まだまだ先が長いですねぇ・・・。
アンク「カザリ・・・お前だな?」
そう呼ばれた相手は右手をあげながら、
??「やぁ、久しぶりだね、アンク」
と言った。
アンク「こそこそ付きまとってるとは・・・お前らしいな」
赤い腕になっている右手を相手に向けながら、いらだった顔をして言う。
それから、
アンク「そういえば人間に寄生するヤミーはお前のお得意だったか」
と腕を動かしながら言う。
ヤミーはその間にも倒れている男へと近づいていく。
そして、軽く振り返るとセルメダル状になって倒れている男の元へと戻った。
男はうめき声をあげながら立ち上がる。
そして「もっと食い物を」とか言いながらそのあたりをふらつく。
霊夢「ちょっと待ちなさい!」
と言って近づこうとするがカザリによって邪魔をされてしまう。
吹き飛ぶが、上手く着地する。
アンク「気をつけろ。奴は取り戻しに着たんだ。お前のその1枚は奴のコアメダルだからな」
と霊夢の腰辺りにあるオーカテドラルを指差しながらそう言う。
霊夢「なるほどね。つまり、グリードってわけなのね」
納得したように呟くとアンクのそばによって軽く身構える。
カザリ「そんなに警戒しないでよ。戦う気はないんだから」
そう言うグリードカザリ。
アンク「なに!?」
先に言ったのはアンクだった。
カザリ「聞いてよ。無くなったコアメダルなんだけど・・・さすがに君が全部持ってるとは思ってないよ」
そう説明するように言ってから、
カザリ「なにしろ君自身がその有様だからね」
と言った。
アンクはで?と言った。それに対し、
カザリ「オーズなんて捨てて、グリード同士で手を組まない?」
霊夢は平然とそれを聞いている。どうやらさほど気にするほどではないらしい。
一方魔理沙はアンクを探していた。あの時何故いたのか知りたいがために。
魔理沙「あいつ・・・どういうことだぜ」
そう呟きながら歩くが、彼女らに近づいていた。
戻って3人。霊夢は相変わらず警戒していた。
カザリ「分かってると思うけど、オーズなんて元は僕達を封印する存在じゃないか。そんなのと組むのなんて無理だよ」
そう言いながらカザリは霊夢とアンクに近づく。
霊夢は冷静にアンクとカザリと呼ばれたグリードを交互に見つめる。
カザリ「アンク!僕は昔からグリードの中で君に注目していた。僕と組んだほうがメダル集めは効率的だよ」
足を止めてなおも言うカザリ。
アンク「俺としても仕方なくオーズを使っているだけだ」
呆れたようにも聞こえる声で言う。
アンク「なにしろ・・・これだけしか復活できていない」
言いながら右手をあげる。
思い出したかのように首を動かすと、
アンク「・・・が、人間はやっぱり面倒くさい。お前の方がマシかもな」
と言う。霊夢はやっぱりグリードね、と内心思った。
カザリ「決まりだ。オーズはもういらないね」
そう言いながら霊夢の方へと歩き出すカザリ。霊夢は少し後ずさりをする。警戒をしながら。
アンク「待て!」
そう言うと霊夢とカザリの間に歩くアンク。
アンク「グリードのお前と組むのもそれはそれでデメリットがある。少し考えさせろ」
と自身の額に赤い腕の方の手を動かして指差すように動かす。
ふん、と言ってからカザリは、
カザリ「分かった。でも長くは駄目だよ」
と言った。それから、
カザリ「君は油断ならない」
とも言った。そういうと黄色の竜巻のような物を出す。霊夢は警戒していたおかげで防御することが出来た。
しかし、多少後ろへと移動してしまう。
それから姿は見えないが、カザリの声で「頭のいい君ならいい答えが出せるはずだ」とと聞こえた。
霊夢「これがアンクと同じグリードの力なのね・・・」
妖怪よりも強い、そう感じながら呟いた。それからふらついた。
変身を解いた姿で多少おぼつかないような立ち方をしていた。
霊夢「グリードって妖怪やヤミーとは全然違うのね」
はぁ、はぁ、と息を切らしながらそう言い、そのまま続けるようにして、
霊夢「強さじゃないわ。力の質が違う気がするのよね」
と言った。そんな風になりながらも立っている霊夢の後ろに近づいてから、
アンク「当然だ。カザリのほかにもあと3人。ウヴァ、ガメル、メズール。もし奴らのコアメダルが集まっていたとしたら・・・今頃どうなってたか」
