先月程からミレニアムにちょっかいをかけているミレニアムのブラックマーケットの一派『ラインアーク』、そこに所属するホワイトグリント。流石にこのままではまずいと思ったセミナーがC&Cと先生に撃破依頼を頼む。さてどうなることやら。

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筆者はACはVIだけ既プレイ、ブルアカはデカグラ編以外やってます。


ホワイトグリント撃破

 私がいつも通りシャーレで仕事をしていた時のこと、休憩のためシッテムの箱を開いた時のことだった。

 

「先生、メッセージが届きましたよ!差出人は...ミレニアムサイエンススクールのリオさんからのようです!」

”ありがとう、アロナ。...それにしてもリオからか。どうしたんだろう?”

 

私はモモトークを開き、リオとのチャット欄に目をやる。

 

『先生、少しいいかしら?』

『貴方に手伝ってもらいたいことがあるのだけれど』

”『もちろん、大丈夫だよ』”

”『それで、どうしたの?』”

『詳しくはミレニアムで話すわ』

『大会議室に来てちょうだい』


 こん、こん、こん

 

”失礼するよ”

 

会議室にはセミナーのリオとユウカとノア、C&Cのネルとアスナとアカネとカリンとトキ、エンジニア部のウタハとヒビキとコトリがいた。リオはユウカに怒られていたが、私が来たのを確認すると私の方に来た。

 

「先生、来てくれたこと感謝するわ」

「ちょっとリオ会長逃げないで、って先生いらっしゃったんですね。会長ったらいまだに戻ってきたくれないんですよ。今回の作戦が終わったら多分また隠れちゃうし...先生からも言ってくださいよ」

”ま、まあ落ち着いてユウカ。リオが今日AMASじゃないのはリオも戻ろうとしてる証拠だよ。だからもうちょっと待とう?”

「せ、先生がそう言うなら...」

”それよりもリオ。今日は何で私を呼んだのかな?”

「そうね。そろそろ始めましょうか。みんな、席についてちょうだい」

 

リオは全員が席に着くのを確認して言った。

 

「今回、私があなた達を呼んだのはある任務を遂行してもらうためよ」

「それは、あの『伝説』をついに落とすってことか?」

 

そこに質問を投げかけたのはC&Cのエージェントコールサイン「00(ダブルオー)」美甘ネルだった。

 

「ええ、そうよ。今回あなた達がアサインされたのはミレニアムに存在するブラックマーケットそのうちの一つの勢力、水上都市『ラインアーク』に攻め込み、そこに所属するエージェントの『ホワイト・グリント』の撃破よ。あなた達も知っている通りここ最近の事件は彼女によって引き起こされている。主戦力たる彼女が落とされればこれからのミレニアムへの危害は減ると考えられるわ。ノア、お願い」

「はい」

 

ノアは立ち上がり前へと進む。おそらく『ホワイト・グリント』によって引き起こされた事件について説明するのだろう。

 

「これが『ラインアーク』及び『ホワイト・グリント』によって引き起こされたと考えられる事件の件数です。見てわかる通り先月から急激に件数が増加しています。また、彼女らは新たなるエネルギー『コジマ粒子』なるものを発見し、軍事転用までしているようです。『コジマ粒子』は環境汚染が激しくミレニアム郊外でも汚染が進んでいます」

 

リオがため息をつく。

 

「彼女たちが私達に害を及ぼさないのなら、私達は彼女たちにかかわることはなかったのだけれど、さすがにそろそろ灸をすえなければならないわ」

「それから、C&Cの一部の部員が『ホワイト・グリント』と交戦しましたがことごとく敗北しています。さらに、『ホワイト・グリント』という名は一昨年ごろから確認され当時は、無名の独立傭兵だったにもかかわらず、依頼達成率98%という驚異の数字をたたきだしており、戦闘家や独立傭兵の中では伝説として語られているようです。そんな彼女も先々月からラインアークに加入しました」

「『ホワイト・グリント』はパワードアーマーを着用していて、私の作ったミレニアムにおける純粋な戦闘力のみを考慮したランキング作成システム『カラードランク』では着用状態で9位、素の状態では18位を記録しているわ。けれどもいかんせん戦闘データが少ないものだからこの数値はあまり信用できないわ。そこでミレニアム最高の戦力美甘ネルをはじめとしたC&Cの上位戦力、そしてそれらを先生に指揮してもらうことにしたわ。けれども彼女の戦力は未知数よ。油断しないでちょうだい」

 

ネルの、嬉々とした声が聞こえてくる。

 

「ついにあの『伝説』とやれるっていうのか!」

「リーダーずっと伝説と闘ってみたいって言ってたもんね!」

 

リオ、およびノアによる『ホワイト・グリント』の説明が終わったと思われたが、リオが思い出したかのように言った。

 

「ああ、それとラインアークは水上都市。ミレニアムとあそこを繋ぐのは一本の高速道路、その下はすべて海よ。おそらく水上戦が展開されると思うわ。だからこそ彼女らよ」

「おや、やっと私たちの出番かな?」

 

そういってエンジニア部の三人の少女はある機械を持ち前へ出た。

 

「見たまえ!これは水上戦及び高速戦闘のために作られた、いわゆるバックパックと呼ばれるものだ」

「説明しましょう!このバックパックは「詳しい説明は割愛させてもらうけど、これは体を傾けた方向に動く。バランスを崩したら真っ逆さまに落ちていくって思うかもしれないけど、安心して。バックパックに上下の位置関係を埋め込んどいたから、逆さまになってもバランスを戻してくれる。最悪自爆装置を起動してくれるから」

「おい最後の入らねえだろ」

 

「先生」

”何かな?”

