズイんじゃ…」
「うーん、でも心の中だし問題ないんじゃない?少なくとも外にはバレないよ!」
「そ、そういう問題じゃないんですよマルクト…」
流石にシャンパンは開けなかったけどみんなで色々飲み食いした。個性の中というか、心の中だから結構何でもできるんだね。ネツァクがビールを飲んで酔い潰れてホドに介抱されてた。アンジェラ、マルクト、イェソドは呆れてたのを見て少し吹いてしまったのはバレてないといいな。
…ヒーローになれるよう、4人の期待に応えられるよう、頑張らないとな。
書き溜めていた+短いのでまさかまさこの一日二本目です。モチベ切れた時が怖いけど今が楽しいからいいのじゃ