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・大財閥の跡取りで、婚約が嘘だとばれたら日本経済が! とかでよかった気がする。
これだと他のヒロインにも可能性があるし、登場人物に金持ちが多い今とあまり変わらないし。
04-01
「
「ああ? さっき先生が準備室にって言ってたじゃねーかよ」
日誌を山と抱えた
「あ、おい
「りょーかい」
片手をヒラヒラさせながら彼女は教室を出ていった。
林間学校で一気に距離を縮めた2人だが、目立った変化はお互いの呼称くらいである。
2人を見守る周囲の人たちにとっては少し物足りない展開である。
クラスの誰かが、ふと思った。
『
クラスの誰かが、ふと思った。
『
誰かが、ふと思った。
『2人の仲を進めねば…………………………』
◆
「
「おめでとー!」
「え、え? みんな、来てくれたの?!」
毎年恒例の
そう身構えていた
「……………………舞子君も?」
「あれ? オレの扱いヒドくない?」
若干1名、サプライズではなくクエスチョンだったようだが。
「ハッピーバースデーお嬢~!!」
「お誕生日おめでとうございま~す!!」
クラッカーとともに始まるバースデーパーティ。
「いやー、今日でお嬢も16歳ですかぁ~!!」
「このサプライズも、何回やっても良い物だよな~!!」
「サプライズのはずなのに
「
「ん?」
「なんか、上手く隠してしまうと誤解して
「……なるほど」
こんな環境で育ったのだ。あり得そうな話である。
「おおー!! 今回はお友達も一緒なんですかい!!」
「お嬢が友達連れてくるなんて、初めてなんじゃないっスか!?」
ちょっと悲しい秘密が漏れてしまったような気がするが、気のせいである。
友達を
ちなみに彼らはこんな事を言っているが、あらかじめ
ただ彼らに知られるとそのまま
「おやおや、これは一条家の
その一方で、
「これは困りましたね~。坊ちゃんはさぞ素晴らしいプレゼントをご用意されてるでしょうから、私、プレゼントを渡すのが少々恥ずかしくなってきましたよ……」
実に
「……ブレスレット?」
「彼氏としては、まあこれくらいはな」
シンプルなデザインであるが、小さく刻まれたウサギの紋様がどこか
もっと軽いノリで用意したものだと思って油断していたため、
「さすがに指輪は勘弁してくれ」
いくらラブラブカップルのふりでも、それはちょっと恥ずかしい。
耳元で
ちなみにこのプレゼントを際立たせるため、他のメンバーは値段を抑えた雑貨で統一している。
「……ありがと」
「おう」
その一言で、ここ数日のプレゼント探しに奔走した苦労が報われた気分の
◆
「……おや、久しぶりだね、
彼は娘の誕生日に参加してくれた礼を述べるが、どうも話はそれだけではないようだ。
「娘と仲良くしてくれてありがとう。日本に来てからのあの子は、毎日とても楽しそうだよ。きっと君のおかげだ」
「え? いや、オレだけってわけじゃ……」
周りにもずいぶん助けられている。
「しかし、すまないねぇ、突然恋人の
まぁ君たちは相性が良いからね、上手くやっていけると思っていたが。
そんなアーデルトの言葉に引っかかりを覚える。何か根拠があって、そう判断したかのような……
「君たちは
「なっ……」
驚く
10年前、日本のとある場所で
そのとき一緒に連れてきていた子供たちは出会い、仲良く遊んでいた。
「君たちがとても楽しそうだったから、よく印象に残っている」
10年前に自分は
その事実は、1つの結論を導き出す。
つまり、10年前に結婚を約束した女の子は──────────
「まさか君たちだけじゃなく、
「当時君たちはよく、3人で遊んでいたんだよね。今日君と一緒に来た───」
そしてその数日後、事態はさらに混迷の度合いを増す。
「え?
「昔古い仲間と飲んだ時に、うっかりそういう約束をしちまってよ」
彼の父親が新たな火種を投下する。
「明日来るらしいから、適当に相手してやってくんねーか?」