転生者が魔法少女ノ魔女裁判の世界へ転生(仮)   作:ミュウにゃん

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Ep50 呪いか殺人か

 

 

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   マーゴ「昨日の晩、アリサちゃんとココちゃんに協力してもらって、魔法の実験をしていたわ」

 

    ココ「あてぃしは無理矢理付き合わされただけなんですけどー」

   アリサ「ウチだってそうだよ……」

   マーゴ「その結果、ハンナちゃんが死んでしまった……もしかするとこれは、魔法の実験のせいかもしれないわね……きっと呪いが彼女を殺したのよ……」

 

   ミュウ「ツッコミ入りま~す……まず、死の状況から彼女の死は「窒息」か「頚椎骨折」によるものだ……魔法で死んだとしても首吊りで死んだとは思えない……魔法での窒息もあり得ない……以上によって、遠野ハンナさんの死に呪いは関係ありません」

 

   アリサ「そ、そうだよな……呪いなんて、そんなもん……あるわけねーよな?!」

 

   ミュウ「まぁ……呪術の類はありますよ?例えば、魔法少女の強い想いのまま死んでしまった場合……それは深く刻まれます」

 

生前の魔法少女が死亡した時に・・・ね

 

 

   マーゴ「どういうことかしら?」

   ミュウ「えぇっと……、……例えば、最初の事件の殺害された子……【液体操作】の魔法を操作してたみたいですよね?」

 

デュアンのスマホ起動し、メモ帳アプリを事件簿を見てみる。

 

 

    エマ「ノアちゃんのことだね」

   ミュウ「……彼女の魔法は死後も続いています……」

    エマ「それが、ミュウちゃんが言っている呪術?」

   ミュウ「……、……デュアンさんなら「願い」とも呼びます……ですが、ボクは呪いって言いますね……話は以上です」

 

これ以上は答えないぞ。

 

    エマ「……(呪いによるものではない……ミュウちゃんはハッキリそう言った……それに、ミュウちゃんは全貌を知っているような言い方をしていた……いつから知ったんだろう?)」

 

 

   ナノカ「ともかく、昨日の詳しい状況を聞きたいわ……昨夜、その現場に遠野ハンナはいなかったのね?」

 

   アリサ「いたら気付くに決まってんだろ!」 

 シェリー「でもでも、それって証明できないですよね?見落としたかもしれませんし!もしかしたら隠れてたのかもしれませんよ……それならあとでこっそりと自殺した線も追えますよね?もしくは3人が口裏を合わせているとか?」

 

シェリーお前の負けだ。犯人を誰かに擦り付けるのは負けフラグだ

 

   エマ「それは違うよ!シェリーちゃん……昨日の夜、あの部屋に誰もいなかったはずだよ」

 

  シェリー「えっ?そうなんですか?」

    エマ「それを証明する証拠は……これだよ!」

エマが提出したのは、看守のカメラ。

 

  シェリー「それって……看守さんに取り付けられていたカメラですか?」

 

   エマ「うん。ゴクチョーの話では、昨晩のカメラの映像に怪しいものは映っていない……そうだよね、ゴクチョー」

   

  ゴクチョー「ええ、もちろんです」

   アリサ「……それって信用できるのか?」

    エマ「信用できないなら、映像を見せてもらおうよ……問題ないよね?」

 

   ミュウ「すべての映像じゃなく部分的な映像を見せれば良いんじゃないか?たとえば、看守が鍵を閉めるまでが……」

 

妥協点を付けないと、こっちが危ない

 

  ゴクチョー「ええ、まあそれぐらいは……、……あれ?私がやるんですか?」

 

   アリサ「おめえ以外に誰がやんだよ!」

   ミュウ「ゴクチョー……」

俺は、ゴクチョーに向かって「インスペクター権限でどうにかできないか」と口パクで伝えると・・・

 

  ゴクチョー「はぁ……。データをサーバから取り出すの、面倒なんですけどねぇ……ではしばらくお待ちください……」

 

ゴクチョーはそう言いながら、首を横には振らなかった。つまりは無理ということか・・・インスペクター権限ではできないってことか。

 

  ゴクチョー「……さて、昨夜の映像をコピーしてきました……映像を見るのも時間がかかりますしね……簡単に印刷してきましたので、こちらをどうぞ」

 

  シェリー「見てください!部屋の中にはハンナさんの死体はもちろん、ロープもありませんよ!」

 

  ナノカ「つまり昨夜この部屋に鍵をかけられたとき、遠野ハンナは中にいなかったという事が証明されたということね」

 

   ココ「で。でもそれってどういう事……?」

 シェリー「密室殺人……いえ、これはもう【不可能犯罪】ですね!」

   エマ「(昨日の晩から、誰も火精(サラマンダー)の間には入ることが出来なかった……でも朝扉を開けると、そこにはハンナちゃんの死体と水精(ウィンディーネ)の間では、123箇所を深々と刺し傷……扉を開けて、致命傷……ミュウちゃんはこれを自殺と断定した)」

 

そもそも、デュアンくんの自殺メリットがない。それに、ミュウちゃん。彼はどことなくデュアンくんに似ている・・・・身長は低いけど、髪の長さも太ももぐらいまである。考える仕草はデュアンくんそっくり。

 

   エマ「(これは……いったい……)」

この事件は連鎖密室。そういえば、デュアンくんが言ってたような・・・連鎖密室に鍵は必要ないって。1つは、確か・・・カギをかける前に殺人を済ませること。2つ目は隠し扉の存在。3つ目はキーピンギだった気がする。

