転生者が魔法少女ノ魔女裁判の世界へ転生(仮) 作:ミュウにゃん
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デュアン「ふはははっ……気づいてない時点でお前の敗北は決定した……」
まあ、その証拠も根拠としては弱いが・・・詰められるだけ詰める。将棋のように・・・
エマ「デュアン君……それって?」
デュアン「みんなで会話したことを思い出すといい」
エマ「えーっと……最初は、メモを見た時は【20時から21時の間】と想定していたけど、デュアンくんは【19時以降】と断定してたね」
デュアン「そうだな……【20時の時点でミリアが生きていた】という仮定から導き出されたことだ……そしてその死亡推定時刻の間、氷上さんは夏目さんと医務室にいたことがわかっている……そう、その結果……仮の【20時から21時の間】のアリバイが成立するなら……夏目さんしかアリバイが作られる……不自然すぎる」
ハンナ「たしかに……アンアンさんにはアリバイがあったので、まさか容疑者とは思いませんでしたわ」
デュアン「そこで、チェス盤をひっくり返す…アリバイのないヤツが白とね」
エマ「アリバイのない人が白……?」
デュアン「逆にアリバイが全員にあった場合、誰かしらが崩れることになる……まぁ、今はそんなことはどうでもいい」
ーーーーーー「掴んだのか?犯人を」
ーーーーーお前の話は後だ。
シェリー「アリバイのない人が白……それ、推理として……成り立つんですか?」
デュアン「ああ……昔読んだ小説で28人……って、そんなことはいいんだよ……続きを話すぞ」
エマ「お願い」
デュアン「夏目さん。キミだけがミリアの声を録音して偽装する意味があるのは……そして、一方で黒部さんにはそれをする意味がない……アリバイの無い人間にアリバイ工作は必要性が無い」
まあ、犯人を殺人罪の罪を着せたいのなら・・・もうちょっと姑息で緻密で計算された方法でやると思う。
アンアン「……アリバイがあるから逆に怪しいなんて、暴論にもほどがあるな」
デュアン「果たして、本当に暴論だろうか?」
アンアン「お前の言った推理だと……メルルにも当てはまるはずではないか?ヤツにはわがはいと同じくアリバイがある……違うか?」
デュアン「いや、氷上さんは関係ない……その理由は……【遠隔操作】だ……さっきの議論を思い出してくれ」
エマ「えっと……ミリアちゃんの悲鳴はタイミングを見計らって流された……だったよね?」
デュアン「ああ……ドア越しでははっきり聞こえない状況だったからドアの近くまで誰かが近付いてから聞かせなきゃならない……」
マーゴ「拷問をする部屋だもの……防音効果がなかったら、色々と外に聞こえて大変だもね♡」
デュアン「だから犯人がアリバイを作る為には、その場にいて、狙ったタイミングで音声を再生する必要があった……だからそれは、そのとき現場にいなかった氷上さんには出来ないことだ……だが、お前……夏目さんならその偽装工作もできるし、実際に死亡時間がズレた恩恵を一番得られたのはお前しかいない……以上の理由でーーーー」
オレは、トドメを刺そうと、言葉の刃を突き立てようとするが・・・
アンアン「ーーーーどうして」
デュアン「……」
エマ「……え?」
アンアン「いや……なんでもない……それがデュアン、お前の選択なら……受けて立つまでだ」
デュアン「……いいだろう」
アンアン「わがはいが間違ってないことを証明してやろう。そんな推理……なんの意味もない事だとな」
残念だが、お前の敗北は決定している。どう足掻こうが・・・オレには切り札がある。
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アンアン「わがはいを疑うのはいいが、それらは全て、憶測によるものだ……。そもそもミリアの悲鳴がスマホによって再生された音声だという証拠も無い」
デュアン「……いいや、あれは確実に再生された音声だとはっきり分かる……、……実はオレも持ってるんだ、アレ」
ハンナ「え!?」
エマ「どういうこと?!」
デュアン「再生するぞ……」
オレは、自分の牢屋敷のスマホを取り出し、ボイスメモの項目を選び・・・6個目の項目を押すと・・・・
ミリアの声『きゃぁぁあ』
デュアン「これは、最近、取れたボイスだ……この意味は分かるよな?」
アリサ「あ?なんでお前がおっさんの声を録音してたんだ?」
デュアン「悪いが……これは切り抜いて使っている……、……だが、これをオレたちは聞いている……確実にな」
シェリー「どういうことです?」
デュアン「……こう言っては失礼に聞こえるが……ミリアが悲鳴をあげた時……女の子らしくなかっただろ?」
エマ「あ!」