「私たちはこのミッションに最高の戦力を用意したわ。あとは貴方に任せるわ」


ラインアーク連絡橋到着30分前

 

”それじゃあ最終確認。まずはラインアーク周辺の取り巻きをアスナとネルが陽動を兼ねて倒す。そのあとホワイト・グリントが出て来たらアカネの仕掛けた爆弾のある所へ誘導、そしてカリンが狙撃する。でもこれはたぶん失敗する。だからプランBとしてそうなったときのためにトキが隠れておいて奇襲して、アスナとネルとホワイト・グリントを倒す。OK?”

「おう!」

「任せて、ご主人様!」

「了解した。先生」

「任されましたわ、ご主人様」

「このパーフェクトメイド飛鳥馬トキちゃんにお任せください」


”それじゃ、ミッション開始!”

「あははっ!これ楽しいね!リーダー!」

「ちょっおまっ何でそんな乗るのがうまいんだよ‼」

「そうだ、リーダーどっちが多く倒せるか勝負しよう!」

「乗った!」

 

アスナとネルはそれぞれそう言いながら取り巻き達を倒していく。

 

「C&Cだと」

「ホワイト・グリント出撃まで持ちこたえろ!」

「くそっ、強すぎる。なんだあの動きは」

 

この光景には蹂躙という言葉が似合うだろう。それもそうだ。アロナに調べてもらったところ、ラインアークはホワイト・グリント以外突出した個人はおらず、それが特殊エージェントに勝てるわけがないのだ。

 

「こちらホワイト・グリント、オペレーターです」

「貴方達はラインアークの主権領域を侵犯しています」

「速やかに退去してください」

「さもなければ、実力で排除します」

 

 

「その声は...フィオナ先輩か⁉」

「C&C失陥の元凶が、何を偉そうに」

 

「...どうしても、戦うしかないのですね」

 

 どうやらホワイト・グリントのオペレーターは元C&Cのようだ。しかしなぜ...

 ネルたちは思いがけない再会をしたが、それでも動揺せず作戦の指示通り爆弾設置ポイントまで誘導しようとした。しかしさすがは元C&Cといったところ、ネルがガンガン攻めてこず引きうちなのに違和感を覚えたのだろうか、ロングレンジでの撃ち合いに徹している。どれだけ誘導しようと全く相手にしない。

 

「ターゲットが全く誘導に乗ってくれないよ。どうするリーダー?」

「そのままプランBに移行するぞ。トキ!」

「ホワイト・グリント」

「大袈裟な伝説も、今日で終わりです」

「進化の現実ってやつをこのパーフェクトメイド飛鳥馬トキちゃんが教えてやりますよ」

 

そういって背面からの奇襲を仕掛けるトキ。爆炎が発生するが、ホワイト・グリントは爆炎の中から瞬時に姿を現す。あまりダメージが通っていないのだろうか、それとも高速で回避したのだろうか?いずれにせよ厄介なことに変わりはない。爆炎の中からネルも同時に現れ、ホワイト・グリントにサブマシンガンの火の雨を食らわせる。少しは被弾したようだが、高速で避け、距離をとる。がその先には

 

「やっぱりこっちに来たね!」

 

アスナがいる。持ち前の勘と機動力を生かして奇襲を仕掛けたのだ。さすがのホワイト・グリントもまさか逃げた先にいるとは予測できず、対応が遅れる。かなり被弾したようだが、それでも動きが鈍ることはない。流石というところだろうか。ホワイト・グリントは標的をアスナに変えたようだが、アスナは勘でホワイト・グリントの銃撃をすべて避ける。

 

「そんな銃撃私には当たらないよっ!」

 

しかしそれもつかの間、ホワイト・グリントはアスナを厄介に思ったのだろう。高速で接近した。何をするつもりだろうか?そんなことを思っているとアロナからこんなことを言われる。

 

『先生、ホワイト・グリントさんの機体から高濃度のコジマ粒子が検出されています!濃縮して何かをしようとしています!すぐにアスナさんに逃げるよう指示を!』

”アスナ逃げてッ!”

