転生者が魔法少女ノ魔女裁判の世界へ転生(仮)   作:ミュウにゃん

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Ep47 メッセージ

 

 

 

~~~~~~~~~

 

なるほど・・・やっぱり、【火精(サラマンダー)の間】と【地精(ノーム)の間】は入れ替わってる。つまり部屋というより家のすり替えをした訳だ。物理的な意味で、だけど・・・

 

・・・これで時間差トリックにも説明が付きそうだな。ハンナの殺害に関しては、問題ない。

 

 

 

一番問題なのが、「自分殺し」の殺しの推理に関してだ。「俺」本人が自殺だということを知っている。それをどう推理(言い訳)しよう。

 

「自殺」の説明とか面倒くさい・・・自分の作品に説明文をつけるようなものだ。

 

   ゴクチョー「ミュウさん……居ましたね……貴方はどうするんです?これから……」

  

    ミュウ「……とりあいず、【デュアン】だとバレないように動けるか?」

 

   ゴクチョー「ええ……ですが、デュアンさんと違って、貴方は現在魔女因子を持っています……もう、何時でも帰れるって状況とは違いますよ……」

 

    ミュウ「もう……この時間軸はダメだからな」

   ゴクチョー「というと?」

    ミュウ「肝心な大魔女復活に……13人の魔女が必要……だが、13人も居ない……復活させる方法が失っているんだ……だから、代替をさせた……俺がもう一度死ぬことで、大魔女の復活の鍵を一つこじ開ける……」

 

   ゴクチョー「……まさか、貴方の魔法……死に戻り?」

    ミュウ「……少し違うが……魔女から貰った魔法の中にあるな……時間遡行が……悪いが俺はそれを使って跳ぶ」

 

   ゴクチョー「……これを渡しときます」

ゴクチョーが投げ渡してきたのは、USBだ。

 

    ミュウ「これは?」

   ゴクチョー「それは……牢屋敷全てをマッピングしたデータと、過去の貴方が知らない図面……後は……インスペクター権限を更に拡張したマスター権限です……マスター権限は、信用のある人にインスペクター権限を付与できます……」

 

 

    ミュウ「……なぜ、これを今になって?」

   ゴクチョー「貴方が死ぬと決めた……それを持っていけば、過去の私に直ぐにバレるでしょう……」

 

    ミュウ「……」

   ゴクチョー「それで、貴方はどうやって死ぬのです?魔女因子のせいで……簡単に自殺できないようになっていますが……」

 

    ミュウ「ああ……それに関しては、メルルから「トレデキム」を貰った……」

 

   ゴクチョー「トレデキムまで知られましたか……」

    ミュウ「元々は、こっちが作った「永遠の苦しみを終わらせる」ってものだ……「魔女を殺す薬」ではない……それに、……この島には2つ目の屋敷がある……そこにはお前らが語る【わが国】には知られていない……魔女が居る……もはや、私の死によって……より強固になる結界が……」

 

   ゴクチョー「!?」

    ミュウ「……知っていないのか」

 

   ゴクチョー「当たりです……黒幕の目的も分かったのですか?」

    ミュウ「メルルの目的……今思えば、簡単だ……大魔女……家族に会いたいからだろう」

 

   ゴクチョー「貴方……どうしちゃったのですか?」

    ミュウ「全てを思い出した……デュアンは、此処に連れてこられたのではなく、メルルから招待されて、それを俺は受けたんだ……んで、俺は記憶を封じた……これがことの真相だと俺は思う」

 

   ゴクチョー「少し違いますね……ユキさんが貴方をいたく気に入ってしまったのです……強いて言うのなら愛してしまったからでしょうね……」

 

    ミュウ「ふはははっ……それは良い……「人類大虐殺」の手は俺に握られたって訳か……本当に【魔王】じゃないか」

 

   ゴクチョー「……エルピスになるおつもりで?」

    ミュウ「元の……完全なデュアンに戻るつもりだ……その為に、俺の遺体を後でよこせ」

   

   ゴクチョー「一つに戻るんですね……覚悟は出来ていますか?」

    ミュウ「……全世界、全魔女、魔女因子の少女たち、人類を救ってこそ……救済って呼ぶだろう……だから、厄災の魔王エルピスではなく、救済の魔王デュアンとして……俺は……、……時間旅行をする……全ては整った……、……話は此処までだ。そろそろ正午だ」

 

   ゴクチョー「通知を送らなければ……」

    ミュウ「……」

   ゴクチョー「……デュアンさん」

    ミュウ「なんだ?」

   ゴクチョー「貴方は……、……酷いお方だ」

    ミュウ「今更だろ……」

 

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さて、何処に座ろう。

 

   ミュウ「……」

   ナノカ「……っ!誰?」

 ゴクチョー「彼女は、月影ミュウさん……デュアンさんが死んだので……今日から牢の外に出ることを許された……デュアンさんと同じ囚人番号が謎の……魔女です」

 

   アリサ「魔女だと!?」

   ミュウ「不老不死らしいですね……理性もあります……」

    ココ「マジで……どうやったらそうなるの?」

   ミュウ「大魔女復活の儀式を行えば、強制的に魔女化になります……理性を保ったまま……魔女になります」

 

  シェリー「…………」

   マーゴ「……」

   ミュウ「ボクは……今回の事件は一つしか解きません」

  ゴクチョー「黒部ナノカさん、今までどこにいたんですか。随分探したんですよ」

 

・・・つまり、彼女を把握出来ていないことに・・・看守が黒部ナノカを庇ってるから見つけられないんだろう・・・

 

少なくても、姉妹は確実だ。

 

   ミュウ「……」

  ゴクチョー「まあ、今は魔女裁判が優先ですから、黒部ナノカさんの処分については後で……」

 

    ココ「あんさあ、それ前回も言ってたよね。絶対真面目に探してねーだろお前」

 

  ゴクチョー「心外ですね……私はこんなに働いているのに……まあいいです。さっさと始めてさっさと終わらせましょう」

 

7名の少女たちと、新しく追加された1人の少女は証言台に立ち、痛みを堪えるかのように、酷く辛そうに、互いを見合う。

 

  ゴクチョー「それでは、魔女裁判開廷です!」

 