それを聞いて未だにはぁ、はぁと息を切らしながらそれでもなお立っている霊夢が、
霊夢「確か・・・世界を食らうとかなんとかって言ったわね」
と言った。暫く間をおいてから、
アンク「さてと・・・カザリからのありがたい申し出で俺もオーズが必要ってわけじゃなくなった。どうする」
と半ば尋ねるようにしていった。それから、
アンク「黙ってメダル集めに協力するなら考えてやるが」
と未だに息を切らしている霊夢に向けて言った。
霊夢「それは無理な相談ね」
そう言いながらなんとか立てている体をアンクに向ける。
アンク「馬鹿か。お前も見ただろう。人間なんて一皮向けば欲望の塊だ。いくらそうやって助けようとしてもきりがない」
霊夢「そりゃそうよ。人間は欲望に負けたりするわ。それでもちゃんと・・・」
そう言う霊夢を遮るようにして、
アンク「”欲望に負ける”。よーく考えろ。その間、俺はこれを勉強だ」
と言うと幻想郷には不釣合いなスマートフォンを取り出して見えるように動かした。
それから霊夢の前を去っていった。
暫くすると魔理沙がきて、
魔理沙「・・・おい、どうしてお前そうなってるんだ?」
と言った。霊夢は気づいて顔だけ向ける。
霊夢「・・・え?魔理沙?なんでここにきてるのよ」
少し驚いたように言う霊夢に、
魔理沙「なんとなくだぜ。だから、お前どうしてそうなってるんだよ」
と言う魔理沙。しかし、霊夢はなにも答えず、魔理沙の方へとはぁ、はぁと息を切らしながら今にも倒れそうな体で振り向くだけ。
しかし、それからすると相手がライバルである以前に親友だと言うことに安心してか、そのままその場に倒れこんでしまう霊夢。
魔理沙「・・・霊夢!?」
慌てて霊夢に駆け寄る魔理沙。
一方あの体格のよい男は別の場所で食べ物を食べていた。
しかし男は「苦しい、もう食べたくない」と言った。周りの引いている同じ里の住民は気づいてる様子はあまりない。
「もういやだ」とも言うが手を止められず口にしてしまう。その間にもセルメダルが増えていく・・・。
アンクはそれに気づく。そして内心でもっと食え、それでもっと溜め込め、と思った。
スマートフォンをいじりながら、
アンク「なるほど、面白いな」
と1人で呟いた。
アンク「こんな場所でも小さな機械にある大量のデータが使える。飛び回る必要もないってわけだ」
そう言ってからスマートフォンを見る。それを離れた場所から後藤と言う男がみていた。
それをどこか別の場所で見ている男は女と日傘をさす女とで軽い会話を交わした。
魔理沙のバイト先の店。舞子があの男のせいで大損害と呟きながら台所に立っていた。
それからこう呟いた。
舞子「魔理沙を連れ戻してくれた子が、魔理沙にかつがれてくるとかどうかしたのかしら」
霊夢はある部屋で魔理沙に手当てを受けていた。
魔理沙「こんぐらいで大丈夫だろ」
そう言うと上の方の巫女服を背中を隠すようにしておろした。
魔理沙「あとこれを渡しておくぜ」
霊夢に向けて、さっき霊夢の背中に張ったシップのようなものを差し出した。
霊夢「あら・・・悪いわね。というかあんたもそういうのができるのね」
と受け取りながら言った。
魔理沙「それより・・・さっきの話は本当なのか?」
救急箱のふたをしめてから霊夢の方へと顔を向けてそう尋ねる魔理沙。それから、
魔理沙「あの赤い腕の奴とかの件でそうなったとか」
と言った。霊夢はうなずき、
霊夢「ええ、そうよ。あの時は悪いわね、あんたをここに戻さないと私でも慣れない出来事に巻き込むかもしれないと感じたから」
そう申し訳なさそうに言った。
魔理沙「なんでお前がそうやって無理をするんだよ」
言ってから、
魔理沙「どうすりゃいいんだ?自警団か?永遠亭か?」
と霊夢に向けて言った。
少し考えると霊夢は、
霊夢「勘なんだけれどもね、どれだけ犠牲を払っても多分アンクは捨てるときは捨てると思うのよ。私はこうした方がなんとなくいいからいいわ」
そう平然と話した。
魔理沙「そんなんじゃ駄目なんだぜ・・・」
と言うが、
霊夢「そうしないといけないのよ。それに・・・そうしないとなんとかならないもの」
と言った。それから立ち上がる霊夢。
霊夢「まっ、やってくるわ」
部屋から出て行こうとするのを魔理沙は、
魔理沙「だからってお前1人がなんとかできるのか?」
