機動戦士ゾック~太岁の風   作:スナ惡

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本編ではありません
登場人物が増えてきたので、執筆用のメモを書かせてください。
また、話が進むと加筆されます。


★登場人物など覚え書き(ネタバレ有)

▼人物

 

ヒカリ・フリース

本作の主人公。初登場は13歳。木星に移住して15歳。J・メチウス減圧事故の段階で18歳。同事件のさなかにニュータイプ能力が開花。

 

クラーク・フリース

ヒカリの父親。ミノフスキー物理学者で元は企業で技術職をしていたが、妻の手引きでミノフスキー断章を入手、そのまま地球圏を脱出して木星圏へやってきた。現在はミノフスキー断章を元にミノフスキー場の挙動を主に研究している。名前のモデルは『天翔ける少女』のヒロインの弟。

 

アヤメ・フリース

ヒカリの母親。研究者ではないが学問の心得はある。元々ミノフスキー博士に近い場所で事務職をやっていたところ、企業からスパイとして雇われてミノフスキーの研究を横流ししていた。そうした事情でミノフスキー博士が何の研究をしているかはある程度把握しており、ミノフスキーの死の直後に夫にミノフスキー断章の存在をリークして共に確保、そのまま木星圏へ脱出する。企業との関係は現在も続いていて、カリストでの研究もリークする手筈になってはいるが、長距離レーザー通信を使うせいで傍受が容易な木星圏~地球圏の通信では大した情報は送れないので、一般人に偽装した連絡員をつかってたまに地球行きの船に手紙を託す程度の諜報活動しかできていない。

 

リシュモン

本当は「リッシュモン」が正しいが、発音がしづらいためリシュモンと呼ばれている。木星航路のベテランでエンジニア。最後に地球圏に資源を運んだ復路でヒカリと出会い、気に入って木星航路に戻らずにヒカリの教育係を買って出ている。

 

ホワン

ガス惑星の研究者で木星資源工学に精通した女性。

 

リー

木星資源開発の最古参の一人。木星資源採掘に有人のポンプ船が使用されていたころにポンプ船に乗ったことがある貴重な生き残り。地球圏から実質的な独立をもくろむ大枢党の創立メンバーの一人でもあり、現在は土星の資源開発に挑戦している。大枢党で必要な物資を地球圏で買い付ける帰路でヒカリと出会い、暇つぶしにヒカリに無責任なことをたくさん教えた。武侠のようなオーラをしているが根っからの科学者。

 

シオ・イェン

本来は「シオ」ではなく「シャオ」が正しい発音だが、本人が気にしていない間に「シオ」がまかり通ってしまった。本作のゴーグル担当。リーの弟子を自負する一人で、大枢党の若き指導者のひとり。身内には「若」と呼ばれることも。木星圏で捨て子のような状態で発見された孤児で、木星圏で生まれた最初の子供ではないかと考えられている。出産と育児の可能性を想定していなかった木星圏で彼が生まれ、恐らくは木星圏での育児に絶望した親に捨てられた彼の出現によって「木星圏に生まれた子供は幸福になる権利すらないのか?」という葛藤が生まれたところから大枢党の結党のきっかけになった。遺伝子鑑定をすれば木星圏では両親を特定するのは難しくないが、現在に至るまで本人の希望で実施されていない。

 

ダラン

シオを「若」と呼んで付き従う従者。先祖は宇宙世紀以前からヨーロッパに移住していた黒色人種で欧州議会の元議員の子孫だったりする。

 

若いシオのために作られた大枢党を、シオと共に統治する指導者。シオはQと権力争いをしているつもりなので、「それもシオの望む幸福」だと解釈してそれに付き合って権力争いをしているが、本人はシオが一人前になったらそこそこで引退するつもりでいる。過去に事故で右目を含む顔の25%が吹き飛ぶ重傷を負っており、吹っ飛んだ右顔面は金属製のパーツで補っている。

 

オズモンド

衛星カリストにある「カリスト作業機械試験場」の所長。年配の威勢のいい女性。リシュモンとは旧知の仲。ファーストネームはジョー。

 

イリーナ・フォスター

ジオン公国軍がミノフスキー断章の奪還(?)のため木星圏に送り出した女性工作員。しかし、当人には任務遂行の意思はなく、居心地の悪い地球圏を抜け出すために任務に志願した。実はニュータイプだが、めんどくさいので隠している。そういうところも含めて立ち回りの器用なリアリスト。

 

