転生者が魔法少女ノ魔女裁判の世界へ転生(仮)   作:ミュウにゃん

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Ep39 鍵の行方

 

 

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  デュアン「おそらく、鍵の管理は……看守がしていたんじゃないのか?ゴクチョー」

 

  ゴクチョー「ええ……よくお分かりで」

  デュアン「まあ……"看守"って役職なら……そう答えるだろう」

  ゴクチョー「……その時のこと、何かありますか?」

    看守「…………」

    ココ「なんも答えねーんだけど?」

   アリサ「なんか言いやがれ!」

    看守「…………」

   マーゴ「あらあら、もしかしてお話できないのかしら?」

  ゴクチョー「まあこの方、無口なので……」

    ココ「……【これ】から話を聞くの、無理なんじゃねーの?」   

 

  ゴクチョー「基本的に私以外の言うことは聞きませんしねぇ」

  デュアン「そうだったな……お前が一度殺された時、看守の動きが止まったからな……」

 

   ナノカ「……それなら、あなたにべつのことを聞きましょうか……この看守に、意思はあるのかしら」

 

  ゴクチョー「少なくても機械ではありません……それに、看守の正体なら、デュアンさんが答えてくれると思いますよ?」

 

  デュアン「……、……まぁ、YesかNoで答えるならYesに分類されるな……」

 

   ナノカ「……デュアン。教えてほしい……看守の正体を」

  デュアン「まだ、答える時じゃない……少なくても……ね」

   ナノカ「…………」

  デュアン「まあ、オレが殺されたり、死んだりすれば……秘密が共有されるから……心配するな」

  ゴクチョー「いつの間に、そんなプログラムを組んだのですか?やれやれ……貴方、本当は外との連絡手段を取るアプリとか作れるんじゃありませんか?」

 

  デュアン「ノーコメントだ……今は事件のことを話してるんだろう?」

 

  ゴクチョー「そうでしたね……もしかして、私たちが殺人を行ったとお思いですか?そんなことはありえませんよ……なぜなら私たちには動機がありません。なので自発的に誰かを殺したり、誰かの犯行に協力する共犯者となるようなことはありえないんですよ」

 

  デュアン「……、……本当にそうか?」

  ゴクチョー「……と、言いますと?」

  デュアン「犯人は分かってる……しかし、お前らがやってない証拠にはならない……」

    エマ「……???」

  デュアン「まず……最初におかしいと思ったのは、ミリアが懲罰房に入られた時だ……魔女図鑑では「見つけ次第」と書かれている……そして、お前は「脱獄したらしい」と答えた……つまり、ゴクチョー……あんたはミリアが脱獄したことを知らなかった……そして、真犯人Xが、ミリアが脱獄したことをリークした……これで最初の違和感が消える」

   アリス「そういえば……うちが脱走した時は、あっさり捕まったな……」

 

  デュアン「鍵の管理は看守がしてた……ゴクチョーが自らそう発言したからな」

 

  ゴクチョー「まあ……そうですね」

   デュアン「じゃあ……鍵が懲罰房の中にあるのは不自然じゃないか……」

 

そう。鍵を盗めたのは「夏目アンアン」しか居ない。彼女の命令ひとつでコントロールできるからな・・・

 

  ゴクチョー「不自然……ですか」

   デュアン「ああ……扉が開いている上に鍵があったら懲罰房から脱出仕放題だ……、……」

 

いや、磔は誰がやったんだ?アンアンの腕力じゃ無理だ、身長差も合わさって・・・

 

   エマ「デュアンくん……?

  デュアン「話を戻す……、……仮に黒部さんの嘘だとしても、黒部さんが鍵を持っていること事態がその証言と矛盾するんだ……、……」

 ゴクチョー「そ、それは……」

  デュアン「嘘は良くねぇぞ……看守が鍵を今持っていないことが、ゴクチョーの証言と矛盾しているんだ……」

 

 ゴクチョー「ふむ……確かにデュアンさんの言う事も、一理あるかもしれませんねぇ……」

 

  デュアン「……」

オレは、相変わらず黒のキングをペン回しのように回転させる。

 

 ゴクチョー「しかし看守が勝手に動いたなど……私にも信じがたいことではあるのですが……」

 

   ハンナ「なら看守が鍵を置き忘れたとか、盗まれた可能性は万に一つもありませんの?絶対にないことなんですの?」

 

いいや、鍵はアンアンの手によって盗まれた・・・?

 

もっと考えるべきなのは、看守とミリアが入れ替わった場合はどうなる?

 

  ゴクチョー「う~ん……まあたしかにそう云われますと、私も不安にはなってきましたが……」

 

   アリサ「自信があるのかないのか、どっちだよ……!」

ほぅ?なるほど・・・洗脳で命令を二度上書きしたのか・・・興味深いな。絶対遵守の力みたいで・・・

 

  ゴクチョー「看守のことは信頼しております。ですが、無い事を証明するのは難しいんですよ……」

 

   マーゴ「悪魔の証明というやつね」

  ゴクチョー「ええ。看守は鍵を肌身離さず、身につけていたはずなんですがねぇ……」

 

ようやく分かった来たぞ・・・

 

  デュアン「ゴクチョー……一つ聞いていいか?」

  ゴクチョー「なんでしょう?」

  デュアン「懲罰房の鍵を開ける用事って……今日だったか?」

    エマ「?」

  ゴクチョー「いいえ、鍵を開ける用事は今日は無かったはずなんですよ」

 

  デュアン「そうか……ありがとう。これで……鍵の問題は解決した」

 ゴクチョー「……え?」

  デュアン「通常の方法で看守から鍵を盗もうとしたら、それが例え相手が透明人間でも殺されるだろう……気配で察知されるからな」

 

