マシュより先に合流したけどマシュより弱いセイバーさん(実質嫁)   作:セイバーさん

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10話

「ええと、申し訳ありません主……」

 

「大丈夫だよ、びっくりしたけど」

 

 

 

 まさか私があんなことを、よりにもよって我が主に向かって行ってしまうとは。

 この敦盛、一生の不覚です。

 

 

 

「この様な貧相な身体では、さぞ不快でしたでしょう。本当に申し訳ありません」

 

「えっ?」

 

 

 

 今の牛若殿と比べても私は、中々に貧相な身体付きであるという自覚がある。

 ……まあ牛若殿が並より成長が早いと言えばそうではあるのだと思うのですが。

 

 

 

「そんなことない」

 

「誤魔化されなくとも、成長には差があるものだと理解しておりますので」

 

「いやむしろそれがセイバーさんだったら嬉しいというか役得というか……」

 

「……主殿?」

 

「何でもない」

 

 

 

 ……。

 そういう発言はマシュ殿や他の方々にしてあげてください、私ではなく。

 

 

 

「そ、そう言えばセイバーさんはなんで俺の部屋に?」

 

「え? ああいえ、その……」

 

「?」

 

 

 

 ここに訪れた目的を思い出す。

 来てからの出来事で忘れてしまっていましたね。

 

 

 

「……先日、主に申したことについて、補足をさせていただきたく」

 

「それって……」

 

「はい、私が平敦盛(わたし)の過去に納得しているか、という件です」

 

「私は主に、過去を受け入れていると申しましたが、それだけでは主の疑念を解消する為には少々言葉が足りなかったご様子でしたので」

 

「……」

 

 

 

 お優しい、私の主。

 私の過去に、心を痛めなくとも()いのです。

 

 

 

「私は確かに、幸福とは言えない幼少を過ごしました」

 

「それは、主もご覧になられたのですよね?」

 

「……うん」

 

「成程」

 

「ごめんね」

 

「ふふ、謝られる様なことではございませんよ。こうして主と魔力を繋いでいる以上、そういう事例は起こりうるものだと存じておりますから」

 

 

 

 魔力の流れを通じて記憶が流れる、という現象らしい。

 というより、今まで起こらなかったことの方が珍しいかもしれませんね。

 

 

 

「むしろ私が主の記憶を垣間見て、主に不快感を(いだ)かせないかどうか、という方が心配です」

 

「大丈夫だよ」

 

「主はいつも、そうおっしゃられるではないですか……と、話が逸れてしまいました」

 

 

 

 主との会話は頻繁に横道にずれてしまいます。

 ……気を確かにしっかりと、私が主を過ちに誘ってどうするのです。

 

 

 

「……話を戻しますが。私の過去は不幸だけではなかったことはご存知ですか?」

 

「え?」

 

「やはり、そちらはご覧になっておられないのですね」

 

 

 

 夢という形で見るには、人の一生は長いもの。

 見たのは区切られた場面、と言った所でしょうか?

 

 

 

「父が、退けられた時がございまして。その時私は、清盛のおじさまに拾われる形で、おじさまに同行させていただいたことがございます」

 

「その時に一応、官職の経験もしているのですよ?」

 

 

 

 無官大夫と呼ばれてはいるが、一応あるにはあるのです。

 ……まあ、大半は官職についていないですし、さしてその名を否定できる理由も動機もないのですが。

 

 

 

「そうなんだ」

 

「はい。そして、そこでの経験を基に私は、私が不幸であるとは思いません」

 

「おじさまの下にいた数年は、確かに私は幸せでございましたから」

 

「……」

 

 

 

 ……玉織様に出会ったのもその時期でしたね。

 あの方には、悪いことをしてしまいました。

 しかしそれは、今には関係のないこと。

 

 

 

「不幸の中にも、確かな幸福が在ったのです」

 

「で、あれば。それを不幸な人生だと評するのは些か虚言が過ぎるでしょう」

 

「そっか」

 

 

 

 仕方のない風に笑われる主。

 納得していないけど、するしかない……でしょうか?

