転生者が魔法少女ノ魔女裁判の世界へ転生(仮)   作:ミュウにゃん

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Ep33 二回目の裁判③

 

 

 

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  ナノカ「遠野ハンナと沢渡ココの証言によれば、死体を発見した当時……あの部屋は密室だったということよ。ここにいる私たちには鍵を開けることはおろか、鍵をかけることすら出来なかった……」

 

  デュアン「それじゃあ、誰にも犯行は不可能になるんだが……?」

   ナノカ「ええ……そのとおりよ、デュアン」

 

   アリサ「誰にも犯行が不可能って……ならアイツはどうやって死んだんだよ!自殺か!?事故死か!?それとも病死とかいう気!?そんなんありえねーだろ!」

 

    ココ「……さっきと言ってること、違うんじゃねーの~!?」

   ナノカ「いいえ。他殺だった事は否定しないわ……私の主張は【犯人は私たちの中にいない】というだけよ」

 

  デュアン「なぜ、俺たち全員が犯人じゃないと分かるんだ?」

   ナノカ「さっきも言った通り……鍵を開けるなんて……この施設の管理者にしかできないはずだもの」

 

  デュアン「それは監房のオートロックのことを言ってるのだとしたら……その推理……瓦解するぜ」

 

   ナノカ「……?」

   アリサ「……それで、ゴクチョーが殺したって言いたいのか?」

   ナノカ「ええ……懲罰房の鍵を自由に開ける事ができた運営が犯人よ……私たちにはできない。なぜなら鍵がしまっていたのだから……」

 

    エマ「……たしかに、ナノカちゃんの言う事はもっともだけど……でも、最初から鍵が開いていた可能性もあるんじゃないかな」

 

・・・となると、ミリアの口に入っていた鍵は「南京錠」の鍵ではなく、牢屋敷のマスターキー?いや、違う牢屋敷は全部オートロックするようになっている。

 

   ナノカ「……どういうことかしら」

    エマ「もしもの話だけど……犯行前から鍵が開いていたとしたら、誰でも中に入れるんじゃないかな……?」

 

   ナノカ「鍵が開いていた……?そんなわけないでしょう」

  デュアン「……、……」

   ナノカ「懲罰房は運営に反抗した囚人を捕らえる為のもの……鍵がかかっていないなら、この部屋の意味がないじゃない……!」

 

おそらく囚人が入ってから、2~3日で鍵が開くシステムだとしたら?そうなると、オートロックの仕組みが分かってくる

 

    エマ「でも、ミリアちゃんは拘束されたんだ……懲罰房が開いていたとしても、逃げることはできないはずだよ」

 

    ココ「つーかさ。あいつら拷問ショーしようとしてたんだろ?だったら鍵が開いてたって、なーんもおかしくないんじゃねーの?」

 

一貫性が無い。「ミリアを拘束した犯人」「ミリアを殺した犯人」「拷問ショーの予告」・・・全く繋がらない。拷問ショーを見せたいのなら、鍵を閉めない。

結局、ゴクチョー側の推理は的外れだったか・・・と思い、白のチェスを倒す。

 

   ナノカ「……そんなわけない。佐伯ミリアを隔離する為に、奴らは誰も入れないよう鍵を掛けていたはず……!【鍵はかかっていた】……!懲罰房の鍵を持っていいない私たちに犯行は不可能よ……!」

 

黒部さん、魔女図鑑のルールブックを見てないな・・・

 

   シェリー「……それなら、説明できるかもしれませんよ!」

   ナノカ「えっ……?」

   シェリー「私たちは、この鍵をとある場所で見つけました」

   アンアン「……その鍵は……!」

   デュアン「ミリアの死体……いや口の中から発見されてた……これを使えば扉の鍵を自由に開け閉めできるはずです!黒部さんの推理には穴があったということだ……」

 

   ナノカ「そんな……!?」

   デュアン「それにぶっちゃけちゃうと……魔女図鑑の規則Ⅱのページに……こう記載されている「懲罰房は2日」と」

 

    アリサ「2日……か」

   デュアン「まだ中から鍵をかけたのかは推測でしか分からないから……よく分かってないがな……まぁ、これだけははっきり言える……鍵をミリアが持っていたことは間違いない」

 

しかし、そうなると・・・やはり謎だ。殺してから口に入れたのか、殺す前に口に・・・いや、殺す前だな。唾液が付着してたから、間違えなく・・・殺す前。つまり扉の鍵は最初っから掛かってないってことになる。

 

   シェリー「これで懲罰房に入るのは誰でもできたって事ですね!」

   ナノカ「……それは懲罰房の鍵じゃないわ……そんなはずない……!」

 

  デュアン「…………」

 

ーーーーーー『よぉ、進捗捗ってるか?』

 

ーーーーーこんな時に、何の用だ?

 

ーーーーー『教えてやらないの?此処の鍵は全てコンピューターで管理されてるって』

 

ーーーーー黙れ。それは知っている。まだ情報が揃っていない。

 

   エマ「……え?」

  マーゴ「あら?どうしてそんなことが言い切れるのかしら?材質は似ているみたいだしv懲罰房の鍵だとしても不自然ではないと思うけど?」

 

あっ・・・そういうことか・・・・

 

  ナノカ「……でも、本当のはずよ。その鍵は懲罰房についていた錠前には合わないはず……!」

 

  シェリー「錠前の方は私が壊してしまいましたし、確認は取れませんね」

 

  デュアン「何方にせよ……壊さなきゃ入れないだろ」

「仕方がない」ってヤツだ。

 

  シェリー「それにしてもナノカさん、どうしてこれが懲罰房の鍵じゃないって思ったんですか?」

 

   ナノカ「……それは」

  デュアン「未来視で何か見えたりしたか?」

   ナノカ「…………」

    エマ「ナノカちゃん……?」

   ナノカ「……なれない事はするものではないわね」

  デュアン「……」

   ナノカ「新しい証拠を提出するわ……みんなで好きに見てちょうだい」

 

    エマ「これって……!」

   ハンナ「鍵ですわ!!」

   ナノカ「……この鍵は、懲罰房の中で拾ったのよ」

    エマ「懲罰房の中って……どういうこと?」

   ナノカ「……私の見たことを、正直に証言するわ……信じるかどうかは……あなたたちに任せるけど」

 

  デュアン「んじゃ、ミリアの声を借りるとしたら……」

  デュアン「『ナノカちゃんの証言、私は信じるよ』ってね」

   マーゴ「あら、私みたいに声真似が上手いのね」

 

 

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デュアンのヒロイン候補は誰?

  • 桜羽エマ
  • 二階堂ヒロ
  • 紫藤アリサ
  • 橘シェリー
  • 氷上メルル
  • 月代ユキ
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