 

  ナノカ「……でも、1つだけわかったことがあるわ」

  ミュウ「…………」

   エマ「……え?」

  ナノカ「【遠野ハンナが死んだのは、夜間】……これは確定したはずよ」

 

だったら、なぜ火事を起こしたんだ?って話になる。

 

  ミュウ「理由を教えてくれないかな?えぇっと……黒部さん」

  ナノカ「いいわ、教えてあげる。なぜなら昨晩の時点で彼女の死体は部屋に無かった……」

 

  シェリー「つまりハンナさんは夜の間に死んで、どうにかして密室の中に入り込んだって事ですよね!」

 

  ミュウ「……」

  アリサ「そういや、夜に【大きな音】を聞いたな」

確定。此処ですり替えトリックをしたんだな。

つまり、朝に時限発火装置を作った。

 

これでアリバイを崩すことが出来る・・・

 

   ココ「え?」

  アリサ「ちょっと寝付きが悪くてな……外を歩いてたんだ」

  ミュウ「確か、この牢屋敷に睡眠薬があったはずですよ?」

  アリサ「そうなのか?」

  ミュウ「超強力な睡眠薬があったはず……「Alphabetic」って名前だ」

   

あれは、精神安定剤もあるから・・・普通に飲んでも良い。

ただし、1日に2回までしか服用できない。10錠飲めば、永眠してしまう・・・

 

  マーゴ「あら。規則違反よ」

  アリサ「ああ?現行犯じゃねーんだからいいだろ……時効だ時効」

   エマ「…………」

 ゴクチョー「…………」

  ミュウ「今は規則違反の話なんてどうでもいいんだよ……今は誰が遠野さんを殺したか……だろ?」

 

  アリサ「音は2回のタイミングで聞いた……【1時に1回】【2時に何度か】……」

 

  ミュウ「へぇ?」

それを聞いて、ニヤリと笑う・・・・

 

  アリサ「どっちも外で聞こえた音だ」

   ココ「なにそれ?録音とかしてねーの?」

  アリサ「してるわけねーだろ」

  ミュウ「……もしかして、何か大きなものでも移動したのかもしれない……」

   

   エマ「大きな、音……」

  アリサ「……例えばどんな音?」

  ミュウ「そこまではボクは分からない……」

 シェリー「まあまあ!ここにきて新しい証言が出たんです!その音がなんだったのか……みんなで意見をすり合わせてみましょう」

 

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  アリサ「最初の音は夜の【1時】だったな。。ちょうどスマホで時間を確認した時だったから間違いないと思う。【1時】に何かの【破裂音】、もしくは【爆発音】みたいな……爆竹とかそういうのに近い音が【1回】した」

 

破裂音に爆発音?それって、ナノカが持っている魔銃じゃないか?

 

   エマ「……待って、アリサちゃん……その音って爆竹の音じゃないと思うんだ」

 

  アリサ「あ?そりゃウチも夜中に爆竹の音なんて聞こえるわけねーと思ってるけど……」

 

  マーゴ「エマちゃん、何かそれを証明できるものはあるのかしら?」

   エマ「1時に倉庫の方からした【破裂音】が爆竹じゃないという証拠、それは……!夜中に鳴った【破裂音】……それってつまり【銃声】だったんじゃないかな】」

 

そうだな・・・それしか考えられない。

 

  アリサ「銃声……たしかに銃の音なら違和感はない音だったな」

 シェリー「破裂音なんて、そうそうあるものでもないですしね!」

   エマ「そして音がした方向……倉庫には銃が発泡された痕跡があったんだ」

 

俺の知らない情報だな・・・んじゃ、シェリーが怪我しているのは、銃弾によるもの?

 

   エマ「この銃を撃ったのは、もちろん……ナノカちゃん……キミだよね」

  ナノカ「……ええ。そうね」

  アリサ「じゅ、銃を……!?夜中になんで撃ったんだよ……!お前まさか、また誰かを……!」

  

  ミュウ「もし、誰かが死んでいたら……行方不明者が出ている……それは無いと思うよ?」

 

重要を負わせる事は可能だが・・・

 

ナノカ「別に隠すつもりはなかったの。ただーーー誰かを襲ってきたのか、見極めたくてね」

 

  ミュウ「デュアンさんの身体に貫通していない弾痕がありました……黒部さん、彼を撃ちましたか?」

 

  ナノカ「いえ……身長的にデュアンではなかった筈よ」

此処はウソを付くのがセオリーだな

 

  アリサ「【襲ってきた】?黒部、お前が襲われたってのか?」

  ナノカ「ええ……何者かが闇に紛れて、倉庫を漁ってたの。私はそれに気付いて起きたんだけど……無効に気付かれてしまってね。……そして相手はこちらに襲いかかってきた」

 

漁って手に入れるとしたら「ロープ」と「蝋燭」だろう・・・

 

  ナノカ「だから反撃をしたの……それだけよ、この事件には何も関係ない……」

 

   ココ「本当~?なんかやましー事でも隠してんじゃねーの?」

  ミュウ「なあ、沢渡さん……少しお口チャックしようか……煽られて、次の犠牲者になっても文句は言えないよ?」

 

 シェリー「そんなことありません!ナノカさんは本当のことを言ってますよ!」

  マーゴ「あら、シェリーちゃん……何か知ってるのかしら?」

 

  シェリー「はい!もちろんです!襲ったの私ですから!!」

 

あ~あ・・・自ら言ってしまった・・・

 

   アリサ「……は?」

 

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