IS~一人の転生者、報われる日は来るのか?   作:姫百合 柊

11 / 36
読者の皆さま、本っっっ当にお待たせ致しました!!m(__)m

ただ本編ではなく、タイトルで分かる通り閑話になっております。もう一つくらい閑話が続き、その後に第八話を予定しております。

学校関連や私個人の私情があり、中々筆を進めることが出来ないでいましたが何とか書けました。

では、前置きはここまでにして…閑話をお楽しみ下さい!

※shyrookさん、1056隊風見鶏少尉さんに指摘された箇所を修正致しました。


閑話・男同士の対決、VS織斑一夏

オルコットさんとの模擬戦が終わった翌日、俺は再びアリーナへ来ていた。

 

何故かって?そりゃあ織斑と対決することになっていたからだ。ぶっちゃけ正直勝てる気がしないが、無様に負ける気などはさらさら無い。

 

ちなみに織斑もアリーナへ出ていて、対面でにらみ合っている。まだ試合開始の合図が出ていないからでもある。

 

すると、織斑から開放通信(オープンチャンネル)が送られてきた。

 

『司、機体の調子はどうだ?』

 

『あぁ、問題はない。元々損傷はほぼしていなかったしな、相当オルコットさんが手加減してくれていたんだと思うよ』

 

まぁ、機体を直したのは俺ではなく先生方や先輩方が直してくれたんだがな。先輩方なんかは嬉々としてやってくれたぞ、何故か。

 

織斑に文字通り身に染みて代表候補生の強さが分かったと言ったら苦笑された。

 

『さて、司。全力で来い!俺も全力で行く!』

 

『言われなくても分かってるよ。じゃあ…』

 

そこまで言って試合開始のブザーが鳴った。

 

『『行くぞ!!』』

 

◇◆◇◆◇

 

やはり初動が速かったのは一夏だった。司は少し出遅れた形になる。一夏は雪片をエネルギーブレード状にはせずに、突っ込ん行く。

 

「はあぁぁぁ!!」

 

「…ちっ!」

 

織斑の攻撃をなんとかかわすが打鉄の加速推進翼(スラスター)ではすぐに追い付かれてしまうので、拡張領域(バススロット)からアサルトライフル【焔備】を取りだし乱射する。別段当たらなくてもいい、牽制くらいになれば儲けものだ。

 

だが織斑は比較的弾幕の薄いところへ掻い潜ってすぐに追い付いてきた。思わず舌打ちが出る。

 

そしてそのままのスピードで雪片をエネルギーブレード状にし、横に薙ぐ。

 

一太刀でもシールドエネルギーをごっそりともっていかれるので咄嗟に持っていた【焔備】を斬撃の進行方向に重なるように上へかち上げる。バチンと【焔備】から火花が散った。

 

「ぐっ……くそ」

 

数秒間だけ雪片は止まったが呆気なく【焔備】を切り裂いてしまい、そのせいで肩部の盾に鋒(きっさき)が当たってしまった。

 

『…お前の雪片(それ)本当に反則臭ぇな。鋼鉄の塊を普通に斬るって、どうなってんだよ』

 

『俺のこれは千冬姉からの貰い物みたいなものなんだけどな。うーんと、自分のシールドエネルギーをそのまま攻撃力に昇華して相手の防御を打ち消す。俺もよく分かんないんだが、防御無効化攻撃ってやつだな』

 

だから、さっきの銃も斬れたんじゃないか?と言っていた。

 

『……そうか。わざわざご丁寧にありがとよっ!』

 

加速推進翼で織斑に一気に近づき、腰の近接ブレード【葵】を抜刀する。対して一夏も雪片弐型で迎え打つ。

 

◇◇◇◇◇◇

 

暫くは斬る、かわす、受ける、受け流すといった具合の試合が続いた。

 

《織斑一夏・シールドエネルギー残量:292》

 

《長崎司・シールドエネルギー残量:96》

 

良い試合だったと言えるがやはり機体スペックの差、操縦者の操縦技術が数段階上を行っていたという所だろう。

 

「はぁ、はぁ、はぁ」

 

「ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ…」

 

どちらも疲労があったが司の方が一夏よりも明らかに疲れていた。

 

「……くそ…勝てないまでも、もうちょっと行けると思ったんだが…やっぱり無理だったか………」

 

そう呟き、悔しいと思った。今まで悔しいと思ったことなんていくらでもあった。いつも思っていたのは自責の念と他への劣等感、そして悔しさ。だが今は不思議と心が晴れやかだ。こんな感情があるなんて知らなかった。

 

「……ふふっ……なんか、良いな…これ」

 

何故か勝手に頬が綻んでしまう。口の端から言の葉が漏れた。

 

すると、織斑から開放通信が入ってきた。

 

『……司…お前もそんな風に笑うんだな。…あっ、いやっ、別に悪い意味じゃないんだけどさ。ほら、司ってさIS学園来てから俺、笑ったりしているところとか見たことなかったからさ。でも、今日司のそんな顔が見られて良かったよ』

 

こっちから織斑の顔は鮮明に見えていないが声が若干弾んでいたので嬉しそうなのだと言うことが分かる。

 

『……まぁ、それは織斑、お前のお陰でもあるんだがな』

 

『―!。へへへっ』

 

『…なんだか照れ臭いな。再開するか』

 

『おう!』

 

◆◇◆◇◆

 

その後も戦ったが、次第に織斑に追い込まれていき、隙を付かれ、ブレードの攻撃を受けて俺は敗北した。

 




さて、どうでしたでしょうか?閑話は。

つまんねぇよ!や、何か違う!と思った読者様すみません。

何分、随分と久しぶりでしたのでキャラの喋り方を忘れてしまいまして…早く感覚を取り戻せたらなと思います。

次回も閑話なのですが、楽しんで頂けたら幸いです。ではでは(^^)/
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。