陰謀論を騙るスレ その88
41:名無しの陰謀論者 ID:kVE7nAb+g
>>33
それな、伊藤少佐が戦後行方不明で信憑性マシマシよ。
44:名無しの陰謀論者 ID:B3mviryKn
伊404の伊藤艦長で「伊」が重複してる、これは変だ!
って謎理論見たことあるけど、どうなの?
51:名無しの陰謀論者 ID:NEw5VCSVV
海軍に情報戦専門部隊とか噓くさい、と思うんだけど否定しきれないんだよな
56:名無しの陰謀論者 ID:/lk37u629
>>51
戦時中から俺らは居たんだ
そういうオチじゃないかって思ってる
その方が面白いからw
65:名無しの陰謀論者 ID:E1bD96YJ+
海外板の連中が言ってたもんな。
「日本人は真面目にとんでもないことやるから怖い」って
71:名無しの陰謀論者 ID:NEw5VCSVV
>>65
日本人でもそう思ってる奴はいるぞ
ソースは俺
104:名無しの陰謀論者 ID:lCpd+9pq/
昭和の日本には“心理戦専門部隊”があったって話、ほんと?ってのもよく言われてるしな。
パナマ運河に魚雷ぶち込む!って脅したけどやらなかったほんとの理由が「予算不足」って知って泣けた。
日本ってどんだけ貧乏だったんだよ
105:名無しの陰謀論者 ID:E1bD96YJ+
>> 91
しゃーない、アメリカから何年も経済制裁受けてたあとで始めた戦争やで
カネなさすぎて補給線を狙ったしビラ撒きで最前線から戦力を抜かせたし
なんならダミーの機雷でパナマ運河止めたりと小細工しまくったんよ
>>104
それデマ
122: ID:S2/RxJgD4
>>105
ダミーの機雷じゃなくて「潜水艦が水中で打ち出すブイ」の試作品
たまたま機雷によく似た外見になっただけで、それがたまたま海流に乗って運河の出口の海域にたどり着いただけだぜ
あくまで偶然
141: ID:oLwlfHPeG
>>122
その偶然のせいで補給力が最低でも15パーセント落ちたって言われてるな
168: ID:Ut30J80h9
>>141
そりゃ、飽和攻撃ならぬ飽和補給やろうって時にパナマ運河を塞がれたら運べるものも運べなくなるわ
177: ID:bUdjR2Naf
飽和補給とかいうパワーワード
草生える
駆逐艦アデレーの艦橋でサザーランド艦長は腕時計を確認する。
「午前3時を過ぎた……そろそろだ」
生真面目が服を着ている、と評される中年佐官は難しい顔をしていた。
「また空振りしそうな気はしますけどね」
副長は諦めていた。
アデレーはこの3か月、『ダイムの爆弾』や『金曜日の小遣い』、『妖精の銅貨』などと呼ばれる夜間に散布されるビラを追いかけていた。
正確には『ビラを散布する存在』を。
最初はサンフランシスコ州のカーキネス海峡に面した都市ベニーシャだった。
そこの住人数名がサンフランシスコにある陸軍の窓口業務を行う街中にあるオフィスに現れ奇妙なチラシを差し出した。
ビラには次のように記されていた。
このビラは、空爆時の命中精度確認を目的として配布しています。
拾得された方は、その発見場所を可能な限り正確に記録してください。
サンフランシスコ陸軍事務所窓口にお持ちいただくと、1枚につき10セントと交換いたします。
ビラには基地ではなく、開設したばかりの出張所の住所が書かれていた。
毎週金曜日に大量のビラが捲かれ、そしてその度にチラシを持った民間人がサンフランシスコの事務所に現れる。
はじめは悪戯だと思われた。
3度目のビラ撒きで、ビラが撒かれた場所の意味を知ると米軍は顔を青くし、そのビラを『日本軍が撒いたもの』と判断した。
その日のうちに空母、巡洋艦、駆逐艦あわせて11隻が海岸から25マイル以内の場所に配備され、24時間体制で警戒に当たる体制が取られた。
アデレーもそのうちの1隻で、アデレーの乗組員は毎週木曜日から金曜日にかけて徹夜を強いられる生活を送っていた。
「レーダーに反応ありません」
「陽が昇るまでは警戒を緩めるな、ソナーも耳を澄ませてろ」
アデレーはゆっくりと、ソナーの性能が低下しないぎりぎりの速度を保って北上を続ける。
「鉄道網を狙うのは分かりますが、幹線道路もターゲットになるとは、日本軍はやっぱり徹底してますね」
副長が本来なら海図が貼られる机に広がっている地図を見て唸る。
サンフランシスコの海軍基地に繋がる鉄道と大型のトレーラーが走れる幹線路の、大きく迂回するしかない場所かそれに近い場所にビラが捲かれている。
「先週は完全に裏をかかれたからな」
サザーランドは愛用のカップにポットからコーヒーを半分注ぐ。
「そろそろ相手の姿位を確認しないと何を言われるかわからん」
「先週はユーバ、その前はコルサ。今週はもっと南に行くと思うんですよ」
「かもしれん。だが日本の潜水艦も船足が馬鹿にならんからなぁ」
サザーランドはコーヒーを口に含む。
ポットのコーヒーもすっかり温くなっていた。
「ガー級の倍もでるとか信じられません。2隻が連携していたと言われた方がまだ信用できますよ」
「倍は大げさだろうが水中でも12ノットから15ノット出ててもおかしくはないって話しだ」
「それが事実ならヘッジホッグばらまいても逃げられますね」
副長がコーヒーのポットに手を伸ばす。
「温くなってるぞ」
「新しいのを貰いましょう」
副長は自分の分をカップに注いでから伝声管で「暖かいコーヒーをブリッジに届けてくれ」と注文した。
アデレーは右手の遠くに黒々としたロッキー山脈の影を見ながら北上を続けた。
結局、空振りでおわり昼過ぎにサンフランシスコに帰投したサザーランドを出迎えたのはサンタ・クルーズでビラが見つかったという情報だった。
「クソったれ」
思わず罵るサザーランドに上司は「この週末は基地の外に出てリフレッシュしてこい」と、外出許可をだした。
通信士から渡された紙に目を通して、伊藤大佐は命令を下した。
「浮遊アンテナ収納しろ」
命令が復唱されながら伝達され、巻き上げ機を動かす音が響いてくる。
「本部はなんと?」
「いいぞもっとやれ、ただし殴る振りは許すが殴るの厳禁、だそうだ」
「なん回目ですかそれ。またどこぞのスパイに情報もらすんですかね」
副官が笑う。
伊藤もニヤニヤしながら言った。
「本部曰く、あんまり凝りすぎると本気でCIA動くから加減しよう。適度な謎、適度な混乱、適度な嫌がらせ、それがプロの仕事だ、らしいからな」
「お言葉に甘えて肩の力抜かせてもらってますが、そろそろ陸でのんびりしたいですね」
伊藤は操舵手に向かって言う。
「進路2-6-5、深度130。微速前進」
伊404潜水艦は陽の光が届かない深さの海をゆっくりと西に向かって動き出した。
「今週は大鯨とランデブーの予定だしな。シャワー浴びて甲板で日向ぼっこだ」
「のんびり英気を養うのもいいですね。来週はパナマ運河でイタズラの予定ですから」
二人の軽口に、ブリッジのクルーたちの頬が自然と緩んだ。