南方戦線
「各隊配置に着きました!」
連携する戦力それぞれが定位置に着いたことをアヤネが報告する。
「予定通りだな、すばらしい」
カイザー基地の南方にはセイントとユメ、アビドス対策委員会、そしてヘルメット団の姿があった。
ヘルメット団は基地外部からの攻撃と外部からの増援に対処し、セイントたちが内部に潜入する手筈だ。
北方を含めて周囲を取り囲んだ戦線は、いくらカイザーの戦力といえども簡単に突破や打開が出来ないはずだ。
外周部隊がカイザーの戦力を引き受けているうちに、内部よりホシノの奪還及び施設を調査。
必要であれば破壊工作までを行う手筈だ。
「もう間もなく
セイントの号令に各々が頷く、皆それぞれの銃を手に取り、準備は万端のようだ。
アヤネが味方全員に繋ぐチャンネルに向けてオペレートを開始する。
「間もなく定刻です!カウント開始!」
「3」
「2」
「1」
「今!!」
爆発__
一拍遅れて音と衝撃がセイントたちをビリビリと震わせた。
それ狼煙とし、攻撃を開始される。
第一段階の奇襲は成功、作戦は第二段階へと移行する__
アビドス外苑
『ありがとうございます!ヒフ…ファウストさん!!』
通信機越しにアヤネの声を聞いたヒフミは苦笑いをする。
トリニティは正式にはこの作戦に参加していないことになっているため、名前を出さなかったのは彼女の気遣いだろう。
もっとも、非公式な戦力のためこの爆撃の実行者を共有されていない者達もおり、
その者たちはアヤメが礼を述べた相手である『ファウスト』という存在に対して噂をすることになるのだが、今の彼女たちには知る由もない。
「いえ、こちらこそこれくらいしかお役に立てず…」
ヒフミが今回率いているトリニティの、詳細を言えばティーパーティーの息のかかった勢力はそこまで大きなものではない。
あくまで中規模の屋外演習ということで集めた戦力では、そもそも直接この戦線に参加することは不可能だ。
『いえ!奇襲は成功し、カイザーは混乱状態です!あとはこちらで!』
アヤネの言葉によれば、それなりの成果は出せたようだ。
演習用の榴弾砲を使い切るまでこの場を監督し、終了次第トリニティへ引き返す。
これ以上は、彼女には祈ることしかできない。
通信を切り、視線をカイザーの基地の方角へ向ける。
彼女たちは大丈夫だろうか、そんな心配をしていれば、ゆっくりとヒフミの横に並ぶ影があった。
「心配ですか?」
その生徒は、特徴的な生徒だ。
少なくとも今回はティーパーティーを主軸に構成されたメンバーであるにもかかわらず、どこから聞きつけたのかシスターフッドから参加を申し出てきたのだ。
たった1人シスター服を着ているだけでも目立っていることに加えて、彼女の持つ翼がそれを助長する。
大きくて白い、艶のあるその翼はとても美しいと言ってよい。しかし、それ以上に際だっているのは、それが片側にしかないことだった。
同学年ではあるが、所属も違うためヒフミは直接の関わりはない。けれどもその噂は彼女も耳にしていた。
片羽の乙女
その呼び名は尊敬か畏怖か、もしくは侮蔑か、全てなのかもしれない。
「大丈夫ですよ」
彼女はこちらを見つめ、穏やかな声で語りかける。落ち着く、心地の良い声だ。
彼女の様子と言葉を察するに、他の生徒とは違ってこの作戦の本来の意味を知っているということなのだろう。何故なのか、問いただすべきなのかもと少し考える。
しかし、彼女は聞くまでもなくその疑問に答えてくれた。
「私もあそこに知り合いがいます、少しでも助けになれればと」
そう言って彼女も基地の方を見やる。
その瞳はどこか心配だけではない、憂いを帯びているように感じた。
「信じましょう、彼らは強いですから」
そうだ、私にできることはした。
ならば後は信じて祈るだけなのだ。
