銀河最強☆ちくわバトル 作:TuT
──宇宙、それはちくわでできている。
……などと意味不明な理論が飛び交うなか、 全銀河を揺るがすビッグイベントが開催されようとしていた。
その名も、 『ちくわ宇宙(コスモ)レース』!
「出場条件:車体にちくわ要素を1つ以上使うこと」 「優勝賞品:超銀河ちくわ(長さ1500光年)」 「ついでに銀河支配権」
会場は、銀河系の中心にあるちくわ型スペーススタジアム「チクワ・リング・ゼロ」。 観客にはホロライブ全員が詰めかけ、立ち見までちくわ柄の座布団が敷かれていた。
みこち「エリートちくわマシン“MIKOSPEED”で優勝するにぇ!!」 すいせい「私は“STELLAR-CHIKU-BLADE”。最高速度、マッハ6(歌唱時)」
エントリーしてきたのは、 ・ぺこら:巨大なウサ耳型マシン、後部にちくわ発射装置付き ・あくたん:潜水艦仕様のレース艇で宇宙を泳ぐ(?) ・こより:ちくわ遺伝子で動く半生物車両。乗ってるというより共生。 ・スバル:バス。なぜかエアコン完備。
そして、謎の覆面レーサー「ホロブラック」も参戦。 その正体は不明──(というかバレバレ)
実況はバカでテンション高い女、解説は狐のマスコット(?)でお送りする!
──スタート!!
第一セクション:ブラックホールちくわゾーン
ここでは無数のブラックホールがちくわの形をしている。 吸い込まれたマシンは全てちくわ工場に送られ、ちくわになって戻ってくる。
マシンが次々と飲み込まれる中、みこちはタイヤのちくわを揚げてブースト!
「揚げるほど加速するだと……!?」
すいせいは歌唱モードに入り、音波で空間を切り裂いてショートカット。 しかし、後方から飛来したちくわミサイルにより車体が半壊。 「クソッ、誰だ!あのちくわを撃ったのは!」
第二セクション:重力逆転★ちくわトンネル
上下左右が反転する中、スバルのバスだけが普通に走行。 「バス、最強……?」
こよりのちくわ生物カーが突然暴走、「ちくわを返せぇぇぇ」と叫びだす。 なお回収不能。バイオ車両はトンネル内で粘液をまき散らし、後続車がスリップ。
ぺこらのマシンはトンネル途中でちくわを補給しすぎて重量オーバー。 ウサ耳型マシンは空中でぷるぷる震えながら墜落。
第三セクション:冷凍銀河ちくわ地帯
ここでは宇宙の温度が絶対零度まで下がる。タイヤが凍りつき、マシンの動力が凍結する。 しかしみこちは秘密兵器「エリートホッカイロ」を投入。 「ぬくもりでちくわを溶かすにぇ!」
すいせいは歌唱ではなく、火炎放射器を装備。 「もはやロケットでも車でもない!!」
第四セクション:爆発銀河ゾーン
隕石が爆発し、火山のようにちくわが噴き出す。 全てのレーサーはちくわを避けながら進む必要がある。 すいせいは爆発の波に乗り、時速50,000kmで加速。
「このまま突き抜けてみせる!!」
しかしその先に待ち受けるは、最終セクション──
第五セクション:宇宙最終直線“チクワ・オブ・デスロード”
ちくわでできたデスマーチ・トラック。 コースの両脇は溶岩。空中にはちくわ雷。BGMは謎の歌「CHIKUWA INFERNO」。
突如、ホロブラックが正体を現す。
「正体はルイ姉でした〜!」
「ですよね!!!」
miCometとホロブラックが死闘を繰り広げる中、 すいせいがささやく。 「みこち、今こそ“あれ”を」
「“あれ”って……まさか、あの禁断のちくわ砲……」
──“終末ちくわキャノン”──
二人が同時に叫ぶ!! 「「ちくわキャノン発射ッッ!!!」」
宇宙が震える! 時空が裂ける!ちくわが爆発する!! 超光速を越えて、miCometがゴールを駆け抜けた──ッ!!!
「優勝はぁぁぁああああ!!!miCometーーー!!!」
賞品の超銀河ちくわは、デカすぎて受け取り不可。 代わりに、爆発して無数のちくわに分裂し、観客に配られた。
その後、ちくわ型UFOが惑星を包囲するという事件が起きるが、それはまた別の話──。
──完──