転生者が魔法少女ノ魔女裁判の世界へ転生(仮)   作:ミュウにゃん

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Ep56 巻き戻し

 

 

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  デュアン「……っ!うぐっ……」

俺は森羅万象の神眼(デウスサイト)で全てを探ると・・・俺の下に「二階堂ヒロ」が眠ってる。え?戻ったはず、だよな?

 

とりあいず、「トレデキム」はある・・・USBある。おk。最初の日付で間違いない。・・・なんか、条件を満たしてないのか?」

 

ヒロ達が目覚めないウチに・・・寝る振りをしつつ、USBを差し込み、インストールを開始する。

 

膨大なデータと地図が読み込まれていく・・・

 

お、地図が4つに増えたぞ。隠し通路まで・・・大盤振る舞いだな。

 

当時エルピスが建てた魔女屋敷と昔の牢屋敷、現在の牢屋敷。そして、牢屋敷の設計図。

 

マスター権限のインストールのインストール終了まで約3分か。

 

   デュアン「……、……」

おかしい。森羅万象の神眼に、未来や過去まで遡れるようになってる・・・

 

俺は、過去を遡って覗くと・・・・

 

ノイズだらけだが、俺が死んだ後。シェリーが開放された。

 

その後、アリサが死に・・・エマが処刑されようとなった時。黒部さんの遺体で見つかった。処刑台から遺体が見つかるとか異例だろう。犯人は間違えなく、メルルだろう。

 

ーーーその後は、エマが魔女化して・・・メルルを殺した。

大魔女に唆されて、全ての人類が死んだ。いや・・・それだけじゃない。エマが俺の遺体にも死ねと命じた・・・が、"終滅"がそれを許さなかった。終滅はエマが操っている魔法に繋がっている大魔女すら殺した。

 

つまり、魔女もエマも大魔女も全て・・・死んだ。

 

過去の映像はそこで終了している。

 

   ヒロ「ーーー【戻った】、ということか……」

なんか、下で騒いでいるが・・・数秒目を覚ましたのか。

 

   デュアン「うぐっ……」

何者かが干渉してきてる・・・・

 

  「《 A c ce le ra te》」

 

   デュアン「…………」

     ヒロ「!!デュアン……なんで、やり直し地点では……」

   デュアン「やはり【死に戻り】の魔法所持者だったか」

     ヒロ「……デュアンも?」

   デュアン「オレのは、キミのとは少し違う……オレはセーブ型だ……ただし、今回の死に戻りはヒロ、キミの魔法に乗っかっただけだがな」

 

     ヒロ「お前は何時死んだんだ?」

   デュアン「4回目の裁判から数日後に死んだな」

     ヒロ「殺されたのか?」

   デュアン「違う……普通に自殺だ」

     ヒロ「……お前は、エマのことをどう思ってる?」

   デュアン「分からない……牢屋敷の行動を見ていると、エマは……」

 

     ヒロ「お前は?」

   デュアン「ああ……思い出せないんだ……オレは、幼馴染が3人いたことを知っている……名前も声も覚えている……」

 

     ヒロ「なら、なんで……エマを庇った?」

   デュアン「その時……覚えてなかったんだ……いや、記憶を消されてたな……」

   

     ヒロ「……デュアンなら黒幕の正体も知ってるんだな?」

   デュアン「ああ……だが、それはお前が決めろ……、突撃だけはするなよ?」

 

     ヒロ「分かっている」

   デュアン「ま、今回はお前とペアを組むつもりだ……」

     ヒロ「とりあいず、よろしく……んで、お前の魔法は何だ?」

   デュアン「魔女因子としての魔法……そして姿……」

オレの身体が霧に包まれると・・・

 

    ミュウ「この姿では「月影ミュウ」って名乗ってる……最古の魔女……不老不死に近しい魔女……魔女因子としての魔法は「サクリファイス」……」

 

