転生者が魔法少女ノ魔女裁判の世界へ転生(仮) 作:ミュウにゃん
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シェリー「きっとハンナさんは、
それは、無いと思う・・・憶測だが、夜の間はハンナは生きていたと思う。
ミュウ「(っ……そうか、最後のトリックが分かったぞ)」
アリサ「ウチらがいた時、あそこに死体があったってのか!?」
シェリー「そうです!きっと天井付近にいたはずですよ。棚の上とか!」
マーゴ「けれど、昨日撮られた看守のカメラには何も映ってないみたいだけどね?」
シェリー「恐らくはトリックを使ったはずです。ミステリでよくあるものと言ったら、【鏡】とかですかね!きっとカメラに映らないよう、細工がされていたんです。それに画像なんていくらでも修正できますし!他にもみなさんが別の部屋と勘違いしてた可能性もあります」
ミュウ「遠野さんを殺して隠した方法なら、裏から見えて表から見えないという特殊な鏡を使えば隠すことが出来ます……しかし、一発でバレてしまいます……修正した画像もあり得ません……ゴクチョーがそんな真似をしないと断言できます。これは魔女裁判。魔女に有利に動くような真似は絶対にしないと言い切れます……それに」
シェリー「それに?」
ミュウ「次にお前が言うセリフを先読みするけど……地震が起きて、天井に隠された遠野さんの死体が落ちて……くくりつけられたロープで、首吊り死体が出来上がる……って推理は間違っている」
シェリー「ええ!?どこがですか?」
ミュウ「……悪い、ボクは今朝起きたばっかだから……地震が起きてない証明は出来ない……桜羽さん、お願いします」
実際は、俺死んでるからな・・・
エマ「わ、分かった……それは……この証拠だよ!」
ハンナの遺体の写真だ・・・
シェリー「それがどうして地震が起きていない証拠になるんですか?もしかしてエマさん……地震をご存じない!?」
ミュウ「……」
シェリー「シェリーちゃん、この像を見てほしいんだ……」
それは、確か・・・俺が自殺した
シェリー「素敵な出来栄えですね!見ていると不安になりそうです!」
エマ「いや、像の完成度について、見て欲しい訳じゃなくて……」
ミュウ「ああ……そういうことですか……この像はそれぞれのゲストハウスの中にあった像……しかも、もし地震が起きていたら、全ての像が倒れている……それ以上に、遠野ハンナさんの身体が揺れているはずです……橘さんの推理に矛盾が発生してしまいます」
シェリー「矛盾?何がですか?」
エマ「
シェリー「そうですかねー?たまたま倒れなかっただけかもしれませんよ?」
ふーん・・・・そんなことを言っちゃうんだ。
エマ「……いや、それは無いと思う。このゴクチョーの像、重心が不安定だし……それに、他の家具の状態も綺麗だったしね」
ミュウ「…………」
エマ「そして
シェリー「なるほど~!さすがエマさん!たしかにそうかもですね」
アリサ「……おい。でもよ、桜羽、月影。それって結局どういうことなんだ?昨日の夜……いったい何が起こったってんだよ!」
エマ「………………」
ミュウ「もっと視野を広げたらどうだ?桜羽エマ」
エマ「視野を広げる……?」
メルル「……エマさん、一度これまでのお話を纏めて見ませんか?まだ皆さんから聞けていない情報もあるかもしれませんし……」
エマ「うん……!そうだね、ミュウちゃん、メルルちゃん!やってみよう!」
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エマ「昨日、マーゴちゃんたちが出た後でゲストハウスには鍵がかけられていた……つまり部屋は3棟とも密室状態だったってことでいいんだよね?」
マーゴ「ええ。その通りよ。その時部屋の中は荒れていなかったし、死体もなかったはずよ」
エマ「そして夜に起こったのはナノカちゃんとシェリーちゃんのいざこざ……。この時の破裂音は【1回】。銃声だった
ナノカ「……ええ場所は倉庫。間違いないわ」
エマ「そしてその後……アリサちゃんは【2時】頃にも音を聞いた。この内容は、まだ明らかになってないよね」
そうか・・・全員【1回目】と【2回目】を音を聞き間違えてる可能性がある可能性がある。ただ、それを証明するのには・・・物的証拠が足りない。
メルル「そしてそれは、地震だとは考えにくい……議論の結果はそうなったはずです。もし地震なら
シェリー「いっそ【密室では無かった】というのはどうでしょう?そもそも鍵はちゃんと掛けられていたんでしょうか?……実はピッキングで開けられたとかありません?」
ピッキング・・・っ!そうか、密室の謎が解けたかもしれない。
ハンナの魔法で進入すれば、簡単に内側から鍵を掛けられる。ただ殺した後だよな・・・
エマ「でもそもそも朝の時点で鍵は掛かっていたはずだよ。仮に犯人が鍵を開けて侵入できたとしても……鍵をかけ直す必要があったんだ」
人のことは言えないが、俺も十分密室で自殺してるんだよなあ・・・あの時、
ココ「つか、それなら部屋に細工されてた可能性は?元々なんか仕掛けがあったとかさー」
細工されたのは部屋ではなく家だけどな。
アリサ「見つかってない隠し通路があるってのか?でも中はさんざん調べたんだ。部屋自体は普通の部屋だったんだし」
ミュウ「本当に普通の部屋だった?」