デュアン「そう、徹底的におっさんをトーレスして……おっさんを
ナノカ「ちょっと待って……佐伯ミリアは……魔法で入れ替わっただけじゃないの?」
デュアン「お前の視た幻視の魔法では未来が視えても……そのさきが視えてなかったようだな……オレには、生まれつき「魂の色」が見えるんだ……それは今は割愛して……ミリアの魔法は単なる入れ替えの魔法じゃない……、……」
エマ「単なる入れ替えの魔法じゃ、ない?」
デュアン「……ミリアの魔法は……相互承諾を条件とした肉体の入れ替えの魔法だ!そして、昔ミリアはイジメに遭ったことを教えてくれた……以上のことで……ミリアは、当時入れ替わっていた弁護士のおっさんと身体を一時的に交換し、……イジメの事件が終了後……持ち主に返した……これが答えだ!そして、ナノカが視た「幻視」の先の答えだ」
ナノカ「!!??」
デュアン「……後で、原データを送付する」
アリサ「おっさんの魔法……なんでそんなに詳しいんだ」
デュアン「仮説を立てた……もし、ミリアが条件なしの入れ替わりが出来るなら……何らかのアクションを取っていたはずだ」
アンアン「…………」
デュアン「それに、データが消えようと……復元しようと思えば復元出来るからな……」
エマ「……それは本当なの?」
デュアン「ただ……この裁判中には無理だ……復元に最低8時間はかかる」
本当なら、オレのスキル「再成」で復元ポイントを洗い出して一瞬で復元が可能だ
アンアン「……」
デュアン「時間指定のアラームでは成立が不可能なんだ」
アンアン「なぜだ?」
デュアン「アラームを設定してしまったら……ループ再生されてしまって、その時点で……録音された音声だとすぐにバレてしまうからだ……同じように着信音でも同じ事が言える……なら、どうするか……グループの通知音を設定した……これが答えだ」
エマ「通知音だけが……ループしないことを……なんで最初に発言しなかったの?」
デュアン「ミリアの死に方に苛立ちを覚えた……前回の城ヶ崎さんの死は心臓を貫かれて、ほぼ即死状態になったが……今回のは違う。じわじわと嬲り殺した……そう感じたからだ……だから、これはオレの個人的な憂さ晴らしだ……話を続けるぞ」
エマ「……うん」
デュアン「お前は確実に、ハンナを覗かないように出来るんだよ……お前だけがな」
アンアン「なに……?」
デュアン「前回の魔女裁判でも、レイアが言うように……この魔女屋敷には第三のルール「魔法」というものが適用される……そう。おまえは、この魔女裁判中……アリサに魔法を掛けたように……ハンナにも魔法をかけたんだ……固有名詞は「洗脳」……効果は【相手を納得させることができたら一時的に対象を言いなりにできる】……だろうな」
ハンナ「ちょ、ちょっとお待ちになりなさい……なぜ、貴方が彼女いえミリアさんの魔法の効果まで知ったのです?」
デュアン「宝生さんが見せてくれた……あの本に……それぞれの魔法効果、魔法固有名、魔法の強化方法などが書かれていた」
マーゴ「あら……貴方は読めたというの、ね……」
デュアン「そうだ……」
エマ「アンアンちゃんなら、ハンナちゃんが死体を発見しないよう行動を誘導できた……ってこと?」
デュアン「その通りだ……」
ハンナ「デュアンさん……貴方はこの魔女裁判が終わり次第……お話があります」
デュアン「残念だが、それは無理だ」
マーゴ「なぜかしら?」
デュアン「既に消灯時間過ぎている……今回は特例中の特例で裁判があるが……終われば、即座に監房に入ることになる……違反したら、そこの【成れ果て】に殺されるか、懲罰房行きだ」
ハンナ「……あっ」
デュアン「話を戻すぞ。それで?ハンナ……心当たりあるだろ……」
ハンナ「そ、そういえばあの時……!」
思い出してくれたようだな・・・・
ハンナ「……たしかに声はかけられましたわ」
デュアン「そう……最初のハンナの発言で……魔法が使われたことに気づいた……【戻ろう】……これは明らかに不自然な発言だ」
ハンナ「で、ですが……アンアンさんの具合が悪そうでしたので医務室に運びましたけど……」
じゃあ、オレの予想は少なくても当たっているってことか・・・
デュアン「………」
ハンナ「もしかしたらあの時、魔法をかけられていたんですの!?」
アンアン「くっ……!そんなこと……ない……!」
デュアン「…………」
アンアン「……バカバカしい。こんな子供のおままごとのような議論……いい加減、こんな無駄な話は終わりにするべきだ!否定してやろう……全てを!!」
もう、おまえの負けは決まった・・・
お前が動揺した時点で、決着は
デュアン「……」
もう、お前は言い訳を並び立てるしか無い・・・
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