転生者が魔法少女ノ魔女裁判の世界へ転生(仮) 作:ミュウにゃん
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デュアン「……」
エマ「デュアン君……」
デュアン「……なんだ?」
エマ「皆でピクニックしようって話になってて……デュアンくんも一緒に行かない?」
デュアン「……マーゴは断っただろうな」
エマ「え?」
デュアン「彼女……魔女化の進行が進んでるっぽいし……」
エマ「なんで、分かるの?」
デュアン「……気配で分かるんだよ……、それにココは……アイツは現実と妄想の区別が付かなくなってるな……いよいよ、大変なことになってしまっているな……」
エマ「…………」
デュアン「悪いが、オレは行かない……これから行かなければ行けない場所があるからな……」
エマ「それって?」
デュアン「……此処の隠し通路や隠し部屋だな……」
エマ「!」
デュアン「だから行けない……でも……誘ってくれたことには感謝する……」
オレはそのまま部屋へ出る。
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オレは屋敷の一階の床板を外して、そのまま床下に入る・・・そのまま奥の通路へと進むと「
後は、このまま外へ出て・・・手荷物を全て埋める。んで、見せかけの平凡で埋めたものを隠す。よし
後は、牢屋敷に戻って、死ぬ準備をするだけだ
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デュアン「……?なんだ……この揺れ」
場所は、2階の図書室か?
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デュアン「なんじゃこりゃ……ハリケーン?地震でも遭ったのか?!」
エマ「デュアン君……シェリーちゃんが暴れて」
ハンナ「彼女を止めてくださいませんか?」
デュアン「……何をしてるんだ?シェリー」
シェリー「あっ、デュアンさん。実は隠し扉とか隠しスイッチとかを探してるんですよ」
デュアン「だからこんな破壊活動を?」
シェリー「はい!」
デュアン「……頭が痛い……」
ハンナ「脳筋バカ、ノンデリクソ女」
デュアン「……ノンデリ……か」
そこまで酷いことなのか?
シェリー「たまには褒めてくださぁい!」
デュアン「この破壊活動を誰が褒めろと?」
マーゴ「ーーーーなんてことを!」
不意に、悲痛な叫びが図書室内に響いた。
騒ぎに気付いたマーゴが駆けつけたらしく、散乱する本に慌てて駆け寄っている。
デュアン「……………面倒くさい」
マーゴ「ここにある本はとても大切なことが書かれているのよ。大切にして欲しいわね……、……ああ良かった、無事だったわ」
マーゴは目的の本を見つけたらしく、大事そうに胸に抱えてほっと息をつく。
確か・・・あの本って、前に見せてもらった・・・彼女たちの魔法が書かれたヤツだったような・・・?
マーゴ「みんなが目を通したいかと思って置いといたのだけど、自分の手元に置いておくべきだったわね」
シェリー「……それって、前に見せてくれた本ですよね?」
マーゴ「ええそうよ。とても大切な本なの。この本に書いてあることで、実験、いえ、儀式を執り行おうと思っているの」
デュアン「本気で言っているのか……?」
マーゴ「ええ本気よ……、……私は失礼するわね」
マジかよ・・・
デュアン「……オレも失礼する」
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次の朝も、エマが高熱で倒れた。しかも目を覚まさない。
・・・・よし、行動開始
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デュアン「……」
懲罰房で手に入れた錆びた短剣。持ちやすいな・・・
さてと・・・殺人順序をどうするか・・・ん?
あれは・・・ハンナとシェリー?
オレは、なんとなくだが、スマホで動画を撮影
・・・・殺してほしいとお願い?
・・・葛藤の中、シェリーがハンナを殺した・・・いや自殺を手伝った。
とりあいず・・・シェリーが行動した今。オレはスマホのパスワードを12桁に変更して。ハンナの遺体の近くまで放り投げる。
オレは、オレで・・・3番目の部屋に入り・・・
オレはオレで実行する。自分の死を。
とりあいず、指紋は潰したからな・・・
・・・行くぞ!
