イロハを先行させたあと、カノンは考えていた。
そういえばカイザー基地の近くに変な反応があるって黒服が言ってましたね。
何かヤバイやつでしょうか?雷帝の遺産だったらそのまま持ち帰るか爆破解体するんですけど。
そろそろ着きますね。
あれ?なんか人型兵器が先生たちと対峙してる。敵っぽいですね。
よし!飛び蹴りをかましましょう!!
カノンは鉄巨神のホバーユニットを切り離したあと全身のスラスターを起動させてその勢いのまま人型兵器を蹴り飛ばした。
、。、。、。、。
「ふはははは!!降参しろ!お前達じゃこのゴリアテを倒すことはできんよ」
私は舌を打つ。
とっととこんなガラクタを壊してやりたいが銃弾が効かない。しかも、増援に来たイロハとエクイテスたちは他の戦車とかの対処でこちらに来れない。
『先生右側から大型の反応が・・・近づいてきます!!』
“これ以上来たら持ち堪えられない・・・”
私の心配は杞憂に終わった。高速で飛んできた機体はゴリアテを蹴り飛ばしこちらを向いた。
、。、。、。、。
「大丈夫ですか?先生」
“助かったよカノン。これがビッグサプライズ?”
「そうですよ」
そんなことをいった覚えはないが・・・まあいいや。
「また邪魔者か!貴様もゴリアテの餌食に・・・ぐっ!?」
理事のゴリアテが起き上がった瞬間に右手のレイピアで胸部を狙う。
ゴリアテは間一髪で避けたが左腕が切り落とされた。
距離を取ったゴリアテはガトリングを撃ってくるも二本のレイピアで難なく捌かれる。
そこからは一方的だった。
カノンの鉄巨神は機動力を生かし、ゴリアテの懐に潜り込んで動力部にレイピアを突き刺した。
ゴリアテが動かなくなるとレイピアを抜いた。
さてと先生のところに行きますかね。
カノンはコクピットからでると先生のところへ歩き出した。
「先生、お疲れ様です」
“うん、カノンもありがとう”
「いえいえ、また何かあったら呼んでください」
“わかったよ”
「ではまた会いましょう」
そう言ってカノンは鉄巨神に乗り込み、イロハと武装親衛隊に指示を飛ばしてゲヘナに帰っていった。
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次の日
「そうですか。ゲヘナは鉄巨神を所持していると・・・。迂闊に手を出せませんね」
桐藤ナギサは頭を抱えていた。理由は今年に入ってからのゲヘナの急速な軍拡と武装親衛隊の存在、そしてトリニティの反ゲヘナの連中である。
「ごめんね、ナギちゃん。パテル派も最近抑えが効かなくなってきてて・・・」
「いいえ、ミカさんのせいではありません。しかし、仮にゲヘナと戦争になった場合こちらは劣勢を強いられますね」
「そういえばマコトちゃんは反エデン条約派みたいじゃん?」
「しかし、彼女も政治家、雷帝の二の舞は避けたいはずです」
ゲヘナもエデン条約賛成派と反対派で分かれている。仮に強行策を取っても賛成派の風紀委員会と万魔殿の内戦は避けられないだろう。雷帝時代の内戦を経験した彼女らはこれを避けたいはず・・・。
「あーあ、こんな時にセイアちゃんがいればなぁ・・・」
このつぶやきもナギサには聞こえなかった。
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どうもカノンです。
議長たちにとてつもなく叱られました。先生に助けを求めても“私に病弱なのを黙ってたのは別に良いんだけど無理をしちゃだめだからね“と言われてしまい何も言い返せませんでした。
現在イロハさんに膝枕&耳かきをしています。埋め合わせをするとは言いましたがこんなもので良いとは・・・。言ったらいつでもしてあげるのに。
「やはり、カノンさんの膝枕は落ち着きます」
「さいですか・・・」
「あ、そこもうちょっと奥で」
「了解、それにしても本当にこれだけで良いんですか?」
「私が言ったから良いんですよ。あとASMR出さないんですか?」
良いんですか・・・。私のASMR?需要ありますかねそれ。
「なぜ?絶対需要無いと思うんですけど」
「少なくともマコト先輩と私と親衛隊の子達は買うと思いますよ」
「検討してみます」
一週間後、カノンのASMRを出したところすんごい売れたそうな。