エマ「いや……
アリサ「あ?普通の部屋じゃないって……どういうことだよ」
ミュウ「(気付くか……)」
エマ「……この屋敷の設計図。ゲストハウスがある場所を見て欲しいんだけど……」
アリサ「これは……そうか。なんかおかしいと思ってたが……、【描かれてない】な」
そういや、スマホ内での地図では名称が描かれてなかったな。
エマ「うん……この建物ーーーなんか変なんだ!」
ミュウ「……おいおい」
ココ「なんか……!」
メルル「変……!?」
ココ「……って、だから何がだよ!?」
ミュウ「スマホの中にある牢屋敷のマップを見て欲しい」
エマ「これにはゲストハウスがちゃんと3つとも描かれているよね?でも紙の設計図の方にはゲストハウスが【1棟】しか描かれてないんだよ」
そっちかよ・・・
メルル「これは……もしかすると、後から建てられたんじゃないでしょうか?」
転生前に建てた、魔女の屋敷にはちゃんと3つ建てられていた。んで、誰かの手のよって、作り出された牢屋敷の図面では1つ。何者かが意図的にその2つを消した?現在の図面では3つある。つまり・・・この牢屋敷に、何かが隠されている。得体のしれない何かが・・・
ミュウ「……」
メルル「最初にはなかったはずなのに後から付け足された……だから設計図には載っていない……」
《
エマ「うん。そう考えれば辻褄は合うはず……!他の2棟は増設されたーーーー【仮説の建物】だったのかも……!」
つまり、【
シェリー「つまりそれが密室トリックを破る鍵となる……そういうことなんですね!?さすがです、エマさん!」
なんで、シェリーは喜んでるんだ?・・・っ、こいつまさか、なぞなぞが解けて嬉しがってるのか?
本当は使いたくはないが・・・・
「ゴクチョー。橘シェリーが魔女化しなかった時の場合、殺さない程度にボコボコに痛めつけてくれ」
「でも、死んでるんですよ?」
「俺が生贄になる。つまりトレデキムを飲んで自害する。今度こその密室トリックを使う」
「ま、まあ……貴方がそう言うので、あれば」
「恐らく、シェリーは魔女化をしていない。普通に処刑すれば死ぬ。というか、ハンナは自殺して、シェリーがそれを掻き乱したんだ」
「貴方の動画の提出した時は驚きましたが……分かりました」
「約束は守れよ……俺は守る」
ゴクチョーのメッセージのやり取りを全て完了した。
エマ「………………」
エマは、拳を強く握る・・・・
エマ「突き止めるんだ……!あの部屋の秘密を!」
ミュウ「…………」
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エマ「あの部屋には何か特別な仕掛けがあったのは間違いないよ……!」
アリサ「でも……そんなん、何も見つかってねーぞ」
ナノカ「……私は桜羽エマの意見に賛成よ。そうでないと、密室に説明がつかないもの」
シェリー「あるとすれば……やっぱり隠し通路でしょうか?どこかに繋がっているのかもしれません!」
ミュウ「いいや、隠し通路の類は無かった」
メルル「……う~ん……」
ナノカ「もっと簡単な仕掛けっていうのなら……実は扉の鍵の開閉が操作できたとか……」
ミュウ「オートロックは牢屋敷の房と懲罰房の2つだけ……それは無いよ」
ナノカ「スペアキーがあったとかかしら」
ミュウ「それって、看守に洗脳で操って鍵を手に入れた事件?普通、鍵のスペアなんか作るかな?ボク達……一応、囚人よ?それとも、黒部さんは、鍵を手に入れる方法があると?」
ナノカ「……」
ミュウ「まぁ……今は関係ないですね」
マーゴ「他には、部屋の一部が透明になったり……視覚を誤魔化すような仕掛けがあったとかはどう?ミュウちゃんがさっき言ってた鏡のトリック。後は屈折レンズの仕掛けとかね」
ココ「……そんなん言い出したら、もうなんでもありじゃん!だったらもういっそワープ装置でもあったって事にする!?入れ替わったりするヤツ!」
エマ「それに賛成だよ!ココちゃん!それだよ!」
ココ「いっ!?……なにが!?」
エマ「昨日、現場では【入れ替わり】が行われていたんだ……!」
ついに、1つ目のトリックが暴かれたな・・・・
ココ「はぁ!?」
驚くのも無理は無い・・・
エマ「昨晩、あの部屋で入れ替わってたもの……!それは……!」
ミュウ「……」
エマ「あの時、あの部屋では……建物自体が、全部入れ替わってたんだ!」
ココ「ど……どういうこと……?」
ミュウ「きっとゲストハウスのうち、
ミュウ「……」
エマ「だったら……建物ごと簡単に移動させられたとしてもおかしくないはずだよ!」
ココ「そんなこと……ありえんの!?」
ナノカ「可能性としては考えられると思うわ。世の中にはコンテナハウスと呼ばれるような、クレーンで吊り上げて簡単に移動させられる住居も存在する……もしそうなら、【建物を移動させる】ということも不可能ではないはずよ」
エマ「……死体が見つかった
ココ「じゃあ……お嬢の死体は……あの部屋ごと、持ち上げられたってこと~~!?」
エマ「それなら、全部の辻褄が合うはずだよ!!」
アリサ「んなバカげた話……本当に起こったってのか……?」
マーゴ「それじゃあ、検証の意味で詳しく話し合ってみましょうか?……密室が移動してきた可能性を」
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