転生者が魔法少女ノ魔女裁判の世界へ転生(仮) 作:ミュウにゃん
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ーーーー決行当日の朝。
エマは自身の監房で、半身を起こしていた。
俺は、なんか「異世界魔法」を習得した当たりから眠気がしなくなってきている。辛いと思ったら、自動治癒が発動する。
エマの表情はどこか冴えない
デュアン「どうしんだ?エマ」
エマ「今日は脱獄する日なのに……なんだろう、胸がざわめいてる……」
デュアン「虫の知らせとかそういうものか?」
エマ「うん……」
俺は、視界に存在する砂時計を見ると、例の
【桜羽エマ 魔女発生イベント 残り?日】
【桜羽エマ 死亡フラグ発生 残り?日】
【デュアン 死亡フラグ発生 残り125日以内】
【魔法少女全滅フラグ発生 残り?日】
【大魔女の野望完遂 残り?日】
【佐伯ミリア死亡フラグ発生 0日】
【氷上メルル 死亡フラグ発生 ?日】
ん?ミリアの死亡フラグが0日?ま、まさか・・・
エマと俺は嫌な予感を呼応するかのように、通路の方でバタバタと駆ける音が聞こえてきた
エマと俺の監房に飛び込んできたのは、シェリーとハンナだった。
2人とも息を切らし、青ざめてしまっている。
シェリー「エマ、デュアンさん、た、た、大変です!!」
デュアン「シェリー……落ち着け、何があった?」
ハンナ「と、とにかく、来てちょうだい!」
エマはベッドから降り、シェリーとハンナに続いて走り出した
俺も後を追っかけよう。
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エマ「そんな……」
現場に駆けつけたエマは、その場にへなへなと崩れ落ちた
ハンナ「わたくしたちが頑張って作ったものが……こんなのってないですわ……」
エマ「一体誰がこんなことを……」
デュアン「……」
ボロボロに引き裂かれた布切れが、あちこちに散らばっている。
・・・犯人は、看守?
もう少し調べよう・・・ん?バスケットもぐしゃぐしゃに潰され、ーーーー気球は無残に破壊しつくされていた。
意図的に破壊されてるな。
騒ぎを聞きつけた少女たちは、続々と集まってきている。
そして、ひどい有様になっている気球に、皆茫然と立ち尽くしていた。
彼女たちにつきつけられる現実。それは「ーーー脱獄は、失敗したのだ」
アリサ「おい、おっさん!」
ミリア「ぐっ……」
アリサがミリアの首リボンを掴み上げ、至近距離で睨む。
アリサ「隠し場所はおっさんしか知らなかったはずだ。おっさんがやったのかよ!?」
ミリア「…………」
デュアン「……」
なぜ、黙っている?誰かを庇っているのか?
メルル「み、ミリアさん、なにか言ってください……そうしないと、みんなが……」
ココ「おっさん、マジなの?そんな大それたことやるキャラじゃないじゃん……やっぱあてぃしらのこと、騙してたワケ……?」
・・・ミリアを孤立させる。まさか黒部ナノカ!?アイツが犯人か?
看守はミリアを孤立させても意味が無い。
フクロウは、犯人ではないが・・・そもそも、隠し場所はミリア以外誰も居ない。
一番怪しいのは、黒部ナノカだな。あいつは「幻視」の魔法で探り当てられる。
マーゴ「残念だわ」
エマ「ねぇ……デュアンくん。ミリアちゃんがそんなことするなんて、そんなわけ……ないよね?」
デュアン「……」
少しの沈黙の後・・・
そこでスマホに通知が入り、少女たちは各自、自身のスマホを取り出す。
『監視フクロウより報告が入りましたので、お知らせしますね……佐伯ミリアさんが、外出禁止の深夜に外を出歩いていたそうで、規則を破ったため、懲罰房に入ってもらいますね……やれやれ』
ミリア「ーーーーっ」
は?外出禁止の深夜は、部屋が全てオートロックされる。
シェリー「なるほどぉ……深夜に脱け出して、ここに来て、気球を破壊したんですね」
いや、それはおかしい。なんだこの拭いきれない違和感は・・・
ハンナ「ひどいですわ!一体どうしてそんなことを!?」
くくっ、あははっ、と、哄笑をあげたのはココだった。
ココ「んなの当然じゃん?おっさんが黒幕なんでしょ。あてぃしらに逃げられると困るからやった。そうなんだろ!?ねえ!!」
ミリア「ちが……」
泣きそうになっているココの顔を見て反論は弱まり、ミリアは力なく項垂れた。
デュアン「………」
ミリア「……みんな、ごめん。エマちゃん、ごめん……。おじさんのこと、信頼してくれたのに。本当にごめんなさい」
デュアン「それは、何に対しての"ごめんなさい"……だ?ミリア」
エマ「……?」
ミリア「……、……」
デュアン「悪いが……ミリアがやったとは到底思えない」
ハンナ「どういうことですの?」
デュアン「ゴクチョーのメッセージもおかしい」
シェリー「おかしい、とは?」
こいつら・・・
デュアン「それに……気球を壊す犯人が最低でも4人は居るぞ」
ミリア「…………」
デュアン「話は以上だ……終わり」
俺は、これ以上情報を与えないほうが良いと判断した。
すると、ゴクチョーの通知にあった通り、看守が近づいてきていた。
看守はミリアを物のように抱え上げる
ミリア「わ、わあっ、や、やめて……!懲罰房行きなんて、嫌だぁ!誰か助け……っ」
看守に拘束されたミリアの表情は、青ざめ、恐怖でひきつっている。
デュアン「……」
俺は、ミリアの目を見ている。
そうするうちに、騒ぐミリアを看守が連行していった。
ミリアがいなくなり、その場は暫く沈黙が流れていた・・・
エマ「デュアン君……ミリアちゃんが犯人じゃないってどういうこと?」
デュアン「気球を壊せる犯人は、ミリア以外に居るだろ」
シェリー「例えば?」
デュアン「ゴクチョー、看守、大魔女、ナノカ……」
アリサ「………」
シェリー「つまり、バレたということ?」
デュアン「そういうことになるのかもしれない……ただ、ミリアが犯人とは限らない……そもそも、ゴクチョーの通知もおかしい」
ハンナ「それはどういう意味で……?」
デュアン「……、……自分で考えろ」
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エマ「ねえ、デュアンくん……いい加減、教えてほしい」
デュアン「何がだ……?」
エマ「全部知ってるんでしょ?」
デュアン「全部は分からない……ただ、おかしい点は一つある……だけど、それを教えるわけにはいかない……今回に限って、俺は黙秘をする……さぁ、もう寝ろ」
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デュアンのヒロイン候補は誰?
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桜羽エマ
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二階堂ヒロ
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紫藤アリサ
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橘シェリー
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氷上メルル
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月代ユキ