どうか無事で、その願いが届くように__
北方戦線
『カイザーPMC兵力、動き出しました。二個大隊ほどです』
アコの報告を聞き、自身の出番を悟る。
「分かった、準備して」
ヒナの指示を聞き、イオリとチナツはそれに従う。
元の越権行為の反省活動という点もあって少しばかり不満げだが、そうは言いつつも仕事はこなしてくれるだろう。
そんな2人と違って既に準備を終え、砂の向こうを見つめる人物がいる。栄樹ルナだ。
「やっぱり兵力が集中してるだけ多いね、予定通り私が切り込むよ」
そう言う彼女はバイクに跨り、すでにそのエンジンに火を入れていた。
「ええ、思う存分暴れてらっしゃい。気をつけて」
小さく頷いた彼女はスロットルを大きく開け、少しだけ前輪を浮かしながら進軍を開始した。
エンジン音が小さくなって間もなく、
一切の減速なく飛び込んだルナは、自身の愛銃『ハロ・スーパーセル』の銃弾をばらまいている。
その銃に搭載されたバッテリーにより、電撃を帯びた弾丸を発射するというそれは瞬く間に敵を無力化させていく。
カイザーのロボット兵たちはたちまちショートし、その場に倒れていく。
彼女にかかればカイザーの一個大隊程度は敵ではないだろう。
しかしヒナは知っている。その電撃は銃に搭載されたバッテリーによるものではないことを。
備え付けられたそれは、あくまでルナから溢れだしたアークエネルギーを変換し、弾薬に付与させているだけだということを。
彼女がゴーストとして生きた世界の力、『光』のその一端を振るう者。
それこそが、栄樹ルナなのだ。
これはただの救出作戦ではない。
『暗黒』との戦闘の始まりであると、ヒナは理解していた。
であれば、勝たねばならない。
私たちの学園を、キヴォトスを滅ぼさせなどしない。
「ここで全軍止める、誰一人として逃がさない」
彼女の持つ銃のガトリングが、音をたてて回り始めた__
カイザー基地:上空
ビュオオオオオ――――
風切り音が響く。
カイザー基地の通信設備と思われる建物の直上から、高速で落下する5つの影があった。
「なんでこんなことになってるのよ―――ッ!!」
それは陸八魔アルが率いる便利屋68と、山立マイカだった。
5人を繋ぐ無線を使わずとも、うるさい風の音を貫いてアルの叫びが聞こえてくる。
彼女たちの目的はカイザーの通信設備のジャック及び航空戦力の抑止だ。
カイザーの大規模戦力の連携機能を破壊し、航空管制を排除することで厄介なヘリコプターなどの発着を阻止する。
今回の作戦は確かに想定以上の味方を集めることはできたが、それでもカイザーの物量相手には心許ない。時間をかけられてしまえば、不利になるのはこちらなのだ。
しかしホシノの居場所も分からず、セイントが施設内を調査するのであれば否応なしに時間が必要になる。だからこその上空からの最短距離での侵入作戦なのだ。
上空への移動手段はマイカがSRTの演習飛行を計画し、操縦士にちょっとだけお願いを聞いてもらって荷物を積んでもらった、ということだ。
この任務を実行するにあたり、マイカはアルに話を持ちかけた。
もとよりレジルから連絡が途絶えた時の対処を依頼されていたため、有事にはマイカと連携することは決めていたアルたちだったが、よもやこのような大規模作戦に参加するつもりはなかった。
しかし、マイカはアルに持ち掛けたのだ。
「不可能と思えるような任務を成し遂げたらカッコ良くないか?」
アルは目をそれはもうキラキラと輝かせた。
「最高じゃない!!」と歓喜に打ち震え、どんな依頼でもこなすアウトロー集団としての名声が轟く様を想像した。
その結果がこれである。
「舌を嚙むぞー!そんなことより注意しろ!ギリギリまでパラシュートを開かずに近づくんだ!」
マイカはこちらの叫びなどは完全に無視をして言う。
