転生者が魔法少女ノ魔女裁判の世界へ転生(仮)   作:ミュウにゃん

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Ep57 恐怖よ、再び・・・?

 

~~~~~~

 

     ヒロ「……」

   デュアン「……」

  ゴクチョー『あ……もしもし……映像って見えてます……?何せ古くて故障が多いので……やれやれ。私、ゴクチョーと申します』

 

同じことの繰り返しだ・・・・

 

   デュアン「……」

     ヒロ「……」

  ゴクチョー『詳しい説明がしたいので、ラウンジに集合してください。監房の鍵を開けますので、看守の後ろについてきてください。抵抗とかは自由なんですが……命とかなくなっちゃうので……はい……』

 

   デュアン「だってさ、ヒロ……マジで気をつけなよ?」

     ヒロ「うるさい!動揺していたんだ!ただ、動揺してたとはいえ、私の行動はどうかしていた」

 

   デュアン「ダジャレ?」

     ヒロ「違う!……なんか、昔の感じに戻ってないか?」

   デュアン「……そうだな、俺はやることが出来たからな」

そう。俺がやることは・・・決まっている。

 

さてさて・・・・

 

     ヒロ「……行くぞ」

   デュアン「恐怖よ、再び……ってことかな?」

俺とヒロは、通路の方へと出る。

 

  ココ「ぎゃああぁ!触んな化け物ぉ!キモいから!わかった、わかりました、行くから!!」

 

   デュアン「相変わらず、騒がしいヤツだ……」

 

俺たちは、歩いていると・・・

 

     エマ「え?デュアンくんにヒロちゃん!?」

   デュアン「ん?……エマ?」

     ヒロ「……どうした、エマ?」

     エマ「こんなところで会うなんて、すごくびっくりしちゃった……」

 

     ヒロ「私はまったく驚いていない」

   デュアン「そうだな……」

答えが分かってるほどつまらないものは無い。だが、1つ言えることは・・・同じルートに辿るとは、限らない。

 

ま、俺が死ぬことは・・・確定的だがな。

 

     エマ「色々あったけど、ボクら、また前みたいに友達に……」

     ヒロ「悪いが、そのつもりはない。私は君を許せないし、その事実は変わらない」

 

   デュアン「……もう前みたいには無理だ」

そう、一度関係が壊れた時点で、修復は簡単には直らない。

 

月代ユキが死んだ地点で、関係が拗れているんだ・・・

 

     エマ「ーーーッ」

     ヒロ「話はそれだけか?じゃあ」

   デュアン「……」

エマ・・・お前、まさか・・・「月代ユキ」の記憶が封じられてるのか?

 

・・・いや、そうだ。俺は、自分が死んだ先の見通した。

 

 

     エマ「ボク、諦めなーーーあっ」

   デュアン「……」

俺は振り返らずにそのまま、歩く。

 

・・・助けることは無理だ。エマ、俺は・・・思い出したんだ。

 

ーーーーお前が、「傍観者」だって。

 

オレには、やらなければならないことがある。

 

「月代ユキ」を助けなければならないことを・・・

 

方法は、全員が揃ってなければならない。

 

今回のオレは、裁判の行方を見守るだけだ・・・

 

行動のスタンスは変わらない。

 

    ヒロ「デュアン……?」

  デュアン「なんだ?」

    ヒロ「……何を考えていた?」

  デュアン「オレのスポーン位置が変わっていたことだ」

    ヒロ「あぁ……私もそれが引っかかる……」

  デュアン「そもそも、エマって……あんな性格()だったか?」

    ヒロ「どういう意味だ?」

  デュアン「……俺がループする前でも……ところどころ違和感があった……中学時代つまり、ユキがイジメられていた時……自殺後」

 

幼馴染である、ユキを知らないのはおかしい。

 

    ヒロ「……確かに……おかしいとは思う」

  デュアン「ユキの名前を出さないのは……思い出せないのか、忘れたのか……誰かが記憶を弄ったか、……ショックで記憶が封印したの か……、……理由は分からない。これだけは言える……少なくても、ループする前にオレは自殺を行っていた……それを「月影ミュウ」として観察をしていた……だが、オレの死とヒロの死を見てきてるのに……、……なんで「ユキ」の死は……知らないんだ?」

 

    ヒロ「忘れている、と?」

  デュアン「少なくても、沢渡ココは……記憶に忘れないように刻み込まれてるが、刺激すりゃ……魔女化もあり得る」

 

    ヒロ「なに、なんで……沢渡ココが出てくるんだ」

  デュアン「眼の前で両親が惨殺されてるところを現場で見てるからだ……」

     

    ヒロ「!?」

  デュアン「……」

    ヒロ「どういう意味だ……」

  デュアン「……映像を送る」

オレは、此処に来てから・・・俺が死ぬまでの見た情報を動画化したものをヒロに送る。全てだ。余計な情報である「トレデキム」や「魔女殺し」「メルル=黒幕」は、情報を与えない。それは、ヒロが手に入れるべき情報・・・彼女自身が見つけなければならない

 

    ヒロ「デュアン……お前、どんな方法で撮ったんだ……」

  デュアン「俺の記憶を映像に変換し、出力する魔法だ……ちなみに、映像終了までに黒幕を見つけている」

 

    ヒロ「……君はいくつ魔法を持ってるんだ」

  デュアン「沢山ある……」

    ヒロ「沢山、だと?」

  デュアン「クトゥルーの魔術が使える時点で、お察しだと思うが……俺は少なくても人間というカテゴライズされるべきではない」

    ヒロ「……はぁ~」

  デュアン「看守の正体も俺は知っている」

    ヒロ「なっ……」

  デュアン「……黒部ナノカの姉だ」

    ヒロ「なぜ、それを……知っている?」

  デュアン「この牢屋敷に、隠し通路が存在している……そこで、過去の魔法少女たちの資料を見つけている」

 

    ヒロ「場所を教えてくれないか?」

  デュアン「……いや、これは教えられない……黒幕の正体に繋がるからな……」

 

    ヒロ「それは、私たちには言えないことか?」

  デュアン「ああ……俺を殺しちゃっても構わない……だが、全てを救うためには……それしかない」

 

    ヒロ「……全て、とは?」

  デュアン「大魔女も含めた、全ての魔女やなれはて……魔法少女たち……だ」

 

    ヒロ「なぜ?」

  デュアン「……大魔女は、人間に復讐しようとしているだけだ……全てのきっかけは人間が悪いんだ」

 

    ヒロ「……」

  デュアン「もう着くぞ……話は此処までだ」

 

俺は、目的地に着く前に話を切り上げた。

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

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