転生者が魔法少女ノ魔女裁判の世界へ転生(仮)   作:ミュウにゃん

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Ep44 殺意なき殺人

 

 

 

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   デュアン「……」

     エマ「デュアン君……」

   デュアン「……なんだ?」

     エマ「皆でピクニックしようって話になってて……デュアンくんも一緒に行かない?」

 

   デュアン「……マーゴは断っただろうな」

     エマ「え?」

   デュアン「彼女……魔女化の進行が進んでるっぽいし……」

     エマ「なんで、分かるの?」

   デュアン「……気配で分かるんだよ……、それにココは……アイツは現実と妄想の区別が付かなくなってるな……いよいよ、大変なことになってしまっているな……」

 

     エマ「…………」

   デュアン「悪いが、オレは行かない……これから行かなければ行けない場所があるからな……」

 

     エマ「それって?」

   デュアン「……此処の隠し通路や隠し部屋だな……」

     エマ「!」

   デュアン「だから行けない……でも……誘ってくれたことには感謝する……」

 

 

オレはそのまま部屋へ出る。

 

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オレは屋敷の一階の床板を外して、そのまま床下に入る・・・そのまま奥の通路へと進むと「火精(サラマンダー)の間」に着く。

 

後は、このまま外へ出て・・・手荷物を全て埋める。んで、見せかけの平凡で埋めたものを隠す。よし

 

後は、牢屋敷に戻って、死ぬ準備をするだけだ

 

 

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  デュアン「……?なんだ……この揺れ」

場所は、2階の図書室か?

 

 

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   デュアン「なんじゃこりゃ……ハリケーン?地震でも遭ったのか?!」

 

     エマ「デュアン君……シェリーちゃんが暴れて」

   ハンナ「彼女を止めてくださいませんか?」

   デュアン「……何をしてるんだ?シェリー」

   シェリー「あっ、デュアンさん。実は隠し扉とか隠しスイッチとかを探してるんですよ」

 

   デュアン「だからこんな破壊活動を?」

   シェリー「はい!」

   デュアン「……頭が痛い……」

    ハンナ「脳筋バカ、ノンデリクソ女」

   デュアン「……ノンデリ……か」

そこまで酷いことなのか?

 

   シェリー「たまには褒めてくださぁい!」

   デュアン「この破壊活動を誰が褒めろと?」

 

   マーゴ「ーーーーなんてことを!」

不意に、悲痛な叫びが図書室内に響いた。

 

騒ぎに気付いたマーゴが駆けつけたらしく、散乱する本に慌てて駆け寄っている。

 

   デュアン「……………面倒くさい」

    マーゴ「ここにある本はとても大切なことが書かれているのよ。大切にして欲しいわね……、……ああ良かった、無事だったわ」

 

マーゴは目的の本を見つけたらしく、大事そうに胸に抱えてほっと息をつく。

 

確か・・・あの本って、前に見せてもらった・・・彼女たちの魔法が書かれたヤツだったような・・・?

 

    マーゴ「みんなが目を通したいかと思って置いといたのだけど、自分の手元に置いておくべきだったわね」

 

   シェリー「……それって、前に見せてくれた本ですよね?」

   マーゴ「ええそうよ。とても大切な本なの。この本に書いてあることで、実験、いえ、儀式を執り行おうと思っているの」

 

  デュアン「本気で言っているのか……?」

   マーゴ「ええ本気よ……、……私は失礼するわね」

マジかよ・・・

 

  デュアン「……オレも失礼する」

 

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次の朝も、エマが高熱で倒れた。しかも目を覚まさない。

 

・・・・よし、行動開始

 

 

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????

 

  

  デュアン「……」

懲罰房で手に入れた錆びた短剣。持ちやすいな・・・

 

さてと・・・殺人順序をどうするか・・・ん?

 

あれは・・・ハンナとシェリー?

 

オレは、なんとなくだが、スマホで動画を撮影

 

・・・・殺してほしいとお願い?

 

・・・葛藤の中、シェリーがハンナを殺した・・・いや自殺を手伝った。

 

とりあいず・・・シェリーが行動した今。オレはスマホのパスワードを12桁に変更して。ハンナの遺体の近くまで放り投げる。

 

オレは、オレで・・・3番目の部屋に入り・・・

 

オレはオレで実行する。自分の死を。

 

とりあいず、指紋は潰したからな・・・

 

・・・行くぞ!