     ヒロ「……」

   ミュウ「覚醒前の力は「魔法少女を強制的に魔女化させ、この力を使って魔女化したものは、理性を保った状態になる」「ただし既に魔女化した状態で使うと、魔女因子を消滅させ、元の人間に戻すことが出来る」「理性が崩壊した状態で使えば、魔女が死亡し、その魂を喰らうことでその魔女の魔法を使用することが出来る」……だな」

   

     ヒロ「私の魂を食ったのか?」

   ミュウ「いや……3回目の後、4回目の裁判でこの姿になれるようになった」

 

     ヒロ「……掻い摘んで話せ」

   ミュウ「4回目の裁判前に「デュアン」を自殺して、死んだ後に憑依したのがこの姿……んで、4回目の裁判終了後、死体の「デュアン」と「ミュウ」を融合させたというわけだ」

 

     ヒロ「そうか……」

オレは再び男の姿に戻る・・・

 

   デュアン「覚醒後の力はもっと酷いものだ……「リミッターが外れると、全世界を強制的に魔女化させ、再び使用すると、魔女化したものは、全員【なれはて】化する。全員が【なれはて】した場合、理性が残った状態になる」……全世界が異形の集団に変わるって訳だ」

 

      ヒロ「なぜ……私にそれを?」

   デュアン「これから……契約をしてもらう」

      ヒロ「……契約?」

   デュアン「この契約は、魔女因子とは異なる魔法を覚えることが出来る……契約魔法ってやつだな……そして、互いが契約している時に死ねば、ヒロの魔法を使って過去に戻れる……つまり運命共同体というヤツだ」

 

      ヒロ「なるほど……ん?例えば、私が死んだら……お前はどうなるんだ?」

 

   デュアン「オレが死ぬまでお前の時間に戻れない……そして、今から渡す契約とは別口の魔法だ……受け取れ、ヒロ」

 

オレはキラキラと赤く光るものをヒロに投げ渡す。

 

     ヒロ「!……これは……」

   デュアン「魔法名は「時間飛躍(タイムリープ)」……オレはリスクなしでどの時間に飛べるが……魔女因子のヒロがそれを使えば……代償がある」

 

     ヒロ「その代償は?」

   デュアン「視力、聴力、嗅覚、味覚、痛覚、感覚機能のどれかランダムが徐々に弱って最終的には使えなくなる」

 

   デュアン「だが、リターンはある。覚醒した状態で使用すると、赤ん坊から強くてニューゲームができる。ただし、赤ん坊以外からスタートすると、戻った時点で元の自分を殺さないと、同じ人間が2人居ることになるから、殺さなければならないがな」

 

     ヒロ「……では、これを使って……ユキが自殺する前に戻れば……」

 

   デュアン「……どうやら、月代ユキは既に俺が助けたみたいだ」

     ヒロ「どういうことだ?」

   デュアン「未来のオレが過去に戻って本物のユキを助けて、偽物を置いたみたいだ……」

 

     ヒロ「覚えてないのか?」

   デュアン「いや、教えてくれなかっただけだ……今はそんなことはどうでもいい……使い方は分かるか?」

 

     ヒロ「あ、あぁ……」

   デュアン「使う時は慎重に選べよ……誰かが死んだら即使うは禁止だ……使うタイミングはしっかり選べ……いいな?」

 

     ヒロ「分かった……」

   デュアン「……ならよし」

俺は軽くヒロの頭を撫でて、ゴクチョーの通知が来るまで、軽く待機した。

 

 

・・・それにしても。どういうことだ?時間は巻き戻ったにしてはおかしい。

 

   デュアン「なぁ、ヒロ……お前、死に戻りしてるなら……前回の自分の死は分かるか?」

   

     ヒロ「む?看守を火掻き棒で殴って……反撃を食らった」

   デュアン「そうか……」

 

俺の思い違いだな・・・・。だが、やり直し地点では「エマ」と一緒のはず。何か変だな。

 

俺は、スマホの画面を見ると、ゴクチョーから通知が来ていた。

 

「デュアンさん。驚かれてる頃だとは思いますが、貴方がやり直しをすると、私も一緒にやり直すことになっています。」

 

ま、マジか・・・

 

 

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