転生者が魔法少女ノ魔女裁判の世界へ転生(仮) 作:ミュウにゃん
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悪夢の魔女裁判が一夜明けて、エマ達魔法少女組はラウンジに行き、オレは房の中で考えながら横になりたかったが、エマが一度集まって話したいと提案してきたのだ。仕方ない行くか。
デュアン「……っ?」
突然、オレの視界に砂時計が現れ、カウントダウンを始めていた。
《******の条件が達成されました!時間遡行まで・・・残り?日22時間45分》と表示された。
いや、ゲームみたいだな。それに時間遡行?なんで、突然?より詳細な内容を確認しようと、視界の砂時計を視ると・・・
【桜羽エマ 魔女発生イベント 残り?日】
【桜羽エマ 死亡フラグ発生 残り?日】
【デュアン 死亡フラグ発生 残り?日】
【魔法少女全滅フラグ発生 残り?日】
【大魔女の野望完遂 残り?日】
【大魔王エルピス覚醒 残り?日】
【世界崩壊ルート 残り?日】
【氷上メルル 死亡フラグ発生 ?日】
ect....
殺意の視線は感じない……つまり、殺意なくオレを殺すということか?それにしても、いきなり時間遡行の日程が現れるって・・・
考えてるうちに、ラウンジに皆が集まっている。
アリサ「おめえは違うだろーがよ!」
早速トラブル発生。紫藤アリサが怒鳴った相手は、佐伯ミリアだった。
デュアン「やれやれ……」
アリサ「おっさんが来てんじゃねーよ!おめえはウチたちとは違うだろ!出てけよ!」
ミリア「ひぃっ!ご、ごめんなさい!」
デュアン「そもそも、エマが全員で集まろうって言い出したんだろう?佐伯さんに当たるのは良くないと思うぞ……」
エマ「そうだよ、だからミリアちゃんは悪くないよ!」
咄嗟にエマは、アリサとミリアの間に割って入った
デュアン「……」
エマ「ボクらは協力しあうべきだと思う。だから、みんなで話し合いたいんだ……」
ん?それって・・・
デュアン「…………」
オレは、エマの発言に違和感を感じた。初日に蓮見レイアの提案に反対したのに・・・今度はレイアの真似事だと?
エマ「ミリアちゃんにも、アリサちゃんにも、ここにいてほしい」
アリサ「……話しはそんだけか?ウチは協力する気なんてねえから……ウチを騙してたヤツと、仲良くなんてできるか。顔も見たくねーよ」
吐き捨てるように言って、アリサはラウンジを出て行ってしまった。
デュアン「……」
あぁ、紫藤アリサ。キミは間違いなく。
・・・マイナス。-13組。過負荷。ぐっ、思い出そうとしても思い出せない。
ミリア「う、うぅ……おじさんは、やっぱり邪魔、だよね……。こんな空気にしてしまって、申し訳ない……」
エマ「気にしないで。ボクはミリアちゃんにも協力してほしいって思ってるから呼んだんだ……あ、えっと、ミリアちゃんって呼んでもいいんだよね……?」
ミリア「もちろん……っっ」
デュアン「まあ、肉体は佐伯ミリア……そのものだが、精神はおっさんだがな」
エマ「デュアン君!」
デュアン「分かったよ。お口チャックしますよ」
オレは、アリサが抜けた後、辺りを見渡すと現在いるのは・・・
オレ、エマ、佐伯さん、ハンナ、シェリー、氷上さん、沢渡さん、宝生さん、夏目アンアン・・・合計9人。ゴクチョーにも逆らえるある意味「大魔女」のポジションじゃないかと思っている15人目。囚人番号もオレと同じく不明。名前はミュウ。この魔女屋敷で認識できているのは、オレだけのようだ。
エマ「本気で、ここを脱出するしかないと思うんだ」
囚人の少女たちを前に、エマは決然と口を開いた。
デュアン「……」
エマ「レイアちゃんは大人しく従おうって言ってたけど、ここにいても救いなんてないんだよ」
元々エマは脱獄しようと奔走しており、シェリー、ハンナ、メルルはエマと行動を共にしている。オレは、お守りみたいなものだ。別に、牢屋敷から出ようが、残ろうがどっちでもいいからな・・・
エマの言葉に、3人は力強く頷いてくれたが・・・問題は、協力的な姿勢でなかった少女たちだ。
マーゴ「そうかもしれないけれど、規則を破れば懲罰房行きよ」
まあ、紫藤アリサが失敗して懲罰房に入ってたしな。
アンアン「『問題行動を起こすべきではないと思う』」
これまた、正論だ。下手すりゃ、ぜん・・・そうか、時間遡行の条件はこれだったか。面倒な真似を・・・いや、やり直しが効く分。やれる手札は揃うか?
