転生者が魔法少女ノ魔女裁判の世界へ転生(仮) 作:ミュウにゃん
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エマ「え……?」
残された胴体は、まだ火かき棒を固く握りしめ、しばらくふらふらと彷徨ってから、ドサッと倒れる。
ハンナ「キャアアーッ!!」
ヒロの生首の目はオレが閉じていたが、表情は驚いた顔をしていた。
エマ「ヒロちゃん……?」
デュアン「二階堂ヒロは死んだ……もう二度と目を覚まさない……」
エマは呆然としたまま、ふらふらとヒロの首へと近づき、手を伸ばした。その血に濡れた頬へと触れる。
エマ「ウソだよね、ヒロちゃん……?やだ、やだ、やだ」
デュアン「(マズい、みんなパニックになってやがる……いや、無理も無いか……惨劇がおきたのだから―――)」
エマの瞳にみるみる涙が溢れ、ぽろぽろと頬を伝っていく。
エマは、切り離された胴体の近くに、近づいた。
どうやら、エマは二階堂ヒロの万年筆を拾ったようだ。
ゴクチョー「うわ~……死んじゃいましたね……掃除しなきゃ……ああでも魔女はこんなことじゃ死なないので、彼女は魔女じゃないと証明されたことになりますね。やれやれ……良かったですね」
は?今、コイツ・・・何て言った?"良かったですね"、だと?
オレは強い殺意の目で睨むが、意に介さず、ゴクチョーは粛々と語り続ける。
ゴクチョー「――あっ、あと何個もすみません。最後に。みなさんに、もっとも大切なことを伝えておきます。魔女になりつつある者は、抑えきれない殺意や妄想に憑かれてしまいます……面倒なことに、いずれ囚人間で殺人事件が起こるんですよ」
デュアン「…………」
シェリー「殺人事件っ!?」
デュアン「少しは空気を読めよ……脳天気女……ゴクチョー……前の時もそうだったんだろう?」
ゴクチョー「えぇ、そうですよぉ。だから、さすがにそんな危険人物とは一緒に生活できませんよねぇ……というわけで殺人事件が起こり次第、【魔女裁判】を開廷します……【魔女】になった囚人は……あのー………処刑しますので……」
デュアン「はっ……現代の魔女の処刑か……それは、とてつもない残虐方法で殺すんだろうな……想像するだけで吐き気がしてくるぜ」
ゴクチョー「キミは本当に本当に賢すぎますよ……詳しくは【魔女図鑑】をご覧ください。では私はこれにて……」
あっ!忘れた、部屋に文句を言うのを・・・いや、言える空気じゃないな。全員が緊迫した空気の中で言えないだろうな。
―――よくできましたね。
デュアン「っ……」
今の声は・・・?
エマも、驚いてることから多分、聞こえてたんだと思うな。
――――こうして、オレは、エマ達の獄中生活が始まった。
こんな、『無意味』で『無価値』で『不気味』なオレの意思とは関係なく。
デュアンが牢屋敷に入れられた理由
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大魔女に目をつけられた
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大魔女に気に入れられた
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大魔女が彼を愛したから
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どこかでデュアンと会った
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上記全て