転生者が魔法少女ノ魔女裁判の世界へ転生(仮) 作:ミュウにゃん
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デュアン「……ぐ、うぅぅ……メルル……ミリアに怪我は?」
メルル「どこにも怪我は、ないみたいです……しかし、あなたが一番心配です」
エマ「そうだよ……頭痛がするっていっても……痛がり方尋常じゃないよ?」
デュアン「……俺はだ、大丈夫……」
シェリー「じゃなさそうですから」
デュアン「…………」
ミリア「うぅ……大騒ぎして、面目ない」
デュアン「まあ、普通は銃に狙われたら……そう思っても仕方ないよ……」
もはや見慣れた光景となっている、メルルとアンアンがそこにはいて・・・
半泣きのミリアをメルルが懸命に宥めた。
ミリア「足を引っ張ってばかりで、情けない……おじさんのせいでアリサちゃんもいなくなったし」
デュアン「ミリアのせいじゃないよ……」
ミリア「え?」
デュアン「間違えた……佐伯さんのせいじゃないよ……」
ミリア「ううん、ミリアでいいよ」
デュアン「そうか?う~ん……此処に来てから、口調が変わってきてるような……」
俺らしくも無い。
エマ「そう言えば……そうだね……なんか安定してない感じが……」
デュアン「……」
ミリア「うう……迷惑かけてごめんね……」
デュアン「あれは、ミリアは悪くないよ……っ……ぐっ」
俺は、ミリアを励ましたが・・・あまりにも痛みに頭を抑える。
ーーーーー『
メルル「デュアンさん?!」
デュアン「……、……」
疲れから来たのか、あまりにも頭が痛いせいで、俺はそのまま意識を手放す。
ミリア「やばいよ……メルルちゃん!意識を失ってる」
エマ「デュアン君!」
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その日の深夜に目を覚ました・・・
デュアン「おぇっ……っ」
ヤバい、マジで吐瀉物が出てしまう・・・えーっと・・・
バケツ発見。
デュアン「ゲホゲホ……おぇっ」
何も食べてないせいか、胃液ばかりを吐いた
うぅ、胃が痛い・・・。
俺は異世界魔術書庫から何ができるか・・・と考えると・・・色々あった。戦略級魔法、回復魔法、攻撃魔法、補助魔法といったものがある。
デュアン「とりあいず……《
今日は此処で寝るか・・・・
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次の日・・・
エマ「大丈夫……デュアンくん」
デュアン「ああ……もう動けるけど……俺はちょっと調べ物をしたいから、暫くは一緒には行動できない」
エマ「分かった……」
メルル「大丈夫です?」
デュアン「う~ん……頭痛の方と吐き気は深夜に収まったからね……暫くは自由行動をさせてもらうよ」
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幾日か経過した夕食後、エマの招集によって、少女たちはラウンジに集合していた。
ココ「ふあ~、ねむ……だる……」
ラウンジに入ってくるなり、ソファーに倒れ込むココに、メルルが近寄っていく
メルル「コ、ココさん、最近昼夜逆転してませんか?少し顔色が悪いように見えます……夜によく眠れるハーブティーを淹れましょうか?」
ココ「あ?メルちゃんあてぃしのこと見張ってるワケ?別に関係なくね?別にいつ寝ていつ起きたっていいじゃん……誰に迷惑かけるわけでもないしんだし」
メルル「う、うぅ……でも、心配なんです」
メルルの心配攻撃をすげなくあしらうココに、ミリアも介入していく。
デュアン「……」
ミリア「ココちゃん、朝起きたほうが気持ちいいよ。このスマホ、目覚まし機能もあるんだよ」
ミリアはスマホを取り出して、ぽちぽちと操作をはじめる。
デュアン「………(そこはスマホなんだな)」
ミリア「ほらっ、着信音も音楽に変えられるんだよ!好きな音楽なら気持ちよく起きられるかも。どうだい!?」
ココ「おっさんさあ……やっぱおっさんだわ。そんなん誰でも知ってるっつーの。大体スマホの着信を音楽にする発想がもうおっさん」
言いながらも、ココはミリアに対しては当たりが柔らかい。2人でスマホを弄りながら、楽しそうに会話をしている。
エマは中央のラウンジに立ち、咳払いを一つ、緊張の面持ちで口を開く。
エマ「みんなの協力のおかげで明日とうとう計画が実行に移せるよ。本当にみんな、ありがとう……!」
脱獄への希望の光が見えてきたのだろう。集う少女たちも晴れやかな表情だ。
しかし、本当に成功するのだろうか?