ココ「あてぃしだってこんなとこ出たいけど、逆らったら最悪看守にぶっ殺されるじゃんよぉ」
はい。これまた正論だ。
マーゴ「二階堂ヒロちゃんみたいにね」
デュアン「アイツは、看守に敵意を向けたから殺された……逃げる分には、懲罰房だけで済む」
ココ「どうして、そう思うん?」
デュアン「紫藤さんの脱走した時は、懲罰房だけで済んだ……それが理由だ」
エマ「ヒロちゃん、ノアちゃん……それに、レイアちゃんも。ここに捕まってもう3人も犠牲者が出てる」
ココ「レイアは自業自得じゃねーの……人殺したんだ、あっ……そういや、デュアンが生き返らせたとか言ってたけど……どこにもいねーじゃねぇか」
デュアン「彼女なら此処から離れた場所で隔離している……輸血させてるが……いつ、意識が戻るかが不明だ」
アンアン「『どういうことだ?わがはいにも分かりやすく説明しろ』」
デュアン「城ヶ崎さんは、レイアに殺されたが……即席のなんちゃって長槍で刺しても、致命傷には至らなかった……裁判では言わなかったが……心臓には届いては居ないんだ……ならば、答えは簡単だ……城ヶ崎さんは、流れ出た血を使ってあの蝶の絵を作った……しかし、液体操作の不安定により、全血液が流れ出た……というのが真相だろうきっと」
マーゴ「ある意味では……遺作だったのね」
デュアン「まあ、そんな些細な問題は良い……」
エマ「デュアン君には、あとでお話があります。……、……こんな状況じゃなきゃ起こりえなかった。ナノカちゃんの言う通り、弄ばれてるんだよ!ここにいたらみんな同じような目に遭っていって、最悪な未来しか見えない……見つからないように目を盗んで脱出する方法は、きっとあるはず……みんなでここを出よう!協力しあえばきっと活路が見えるよ!」
デュアン「……なぁ、エマ。お前……その言葉に、その責任の重荷を背負えるのか?10人分の命という
エマ「……っ」
オレの言葉にエマは険しい表情になる。
デュアン「お前がやろうとしてることは……地獄へ足を踏み入れる行為に等しい……」
その言葉で、すぐにその眉は、情けなく下がっていく。
エマ「……」
すると、マーゴが一歩前へと出てきた
マーゴ「エマちゃんは偉いわね。私はとても、みんなを信じることなんてできないわ」
デュアン「……」
オレは、どうだろうか・・・?
エマ「マーゴちゃん、で、でも……ここでバラバラになっちゃったら!」
マーゴ「ふふ、心配しないで。出るために協力し合うことに賛成よ。その方が合理的よね。私はエマちゃんに協力するわ」
エマ「本当!?よ、良かったぁ……」
マーゴ「ココちゃんも出たい気持ちは同じよね?」
ココ「そりゃ、まあ……」
ん?なんか歯切れが悪いぞ・・・本当は此処に残りたいのか?
デュアン「…………」
ココが渋々と言った様子で頷くと、マーゴはにっこりと微笑んだ
マーゴ「本格的に、脱獄のために計画を練りましょう。チームのリーダーを決める必要があるわね」
デュアン「おいおい、本気で言ってるのか?」
マーゴ「ええ。本気よ。そして……これまでみんなを見てきて、リーダーはエマちゃんが良いと思ったわ」
エマ「えっ、ボ、ボク……!?」
デュアン「言い出しっぺの法則だろう……オレは皆を取りまとめる役なんてゴメンだね……せいぜい指揮官ぐらいだろう」
マーゴ「あら?デュアンくんは指揮できるのかしら?」
デュアン「やれることをやる……ただそれだけだ……安全に脱出させてやるよ……準備が出来次第な」
エマ「で、でもデュアンくんの指揮官になるなら……」
マーゴ「わかったわ。みんなを引っ張ってくれるのはあなたよ。そして、みんなを安全なところまで脱出の指揮をしてくれるのはデュアンくん……反対の人はいるかしら?」
異論の声は上がらなかった。
エマ「……」
チームの中心として頼られていることで、エマの表情が自然と綻ぶ。
ーーーーーー「オモイダセ!オモイダセ!」
デュアン「うぐっ……」
オレは後ろに倒れ込み、両手で頭を抑える。
痛い。頭の中が途轍もない痛みが走る。
エマ「デュアン君?」
デュアン「大丈夫だ……何の問題もない」
エマ「そう?」
シェリー「あ、じゃああれやります?手を重ねて決起。えいえいおー!って」
デュアン「俺はパスだ」
ハンナ「同じくパスですわ。そんなお寒い行動よく思いつきますわね」
酷い言われようである。
マーゴ「あら、私は賛成よ。想いをひとつにする儀礼は必要だと思うの」
マーゴは妖艶な微笑み、手を前へとすっと差し出した
デュアン「……」
マーゴ「頼りにしているわ、エマちゃん、デュアン君」
シェリー、メルルがマーゴに手を重ねると、渋々ハンナ、ココが続く。
ミリアもおずおずと、誰にも触れないように、そっと手を重ねた。
エマは一番上に手を置いた。
エマ「ほら、デュアン君も」
デュアン「っぐ……どうしても?」
マーゴ「あら?どうしてかしら……もしかして、恥ずかしいとか?」
デュアン「幼稚園、小学校、中学校でエマたちと付き合いが長いんだ……恥ずかしいとかじゃなく……」