まず、触手を展開しナイフを装着させ・・・全身を突き刺す。123箇所も突き刺せば十分な殺意だろう。再成が発動しないように足に杭を打ち込んでるからな・・・両手両足を拘束してトドメに心臓にナイフを突き刺す。
デュアン「…………」
痛い。これでも死なないオレは怪物だ・・・123箇所を思いっきり突き刺して、腹部に関してはズタズタにして、なおかつ目を潰してるんだぞ。
本当に不死身じゃないか?と言いたいところだが・・・・仕上げが済んでいないトラップを・・・
肺を貫いている上に喉まで潰している・・・。此処までやっているんだ・・・。殺人としか思えない行動。しかも・・・此処に来るまでオレは、全員から目撃されていない。ゴクチョーの目も看守の目からも逃れている。
あははは。あははははっ!楽しい、愉しいよ・・・オレの死は・・・扉を開いたヤツが手をかける。トラップだ。
でも・・・・血を流しすぎている・・・失血死になっちまうな・・・だけど・・・勝手に血を作り出している。なんの魔法だっけ?
・・・・まあいい。ん?焦げ臭い匂い・・・燃やしたのか・・・?ハンナの殺人部屋を・・・まあ、スマホはよっぽどじゃない限りは壊れないって言ってたしな。一応。オレの魔法を掛けている。抜かりはねぇぜ・・・
エマの叫び声?ああ・・・ハンナの遺体を見つけたからか・・・
そうだなぁ・・・これから、お前らは・・・地獄を見ることになる。
・・・・そう。これは実験の一つ。
・・・・エマのヤツ。子供が駄々をこねてるかのような叫びをしている。
『助けたいけど、オレは……』
・・・・・オレは本当に何様なんだ?
この時間軸では、やり直せない。だけど・・・ミュウになって、サポートぐらいはしてやる。
・・・してやるって、本当に何様だよ。彼女たちを、この惨劇を呼び出すんだぜ?
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ゴクチョーからの通知が入り、少女たちは、ラウンジに集められた。
ハンナが死んでいたことを聞いて、メルルはしゃくりあげて号泣している。
シェリーは身体を横たえ、呆然としている。
アリサは壁隅で打ちひしがれている。
ココは焦点の合わない瞳で誰かと会話している。
マーゴはうなだれている。
エマ「(……そういえば……ナノカちゃんとデュアンくんは、一体どこに行っちゃったんだろう)」
エマはぼんやりと、そんなことを考えていた。
そこで、天井近くからの羽ばたき音とともに、ゴクチョーが現れる。
ゴクチョー「やれやれまたですよ……殺人事件……しかも早朝に……時間を考えてほしいですよね……そうですねえ……【魔女裁判】は正午に行いましょう」
ココ「なんでいっつも時間適当なワケ!?」
ゴクチョー「これでも深く考えてるんですよ。みなさんがなるべく追い込まれ……いやいや、明日も気持ちよく過ごせるようにですね……嫌なことはさっさと終わらせてしまったほうがいいですよね?」
エマ「…………」
ゴクチョー「今いる囚人の中から必ず殺人犯を特定してください。その者は、【魔女】として処刑……特定できなかったら全員処刑も変わりませんので……あ、ちなみに【
消火活動は監視フクロウたち総出でしておきましたので。相当大変でした……せいぜい捜査を頑張って、犯人を特定してくださいね」
ココ「今あいつせいぜいとか言わんかった?なんかもう適当の極みみたいになってね?」
マーゴ「この牢屋敷がいつから存在するかは知らないけれど、殺人事件と魔女裁判の流れにうんざりしてるのかしらね……私たちにとっては、適当に済ませられることではないのだけど」
エマたちは、その場からしばらく動こうとしなかった。
エマ「(捜査なんて……できるわけない……)」
アリサ「な、なぁ……デュアンは何処だ?あいつ……昨日から姿を見てないんだが?」
エマ「……え?」
マーゴ「そう言えば……そうね……私が最後に遭ったのは図書館が最後ね……」
エマ「……ボクは、ピクニックに誘ったのが最後……それから見てない」
メルル「わ、私も……見てないです」
アリサ「しかも、殺人事件が起きて……此処にいつも来てるアイツが……この事件に関してサボるワケがないのに……」
シェリー「そうですね……彼は、殺人事件が起きればすぐに調査を自ら進んでやるのに……なんで、でしょう?」
エマ「……何か嫌な予感がするのは、ボクだけ?」
アリサ「奇遇だな……」
マーゴ「……とりあいず、捜査をしつつ……探しましょう」
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おっ、皆来たな・・・
エマ『ん……あれ?鍵が掛かってる……?』
アリサ『いや……違う……何かが突っかかってるんだ……』
マーゴ『なら……一斉に開けましょう』
ま、不味い・・・触手解除。トラップ作動!