 

まず、触手を展開しナイフを装着させ・・・全身を突き刺す。123箇所も突き刺せば十分な殺意だろう。再成が発動しないように足に杭を打ち込んでるからな・・・両手両足を拘束してトドメに心臓にナイフを突き刺す。

 

   デュアン「…………」

痛い。これでも死なないオレは怪物だ・・・123箇所を思いっきり突き刺して、腹部に関してはズタズタにして、なおかつ目を潰してるんだぞ。

 

本当に不死身じゃないか?と言いたいところだが・・・・仕上げが済んでいないトラップを・・・

 

肺を貫いている上に喉まで潰している・・・。此処までやっているんだ・・・。殺人としか思えない行動。しかも・・・此処に来るまでオレは、全員から目撃されていない。ゴクチョーの目も看守の目からも逃れている。

 

あははは。あははははっ!楽しい、愉しいよ・・・オレの死は・・・扉を開いたヤツが手をかける。トラップだ。

 

でも・・・・血を流しすぎている・・・失血死になっちまうな・・・だけど・・・勝手に血を作り出している。なんの魔法だっけ?

 

・・・・まあいい。ん?焦げ臭い匂い・・・燃やしたのか・・・?ハンナの殺人部屋を・・・まあ、スマホはよっぽどじゃない限りは壊れないって言ってたしな。一応。オレの魔法を掛けている。抜かりはねぇぜ・・・

 

エマの叫び声?ああ・・・ハンナの遺体を見つけたからか・・・

 

 

そうだなぁ・・・これから、お前らは・・・地獄を見ることになる。

 

 

・・・・そう。これは実験の一つ。

 

  

・・・・エマのヤツ。子供が駄々をこねてるかのような叫びをしている。

 

 『助けたいけど、オレは……』

 

・・・・・オレは本当に何様なんだ?

 

この時間軸では、やり直せない。だけど・・・ミュウになって、サポートぐらいはしてやる。

 

・・・してやるって、本当に何様だよ。彼女たちを、この惨劇を呼び出すんだぜ?

 

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

ゴクチョーからの通知が入り、少女たちは、ラウンジに集められた。

 

 

ハンナが死んでいたことを聞いて、メルルはしゃくりあげて号泣している。

シェリーは身体を横たえ、呆然としている。

 

アリサは壁隅で打ちひしがれている。

 

ココは焦点の合わない瞳で誰かと会話している。

 

マーゴはうなだれている。

 

   エマ「(……そういえば……ナノカちゃんとデュアンくんは、一体どこに行っちゃったんだろう)」

 

エマはぼんやりと、そんなことを考えていた。

 

そこで、天井近くからの羽ばたき音とともに、ゴクチョーが現れる。

 

 

   ゴクチョー「やれやれまたですよ……殺人事件……しかも早朝に……時間を考えてほしいですよね……そうですねえ……【魔女裁判】は正午に行いましょう」

 

     ココ「なんでいっつも時間適当なワケ!?」

   ゴクチョー「これでも深く考えてるんですよ。みなさんがなるべく追い込まれ……いやいや、明日も気持ちよく過ごせるようにですね……嫌なことはさっさと終わらせてしまったほうがいいですよね?」

 

     エマ「…………」

   ゴクチョー「今いる囚人の中から必ず殺人犯を特定してください。その者は、【魔女】として処刑……特定できなかったら全員処刑も変わりませんので……あ、ちなみに【火精(サラマンダー)の間】の

消火活動は監視フクロウたち総出でしておきましたので。相当大変でした……せいぜい捜査を頑張って、犯人を特定してくださいね」

 

     ココ「今あいつせいぜいとか言わんかった?なんかもう適当の極みみたいになってね?」

 

    マーゴ「この牢屋敷がいつから存在するかは知らないけれど、殺人事件と魔女裁判の流れにうんざりしてるのかしらね……私たちにとっては、適当に済ませられることではないのだけど」

 

エマたちは、その場からしばらく動こうとしなかった。

 

    エマ「(捜査なんて……できるわけない……)」

   アリサ「な、なぁ……デュアンは何処だ?あいつ……昨日から姿を見てないんだが?」

 

    エマ「……え?」

   マーゴ「そう言えば……そうね……私が最後に遭ったのは図書館が最後ね……」

 

    エマ「……ボクは、ピクニックに誘ったのが最後……それから見てない」

 

   メルル「わ、私も……見てないです」

   アリサ「しかも、殺人事件が起きて……此処にいつも来てるアイツが……この事件に関してサボるワケがないのに……」

 

  シェリー「そうですね……彼は、殺人事件が起きればすぐに調査を自ら進んでやるのに……なんで、でしょう?」

 