何度か実験を繰り返してるうちに、殺意を向けなければ・・・何もしてこない。あと触って気付いたが、排泄機能が無い。

 

    看守「………」

  デュアン「……ッフ」

   ナノカ「……随分な自信ね」

 ゴクチョー「それはそういう存在なのですよ」

  デュアン「でも、オレ1人でも殺せると思うぞ?」

    ココ「マジ?」

   アリサ「……嘘だろ」

 ゴクチョー「…………」

  デュアン「洗脳された元少女……を殺すぐらい簡単だ」

    エマ「……でも、そうだとしたら尚更おかしくないかな?」

  デュアン「あぁ……エマの疑問は既にオレが分かっている」

    エマ「ナノカちゃんが持っていたこのこの鍵のこと、同説明するの?

 

  ゴクチョー「それは……困りました。私どもは、何らかのミスを認めなくてはいけないいようですね……看守が共犯なんてありえません。看守がそんな意思を持てるはずがありませんから。それに看守が囚人の言うことを聞いていたら、仕事にならないじゃないですか……」

 

  デュアン「……いいや、共犯説は説明が可能なはずだよ」

 ゴクチョー「では、デュアンさん。看守を従わせる方法を教えて下さい……、それは一体どうやって?」

 

白のポーンと白のナイトを倒した。

 

  デュアン「いいだろう……説明してやるよ……、お前なら出来るだろう……夏目さん……洗脳という魔法を使えば……看守を操れるはずだ!そうだろう、夏目アンアン!」

 

  アンアン「ぐっ……!?」

  デュアン「看守は機械ではなく……【魔女の慣れ果て】だ……おそらく、言葉一つで命令を遵守できると結論付ける……そして、夏目さんの【言葉で人を操る魔法】で看守を【命令通り操れてもなんら不思議じゃない……」

 

    エマ「そ、そうか……その手段で鍵を盗んだんだね」

  デュアン「……どうだ、夏目さん。これでチェックだ!」

  アンアン「何を……バカなことを……!」

    エマ「元々ミリアちゃんのいた懲罰房は鍵がかかった密室だったはずだ」

 

  デュアン「そう……あれを開けるには犯人以外開けることは出来ない……声真似のマーゴでも出来そうだが……その後の始末が大変だ……同じくナノカにも犯行は不可能……だけど、あの殺人現場は鍵も掛かってなかった……不完全な密室だ」

 

  シェリー「どういうことですか?」

  デュアン「密室を作るのに、必要なのは鍵だ……だが……ただの鍵じゃダメだ……誰にもわからない鍵で鍵を掛けなければならない……外側も内側からも鍵をかけて……殺さなければならい……」

 

    エマ「……今回は違うの?」

  デュアン「今回は第一発見者が鍵を見つけて、扉を締めたからな……密室とは言えない」

 

    エマ「…………」

  デュアン「それを開けられるのは……看守に鍵を開けさせられる魔法が使える【洗脳】を持つ、夏目さんしか居ない」

 

  アンアン「ぐ、ぐぐ……!」

  デュアン「素直に吐いてしまえ……真実とやらを」

    エマ「真実!?」

   アリサ「夏目のヤツ……何か隠してるのか?」

  デュアン「キミが言わないのなら……オレから喋っちゃうよ?」

   アリサ「……お前……は……!」

  アンアン「桜羽、エマ……デュアン……お前は……いつも……!いつもわがはいの邪魔する……!」

 

  デュアン「…………」

    エマ「アンアンちゃん……?」

  アンアン「いいだろう、ならあ反論してやる……!」

  デュアン「あー……抵抗しちゃうんだ……分かった、お前の反論を断ち斬らせてもらう」

 

  アンアン「これまでの議論でわがはいが疑わしいだと?ふざけるなよ。全て憶測だ!先程の嫌疑、全く証拠が無い!」

 

  デュアン「はいはい……順番通りに説明してやるよ……完膚なきまで叩きのめしてやるから……」

 

  アンアン「……そんな状況でわがはいに投票するというのか?みなの者、それは間違ってるぞ!そう思うだろ……【思え】っ!!」

 

  デュアン「魔法を使ったな……」

   ハンナ「……確かに……そうかも」

   マーゴ「……なるほど、これがあなたの魔法ね……私もアンアンちゃんに投票するのをやめたくなっちゃった♡」」

 

全員が洗脳状態になっている・・・このままでは裁判にならない。

 

   ナノカ「……確かにこれは厄介ね……理性では間違っていると分かっていても、その言葉に従いたくなってしまう……話し合いの場に介入させてはいけない力だと思うわ」

 

  デュアン「たかが洗脳の力……「相手が納得し、了承しない」と発動できない……進化してるから「一時的に相手の命令」の実行が可能だろう……」

 

  アンアン「デュアン……貴様はなぜ、効かない!」

  デュアン「オレが効かないのは、過負荷(マイナス)だからだよ……人格破綻者(マイナス)に命令を受け付けない」

 

   ナノカ「……けれど私の理性は、あなたを犯人だと思っている。この気持ちは、折れない……!」

 

    ココ「そう?なんかあてぃしはどうでもよくなって来たけど……投票、しなくていんじゃない……?」

  デュアン「"なら"ここで死ぬか?ココ」

    エマ「み、みんな心を強くもって……!」

  デュアン「■■■■■■」

オレは、洗脳を解呪する呪文を唱え始める。その呪文は歌だ。邪悪な讃美歌だ。聞くものを圧倒的に魅了をする魔術だ

 

  アンアン「わがはいの言葉を……【聞け】!!」

 

 

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