転生者が魔法少女ノ魔女裁判の世界へ転生(仮) 作:ミュウにゃん
ーーーーそれから、丸一日が経過した。
囚人の少女たちは規則に沿って行動し、各々好き勝手に過ごしている。
そうして少しずつ、この牢屋敷での生活に慣れ始めていた。
今日もまたーーー夕食の時間を迎え、少女たちはぞろぞろと食堂に集う。
エマ「(またノアちゃんがいない……)」
ノアは食事を取っている気配がない。
心配になったエマは何度か彼女を誘ってみたが、お絵描きに夢中で出てこようとしない。
ただ、アンアンの方は食事に来ていた。顔色はまだ優れないが、少し具合は良くなったらしい。
エマは軽く息を吐きながら、シェリー、ハンナ、メルルと共に食事をはじめる。
ハンナ「あら?今日の料理は普通に美味しいですわね」
ハンナは、ガツガツ食べている。
エマ「本当だ……アップルパイに、普通のシチュー……ミルクパンまで……」
シェリー「そういえば……デュアンさんが交渉してたのって、このことだったのかも」
エマ「どういうこと?」
シェリー「ゴクチョーに交渉したって……その条件が料理を自分で作る……っていう」
エマ「そうか、だからデュアン君……居ないのね」
メルル「あ、あの……デュアンさんなら……料理を作り終わったら直ぐにシャワーを浴びに行くって言ってました」
エマ「そう……少し残念かも」
シェリー「エマさんってデュアンさんの事が好きなのですか?」
エマ「え?ど、どうだろう……」
そんなわいわい楽しい会話をしている中・・・
ココ「マジだって!あてぃし本人に聞いたもん!有名なアーティストの【バルーン】だって!」
エマ「(バルーンって……ノアちゃんのこと?)」
シェリー「おや、あちらのグループでも話題になってるみたいですよね。バルーンといえば、知らない人いないですもんねぇ」
メルル「ばるーん……?ってなんですか……?」
どうやらメルルは知らなかったらしい
エマ「(まあボクも知らなかったんだけど……)」
スプーンを落として、驚愕の表情を浮かべているのは、ハンナだ
ハンナ「バルーンがここに捕まっていますの?そんなバカな……!一体誰でやがりますの!?」
シェリー「城ヶ崎ノアさんです」
ハンナ「はぁっ!?嘘でしょう!?【バルーン】と言えば、ネットで話題にならない日はありませんのよ!そのアートはどこから現れ、描くところを見た者はいない正体は謎に包まれ……その芸術的なアートは若者を中心に多くの者を魅了している……あの子がそんな、世界的に有名なアーティストだなんて!」
シェリー「説明ありがとうございます。でも、デュアンさんは【バルーン】としての彼女を知っていたのか、それともノアさん本人を知っていたのか……どっちなんでしょうね」
エマ「どうだろう……デュアン君って基本秘密主義者だったし……」
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デュアン「ふぅー……スッキリしたぜ」
えぇっと、シャワーを浴びたら服をダストシュートに入れるんだったな。
さて、スマホ3台と拳銃と弾倉6つ・・・・ちゃんとあるな。
オレは、このまま・・・部屋に戻るか、それとも探索するか。
規則を確認だ。・・・ふむ、22時までに戻れば良いのか。
現在の時刻は20時40分か・・・。よし図書館で1時間読み漁るか
そういや、図書館から本を持ち出すことって可能だろうか?規則に書いてないから・・・持っていっても大丈夫だろう。よし。
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デュアン「ふむ……やっぱり……此処が一番怪しいな」
オレはブラックライトを照らして見ると・・・怨嗟や呪詛が混じった文字が沢山描かれている。「お家に帰りたい」「死ね」など・・・
呪いでオレを攻撃しようとした瞬間、終滅の神眼が発動し、オレの目の輪郭が波紋のように波を放ち、呪詛を殺してしまった。
デュアン「ふむ……まぁいい……問題の本と……図書館の空間が変な感じがするんだよなあ……まあいいや」
必要な本を適当に持っていくか。50冊は持っていくか。
時間を見ると、21時20分、やべぇ・・・どんなに急いで行っても、監房までに30分以上は掛かる。ならば・・・シャワールームからダストシュートまで行って、焼却炉に入れば・・・15分は短縮出来る。行くぞ!