チンペー・ダシルバ

代々地球連邦軍の高官を輩出する名家の男児だが、優秀な兄弟に囲まれて出来が悪いいわゆる落ちこぼれ。半ば厄介払いのような形で実家を追い出されてミノフスキー断章入手の任務に就いた。本人はやる気があったのだがイリーナに諭されて、木星圏に居座る腹積もり。文中では描写していないが髪が薄い。

 

カーン

木星圏最大のアザニア基地の所長で医学博士。文中では今のところ名前は出ていない。

 

ワタベ、ピョン、リュウ

アザニア基地でクラークと共にミノフスキー断章を元に研究する3人の男性。

 

 

▼団体・組織・施設など

 

木星圏

木星とその周辺をまとめてそう呼ぶ。地球圏で利用する核燃料資源の採掘(汲み上げ)を目的に開発されたが、木星そのものが巻き起こす強烈な電磁波により開発は難航。資源採掘も損益分岐点との戦いの無理がたたって多くの人命が失われた。ところがミノフスキー粒子の発見により人類は木星の強い電磁波の嵐を克服。安定的な採掘が可能になった。さらにその後、ミノフスキー・イヨネスコ核融合炉の発明に至って、木星の資源開発環境は飛躍的に改善した。

 

木星圏評議会

過去にはアザニア基地に存在していた木星圏統治の最高決定機関で一応地球連邦が組織した。ただし、ヒカリが木星へ渡っている最中に一年戦争が終結するなど地球圏での変化が目まぐるしく、木星圏の統治に地球連邦から積極的に介入しなくなったことで、自然発生的に政府化しつつある。そして、そうした状況に評議会も今後どうしていくべきか苦悩している。現在は就航していないジュピトリス級を仮の本部としている。

 

理事会

評議会の下部組織。アザニア基地のカーン所長やカリスト作業機械試験場のオズモンド所長も一応メンバー。

 

大枢党

木星の子・シオとの遭遇の衝撃によって木星資源開発の初期メンバーの一部が発足させた秘密結社。目的は事実上の木星圏の独立。様々な可能性を模索し、現在は秘密裏に土星に資源探査船を派遣している。多くの党員は木星圏で死んだことになっている。カリスト作業試験場襲撃テロによって評議会にもその存在を知られるようになったが、評議会に大枢党の党員が紛れていない保証はない。

 

ジオン公国

一年戦争で地球に敗北し、地球連邦の統治下で自治を行う自治政府。戦火の遠い木星圏ではもともと影響力が薄く、木星圏にはジオン対地球連邦の構図はほとんど持ち込まれていない。敗戦後、地球連邦の統治は受け入れたものの、地球連邦が急速に統制力を失うことで無政府状態の領域が増え、そこに入り込むことで再び勢力を取り戻しつつある。

 

地球連邦軍

劣勢から一年戦争に勝利し、全人類を統治下におく政府であるが、人類の生活圏が拡大するにつれその存在感は希薄になりつつある。さらに一年戦争の戦勝によって軍民の政治への影響力が増大しシビリアンコントロールにほつれが見え始めている。ジオン公国には勝ったものの、無政府状態の領域は拡大を続け、地球大気圏内の一部の都市圏は秩序を保っているが、全体では自壊しつつある。

 

アザニア基地

木星の衛星カリストに建造された木星圏最大の基地。

 

カリスト作業機械試験場

アザニア基地にほど近い、木星圏での作業機械やモビルスーツなどの実験場兼運転免許試験場。地球圏から送られてくるモビルスーツのレプリカを作ってみて試験運用したりしているので、比較的バラエティに富んだモビルスーツが置いてはあるが、正確な設計理念をコピーしているわけではないので、様々に誤解が生じることもしばしば、そういう謎のモビルスーツが倉庫に大量に眠っていて、それを大枢党に略奪された過去がある。

 

▼ジュピトリス級輸送艦

全長2kmの巨大な輸送艦。制御・推進機関などに加えて居住区、工場ブロック、核燃料運搬タンクなどを備え、工場ブロックでは大型のモビルスーツの製造まで可能。何台か建造されて就航しているが、過剰に作ったため就航をやめている艦もある。一応、艦名はジュピトリス級〇〇という名前の付き方をするが、単に「ジュピトリス」と呼ぶこともある。これは電車に乗る人間が普段「モハ8000系に乗る」とは言わずに、単に「電車に乗る」と言うのに近い。

 

木星圏評議会本部

上で紹介した現在、就航に使っていない艦が一時的に木星圏評議会本部として利用されている。

 

コンティキ号(康堤基号)

大枢党が盗んで拠点として使っているジュピトリス級で名前は大枢党が付け直した。名前の由来はトール・ヘイエルダールの探検とその小説。現在、衛星イオと木星の間のラグランジュポイントに位置している。

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