と言って引き止めようとする。
霊夢「なんとかなるわよ。それに・・・手を伸ばせるのに伸ばさなかったらきっと死ぬほど後悔するわ。それが嫌だから手を伸ばすのよ。まっ、たったそれだけよ」
いつものあの余裕ぶった笑みを魔理沙に向け、言い切る霊夢。
霊夢が部屋から出てその店から出ようとして、
霊夢「なんだか悪いわね。お世話になったわ」
と言う。
舞子「あー、別にいいわよ。魔理沙の知り合いだもの。んでも気をつけてちょうだいね?大食いの男、となりの店にいるみたいだから」
そう霊夢に説明した。それを聞いて察するとその店から早歩きで出て行く。
魔理沙はあとをおう。そして出口から少し歩いた場所でおいつき、
魔理沙「そいつのところに行くのか?お前・・・そんな怪我でいけるのか?」
心配そうに尋ねた。
霊夢「ったく魔理沙・・・平気よ。それにあんたもそれなりにしてくれたじゃない」
その心配そうな顔に向けて笑うと
霊夢「ほら、かえもあるから、ね?」
そう言いながら懐よりその替えのシップのようなものを取り出して見せる。
それからしまって走っていく。魔理沙はそんな霊夢を心配そうに見送った。
ある場所では騒ぎが起きているが、霊夢は軽く空を浮いてある程度進み、自動販売機を見つけ、その近くに降りると便利だからとセルメダルを入れてボタンを押してバイクにする。
それをよしとしてヘルメットをなんとなくでかぶり、それから移動が楽になるように乗っていった。
それで移動してから暫くするとその問題の店の前についた。
ヘルメットを脱ぎ、それからバイクからおりて少し歩く。
するとアンクが近くに現れる。
霊夢「・・・・・・アンク」
落ち着いた様子で言う。
アンク「霊夢、答えは出たのか?俺はすっかりこれをマスターした」
スマートフォンをみせながら霊夢に近づくアンク。
霊夢「答えは同じよ。私はあんたの道具になんてなりさがらないわ」
と平然と言い放つ。
アンク「ったく・・・!」
呆れたように言うアンクの後ろにカザリが出てきて、
カザリ「じゃあ・・・アンクの答えも決まりだね」
と言った。
カザリ「君はオーズなんて捨てて僕と組む」
それに対し、
アンク「そうなるなぁ」
と言うアンク。
カザリ「お前は・・・ここで消える」
巫女服の霊夢に向けてそういうカザリ。
それに対し落ち着いた様子でバイクからメダジャリバーを取り慣れた様子で構える霊夢。
それに向かったカザリをアンクは右腕を戻し、それからカザリにつっこんだ。
軽くセルメダルが出てくる。カザリはそのせいでそこから後ろの軽く突き飛ばされる。
カザリ「アンク・・・。お前・・・!」
そう言うと顔をあげてアンクを見る。
アンク「お前は疑い深かったが、復活した後も同じだな。俺と霊夢が裏合わせしないかうろうろしてただろ」
そう言ってからスマートフォンを出して
アンク「これもこっちじゃ使えるんだぜ?黙ってても情報を集められる。人間に見られていたんだよ、お前」
と言った。
カザリ「まさか・・・人間がそんなこと・・・!」
とうろたえるように言った。
アンク「俺達が眠ってる間にそういうことがあったんだよ。疑い深いとそういうところから裏切る。うるさくても面倒くさくてもまだ人間の方がマシだな」
霊夢を見ながらまんざらでもなさそうに言った。
カザリ「お前・・・!」
と言ってアンクに近寄るがアンクに抵抗されて後ろへと移動する。
アンクは霊夢!と叫んでから3枚のメダルを投げる。
霊夢はフォースドダイブを前の大体腰辺りにあるような場所につけ、それがベルトの形になるのと同時にメダジャリバーを落として投げられた3枚のコアメダルを右手でキャッチする。
それから両端、真ん中といれる。それを見たカザリは少し驚いた様子を見せる。
霊夢は入れ終えると左手でオーカテドラルを傾け、右手でオースキャナーを手にする。
それから斜め上になるよう持ち上げて、スキャンさせる。
霊夢「変身!」
そう言うとオースキャナーを胸辺りまで持ち上げる。
するとあの「タ・ト・バ タトバ タッ・トッ・バッ」と言う音声がして霊夢の姿が変わる。
カザリがその間にも襲い掛かってくるが、軽く避ける。そう言う感じで多少場所が移動する。
カザリの攻撃を霊夢はすんでで避けたりする。バックステップだけでそれだけ避けれるかは少し不思議だが。