どちらにせよ既に上空に放り出されているのだ、パラシュートを開かなければ死んでしまう。
しかしリスクを恐れてすぐさまパラシュートを開いてしまえば敵に発見されて作戦は台無しだ。
そんな無様を演じるつもりは毛頭なかった。
「あっははっ!けっこう面白いじゃん!」
「もうすぐだよ社長、ハルカも準備して」
「ア、アル様~~⁉」
ムツキはいつも通り、カヨコも冷静だ。
ハルカは目に涙をためているが、私が指示を出せば必ず答えてくれる。
ならば社長である自分が堂々としなくてどうするのか
「あー、もう!!ハルカ、私に合わせなさい、一緒に降りるわよ!!マイカ!タイミングを教えなさい!!」
乗せられた機内で説明された計画では、パラシュートを開く高さは900フィート。
着地する施設の高さを考えると、距離にして約250メートル。限界ギリギリのHALOジャンプだ。
無線越しにマイカが笑う。掲げるハンドサインはサムズアップだ。
しかしすぐにそれは見えなくなる。カイザー基地から立ち昇る煙によって一瞬視界が失われた。
「もうすぐだ!7、6、5…」
頼りになるのは無線だけ、パラシュートの紐を引きたい衝動を必死に抑える
「4、3、2…」
煙を抜ける。思った以上に施設の屋上が、地面そのものが近い。
まだか、まだかと紐を握る手に力が入る。
「1…今ッ!!」
思い切って紐を引く。ばさりという音と共に、落ちているにも拘わらず急に体を上に引っ張られるような感覚に襲われる。
落下は続く、パラシュートを開いているにも拘わらず思っていたよりもずっと早い速度で目標地点に近づいていく。
「接触!!」
足を地面に付け、パラシュートを切り離しながら勢いを逃がすように転がり、何とか屋上へと着地した。
見上げれば重みを失ったパラシュートが風に流されて飛んでいく。
視線を下せば、マイカをはじめとして全員が無事に揃っている光景が目に映り、安堵のため息がでる。
「流石だな!やっぱりお前たちならできると思ってたんだよ!!」
そう笑うマイカを少しばかり睨みつけるが、彼女の人を見る目は確かなことと、憎めない性格であることをここ数日で知っているばかりに文句も言えない。むしろこれほど危険度の高い任務であれば彼女一人で行ってもよかったはずなのだ。
それに同行を許してくれたことは、彼女からの信頼の表れなのだと少しばかり嬉しさが勝ってしまったのだ。
笑みがこぼれてしまったのか、「なんだ、楽しかったのか?」などとからかってくるマイカに恥ずかしくなり、咳払いをする。
「言っている場合じゃないわ、すぐにでも建物を制圧するわよ。みんな、準備は良いわね?」
アルの言葉に皆が頷く。マイカもその目を細めてハンドキャノンを構えた。
「行くわよ!すぐに終わらせるわ!!」
便利屋68は、必ず依頼を成功させる__
カイザー基地:地下
ズゥゥゥゥン――
遠くから僅かな振動と音が聞こえる。
地上の様子は伺い知れないが、恐らく戦闘が起こっているのだろう。
そばを歩くレジルが言うには、自身との連絡が取れなくなった時の布石を打っていたらしい。
それが機能していれば自カイザーの基地を訪れたこともアビドスの皆や先生にも伝わっているはずどのことだ。
私を、助けに来てくれたのだろうか。
知らせが行ったのであれば、暗黒の存在も先生たちは知ったはずだ。ここが危険だということも。
それでもきっと、連絡もなしに行方をくらませれば、優しい皆は助けに来てくれる。
その優しさが嬉しく、誇らしいと同時に苦しかった。
私なんかのために、みんなが危険な目にあってほしくない。
1人よがりのエゴだとしても、そう思わずにはいられなかった。
しかし、事態は既に動いてしまっている。であるなら自身にできることを、暗黒の対処をしなければならない。