~~~~~~~~~~~

 

   エマ「(3度目の裁判ハンナちゃんとデュアンくんが死んで、1人新しく魔女因子を持つ少女「月影ミュウ」ちゃんが加わって7人……こんなの……いつまで続くんだろう)」

 

   ココ「……で?誰がお嬢をヤッたわけ?」

 シェリー「それをこれから明らかにするんですよ!」

  メルル「明らかにするなら……デュアンさんの殺害も明らかにするべきです……」

 

 シェリー「でゅ、デュアンさん……死んじゃった、んですか?!」

  ミュウ「123箇所全てを滅多刺し……しかも肺にまで傷つけて……心臓にナイフを突き立てて、カーテンレールに吊り上げた後、扉を開けて……槍が四方に突き刺さり……死因が特定が出来ないという状況ですね……」

 

   ココ「死因が特定できない?」

  ミュウ「ああ……遠野ハンナさんの方は……まだ現実味がありますが……デュアンさんの事件については……扉を開けて突き刺さったことで死んだことになってるみたいですね……」

 

   ココ「……、……」

  アリサ「つまり何が言いたいんだ?」

   ココ「デュアンの死は残虐のある魔女が犯人……お嬢を殺した犯人と【同一人物】……」

 

   エマ「それは違うよ!」

エマが指摘する。

 

   ココ「……」

   エマ「デュアンくんの殺し方とハンナちゃんの殺し方には絶対的な差があることを……一つは犯行現場の近く、2つ目は123箇所も突き刺して、抵抗できないように両手両足を縛って……カーテンレールに吊り上げ……扉を開けたら、まだ生きていたデュアンくんにとどめに四方八方にしかけた罠が作動し、槍が突き刺さった……これが事件の真相だよ」

 

  アリサ「……じゃあ、うちが扉を開けなければ……デュアンは死ななかった……の、か?」

   

  ミュウ「いえ……彼は遅かれ早かれ出血多量で死んでいました……後、痛みによるショック死もありましたし……槍の先端には「青酸化合物」などの毒が塗られてましたね……」

 

   ココ「……酷い殺され方……一体誰が……?」

  ミュウ「そこまでは……ただ、遠野さんと彼の事件は別だとは確実に言えます……」

 

  シェリー「あのー……まず、デュアンさんの事件を知りたいのですが……現場も状況も分かりません……現場の写真とか見せてもらえませんか?」

 

   ココ「あれ、を……」

  アリサ「……撮れるヤツが居るか?」

  マーゴ「無理ね……残酷すぎるもの」

  メルル「うぅ……無理です……あれは、今までの事件と比べたら……かなり残酷です」

 

   エマ「う……っ……」

エマが、吐きそうな顔をしている・・・

 

  ミュウ「……一応、ボクが写真を撮ってます、が……本当に見ます?」

 

  シェリー「えぇ」

  ミュウ「分かりました……、……あの。アドレスくれません?」

  シェリー「貴方のを知りたいです」

  ミュウ「IDは0133_0?mで検索してくれれば」

  シェリー「これですね……はい。登録しました」

  ミュウ「……」

とりあいず、すべての角度と・・・身体中の傷を写真で送りつける。

 

  シェリー「……う、ぅ……」

あの、元気いっぱいなシェリーが表情を豹変するほど・・・なのか?