しかし、避けるだけでなにも出来ていない。そこへ、「霊夢、これに変えろ!」と言うアンクの言葉と一緒にカマキリのコアメダルが投げられる。霊夢はそれを受け取ると真ん中のと取り替える。
そして相手の攻撃を再度避け、オースキャナーで再度スキャンしなおす。
すると、「タカ カマキリ バッタ」と言う音声が流れ、胴体だけが変化する。
そしてその腕ので応戦しだす。
なかなかいいが、カザリを軽く後ろへとやるとカザリが風のようなものを霊夢に向ける。
もちろん能力がほとんどオーズになっている霊夢は軽く吹き飛ばされ、霊夢は地面を軽く転がる。
カザリ「コアメダル・・・返してもらうよ」
その様子を見ながら言い放つ。それから霊夢に近づく。霊夢はなんとかして立ち上がる。
しかし、立ち上がってから少しふらつく。
アンク「霊夢!死んでもとられるんじゃねーぞ!」
と霊夢に向けて叫ぶアンク。
霊夢「死んでも・・・?ふふっ、面白いわね」
やはり大変らしいが、少し笑う。
それからお互いに飛んで攻撃しあうが相撃ち。
そのときに胸の辺りを攻撃されてしまったのでそれがいけなかったらしく、オーカテドラドルの真ん中からそのメダルのみが弾き飛ばされる。
それをキャッチしようとアンクは腕を体からはなし、飛んで行くが先にカザリに奪われてしまう。
同時に地面に落ちた霊夢はそのまま変身が解けてしまう。
カザリ「・・・ウヴァのメダルか」
と言いながらそのコアメダルを見つめるカザリ。
アンク「やっぱ人間を選んだのは失敗だったか」
多少怒りを感じる声でそう呟くアンク。
カザリ「僕のメダルも返して・・・」
言いかけた瞬間、何故か肩の部分がセルメダルになって外れる。
カザリ「・・・なに!?」
そう驚きながら膝をつく。それを見ながら右手だけがグーの霊夢がお姉さんすわりのような体勢まで持ち直す。
そして右手を開くと・・・3枚のコアメダルを手にしていた。
カザリ「僕の・・・」
そう言いながらさっきの霊夢の行動を思い出す。実はあの時、霊夢は勘のみでカザリのコアメダルを奪っていたのだ。
カザリ「僕のコアを・・・」
胸に左手をあてながらお姉さん座りのようなポーズをしている霊夢を見つめてそう言う。
霊夢「悪いわね、あの時あんたから奪えって私の勘が告げていたのよ」
自慢げにカザリに向かって言う。それをアンクは奪うようにしてとってから、
アンク「上出来だ」
とだけ言った。
カザリはふらつきながら、
カザリ「アンク・・・いつか後悔するよ」
と言った。それからふらつきながら逃げるように去っていった。
霊夢は若干ふらつきながらもなるべくスカートの下が見えないように立ち上がる。
窓の音で気がついてそっちの方へ軽く移動する。
男は「助けて」とうめくように叫ぶ。
アンク「そろそろ寄生するのも限界だな。メダルの収穫だ」
そう言ってる間にも男はヤミーの中に取り込まれるように入っていってしまった。
霊夢「あー!んもう!あの中に入るだなんてどういう奴よ!」
半ばキレたように叫ぶ。軽く暴れるヤミーをみてアンクが先に移動する。霊夢は急いで後を追う。
それから人気の無いような場所で離れた場所にヤミーが見える。
アンク「欲望に飲み込まれたってところだ。あの醜さが人間の本性だよ。あんなのに助ける価値があると思うのかよ」
と言うアンク。前へ移動しながら、
霊夢「価値?そんなのはどうでもいいわ。決めることでもないし」
アンクに向けて言った。しかし、
アンク「俺は決めるぞ。価値なしと決めたらすぐにお前を切り捨てる」
平然と言い放つ。
霊夢「んなのはどうでもいいわ。なにかあったらあんたをなんとかして倒すまでよ」
アンクの少し前で少し睨みながら言う。
アンク「やれたら褒めてやる」
言ってから3枚のメダルを放り投げる。
霊夢はそれをキャッチすると、再びフォースドライブを腰に当ててオーカテドラルにしてそこにメダルをいれる。
左手で傾け、右手にオースキャナーをもってからスキャンと言う行為をなれたようにすると
霊夢「変身!」
とだけ言ってからヤミーに向かって走る。「タカ トラ バッタ タ・ト・バ タトバ タッ・トッ・バッ」
そういう音声とともに姿が変わるがそれでもなお走る。
メダジャリバーで切ろうとするがやはりはじかれる。
それを繰り返してから、
霊夢「やっぱり切れないわね」