エマ「ほら、置いて」
強引にエマはオレの手をエマの手の下に置いた。
デュアン「リーダー……なんか無いの?乾杯の音頭とか」
エマ「絶対にみんなで生きてここを出よう!ボクらは誰のことも裏切らない!約束!」
少女たちとオレは手を重ね、想いを束ねた。
な~んか、すぐに折れちまいそうだが・・・此処は黙っておくか
エマの表情から察すると「気持ちが強くなった気がする」とか思ってるんだろう・・・あ~あ・・・裏切られた時のショックがどうなるか。オレはしーらない。
エマ「じゃあ早速、デュアン君、作戦をーーーーー」
エマが張り切って口を開いて、オレにキラーパスをした。いいのかリーダー。
アンアンがへなりとその場にしゃがみこんでしまった。
アンアンはいつの間にかみんなの輪から外れて、青ざめている。
デュアン「大丈夫か?」
アンアン「……」
アンアンは無言でただ首を振る
デュアン「ふむぅ……」
オレは、アンアンの手を少し触れると、すごく冷たい
デュアン「メルル……ゴクチョーに医務室借りられるか聞いてきてくれ」
メルル「は、はい……で、でもミリアさんも……ぐ、具合が悪そうです……」
ミリア「えっっ」
ミリアは驚いた様子で後退り、ぶんぶんと首を振る
デュアン「むっ……」
ミリア「体調悪くなんかないよ!ぜんぜん平気!おじさんは元気だよ!」
メルル「い、いえっ、ず、ずっと気になっていたんです……っ。ミリアさん、すごく肩が落ちていて、心配で……っ……いつも、疲れてますよね……!ずぅんって……体重そうで」
デュアン「………………」
バカバカしくなってきた
ミリア「それはおじさん仕草がしみついて、常にくたびれちゃってるんだよ!」
メルル「きょ、今日こそ看病させてください……っ」
メルルはじりじりと涙目で追っている。
エマ「無理するのは良くないよ2人は医務室で休んで……ってデュアン君……なんで、アンアンちゃんを背負ってるの?!」
デュアン「貧血で意識が途切れ途切れだ……オレのコートを被せてるが……身体がすっかり冷えちゃってるんだ……メルル……先に行ってるぞ」
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デュアン「医務室は此処だな……よし」
オレは、近くにアンアンの私物らしきものがあった為、そこに毛布を取りベットの上にアンアンを乗せ、オレのコートを外し、取った毛布を掛け、だいたい80℃まで温めた温水を湯たんぽに入れ、それを手ぬぐいで毛布の中に入れる。後は保健室とかにある桶に40℃前後のお湯を注ぎ込み、夏目アンアンの手を優しく入れ、マッサージをする。まぁ、血の流れを良くするためのマッサージ。冷え性の対策になるとは思うが・・・
時間がない為、オレはタオルを取り出し、40℃前後まで温めて、それを額の上に乗せる。
デュアン「……鉄分不足によるものか、赤血球異常……慢性疾患……色々原因はあるが……とりあいず、これで合ってるかはわからんが……応急処置として間違ってはいないと思う」
とりあいず、メモ書きで「鉄分不足または赤血球異常、慢性疾患の疑い」と書き残し。
オレは部屋に戻る。
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デュアン「ふぅ……ギリギリか」
エマ「ねえ、随分遅かったけど……どうしたの?」
デュアン「応急処置をしたが……大丈夫だろうか?」
エマ「え?貧血だよね?」
デュアン「手も以上に冷たかったからな……後は、メルルに任せている……」
エマ「ねえ、デュアン君……この後、ボクたちでマーゴちゃんの房に行くつもりなんだけど、デュアンくんは行く?」
デュアン「いや、眠いからオレは暫く睡眠を取る……飯を食ったら、風呂入って寝ます」
エマ「そ、そう……」
デュアン「それじゃ……おやすみなさ~い」
オレはそのまま、軽い睡眠を取ることにした
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デュアンのヒロイン候補は誰?
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桜羽エマ
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二階堂ヒロ
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紫藤アリサ
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橘シェリー
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氷上メルル
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月代ユキ