エマ『あれ……緩く……』
アリサ『開けるぞ……!』
アリサたちが扉を開けた瞬間、トラップが作動し、四方に設置した槍が同時に突き刺さった!
エマ「う、うぁぁああああ!?!?!?」
アリサ「な、何が……起こった……」
突き刺さった瞬間、オレは、確実に死んだと分かった。
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ゴクチョー「……っ……」
???「ゲホゲホ……あー……痛かったぁ……」
ゴクチョー「デュアンさん……いえ、今はミュウさんですね」
ミュウ「ああ……どうやら成功したようだ」
ゴクチョー「はあ、自分で自分を殺すとは……なかなかイカれたことをしますね……魔女裁判は正午ですよ?」
ミュウ「う~ん……実は犯人を見てるんだよな……証拠も撮ってある……デュアンとしてのスマホは、既にハンナの死体の傍に投げ捨てたし……調査はどうするべきだろうか?」
ゴクチョー「それなら……これを渡します……新しい貴方への餞別です」
ミュウ「これは……皆が使っているヤツだよな?」
ゴクチョー「はい……」
ミュウ「………インスペクター権限まで入っているぞ?」
ゴクチョー「貴方なら信用出来ますよ……」
ミュウ「そうか……、……分かった」
ゴクチョー「とりあいず、貴方……口調を直さないと……直ぐに、ミュウ=デュアンってことになりますよ?」
ミュウ「分かった……とりあいず、黒の騎士の衣装じゃあ身に入らん……何か、服は無いのか?」
ゴクチョー「怒りませんか?」
ミュウ「ああ……」
ゴクチョー「……この服が今の貴方に似合ってますよ」
差し出されたのは、ダークパープルの色をしたドレスにフード付きのシャツ、それに黒のハイソックスにロングブーツ。
ミュウ「……ドレスとシャツって合わなくない?」
ゴクチョー「では……こちらはどうでしょう?」
赤ずきんみたいな衣装だ・・・色は完全に黒の色を象徴している・・・
ミュウ「まあ、それでも構わない……」
持っている仮面を置き、服を脱ぐ。この衣装。脱ぐのが大変だ・・・
ようやくパンイチになれた・・・パンツが男物だ。
ミュウ「ゴクチョー……パンツもくれ……男物を履いてるのは、流石にマズイ」
ゴクチョー「分かりました……では、貴方というよりデュアンさんの死の報せをしなければ……ではまた」
ミュウ「ああ」
そう・・・今のオレは「デュアン」ではなく・・・「ミュウ」だ。「ミュウ」として演じなければ・・・
服を着て、パンツを履く。ハイソックスを履く。うん。完璧なロリな少女の完成だ。
えっと・・・苗字はどうしよう・・・
うん。「月影 ミュウ」にしよう。
この牢屋みたいなところから出よう。あ、仮面を付けとこう。
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ココ「どういうこと?なんで……アイツが死んでるの?」
アリサ「こっちが聞きてぇ……ドアを開けた瞬間、ああだ……うちだって聞きたいさ」
マーゴ「……、……」
フクロウ『はぁ……今度はデュアンさんですか……』
エマ「……ほんとう、に……デュアンくんが……?」
フクロウ『はい……死んでます。それと……デュアンさんが死んだことで……今まで隠してた囚人を呼び起こしました……彼女にも手伝ってもらいます』
マーゴ「……それは、誰かしら?」
フクロウ『もうすぐに来ますよ……』
アリサ「…………」
ミュウ「……始めまして……ボクの名前は月影ミュウ……」
マーゴ「貴方は黒幕側の人間なのかしら?」
ミュウ「黒幕とは失礼な……ただまぁ……ボクの顔は……あなた達に見せると……ショックを受けると思いますよ?」
エマ「………」
ミュウ「……ボクの正体よりも、殺人事件の捜査をしましょう……その後でいいしょう……正体の探り合いなんて」
アリサ「……あ、ああ……」
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