ホシノとレジルは既にかなりの距離を進んでいた。
幸い、カイザーの兵力は地上に集められているためか、地下で遭遇するのは作業員のみだった。
銃で脅せば物資を地下の掘削記録を回収できたし、この場を離れさせることも余裕だった。
既にそれなりの量の爆薬を回収できており、既に幾つかの箇所に設置済みだ。
いざとなれば、この地下通路そのものを崩落させる。
それがレジルとホシノの最低限の達成目標だ。
あくまで最終手段であり、爆薬の起動後にも数分の猶予はある。地上への出口は幾つかの確認しているため、手近な場所なら間に合うだろう。
これ以上、みんなに心配をかけるわけには行かないのだ。
「この先だ、この地下の中で一際大きな区画がある」
先を歩くレジルがそうこぼす。
回収したデータをもとに進んできたが、残っている場所で目ぼしい場所はそこだけだ。
『暗黒』、それが一体どのような形で存在しているのか、そもそもそれは物質なのだろうか、
様々な疑問が尽きないが、とにかく今は進むしかない。少なくともレジルとホシノの中にある不安が杞憂ではないことは、囁きが証明している。
「あったぞ、回収したカードキーは持っているな?」
「うん、あるよ」
進んだ突き当り、重機が通るにしてもこれまで見たものと比べて大きな扉が鎮座していた。
その横には扉の開閉を制御すると思われるターミナルがある。
私の言葉を聞けば、彼は閉まる扉に向かって銃を構える。そうしてこちらを見て頷いた。
彼の準備ができていることを確認し、道中で回収したカードキーを読み取り部分に当て、表示が変わったパネルを叩く。
すぐにけたたましいアラートが鳴り響いた。
扉の左右に存在する回転灯が赤く光り、音をたてて扉が開いていく。
自身も数歩下がりながら、盾を掲げつつレジルの横でショットガンを構える。
扉と扉の隙間が少しずつ広がっていき、その先の暗闇が顔を覗かせる。
瞬間――
ガンッという音とともに、その扉から複数の手が這い出してきた。
すぐさまそれらに照準をあわせるが、出てきたものは予想外のものたちだった。
暗闇から逃げるように、これまで数回出会ったカイザーの作業員と思われる人たちが、足をもつれさせながら、悲鳴をあげながら飛び出してきたのだ。
ホシもレジルも一瞬あっけに取られるが、その作業員たちは2人に目もくれずに走り去っていった。
まさしく恐慌状態、いったい彼らに何があったのだろうか
「…なに、いまの」
あれは普通じゃない、ホシノの背中に冷や汗が垂れ、無意識に唾をごくりと飲み込んだ。
「…行くぞ、暗黒はこの先だ」
レジルの言葉にはっとし、再び前を向く。
そうして彼と共に静かに、その扉の先へと進んで行った。
広がるのは暗闇だ、照明のほとんどが落とされていて全体像を把握することができない。
ライトを構えて周辺を少し調べれば、スポットライトに繋がれた機械を見つける。
小さな緑のランプがついているのを見るに、電源は通っていそうだ。スイッチを押せばライトがつけられるかもしれない。
レジルの了承を得て、そのスイッチを沈めた。
バチン、バチン、という音とともに強い光が順々に点っていく。
ホシノのとレジルは、それらの光が照らす先を見た。
――それは、像だ
ベールを纏った人の像、なだらかな曲線は頭と広い肩を表しており、男性的なところが垣間見えると同時に、胸のやわらかな膨らみは女性のように扇情的だ。
それは大きく、しかし支えもなく佇んでいる。見ればそのベールは今もなおゆっくりと揺れ動き、かぶせられた人がこの瞬間も呼吸しているかのようだった。
そしてそれはこちらを見下ろしていた。見ることのできないベールの奥の視線が確かに自身をみていると感じる
そしてささやくのだ、わたしのしらないことばで、わたしのしらない、ホントウノコトヲ――