 

「近づいても無駄だよっ、てキャッ」

 

時すでに遅し、指示したころにはすでにホワイト・グリントから球状に青緑色のスパークがが発生し、アスナはそのまま海へと落ちていく。

 

”アスナッ大丈夫⁉”

 

しかしそれも杞憂だったようで、すぐに海から顔をのぞかせるアスナ。その顔は笑っている。

 

「あははっ!負けっちゃった!けど今がチャンスだよ、みんな!」

「「「「言われなくても!」」」」

 

ホワイト・グリントがカリンによって狙撃される。直後アカネによって爆弾が投下され、ネル、トキによって一斉射撃。どうやらホワイト・グリントはスパークを行った直後は硬直するようだ。

 

『ホワイト・グリントの撃破を確認。ミッションを終了するわ。ホワイト・グリントの身柄を確保して帰投してちょうだい』

「了解」

 

リオから作戦終了の合図をもらう。ホワイト・グリントに近づきながら考える。これだけの強さと技術力があればミレニアムを卒業するなんてたやすいことなのになぜブラックマーケットに...

 

『先生!今すぐホワイト・グリントさんから離れてください』

「再起動だと!」

『有り得るのかしら、こんなことが...』

『これもコジマ粒子の力だっていうの?』

 

ホワイトグリントが再起動しまたしても襲い掛かってくる。同時にオペレーターが語り掛けてくる。

 

「貴方達は、昔の私達と同じです」

「考えてください。何のために戦うのか...」

 

ホワイト・グリントがトキを挑発し離れていく。それをトキが追いかける。

 

「おい、トキ待て!」

「心配しないでください先輩方。この私にお任せを」

 

お互いが高高度で撃ち合う。さながらロボットアニメのようだ。しかしホワイト・グリントの方が一枚上手だった。

 

「メインブースターがイカれました」

「狙いましたね、ホワイト・グリント!」

 

遠くでトキが落とされるのが見え、ホワイト・グリントが戻ってくる。

 

「よりによって海上で...クッ、ダメです、飛べません」

「...水没します!馬鹿な、これが私の最期だと言うのですか!」

「認めません、認められません、こんなこと」

”トキ!ふざけてないで泳いで戻ってきて!”

「水没⁉クソッ!トキの仇!」

”ネル⁉”

 

ネルがトキの仇を取りにホワイト・グリントへと向かっていく。がホワイト・グリントはネルを無視してある方向へと向かっていく。そう、カリンとアカネの位置だ。

 

「まずい、リーダー!」

 

彼女らはネルに助けを求めるが、無残にも落とされる。

 

「タイマンを張ろうってのか?クソが!あたし達を弄びやがって!」

 

ネルがホワイト・グリントに向かってサブマシンガンで雨を降らせるがホワイト・グリントはすべて避ける。そしてそのままネルに近づきアスナにしたようにスパークを食らわせる。

 

”ネル‼”

『作戦は失敗よみんな離脱してちょうだい!』

 

ネルが海へと落ちていくのが見える。

 

”ごめん、みんな...私のせいだ”

 

私のせいだ。私がもっと的確に指示を出せていれば...。顔をうつむけながらそう思う。

 

「おい、待て。誰が負けたって言った?」

 

この声は!

 

”ネル!”

「あたしはコールサイン『00(ダブルオー)』約束された勝利の象徴!何度だって立ち上がって見せる!」

 

あのスパークを食らって無事なはずがない。それでもネルは託された仲間たちの意思を背負ってホワイト・グリントへと向かっていく。

流石のホワイト・グリントもあれを食らってまだ動けると思っておらず、動揺している様子だ。

”行け!ネル‼”

「より高く飛ぶのはあたしだ‼‼‼」

 

ネルがホワイト・グリントへ近づき銃で殴り、そのまま銃撃を食らわせる。ホワイト・グリントはそれに対応できずすべての攻撃を食らい海へと落ちていく。

 

『...ホワイト・グリント、今度こそ撃破を確認。ホワイト・グリントを回収して帰投してちょうだい』

 

ホワイト・グリントを回収しにネルは海へと向かっていく。ホワイト・グリントを引き上げたとき、ネルは彼女に聞いた。

 

「お前の名前を教えろ『ホワイト・グリント』」

 

そして彼女はこう答えた。

 

「コールサイン『333(トリプルイー)、最強』だ




 どうも2か月くらい姿を消していたものです。言い訳させてくださいここ最近忙しくてやる気が出なかったんです。許して。マレニアは来週更新させるから
 最近ナイトレインが発売されたじゃないですか。それで最近ハマってたのがアーマードコアなんですよ。いやナイトレインもやってたけどね?ホワイト・グリントがかっこよすぎてしょうがない
 今回の話はC&CのOGにホワイト・グリントがいたら面白いなぁと思って書きました。ちなみにホワイト・グリントおよびフィオナはネルたち3年生が1年生の時にミレニアム卒業数か月間前にある任務を達成してそのまま姿を消した想定で書いてます
 今回は先生やネルを中心に書きましたがほかの子のセリフを考えるのがめんどくさかったとかそんなんじゃないですからね?
 

あ、続きませんよ?

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