 

  ナノカ「……デュアンの死の事件……これは、不可能犯罪に近いわ」

  ミュウ「……浮遊魔法が使えるのなら、簡単に出来ますね……」

   エマ「これを……ハンナちゃんが作り上げたっていうの?冗談言わないでよ!」

 

  ミュウ「可能性の一つです……それに、彼の直接的な死因なんて……この際どうでもいいんです……この事件に必要なのは真相のみ」

 

そう・・・俺が作り上げた事件は。悪魔のような所業をした自分だ。お前ら魔女なんて「ただの殺しだよ」と指を指して嘲笑うことなんだ。「自分が、まだ正常なんだ」と言える程な。

 

  シェリー「……この事件……作り上げた犯人を殴りたいです」

    エマ「ボクも……この事件に物申したい」

   ナノカ「そうね……」

  シェリー「ですが、この事件……どう紐解けば……良いのでしょうか?」

 

   ミュウ「……紐解けないのなら、物理的に解明すればいいんですよ……」

 

  シェリー「と、……言うと?」

   ミュウ「彼の死は……自殺だったという可能性ですよ」

    全員「「「「「はい?」」」」

全員驚いているな・・・

 

   アリサ「まてまてまて……あれが自殺だって言いたいのか?無理があるだろ……」

 

   ナノカ「そう、ね……なんでそんな推論になったのか、いくらなんでも暴論すぎるわ」

 

    エマ「説明をお願い」

   ミュウ「まず……頭の悪い人でも自殺だってことの証明……罠を設置して、外に出るのは不可能……振動系の罠で槍で串刺しだからね……不可能犯罪には、絶対に解けるヒントが隠されている」

 

  アリサ「……、……そういや……水精(ウンディーネ)で殺されてたな……しかも部屋中が血塗れ……」

 

  ミュウ「あれだけ血が空中に飛び散ってるのは……不自然すぎる」

   ココ「なあ、あれが自殺だったのなら……お嬢の方が自殺という可能性に縋りたい……」

 

  ミュウ「残念だけど……彼女の死に関しては完全に殺しだよ……ただ、自殺に近い殺人だけどな」

 

   エマ「……自殺に近い……?」

  アリサ「なあ、デュアンの死がなんで、自殺って言い切れるんだよ!」

 

  ミュウ「……まあ、アレは……密室の中でしか、出来ないトリックばっかりです……これ、彼のスマホですが……何処にありましたと思います?」

  

  アリサ「……?アイツの事件現場の近くだろ……」

  ミュウ「いいえ……これは、遠野さんの吊るされてあった場所のテーブルの下に置いてありました」

 

   ココ「え……?お嬢を殺したのは、アイツ……ってこと?」

  ミュウ「いいえ……それは違うようです……動画ファイルがありましたが……これは最後に追求するとしましょう」

 

   アリサ「動画って……何の?」

   ミュウ「遠野さんが殺されるところを撮られていた……ものです」

    ココ「はあ?デュアンのヤツ……なんでそんなものを……」

   ミュウ「まあ……彼の行動を一々探るのは無意味ですよ……」

   マーゴ「ねえ、ミュウちゃん……貴方……デュアンくんの事を知っているのかしら?」

 

   ミュウ「ええ……彼は、……魔王エルピスの生まれ変わりで……魔女にキスをすると、契約として魔法を授かるみたいですが……」

   

    エマ「……え?」

   ミュウ「エルピスは、ギリシャ神話の女神の名前でもありますね……意味は「希望」……魔女にとっての希望を付けた名前でしょう」

  

   マーゴ「ちょっと待って……彼が魔王エルピスの生まれ変わりってことは……500年以上前のことまで知っているの?」

 

   ミュウ「知ってるも何も……魔女を保護して、「人類の敵対者」と呼ばれるまで……魔女を人間から切り離したんですから……」

 

   ナノカ「なぜ……貴方がそんなことを知っているのかしら?」

   ミュウ「デュアンさん、本人から聞いたからです……」

  シェリー「それは、いつですか?」

   ミュウ「かれこれ……800年前です、かね」

   ナノカ「貴方……一体何歳なの?」

   ミュウ「えぇっと……年齢で言うと……1400歳ぐらい?」

実際は、切り離した期間を計算すると・・・ざっと600年ぐらい?