    エマ「……何か嫌な予感がするのは、ボクだけ?」

   アリサ「奇遇だな……」

   マーゴ「……とりあいず、捜査をしつつ……探しましょう」

 

~~~~~~~~~~

 

おっ、皆来たな・・・

 

    エマ『ん……あれ?鍵が掛かってる……?』

   アリサ『いや……違う……何かが突っかかってるんだ……』

   マーゴ『なら……一斉に開けましょう』

 

ま、不味い・・・触手解除。トラップ作動!

   

    エマ『あれ……緩く……』

   アリサ『開けるぞ……!』

 

アリサたちが扉を開けた瞬間、トラップが作動し、四方に設置した槍が同時に突き刺さった!

 

 

    エマ「う、うぁぁああああ!?!?!?」

   アリサ「な、何が……起こった……」

 

突き刺さった瞬間、オレは、確実に死んだと分かった。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

   ゴクチョー「……っ……」

    ???「ゲホゲホ……あー……痛かったぁ……」

   ゴクチョー「デュアンさん……いえ、今はミュウさんですね」

    ミュウ「ああ……どうやら成功したようだ」

   ゴクチョー「はあ、自分で自分を殺すとは……なかなかイカれたことをしますね……魔女裁判は正午ですよ?」

 

    ミュウ「う~ん……実は犯人を見てるんだよな……証拠も撮ってある……デュアンとしてのスマホは、既にハンナの死体の傍に投げ捨てたし……調査はどうするべきだろうか?」

 

   ゴクチョー「それなら……これを渡します……新しい貴方への餞別です」

 

    ミュウ「これは……皆が使っているヤツだよな?」

   ゴクチョー「はい……」

    ミュウ「………インスペクター権限まで入っているぞ?」

   ゴクチョー「貴方なら信用出来ますよ……」

    ミュウ「そうか……、……分かった」

   ゴクチョー「とりあいず、貴方……口調を直さないと……直ぐに、ミュウ=デュアンってことになりますよ?」

 

    ミュウ「分かった……とりあいず、黒の騎士の衣装じゃあ身に入らん……何か、服は無いのか?」

 

   ゴクチョー「怒りませんか?」

    ミュウ「ああ……」

   ゴクチョー「……この服が今の貴方に似合ってますよ」

   

差し出されたのは、ダークパープルの色をしたドレスにフード付きのシャツ、それに黒のハイソックスにロングブーツ。

 

    ミュウ「……ドレスとシャツって合わなくない?」

   ゴクチョー「では……こちらはどうでしょう?」

赤ずきんみたいな衣装だ・・・色は完全に黒の色を象徴している・・・

 

    ミュウ「まあ、それでも構わない……」

持っている仮面を置き、服を脱ぐ。この衣装。脱ぐのが大変だ・・・

ようやくパンイチになれた・・・パンツが男物だ。

 

    ミュウ「ゴクチョー……パンツもくれ……男物を履いてるのは、流石にマズイ」

  

   ゴクチョー「分かりました……では、貴方というよりデュアンさんの死の報せをしなければ……ではまた」

 

    ミュウ「ああ」

 

そう・・・今のオレは「デュアン」ではなく・・・「ミュウ」だ。「ミュウ」として演じなければ・・・

 

服を着て、パンツを履く。ハイソックスを履く。うん。完璧なロリな少女の完成だ。

 

えっと・・・苗字はどうしよう・・・

 

うん。「月影 ミュウ」にしよう。

 

この牢屋みたいなところから出よう。あ、仮面を付けとこう。

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

    ココ「どういうこと?なんで……アイツが死んでるの?」

   アリサ「こっちが聞きてぇ……ドアを開けた瞬間、ああだ……うちだって聞きたいさ」

 

   マーゴ「……、……」

 

  フクロウ『はぁ……今度はデュアンさんですか……』

    エマ「……ほんとう、に……デュアンくんが……?」

  フクロウ『はい……死んでます。それと……デュアンさんが死んだことで……今まで隠してた囚人を呼び起こしました……彼女にも手伝ってもらいます』

 

   マーゴ「……それは、誰かしら?」

  フクロウ『もうすぐに来ますよ……』

   アリサ「…………」

 

   ミュウ「……始めまして……ボクの名前は月影ミュウ……」

   マーゴ「貴方は黒幕側の人間なのかしら?」

   ミュウ「黒幕とは失礼な……ただまぁ……ボクの顔は……あなた達に見せると……ショックを受けると思いますよ?」

 

    エマ「………」

   ミュウ「……ボクの正体よりも、殺人事件の捜査をしましょう……その後でいいしょう……正体の探り合いなんて」

 

   アリサ「……あ、ああ……」

 

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