マシュより先に合流したけどマシュより弱いセイバーさん(実質嫁) 作:セイバーさん
「ぐっ……まさかこの様なことになろうとは」
「観念せんか敦盛、色々と教えて貰わねばならんしのう」
「信長公の敦盛はちょっとどころのお話ではありませんからねぇ」
「ザン」
結局、私は斬ザブロー殿に捕らえられてしまい、どこかへと連行されております。
衣替え、
「なーんでそんなに渋るんじゃ、どの様な衣装を着たとてお主はお主、マスターも問答無用で気にいるじゃろうて」
「そう言う問題ではございませんからね?」
主に見せるなどもってのほかでは?
嗚呼、どうするべきでしょうか。
「何か理由がお有りなのですか?」
「……それは」
素肌を見せることに抵抗がある、というのは尤もらしい理由となるでしょうか。
いえ、それも理由の一つなのですが同世代の姫君ほどは気になりません。
これでも父からは男……として育てられておりますから。
「私の様な貧相な身体では、他の皆様方の様な格好をしても主の目に毒を与えるばかりでしょう」
「まだそんなこと言っとるのかお主は、毒どころかむしろ蜜を得た蝶の如く喜ぶじゃろうて」
「しかし」
「問答無用じゃ! 全くはぐらかしおってからに」
信長様に押し通されてしまった。
……諦めるしかないのでしょうか。
「かの清盛公とご関係が?」
「おじさまは『
「無駄じゃ無駄じゃ、敦盛はそういう奴じゃからのう」
他者に告げるには、少々刺激の強いお話でして。
「申し訳ありません、生前からの習慣の様なものなのです。これは」
「ははぁ……?」
「……と言うよりも、私には舞の類を教える
「またまた、あれだけ踊れると言うのにか?」
「所詮は伝承による後付けですので、笛ならまともに扱えるのですが。そちらとなると言語化が難しく 」
「のう、敦盛や」
「どうかなされましたか、おじさま」
「お主は、幸せじゃったか?」
不意に、おじさまからその様な問いを投げかけられる。
幸せというと文字通り……。
「はい。この敦盛、清盛おじさまといる4年の月日を楽しかったものと記憶しておりますよ」
「……そうではない」
「え?」
「人としての幸せのことではないわい、お主個人の話じゃ」
「はぁ……?」
おじさまも不思議なことを仰るのですね。
人として幸せであれば、それは私の幸せでしょう。
「結局、儂はお主の問題を何一つ解決してやれなんだ。
「仕方のないことです。父上は忠義に厚いお方ですから」
「だからと言って己の子にすることではない、全く……」
「そんな父が、私の
「ぐぬぬぬ、敦盛があやつの下に生まれてしもうたことだけが心残りになりそうじゃのう、このままでは死ぬに死にきれんわい! 儂の子になれ敦盛や!」
「ふふ。ありがたいことではありますが遠慮させて頂きます」
おじさまは一族に大層甘いお方だ。
おじさまにとっての敵と言えたかつての父も、私を管理下に置くだけという甘い処遇で終わらせている上に、私にもこの通り。
「儂が死んだ後、お主はどうするのだ?」
「無論、平家の
「……身分を忘れ自由に各地を旅する、と言うこともできるのだぞ? 今からでも遅くは 」
「おじさま」
本当に、優し過ぎる程だ。
もう少しすれば儂は病か何かで死ぬと私に対して言っておきながら、考えることは一族の安否。
「私は確かに、この景色が好ましく思います」
「じゃったら」
「ですが、それ以上に叶えたい願いがこの内に在るのです。それを叶えるまで私はこう在るでしょう」
「ぐぬぅ、だめかのう」
「申し訳ありません、おじさま」
悲しませたいわけではないのですが、そう在りたいの思ったからこそ私は私足り得るのですからね。
「いっそのこと、恋でもせんかのう」
「……話が飛躍しすぎではありませんか?」
「いいや、そうでもないわい。玉織姫は良い姫君じゃというのに、お主はうんともすんとも言わぬではないか」
「それは……」
……私には不釣り合いなほど良いお方では在るのですが、はい。
申し訳ありません。
「恋は人を変えるものじゃ、断言できる。じゃからいつか、お主が誰かを心の底から想える様になればのう」
「……」
「相手はお前を大切にする
「それは……中々物騒でございますね」
「ほっほ! ……幸せになれ、敦盛や。それだけが、今の儂が遺せることかのう」
「……はい」
スキル2『美貌 B-』
強化前
敵単体に魅了を付与(1T/100%)&攻撃力ダウン(1T/7〜14%)
スキル2 『躊躇われし首切り EX』
強化後
敵単体に魅了を付与(1T/100%)&防御力ダウン(3T/10〜20%)&「1ターン後に攻撃力アップ(1T/50%)【デメリット】&宝具封印状態(1T)を付与する」状態を付与+スター獲得(15個)