俺の長年?の感が・・・フラグというヤツが・・・囁いている。
シェリー「決行は明日、塀の前で17時ですね」
マーゴ「ええ。夕食時は看守が歩き回っていいないし、やるならこの時間しいかないわ」
ミリア「完成したアレの方はもう隠してあるよ……絶対見つからない自信あるからね……おじさん、はりきっちゃったよ~!ばっちり任せて!」
まあ、本当に脱出できるのならそれでも良いんだけど。成功するのか?
アンアン「『不安』」
メルル「し、し、心配です……」
デュアン「……(確かに心配だし、不安だな)」
ミリア「そんな目で見ないで!?信用問題に関わってるから、ちゃんと仕事したってば……なにかあったらおじさんの責任だからね!」
そう・・・完成した気球は"ミリア"に任せてある。重要なのが"ミリア"だ。おそらく黒部ナノカが破壊するかもしれない。
・・・いや、そもそも脱出を目論んでいるのなら破壊はしないだろう。
ハンナ「あの、一ついいかしら?そこまで大きなものは作れなかったから全員は乗れませんわよ?そこはどうしますの?」
エマ「うん、そのことなんだけど……既にマーゴちゃんから相談受けてて……」
マーゴ「明日の出発はエマちゃんとアリサちゃんのみで行ってもらおうと思うの……と言っても、アリサちゃんはここにも来てくれていないから、明日出発できるかも怪しいのだけれどね」
宝生さんの発言で慌てたのは沢渡さんだ。
ココ「はっ!?ちょっと待って……なんでエマっちとヤンキーだけなの!?納得いかない。あてぃしも行くから!さっさとこんなところ出て……」
エマ「先にボクらだけで行くのは、少人数の方が見つかりにくいからだよ……それに、塀の外の様子が分からないから……出られることを確かめられたら、戻ってくるつもり」
まあ、俺の
ココ「……なんだそういうことねぇ。ふうん」
ココは一度納得した風だったが、剣呑とした雰囲気は消えない。
デュアン「……」
ココ「でもさあ、そのまま自分だけで逃げるつもりじゃないのぉ?塀の外に出られたら、あてぃしらを助ける義理もないわけだしぃ……あてぃしも一緒にのせてってば。1人ぐらいいいでしょ?ねぇねぇ?」
デュアン「……」
ココ「エマっちが必ず戻ってくるって言っても、やっぱ信じらんなーい」
エマ「……っ」
デュアン「どうどう……落ち着けお前ら」
ココ「それにあのヤンキーは絶対にそのまま逃げるでしょ」
アリサ「ーーー逃げねえよ」
デュアン「………」
エマ「アリサちゃん!!」
いつの間にか、アリサがラウンジに登場していた。皆の注目がアリサに集う。
アリサ「協力してやる……一度やるって決めたことは、必ず成し遂げる。筋は通す……これで文句ねーだろ、おい。あんまりウダウダ言ってっと燃やすぞ?」
言葉は荒いが、紫藤さんには「優しさ」がある。
ココ「……ふん。それなら文句ありませんけどー?」
アリサにすごまれ、流石にココは引き下がった。近くにいたミリアをげしげしと殴っている。
デュアン「……せっかく皆が仲良くしてるんだ、和を乱すなよ……沢渡さん?」
俺は、少し
・・・・
う~ん・・・・
ココ「あーもなんなんアイツもデュアンも……怖っつの」
ミリア「いだっ、いだっ……おじさんに当たらないで……」
エマは感極まった様子で、アリサに駆け寄っていた。
エマ「アリサちゃん、来てくれてありがとう……本当に、嬉しい!」
アリサ「ったく、しつけーんだよおめえはよ。全員ここから出してやる……それでいいんだな?」
エマ「うん、うんっ……」
そうは言っても砂時計のカウントダウンが止まらない。
【桜羽エマ 魔女発生イベント 残り?日】
【桜羽エマ 死亡フラグ発生 残り?日】
【デュアン 死亡フラグ発生 残り125日以内】
【魔法少女全滅フラグ発生 残り?日】
【大魔女の野望完遂 残り?日】
【世界崩壊ルート 残り?日】
-New!【佐伯ミリア死亡フラグ発生 30日以内】
【氷上メルル 死亡フラグ発生 ?日】
デュアン「っ!?」
な。に?あと一ヶ月以内にミリアの死亡フラグが成立?!
