究極の魔法に至る為!   作:ケツアゴ

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秘密を暴く魔法

「……迷う話だな。子には罪は無いと慈しむ者も居れば、望まぬ妊娠に絶望する者も居よう。情報さえ得てしまえば既に用済み。セバスが気に病まぬ様に適当な遠方地で解放してやれば良いとは思うが……」

 

 腹の中の赤子をどうするか、その様に問われてアインズはペストーニャを派遣せずに良かったと安堵する。カルマ値が善寄りの彼女は胎児を気に掛けるだろう事は予想付くが、同時に望まぬ妊娠にショックを受ける姿を見ても気に病みそうだ。

 

 最初は人の姿をしているルプスレギナの方が良いだろうとの判断であったが、それで良かったと思うも悩みは残る。助けた女自体はナザリックにとって無価値。

 気に掛ける必要も無く、抜ける情報があれば一応抜いておくか程度なのではあるが……。

 

「今回、セバスは目立つ真似を避けろという命令に背いてまで初対面の女を助けた。それは創造主であるたっちさんから受け継いだ性質による物だろう。女自体は無価値だが、助けた事自体を無価値にするのはな。……本人に教えた後、反応を見て判断しろ。記憶操作も視野に入れてな」

 

 アインズにとって母の愛とは特別な物だ。だが、今回の場合は母と子と素直に呼べる関係性なのか疑問が残る。先ずは話を聞いてから考えるべきかと、今の状況ではそう判断するしか出来なかった。

 

 アインズの決定にソリュシャンは内心では少し惜しいと思うものの顔には出さず、先ずは目覚めてからに期待する事にした。アインズの命令なのだし、迷いは生じない。

 

 尚、アインズが軽く受け止めている事を知らないセバスからすれば命令違反と資金の使い込みなので戦々恐々としているが、アインズは気が付いていなかった。

 

 

 

 

 

 

「取り敢えず私は王国から竜王国辺りに移るから作戦決行日が決まったら連絡してくれ」

 

「話が急だな!?」

 

「何があったの!?」

 

 八本指の拠点に襲撃を掛ける話し合いの途中、ふと思い出した事を口に出したら驚かれた。蒼の薔薇のメンバー、特にラキュースが五月蝿い。耳がキンキンするし、私に何か恨みでもあるのか?

 身を乗り出して凄い勢いで今にも掴み掛かりそうだし、デイバーノックに任せれば良かったと思う。何故此処迄過敏に反応するのか不明だな。

 

 少し考え、思い当たる事が一つ。私には意味不明な理由だが、ヘジンマール達が恨む理由になると言っていた事だ。

 

「ああ、魔剣の呪いだの闇の力の封印だの自分で格好良いと思い一生懸命設定を考えて演技していたのをバラしてしまったのを恨んでいるのか? 周りも心配していたし、存在しない呪いに苦しむ無駄な演技をせずに済んで良かっただろう?」

 

「あぴゃぁああ!? 黙りなさい! 本当に少し黙って! あの事については黙っててお願いします!」

 

 デイバーノック達に教えられた事を参考にし、無駄ではあるが他人の心が少しは分かる様になったのでは無いかと思った私だが、ラキュースが頭を抱えて身悶える理由は分からない。

 嘘を嘘と言い出せず周囲を心配させていたのを解決出来たのだし、何を気にする必要があるというのだろうか。

 

 矢張り人の心を察しようなど無駄だな。

 

「鬱陶しい役人に逆恨みされそうでな。八本指の犠牲者を救った男に冤罪を被せる手伝いをせねば共犯にすると言われたのだ」

 

「ええ!? それでどうしたの?」

 

「鬱憤をぶちまける魔法を使ったら王や王女への罵倒に加えて八本指との繋がりも吐いたからな。抵抗したが部下の兵士と合わせて居合わせたガゼフが叩きのめしたが、入れ替えた貴族に入っていない奴が上司だろうし、報復が来るだろう」

 

「確かにそれは厄介だな。只でさえアンデッドとドラゴンを引き連れて街中に入れているんだ。心を入れ替えていない腐敗貴族からすれば幾らでも叩けるだろう。実際、今朝になって兵士が来たぞ」

