朝倉さくらの縁ジョイリセットデイズ   作:北部九州在住

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ナマモノ女子会

 今回仕事がらみで上京。

 それを告知していたので春河童こと天野はるかと月ノ瀬観音さんと宮武慶子さんと女子会である。

 私は飲めない口なのだが美味しい料理と美味しいお酒、そんな席だから口も軽くなり、やばい話もどんどん出で来る。

 

「だから、マリコの扱いをどうするかなのよねー」

 

 話がナマモノドスケベに行くあたり、この面子倫理も恥もない。

 なお、マリコ×はるかの話である。

 

「えー。マリコ旦那さん持ちじゃない?

 それいいの?」

 

「いいんです!

 それが美味しいんです!!」

 

 当人前に力説する宮武さん。

 話を振った私は引いていた。

 

「そこでナメクジのようなどろっどろな奴をしているんですよ!」

「はるか。してるの?」

「さぁ……」

 

 私ははるかに尋ねたが、帰った返事はそんな奴で、目が泳いでいた。

 突っ込んだら痛い目にあうかもとも思ったので言及はしなかったまだが、話をそらそうとして私は自爆する。

 

「観音さんがこの二人の絡みを見た時にどうするのか想像がつかないのよねー」

「決まっているじゃないですか!

 障子を開けてどろっどろな奴をしているのを見た観音さんは『私も混ぜてくれ』って服を脱ぎだして……」

「いーや。宮武さんは私のトレースが甘いね」

 

 いや本人が言うのかと言う前に堂々と主張する観音さんが己のナマモノを垂れ流す。

 

「どろっどろの情事を見た私は『じゃあ、ごゆっくり』と障子を閉めて、えげつなく一人で慰めるのだよ!」

「ちょっと! 本人に言われる方がきついわ!

 それにマリコが二人の時どうするか想像したくないわ!」

「そこはさぁ! 聞けよぉ!

 二人がどんなプレイをするか聞いて共有しろよぉ!

 妄想しつくしたいのよぉ!」

 

 なお、妄想に火が付いた観音さんと宮武さんのナマモノバトルは当人を置き去りにしてさらに続く。

 私は既に『あ、これネタできたー』と心の中でメモ帳を広げる前でナマモノバトルが繰り広げられる。

 

「いいかね。宮武さん。

 はるかくんは日常が既にエロいんだよ。

 今日なんかそうだが、グラマラスな和服美人が帰宅ラッシュの中央線に乗っている。

 この時点で眼福な上に、周りがそれを気にしてはるかくんの周囲に輪を作る。これがいいんだよ。これが」

「わかります。わかります。

 あとは電車が揺れたときのあのゆっさゆっさがですねぇ……」

「そう。それがいいのよ。でも、あれだよね。

 痴漢が出てこないのが不思議なんだよね。

 でもさ。出てきたら、はるかくんはどう対処するのかな」

「さ、さぁ。その辺はまだ考えていませんので……」

「そこで私なのだよ!

 寄り添って、話をしながら肩をマッサージをしつつ衆人環視の中で肩を揉んだりして……はるかくんの障壁を一枚ずつ脱がしてゆく訳だ。そしてはるかくんは気づくのだよ。目の前にいる月ノ瀬観音さんに痴漢されていたとね」

 

 なにこの羞恥エロ置換プレイは?

 私は察した。

 この二人うどんが食べたくてサンライズ瀬戸に乗ったが、多分そこでどろっどろのナメクジのようなやつをしたのだろう。

 しかもはるかからお願いするような形で。

 はるかは基本受けである。

 

「列車にせよ船にせよ、その間の時間する事がないというのがいい。

 つまり、ヤルとなったら徹底的にヤれる訳だよ!」

「あー。それ分かる。

 だから、はるかが船内でどろっどろのぐちょぐちょになる奴書いたし」

「で、互いにすっきりした後に高松でうどんを食べて、そのまま新幹線で帰るのが粋なのだよ!」

「あー。そこに繋がるのかー!」

 

と、私も納得する変態たちのナマモノ合戦。

 私も私で、

 

「これ、はるかと一緒に調教された時の写真」

 

 おしゃれな店内で出したらまずい写真をノートパソコンで見せる。

 もちろん、二人並んで裸で写っている写真である。

 私は言うまでもないが、はるかも相当股が緩い。

 こいつはこいつでしっかりとやる事はするむっつりである。ネタの為なら間違いなく裸も股も晒す女。

 それで一流小説家になっているから私は彼女の姿勢は見習おうとしている。

 

「そうそう。さくらさん。

 私はあなたにも言いたい事があるんですよ」

「わ、私?」

 

 振られた私に宮武さんは絡む。

 絡み方は想像の斜め上だった。

 

「どうして樺太旅行に行った際のレポートのオチ、真面目系にしたんですか!

 ドエロなのに、最後のあれでみんな引いちゃっていたじゃないですかぁ!!」

 

 なお、その時の評で笑うしかなかったのが、

 

「『メガストア』な話と思ったら最期『VIVANT』になっていた」

 

 と言われた奴で私は今でも思い出す度に悶え苦しむ事に。

 かくして集中砲火の矛先が今度は私に。

 

「さくらくんの面白い所は、エロが書きたいのに、エロを外注するところだよね。

 普通書きたい所こそ自分で書くだろうに」

「おまけに、エロなくて話が綺麗に進むんですよね。本当にエロ書きたいのですか?」

 

 やめて。私のライフはもうゼロなのです……。

 そんなこんなで楽しい女子会も終わり、私は宿で移動疲れからかバタンキュー。

 これを書いているのだが……

 

「お洒落なお店で、美味しい料理とお酒を肴に、語るのがナマモノエロ話……」

 

 いやまあ、投稿するのだけどね。

 私もなんだかんだ言って、この面子の中では濃いなと自覚したのだった。

 

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