・1年の冬編。
・バレンタイン、67話と68話の間にある「……泣かないで」という、自分でやっておいてこの発言。
いくらなんでも
・マジカル……? なんで舞子
・なんというか、るりちゃんは『舞子
07-01 バイト巫女
大晦日。
「親父も人使い荒ぇよな。せっかくの年末だってのに」
「ここの神主さんが親父さんと知り合いなんだろ? オレはむしろ超嬉しいけどな」
近所の神社でアルバイト中の
ちなみにこの神社、袈裟を着た坊主が除夜の鐘を突くような神仏習合っぷりで有名である。
「はぁ? なんでだよ」
「そりゃあだって……」
「
その声が聞こえた途端に目を輝かせている
「どうですか? 巫女さんの衣装、似合ってますか?」
そう言ってポーズを取る
「いいねー!!
「……あなたには聞いていないのですが」
肝心の
「ど~~~よコレ!!? 巫女さんだぞ巫・女・さ・ん!!!!」
テンション高く迫ってくる
しまいには懐から取り出したカメラで勝手に撮影を始める始末である。
これには
「
そこに同じく巫女衣装に身を包んだ
巫女にしては物騒なセリフとともに。
今回はこの4人で参加することになっているのだ。
「
「…………」
巫女姿の小野寺……
見たいという気持ちと、見てしまったら平静でいられないだろうという不安。
◆
「いやー、まさかバイトの面接で落ちるとは」
「何がダメだったのかな?」
「コチラの顔を見たと思ったら即決でしたからね」
「メンバーをみたら、むしろ納得よ」
彼女たちも
この神主、地元では有名な凄腕の霊能士で、具体的にはよく分からないが街の危機を救ったこともあるとか。
そんな人から遠回しに『ウチの神社で巫女をやらないでくれ』と断られたのである。
……念のための補足だが、パートタイマーの巫女として近所の主婦が働いているくらいなので、そういう意味での資格が無かったわけではない。面接で落ちるのは余程の事である。
「霊能力には自信があったんだけどねー」
「マイちゃん、怨霊逃散洗霊光線とか使えるからね」
「林間学校の肝試しの時に大活躍でしたよね」
「それが大活躍してしまうって、肝試しとしてどうなのかしらね?」
もちろん外道照身霊波光線も使える。
「そういえばマイちゃん、一条君の背中から剥がした黒いのって何だったの?」
「ん? ああ、アレ?」
神社に集合した際に
剥がされた本人の方は何も気付いていなかったようだが、
「アレは怨霊というか怨念というか、モテない男たちの魂の叫びというか」
この半年間の
「イイ感じに溜まったから、フィルタごと交換する感じで浄化しておいたんだ」
「そんな年末の大掃除みたいに……」
「さすがはマイちゃん様です」
るりは呆れているが、
「基本的に『複数の女の子に手を出しやがって』な念だったんだけど、中には個人を指してるものもあってね?」
「個人?」
「内訳はこんな感じ」
第1位 4893票 小野寺
第2位 4338票 桐崎
第3位 2982票
第4位 2694票 橘
第5位 971票 宮本るり
「
「え? えーと、みんなありがとう?」
「じゃあ私は、神に感謝、ですかね?」
「順当な順位ですね」
「あ、るりちゃん公式とかぶった」
「うそっ?!」
残念ながら本当です。
「……私って、そんな安直なキャラ立ち? それともハジケリスト?」
「るりちゃん、落ち着いて」
るりは衝撃のあまり、
「マイちゃんは何位なの?」
「公式の人気投票に居るわけないじゃん、某北斗じゃあるまいし」
「マイちゃん様、ネタが古すぎます」
読者が何人か入っているので、もしかしたらオリキャラでもいけるか?
「ちなみに
「
「マイちゃん様、ここは『ぼく勉』ではありません」
「『ぼく勉』にも居ないわよ」
るりがツッコミのために復活を果たした。
がしかし、『ぼく勉』の第2回人気投票には
「というか、
「大晦日だし、大丈夫だよ」
さすがに人気投票の結果に言及した二次創作は、少なくともニセコイ界には無かったはずだが、たぶん大丈夫だと思う……
◆
無事に年が明けて。
彼女は一条家に新年の挨拶に行くので、その流れで昼過ぎに一緒にどうかという話だった。
そういう訳で着物姿で集まる手筈だったのだが。
「みんな来ないねー」
「来ないわね」
「ダメです、お嬢にもつながりません」
電話で
護衛についている
「まさか、
「
「なるほど、その可能性が」
「無いから!」
「私たちじゃあるまいし、そんなのはあり得ないわよ!」
「結局るりちゃんが言っちゃった」
「宮本様がボケにまわると困るのですが」
そもそも大晦日に会ったときはいつも通りだったので、この短期間でそこまで関係が進んでいたらビックリである。
「状況が分かったよ」
ワイワイと騒いでいた3人のところに
「
これは現場にあったチョコの包み紙、そして4人の状態からそう判断されただけで、実際にどうだったかは誰も見ていないようだ。
「ちなみにマイちゃんは、それをどうやって知ったの?」
「え? 直接一条宅に乗り込んで、本人たちの状態を確認ついでに
「……着物姿で、ものの5分で往復してきたの?」
「さすがはマイちゃん様です」
行間やコマの間を移動するのに、着物姿であってもそこまで苦労はしない。
そんなこんなで状況が分かり、
「みんなもアルコールには注意しないとダメだよ?」
もし
「
「いつも通りよね」
「なんか体が
「ちょっと子供っぽくもなりますよね」
絶対に外では見せられない姿である。
「
「いつも通りよね」
「ちょっと反応が鈍くなってるよね」
「なんかその事しか考えられなくなるんですよね」
こちらも抑えられる人が居ないとダメなタイプである。
「るりちゃんはエロく大胆に
「いつも通りよね、って違うでしょ?!」
「るりちゃん、えっちぃよね」
「宮本様、えっちぃですよね」
るりはこの2人に比べるとマシなほうで、一点を見つめたまま関係のない話題についてしゃべり続けるだけである。
なので害はないが、周りが扱いに困るタイプである。
そんな話をしながら初詣を済ませた一行。
果たして今年はどのような1年になるであろうか。