結構なTwitter廃人の私、デビューのきっかけがTwitterでのバズりだったので今でもTwitterと言い続けるめんどくさい人間なのだが、作家になってフォロワーも一万を超えささやかながらインフルエンサーという所に居るらしい私。
TSFマルフォイと楽しいピクニックと海原雄山のイラストが流れつつ、米国債券市場や欧州国債の危機やイラン戦争および原油相場とFX戦士くるみちゃんのトラウマが流れるいんたーねっつの掃き溜めと化していた私のタイムラインになんか変なものが紛れ込んだのは週末前の事である。
「……文学フリマだと?」
文学フリマ。
要するに物書き系の展示即売会である。
で、その日は幸いにも暇にしていた。
つまり、ふらっと行こうと決めたのである。
11時起床。
夜型人間にとってこの時間の起床が基本なので、シャワーを浴びてタクシーで水城駅に行き、そのままJRで博多駅へ。
駅ホームのラーメン屋『まるうまラーメンぷらっと博多No.1』にて朝昼食を食べて、会場へ。
会場は博多国際展示場&カンファレンスセンター。
西鉄バスに乗ってしばし、会場に到着。
時間はお昼を過ぎて一時ぐらいか。
会場で参加者のシールをもらってプラプラ散策の開始である。
私は本質的にはネットの物書きである。
知り合いの同人誌に小説を寄稿したりもしているが、本質はパソコンの前で文章を書いている人間である。
そんな訳で、かなり早めに電子書籍系に移行したのもあって、この手の即売会は久しぶりである。
最後の参加は二・三年前の夏コミだったかな?
暑さと体調不良で、もうコミケは無理だなと見切りをつけた後だったので、こういう紙の空気が嫌いではないというのを再確認する。
当てもなくプラプラの予定だったが、知り合いを見つける。
「あ! 筑前先生じゃないですか!?
お久しぶりです。朝倉さくらです」
筑前助広先生。
ネット発の時代劇小説家であり、この人の本を読んで、
『あ、時代劇って自由に書いていいんだ』
と私が時代劇を書き出したきっかけの人である。
この人何が凄いかって言うとプロットが精密で緻密なんだよ。
イベントで展示されていたプロットをわざわざ見に行って、
「あ、これ私には無理だ……」
と絶望させた凄さである。
当人曰く、プロ化してからはその精緻さでは仕事が回らないのでやっていないとか。
ご挨拶ついでに、新刊おめでとうございますと挨拶を。
「新刊おめでとうございます。
買ったはいいのですが、まだ読めておらず……」
「いいですよ。
朝倉先生はこちらへはどうして?」
「いや、やっているからふらりと……」
そんなやり取りをするならと、一冊購入させてもらう。
「サインつけましょうか?」
「是非に」
サインを書く時に筑前先生は落款も押してくれた。
そーだよなー。落款だけでなくサインも書くよなーなんてその時の私は思っているなんて筑前先生は知る事もなく。
「この本、九州の麺をテーマにしたアンソロジーなんですが、みんなの原稿を集めて博多ラーメンがない事が発覚し……」
「あはは……」
アンソロジーあるある。でかいテーマに遠慮して避けた結果、それが書かれなかったである。
こんなこんなで、分かれて散策開始。
何も目的もチェックもしていないので、プラプラしていたらセンサーに引っかかるものがあり足を止める。
『文字書きさん向けガイドブックVer.1.3』
AIがらみで始めてコピー本同人誌を作ったのがこの夏。
きちんと同人誌を作るならというのがどこかにあったのだろう。
という訳で手に取って、お話をする。
「Wordで原稿作れるんですよ」
「そうなんですか?」
そんな話をしながら名刺を差し出す。
こういう時に名刺を出すのは、きちんと小説家としてその時にはお願いしますというご挨拶である。
……けど、作りたいのドスケベ官能小説というのは内緒である。
続いて散策していたら、パーソナル編集者というワードが目に付く。
見ると『note読まれるようになる本』。
noteもアカウントを持っているが、いまだ迷走しているので購入しつつ名刺を差し出す。
そんなこんなであとは小物を購入。
なんとなく手に取って買ったのが栞である。
今は電子書籍に移行したから使わなくなったんだよなーなんて話しながら、いくつか購入。
そのまま散文系のエリア、つまり詩や短歌や俳句とかのエリアに足を踏み入れる。
「懐かしいな」
と声が出た。
一応文芸畑で、大学の短歌コンクールで佳作を取ったていどの才能はあった。
そう。小説もなのだが、基本一番にはなれないが、二番三番あたりには入れるのだ。私は。
学生さんが文芸誌を出していたので、手にとって購入。
がんばれ。若人と心の中で呟いて次へ。
そんな中、とある詩集に心が射抜かれた。
抜粋させてもらおう。
FMも流さず進む高速の誰も俺らに話しかけない
負けたと思った。
散文というのは作者と読者の一対一のバトルと思っている私。
買って、己の名刺を差し出す。
「これ……」
相手の顔が驚くが、こちらは負けたゆえ首を差し出す笑顔である。
小説家 朝倉さくら
誇りなさい。文字で食っている人間に『負けた』と言わしめたあなたの歌を。
あまりに悔しいから、こうしてエッセイを作る事になったのだから。
……あれ?
なんてせお財布が軽くなっているので?(すっとぼけ)
文学フリマ福岡12
https://bunfree.net/event/fukuoka12/
本の紹介
九州の麺だけ集めたアンソロジー
https://booth.pm/ja/items/8936633
文字書きさん向けガイドブック[紙見本/色刷り見本/オプション見本付き]
https://shimaya-net.shop-pro.jp/?pid=173634920
noteが読まれるようになる本
https://c.bunfree.net/p/fukuoka12/70842
farawayfaraway 村上航
https://note.com/watarudeer