駄文かもしれませんがこれからも頑張ります。
では第一話、どうぞ。
※赫月一十三さんに指摘された箇所を修正致しました。
インフィニット・ストラトス、通称:IS。無限の成層圏などと呼ばれている兵器だ。本来は宇宙空間を想定して作られた代物だがISは特殊なエネルギーバリアで操縦者の全身を覆う。なので宇宙空間でも大丈夫だという訳だ。他にも生命維持など様々な補助があり、操縦者の体調を常時ベストコンディションにしてくれるという。
ISって便利だなぁってしみじみと思うわ。うんうん。
「あのーな、長崎くーん…き、聞いていますかー?」
と少々おどおどとした様子で訪ねてくる人物が一人。
「…はっ!あぁ、すいません山田先生。少し考えごとをしていて。ではでは続きお願いします。」
この先生。本名、山田真耶。俺達のクラスの副担なのだがとても親身になって授業を教えてくれる。分からないところがあって、聞きに行ったりしたときもとても分かりやすく解説してくれる。
ほんとなんでこの人先生なんだろうなぁ。先生じゃなかったらもう、すぐ惚れてたし、告白してめっちゃあたふたして振られたのになぁー。……え?振られること前提!?……まぁいい。
でもなーこの人可愛いんだよなあ。本当に年上?って疑問がいっつも湧くわ。
とまた考えごと(ボーッとしてるだけ)をしていたら、山田先生が若干涙目で聞いてきた。
「な、長崎君、あ、あのー、な、長崎くーん?」
「…あっ、あぁ本当にすいません!山田先生。」
内心めちゃくちゃ申し訳ない気持ちで一杯だが、顔には出さない。
「こ、今度はちゃんと聞いて下さいね?お、お願いですよ?」
涙目+若干俯きながら言う山田先生。…………あ、これダメだわ。顔に出さないの無理。俺の良心が潰れそうだ。今すぐ土下座したら許してくれるだろうか?とりあえず了解の旨を伝える。
「わ、わかりましたからそんな涙目にならんで下さい。…んんっ!続きをお願いします。」
山田先生は仕切り直すように咳払いをしたあと説明に戻った。俺は今度こそその説明を聞く。
「あ、は、はい!ではですね、コホン。ISにはもうひとつ大事なことがあります。それはISには私たち人と同じように意識があるという………」
そんな感じに山田先生のありがたい補習は夕暮れ時まで続いた。
「しかし、長崎君はすごいですねぇ」
山田先生の補習を終え、帰り支度をしていると不意に山田先生が呟いた。
「えっと、何がですか?自分は何もすごい事はしていませんが?」
「補習ですよ、補習。入学してからほぼ毎日受けているじゃないですか」
「あぁ、そのことですか?自分は物覚え悪いんで人よりももっとやらないと覚えられないんですよ。」
そう言って司は苦笑いを浮かべた。その表情を山田先生は何も言わずに見つめていた。
互いに沈黙。その空気に耐えきれずに司が口を開く。
「えっと、山田先生こそ迷惑じゃないですか?こんなに毎日放課後付き合ってもらったりして」
司は何気に気になっていたことを質問した。司はIS学園に入学してからほぼ毎日、山田先生に授業の分からない所などを聞きに行ったりしているのからだ。
「え?迷惑なんて思っていませんよ?長崎君の頑張りは見てて凄いと思いますし、なにより教えがいがありますから私も楽しいですよ?」
即答。何の迷いなく山田先生はそう言った。
そう言われて司は何も言えなかった。何よりもただ嬉しかったのだ。
司の前に居た世界では自分に教えることを楽しいなどと言ってくれた人は一人も居なかった。日が経つにつれ、面倒臭いという表情がでていたのだ。まぁ毎日だったら誰でもそうなるだろう。だが、この山田先生だけは違った。自分に教えることを楽しいと言ってくれたのだ。
「? 長崎君?どうかしましたか?」
突然固まってしまった司を見て、山田先生が尋ねる。
「……っ、あぁ、すいません山田先生、またボーッとしていました。では今日もありがとうございました。またお願いします」
「はい、また分からないところがあったらいつでも聞きに来てくださいね」
そう山田先生に言って司は寮に戻る。
余談だが、この帰り際、司がとても嬉しそうにしていたのは言うまでもない。司とすれ違った女子数人はのちにこう語る。
「なんか……凄いものをみたなって」
「普段はあんまり笑ったりしない長崎君が笑ってた!良い!凄く良い!!」
「ギャップ萌え?ってやつだよね~」
「その日はとても良く眠れました」
「なんか、その顔見ただけで疲れが吹き飛んだ気がしました」
以外に本人の知らない所で話題になっていたりしたのである。
山田先生と二人で……なんてな。残念だったな!読者諸君、そんな描写はない!
はい、いかがでしたでしょうか?面白かったですか?
次は第二話。司がIS学園に来るまで、来てからのお話です。ご期待下さい。