面倒くさそうに呟いた。
上からみていたアンクが、
アンク「また妙な具合に成長したな。霊夢、もっと深く切り込め!」
と叫んだ。
霊夢はヤミーの方を見ながら、
霊夢「あの中に誰もいなきゃさっさとやってるわよ」
と叫び返してから相手の攻撃をさっとバックステップで避ける。
それから攻撃を防ぎ、おなか辺りを何回かやや深めに切ると少しひらいてセルメダルが見えるようになる。そのときに一瞬だが、男の顔が見えた。
霊夢「セルメダル・・・。なるほどね、邪魔な物がなければいいってわけ」
納得したように呟くとまた攻撃を避ける。
アンク「なるほどな。霊夢!さっきとったこいつを使ってみろ!」
と黄色のコアメダルを霊夢に投げる。
メダジャリバーを使っていなしてそれを受けとる。
それをバッタのコアメダルと取り替えてから再び攻撃を避けてオースキャナーで再スキャンする。
今度は「タカ トラ チーター」と言う音声がして変化する。
そこへ襲ってくるヤミーをいともたやすく避ける霊夢。
はやすぎて少し超えてしまうが体勢を崩さずにヤミーを見る。
霊夢「ちょっとはやすぎるけども・・・このはやさを使えば簡単ね」
向こうが霊夢の方へ行くのと同時に下の方が光って軽く煙みたいなのを出す。
それから素早い動きでヤミーをけりながらうえに行く。
空中一回転してからヤミーの肩をつかんで足で何度もおなかを蹴る。
それを繰り返すとセルメダルが蹴られて出ていき男の顔が見えるようにまで穴がひろがる。
それから霊夢は手を差し出す。男も応じて手を伸ばしながら助けて、と言う。
しかし、それでも飲み込まれそうになる男。
霊夢「仕方ないわね、助けてあげるわよ」
仕方なさそうに呟くとより奥へと手を伸ばす霊夢。
バイト先の店にいる魔理沙は霊夢の身をあんじていた。そして霊夢の言葉を思い出していた。
霊夢はなんとかしてでも手を伸ばしていると暫くして偶然にも手をつかむことが出来た。
それをよしとして半ば乱暴に外に放り出す。
男は少しのセルメダルと一緒に出てくる。
もはやそうなると霊夢(オーズ)の独壇場だった。
3枚セルメダルをメダジャリバーにいれると閉じてからオースキャナーを使ってスキャンする。
すると「トリプル!スキャニングチャージ!」と言う音声が流れる。
同時に構える霊夢。そして素早く空間ごときるようにして動かす。
ゆがんだ空間だけが戻り、ヤミーは爆破し、セルメダルはその場に落ちる。
あとからきた里の人達の持っているのタンカに運ばれながら、
男「もう食べ物のドガ食いはしません。ちゃんと自制しますぅ」
と言っていた。
それを霊夢とアンクが歩きながら聞いていた。
霊夢「見て見なさいよ。馬鹿だけども、ちゃんと負けたら理解するものなのよ?」
言外に妖精と違って、と言いながらその様子を見守る霊夢。それから、
霊夢「それにさすがに鳥頭じゃないんだし、痛い目にあえば分かるでしょ」
と言った。アンクはふん、と言う。
男は上半身を起こすと、
男「永琳に病院食を美味しいものにできないかって相談してくれないですかね」
と言った。男たちは呆れながらタンカに再度横にさせる。
それを聞いていないのかと尋ねながら運ばれていく男。
もはや霊夢ですらあきれ返り言葉を失う。
アンク「そういうことだ。人間は欲望1つとしてコントロールできない。俺の言った通りだろう?」
そう言ってから霊夢の後ろを歩いていきながらこういった。
アンク「俺の勝ちだな」
それを追いかけながら、
霊夢「あんたとは勝負してないわよ」
と半ばキレたように言う霊夢。
それから2人で歩いていくと幻想郷にはない”車”があった。
それをみていると中から女の人が出てきて後ろの方よりなにかパネルを持って出てくる。するとそこに男の姿と後ろの方にスキマで上半身だけ出ている女の姿があった。
??「やぁ、博麗霊夢くん。それとグリードの1人のアンクくん、だったね?」
もちろん聞いて、
霊夢「あー?」
アンク「なんだ?」
と言う2人。それに対し
??「まずは我々の出会いの祝って」
と言ってからクラッカーを鳴らす。
??「人と人との出会いはなにかが生まれる新しい前触れでもある」
そう言われて霊夢は訝しげに、
霊夢「ああん?」
と言った。
一日では投稿できませんでした。
難しいですねぇ・・・。