 

「はぁあああああっ!?」

 

 次の瞬間、五月蝿いので両手で耳を塞ぐも蒼の薔薇共は喚き散らし続けて話になりそうにない。デイバーノックめ。説明が面倒だから世話になったらしい近隣への挨拶回りと荷物の整理をすると言っていたが……。

 

「まあ、決行の日には来てくれるのよね? それなら良いとして、戦士長の方は大丈夫かしら……」

 

 さて、用事も済んだ事だし私は帰らせてもらうとしよう。昼寝がしたい気分だ。

 

 

 

 

「先生、ちゃんと話し合い出来ているでしょうか……」

 

「出来ると本気で思っているのか?」

 

「いえ、俺だって馬鹿じゃない。希望的観測です」

 

 役人を魔法の実験台にしたと聞き、最初に俺とデイバーノックさんが話し合ったのは蒼の薔薇との打ち合わせと周囲への挨拶回りの何方を優先させるか。

 結論として大多数に迷惑が掛かるからと蒼の薔薇の面々には多少胃痛を味わってもらおうと、そんな事を考えていると一緒に回っていた吸血鬼の花嫁(ヴァンパイア・ブライド)……最近になって漸くヨハンナと名付けられた彼女が無言で腰のホルスターに指先を伸ばした。

 

「どうやらお客様の様です」

 

「強さの限界と今の強さを知る魔法。一人を除いてアダマンタイト級ではないか。……五腕を期待していたが違ったか」

 

 即座に殺意に満ちた集団の強さを見極めたデイバーノックが指先で自分の側頭部を数度叩く中、笑みを浮かべながら前に進み出したのは刀を装備した男だった。

 粗末な服装の奴隷らしいエルフを従えた彼からは既に強化魔法と能力強化の武技を使った様子が見られ、全身にマジックアイテムを装備している。

 

「ふふふ。下賤なエルダーリッチにしては目が効くらしい。ええ、このエルヤー……」

 

「《流水加速》」

 

 まるで獲物を甚振るのを心から楽しむかの様に舌舐めずりをしたエルヤーの前に白い壁が迫り来る、それがヘジンマールだと理解する前に引き潰されて肉塊へと化した。

 刀もマジックアイテムも分厚い脂肪とその下に分厚い筋肉を隠した巨体の重量に耐えきれずに潰れて砕け散り、壁に激突する寸前で止まったヘジンマールが振り返れば突進の途中で引っ掛けられ弾き飛ばされた一人を除いた奴隷らしいエルフとエルヤーと手を組んでいたらしい数人が残る。

 

「ああ、本当に面倒な真似をしてくれる。あの馬鹿よりはマシとはいえ、人外である我々が街中で問題を起こせば立場に響くというのに。あの馬鹿は既にあって無い様なものであるが」

 

「元がゼロでも減れば負債となりますし、旦那様は気になさらないでしょう。デイバーノック様もヘジンマール様も人間社会での地位にそれ程拘りは無いのでは?」

 

 ヨハンナの指摘にデイバーノックは視線を逸らし、ヘジンマールは笑いながら敵の一人を叩き潰した。

 

 

 




fate ZEROの場合

ウェイバーの友人で面白そうだと聖杯戦争に共に参加
但し別行動として森の中でサバイバル

相性で来るのは キャスギル キルケー メディアリリィ

魔術の理論や礼装製作の天才ではあるが変人であり、将来フラットを見たウェイバーは彼の同類だと胃を痛める。尚この性格的に未だマシかとも思う

キャスギルの場合は別れ際に聖杯をくれるがヴィマーナの方が良いと言ったら戯け! と怒られて聖杯で殴られる 尚、宝物庫の劣化版的な礼装に仕舞っていたら存在を忘れてしまった 尚、この場合泥を浴びて受肉するのはこっち 英雄王は倒した

メディアリリィの場合は5次に観光に行ったらメディア発見 最初は彼女をキルケーと勘違いし、理由を問われたら伯母さんならこんな感じだろうと思った と言って頬をつねられる


矢避けの加護などを礼装で再現していたが、神代の技術を学んだら更に技術が上がる
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