 

  シェリー「魔女化しちゃうと……年齢までストップしちゃうんですね……」

 

   ミュウ「これでも……完全な不老不死とは言えないですけど……」

   ナノカ「魔女は不死身じゃないんじゃ?」

   ミュウ「魔女は、普通に普通に死にますよ?」

  シェリー「……」

   ナノカ「……それで、彼が自殺したという根拠は?」

   ミュウ「ああ……それを話していましたね……、……彼が自殺した理由と自殺した目的は……、……」

 

    エマ「目的は?」

   ミュウ「デュアンさんは……「悪魔のような所業をした自分だ。お前ら魔女なんて「ただの殺しだよ」」と指を指して嘲笑うことにありますね……「自分が、まだ正常なんだ、自分はまだ人間なんだ」と言える……程に、にね」

 

   ナノカ「……!?」

    エマ「じゃ、じゃあ……何、これは殺人を犯して魔女になった人へのメッセージ?」

 

  シェリー「違いますね……これは、私たち……いえ、牢屋敷で死んでいってしまった人たちへのメッセージですね……違いますか?」

 

  ミュウ「ええ……そうです」

  シェリー「じゃあ……次の質問良いですか?」

  ミュウ「?」

  シェリー「……貴方の素顔をみたいです」

  アリサ「……」

  ミュウ「ボク、の?」

マズイな・・・体型は完全に幼女そのものだけど・・・髪の色と瞳の色は完全にデュアンに似ているし、顔も若干幼女よりだけど・・・幼少期の頃を知っている、エマに見せれば・・・バレる。

 

  ナノカ「できれば見せてほしいわ」

  アリサ「ウチも見せるから……その素顔を見せてほしい」

  ミュウ「……、……分かりました……そこまで言うのなら……後悔しないね?」

 

   エマ「……」

  シェリー「はい!デュアンさんが言っていました……後悔するより、後悔した方が良い……確か……"信じないで裏切られるより、信じて裏切られた方が良い"って」

 

  ミュウ「分かった……」

  メルル「!」

俺は、仮面を外し・・・素顔を晒す。

 

  アリサ「なっ……!?」

  ナノカ「え?」

   エマ「!!」

  マーゴ「!」

  シェリー「へー……そんな顔をしていたんですね」

  ミュウ「もしかして、可愛くなかった、とか?」

  メルル「か、可愛いですよ?」

  ミュウ「本当に?」

  アリサ「あ、あぁ……可愛いと、思うぞ?」

  ミュウ「正直に言ってください……」

  アリサ「いや……すごく、デュアンに似ているなーって」

  ミュウ「(そこまで似てるか?)」

   エマ「うん……でも、デュアンくんとは似て非なるものを持っているね……デュアンくんも童顔だったし、背も小さいし……」

  

誰がチビだ!誰が童顔じゃこら!と言ってしまったら、俺だとバラすような物だ・・・黙って静観だ。

 

  ミュウ「たしかに……デュアンさん、男の子の中では、一番背丈が違いますね……」

 

  マーゴ「話が脱線してるわよ」

  ミュウ「いけない……、……デュアンさんは未来の為に自殺をした……以上がボクの推論です」

 

  アリサ「あ、頭がおかしいんじゃねぇのか……バカじゃねぇか」

   エマ「うん……大馬鹿だよ」

  ミュウ「そうですね……みんなを悲しませて、下手をすればストレスを刺激させて、魔女化してしまいかねない……」

 

  マーゴ「ミュウちゃんは既に魔女化してるのよね?」

  ミュウ「ええ……死ににくい体質ですが……ちゃんと魔女になってますよ」

   

  マーゴ「【なれはて】という言葉を知っているかしら?」

  ミュウ「ああ……魔女自身が精神崩壊してなる……現象のことね。【なれはて】になってしまったら、肉体と魂が崩壊しちゃうし……魔法は使えなくなる……生物と呼べなくなる存在ですね」

 

  アリサ「………」

  ミュウ「……とにかく、デュアンさんの事件は自殺です……それに、あれは他殺に見せかけてるんです……他殺にしか出来ないことをデュアンさんならやりかねない……と」

 

   エマ「じゃあ……アレは他殺に見せ掛けた自殺ってこと?」

  ミュウ「そうだね……ゴクチョー。デュアンさんの事件は自殺……と断定した」

 

 ゴクチョー「ええ……デュアンさんの事件は自殺ですね……遠野ハンナさんの事件は解決出来ましたか?」

 

  ミュウ「そっちはまだだ……ああ。それと犯人が違うんだから……罰は重くはしないですよね?」

 

  ゴクチョー「それは……えぇ。お約束します」

   ミュウ「……約束破ったら殺しちゃうからね」

  ゴクチョー「それは怖いので……ちゃんと守ります」

   ミュウ「じゃあ、次の事件……遠野ハンナさんの事件を解きましょう……、……」

 

   

 

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