 

 

 

「セイバーさんはそういう人だよね」

 

「?」

 

「ううん、何でもない。わざわざごめんね、俺の部屋にまで」

 

「いえ、主の為でしたら、いくらでも」

 

 

 

 ……これで、一件落着です。

 

 

 

「セイバーさん」

 

「はい」

 

「……お茶、淹れてくれる?」

 

 

 

 申し訳なさそうにお聞きになる。

 そんなこと、幾らでも言ってくださって()いのですが。

 

 

 

「私の淹れるもので、よろしいのでしたら」

 

「セイバーさんのお茶は最高」

 

「またそんなことを……」

 

 

 

 私の茶程度でそうなるのであれば、エミヤ殿達の腕前ともなるとどうなってしまわれるのですか。

 

 

 


 

 

 

セイバーさんとかいう幽霊吸引機www(実質嫁スレPart7

 

 

 

53:名無しのマスター

実際初期セイバーのアレなんでかね

なんか言及されてたっけ

 

54:名無しのマスター

特にないかな?

在野の霊媒体質的なことは言われてた気もするけど

 

55:名無しのマスター

下総ん時言われてたね

 

56:名無しのマスター

「よくもまあそんな(なまくら)振り回して、霊を祓えるもんだな嬢ちゃん」

 

「まあ、程々に慣れておりますので、こういうことには……」

 

「その手の(やから)には狙われなかったのかい、平安の時代は」

 

「特には」

 

こんな感じの世間話してたねこの2人

 

57:名無しのマスター

時代が(比較的)近いから時々絡んでるよねこの2人

 

58:名無しのマスター

>>56

平清盛のこと時々言及してるから守られてたのかもね

セリフ聞く限り中々の孫バカ爺さんだし

 

59:名無しのマスター

>>58

セイバーさんは甘やかしてなんぼだろ

 

60:名無しのマスター

甘やかされることを良しとはしてないんだよなぁセイバーさんは

 

61:名無しのマスター

>>60

馬鹿野郎それを知ってて尚甘やかすのが可愛いんだろうがっ!

困り顔になりながら、主の言だからと拒否し切れないセイバーさんからしか得られない栄養は、実在するッ!!

 

62:名無しのマスター

>>61

こいつは重症

 

63:名無しのマスター

>>61

おま俺

 

64:名無しのマスター

今のところ特に変な要素のないヒロインだからかほのぼのした作品多いよね

 

65:名無しのマスター

>>64

本家の絡みがほのぼのしてっからな

 

66:名無しのマスター

まあだからこそ曇ゲフンゲフン、これ以上は派閥争いに繋がるから辞めとくぜ!

 

67:名無しのマスター

>>66

それ以上言ったら戦争だった

 

68:名無しのマスター

和風美少女からしか得られない栄養素は偏在するため

 

69:名無しのマスター

俺知ってる、あと数年したら癌にも効く様になるんだ

 

70:名無しのマスター

>>69

これが初期セイバーに脳を焼却式されたマスターの末路か……

私も同行しよう()

 

71:名無しのマスター

こんな焼却式だったら人理焼却待ったなしやな

 

72:名無しのマスター

セイバーさんをラスボスにするの辞めいw

 

73:名無しのマスター

でも何かしらありそうよねぇ、あれだけ匂わされてるし

 

74:名無しのマスター

闇のメカクレ説、メカクレェェェッ!!

 

75:名無しのマスター

>>74

おはバソ

まあ真っ黒セイバーさんになって敵対したら俺はついて行くぞ

 

76:名無しのマスター

(物語的にそれは)無理です

そん時はしっかりセイバーさん倒そうね(はぁと)

 

77:名無しのマスター

>>76

やだおめぇっ!

 

78:名無しのマスター

>>76

ゲロキモはぁとスレ民(だ)ぞぅ

 

79:名無しのマスター

>>78

磔の刑にされてそう

 

80:名無しのマスター

散々過ぎてワイ泣いちゃった

 

81:名無しのマスター

涙拭けよ

 

82:名無しのマスター

( ´-`)っ粗めの紙やすり

 

83:名無しのマスター

>>82

ありがと……ってこれガサガサじゃねーか!

 

84:名無しのマスター

追撃仕掛けてて笑う

 

85:名無しのマスター

Extra attackやめれ

 

86:名無しのマスター

アヴェンジャーになれるっぽいしイベント枠で実装されないかなぁ……

 

87:名無しのマスター

散々待ちかねた霊衣枠かもしれない

 

88:名無しのマスター

>>87

違う衣装を頑なに着ようとしないセイバーさんほんと笑う

 

89:名無しのマスター

それで10年近く経ってんだから笑えないんだよなぁ()

 

90:名無しのマスター

次こそは……次こそは衣替えを……

 

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