「…ノ、小鳥遊ホシノ!!」
レジルの声で、意識が現実へと戻される。
この少しの間、息ができていなかったのだろうか、空気を求めて喉がえづいた。
「いま…のは…?」
揺れる目と声でレジルに問えば、彼も少し息が荒いことに気づく。
「囁きだ、耳をかしてはならない」
こちらを支える手が少し強くなる。彼にも聞こえたのだろうか、気を抜いてしまえば頭の全てを飲み込んでしまいそうなこれが。
「ここは危険だ、すぐにでも爆薬を設置して起動する。誰の目にも、触れてはならない」
その言葉にすぐさまホシノは頷いた。
この空間そのものを崩すことは難しいかもしれないが、ここに至るまでの道のりを破壊することは可能だろう。
すぐに入口まで引き上げ、爆薬を設置する。
急がなければならないと、言いようのない不安が2人を襲っていた。
「できた、何時でも起動できる!」
私の言葉を聞い彼は頷き、すぐさま作動のためのタイマーをに手を合わせた。
互いに視線を合わせて、どちらともなく頷く。
彼はスイッチを押し、タイマーが作動する。
2人はすぐさま走り出した。
多少の余裕はあるはずだが、それでもそうせざるをえなかった。
一番ちかい地上への脱出口を目指して走る、走る。
いくつかの分岐を通り過ぎ視線の先に地上へ向かう階段が見えてきた、
その時
轟音と金切り声が響く。
自分たちと階段までの通路の半ば、その横っ腹をえぐり取りながら現れたのは、あの時理事を飲み込んだ怪物だった。
2人はすぐさま引き金を引いた。大きな図体、そして頭部と思わしき場所にそれらは命中する。
しかし、ソレはまるでなにもないかのように変わらず佇んでいる。
「嘘…効いてない!」「下がっていろ!!」
銃が効かないとみるや否や、レジルはその掌に光を集め、怪物に投げつけた。
それは奴胴体に張り付き、その場所を中心に雷を迸らせた。
しかし、ソレは動きを止めなかった。
スリットから覗く光をきらめかせ、両手に携えた鎌でこちらを刈り取らんと迫ってくる。
「走れ!!」
レジルの声とともに身を翻して走り出す。
すぐに別の分岐を通り過ぎ、ほかの脱出口へと駆け抜ける。
幸いそこまで素早くはないのか、奴の姿は見えなくなった。
記憶を頼りに進めば、再び階段が見えてくる。
そう少し希望をもった。だからか、目の前の壁を突き抜けてソレが現れて――
ぐい、と服の襟が乱雑に掴まれた。
そうしてあっけにとられたまま大きく体を揺らされ、ホシノの体は宙を舞った。
視線の先にはその手を振りぬいたレジルと、それに襲い掛かる怪物。
声を上げようとした時、これまで足で踏んでいた地面とは違い、整備されたコンクリートに体がぶつかった。
そのまま転がり、階段の段差で勢いが止まった瞬間。
轟音とともに、地下が崩落した___
Destiny小ネタ紹介
■ベールを纏った像
黄金時代にエクソを作った科学者、クロビス・ブレイはエウロパという星で見つけたそれを「クラリティ」と呼びました。それは何時からそこにあったのかは定かではないですが、暗黒と通ずるものであることは確かです。
Destiny本編でも何度か登場しているものではありますが、一番わかりやすいのはDLC「最終形態」での描写でしょう。暗黒の指揮者であるDestiny2の7年目のボス目撃者にまつわるものです。
いわば光と暗黒の対立を描いたストーリーの終わりだったのですが、その時に目撃者のもととなった種族がそれに近い姿をしていたことが描かれています。
その種族は暗黒に意識を委ね、種の全ての意識を1つに束ねました。この像から発せられる声は暗黒の声でもあり、彼らの声なのかもしれません。
それは宇宙の深淵から、交信を図ってきます。それは時に真実であり、新たな知見であり、甘美な深淵への誘いだったりします。