とにかく。フラグを壊さないと・・・
マーゴ「エマちゃんのおかげね……エマちゃんが中心にいてくれたから、みんながひとつになれたのよ」
デュアン「っく?!」
頭が痛い。やっぱり、牢屋敷に来てからのエマの行動、様子が変だ。
それに、思い出そうとすると、ノイズで・・・
いや、ノイズの先が見えない。
シェリー「ですね!いやぁ~明日が楽しみです!エマさんとアリサさんに幸あれ~」
それ、フラグだぞ。
アリサ「おめえは黙っとけ」
シェリー「なんで私にはそんな厳しいんですか~……仲良くしたいのになぁ」
デュアン「お前は、人の領域というものを知ったほうが良いと思うぞ」
俺はそう諭すと・・・
アリサ「橘、おめえは嘘くせえんだよ……桜羽には嘘がなかった。その違いだ……、……だが、デュアン。お前がこの牢屋敷で一番胡散臭い……嘘も混じっていれば、桜羽みたいな純粋さがある……なんなんだ、お前……」
デュアン「……俺が気に入らないのならそれでもいい……だけど、他の少女たちには迷惑をかけるな……俺は外れるよ」
俺は、そのまま外へ出る。
~~~~~~~~~~
真っ昼間・・・・
デュアン「……、……」
俺は手の平を返し、集中する。
魔法陣を100ほど重ねた多重魔法陣を展開し、そこに指先をくぐらせた。
デュアン「《
右手が蒼白い輝きを纏う。それは距離を越え、あらゆる物をこの手に収め、掌握する魔法。
《
そして、ゆっくりと腕を動かした。
お、重い。こんなに重かったっけ?
少しずつ、少しずつ・・・月をずらす。
地軸や公転軌道をおかしくしないように・・・っと
デュアン「……よし」
わずか、1分で日食の完成だ!
デュアン「愚者の砂時計!時を止まれ!」
この間に月を元の位置に戻してっと・・・
3秒前・・・よし。元に戻せたな。
これで、俺が考える密室殺人の自殺が完成した。
ーーーーそう。これはゲームだ・・・
大魔女を炙り出す為のゲーム。
デュアン「…………」
作成した、この毒はとんでもない殺戮兵器だ。
炎と組み合わせることで毒素が発生し、水で毒素が分解する。
しかも、この毒は傷口から感染し、10秒で死に至るヤバいものだ。
さて、俺が死ぬタイミングだが・・・第4の殺人後にするか。
犯人を仕立て上げるのは、架空の犯人。
・・・・ゴクチョーは知らないだろうが。俺は、400番台の魔法少女のスマホを手に入れている。そう、犯人にするのは「成れ果て」だ。
新しく手に入れた異世界魔法で、不可能犯罪、全員にアリバイを完璧にさせて、犯人を作り出す。フクロウの監視には引っかからない。
犯人が存在しない殺人裁判は、無意味だからな。俺が死んだ後の裁判が楽しみだよ。
~~~~~~~~
デュアン「……風呂は入ったし、眠りに就くだけ……」
そういえば、異世界の魔法の中に神代魔法というのがあったな。
色々、世界をめちゃくちゃできそうで面白そうだ。
俺は、そのまま深く睡眠を取ると・・・
ーーーーー『世界を壊すか。それも良い……だが、お前にその覚悟があるのか?《 》を失い、《 》の気持ちさえ、粉々にできるというのなら』
誰だ、お前は?
俺は、謎の男の声を聞く。
ーーーーー『私か?私は《 A c ce le ra te 》だよ』
記憶を曇らせる魔術?
ちちんぷいぷい。失われた忘却の記憶の靄を振り払え
ーーーーー『無駄だ。忘却した記憶を消したからな』
忘却した記憶を消した?なら《
ーーーー『《 A c ce le ra te 》』
どうして、記憶を取り戻させてくれない!
ーーーーーー『お前は、桜羽エマの違和感を……二階堂ヒロを救えてない……お前はその2つを達成していない……この周回では教えられない』
なら、今すぐ俺が死ねば、二階堂ヒロを・・・・
ーーーーー『それだと、彼女の魔法がキミのループするタイミングの時間軸が合わない』
なに?それは、二階堂ヒロの魔法が「死に戻り」と自白してるようなものだぞ?
ーーーーー『お前が予想していることは、当たっている。だが、全てを種明かしはできない』
お前は、何者だ?
ーーーーーー『強いて言うなら、私は……いや俺は、お前の
なんだと!?俺が、何時・・・どのタイミングで作ったっていうんだ!
ーーーーー『全てを思い出せ!』
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デュアンのヒロイン候補は誰?
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桜羽エマ
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二階堂ヒロ
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紫藤アリサ
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橘シェリー
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氷上メルル
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月代ユキ