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シャワー室。
此処がダストシュートか。開けてみると・・・結構人一人分は入れるな。よし行くぞ・・・
見えてきた。ぐふぇっ、女子の下着やら服やらでクッションになって助かった。
焼却炉のドアを蹴り、脱出した。
デュアン「二度と、ショートカットなんてするか……低身長だったことが幸いしたぜ」
オレは、そのまま急いで自分の監房に戻った
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エマ「デュアン君……結構ギリギリだったね……何処に居たの?」
デュアン「図書館で本を50冊ほど持ってきたんだ……」
エマ「でも、階段使ってなかったよね?」
デュアン「あー……ダストシュートから入って、焼却炉でショートカットした……」
エマ「えぇ~……皆の下着とか見てないよね?」
デュアン「見てないよ……走ってきたんだから……っと、そろそろ就寝時間だ……喋ったら罰則で懲罰房行きだ……早く寝な。オレは本を読み終わったら、寝るから」
エマ「う、うん……分かった」
エマは布団に入るなり、直ぐに熟睡した
デュアン「……」
さてと、魔王エルピスが活動し始めた時期は480年前。魔王エルピスは奔走し、魔女や魔法少女たちを魔女の館へと送り続けた。魔王エルピスは不思議な力を持っているが、魔法は使えないただの人間。ただ、スキルは「再成」という不思議な力がある。128時間以内に負った怪我や壊れた無機物は一瞬で復元すると言われている。ただし、負傷した人間に「再成」を使えば、負傷者が負った痛みが千倍以上になって返ってくる。私は彼を救えるのか?
デュアン「(オレと同じ力を持っている人間が500年前にいるとはな……)」
もう一つは、一度視認した対象は絶対に見逃さない力。たとえ次元の先まで見通せる不思議な眼を持つ能力。確か・・・「デウス・サイト」と呼ばれていた。
デュアン「(なっ……魔王エルピスはオレと同じような能力を持っているのか)」
此処から先は暗号化されて読めないな。
デュアン「……、……この1冊はかなりヤバいな」
オレと同じ能力者が居るのかもしれないってことか。ん?イラストが書いてあるな・・・
空色に混じった銀髪、瞳はオッドアイ。髪の長さは腰まで届く長髪。黒いコートに黒いマント、チェスのキングを模したフルフェイスの仮面を持っていて、黒いマフラーをしている。
デュアン「(オレそっくりな魔王が居たものだ……)」
えぇっと、厄災の魔王エルピスは・・・人類の敵対者となり、約200年前に、人間の槍や刀が突き刺さり、抜くことすら危険な状態で、大魔女に向けて彼はこう言った「助けられなくてごめん。約束を守れなかった」と。大魔女は優しい笑みでこう言いました。「****に****い****」と。
これは、読者目線ではなく。魔女目線で見るなら・・・彼女の気持ちと厄災の魔王を恋い焦がれているのなら、この文章は「私たちとって優しい魔王様」だろうか・・・一番わからないのは、「****で**を**て**い」。意味が分からん・・・後回しだ
デュアン「…………」
本を読み進めていく内にとある結果に行き着いてしまった。まさか、オレは魔王エルピスの生まれ変わり?魔法があるんだ。転生魔法ぐらいあるだろう・・・だが、もし本当に転生したのなら・・・オレは大魔女を知っていることになる。初代の大魔女に・・・・
今日は此処までにするか・・・
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デュアンのヒロイン候補は誰?
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桜羽エマ
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二階堂ヒロ
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紫藤アリサ
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橘シェリー
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氷上メルル
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月代ユキ