マシュより先に合流したけどマシュより弱いセイバーさん(実質嫁) 作:セイバーさん
「復讐者としての私について、ですか?」
「うん」
「……まあ、話題になった
また、言い難いことをお聞きになりますね、主。
「やっぱり、源氏?」
「私を復讐者とするならば、誰しもが思い浮かべる存在ではありますね」
清和源氏、確かに思うところがない訳ではないのですが。
私が、平家が他者に復讐者として在れるであろうと思われている最大の要因でもありますし。
「……そう、ですね」
平安京にて、復讐者の霊基に一歩返り咲いたが
復讐者の、アヴェンジャーの私が焦がし浮かべるであろう衝動が、今も尚鮮明に映し出せてしまう。
「……こんなこと、主に語るべきではないのですが……」
「聞きたい」
「やはり、そう仰られますよね」
私の主は、そういうお方だ。
であれば私も、答えねばならないでしょう。
「源氏、源姓一族に対してのみの復讐者としての側面は呼ばれることはありません、私は」
「……え?」
「呼ばれるとするのであれば 」
……平家としては、あるまじき発言なのですが。
その側面を塗り潰す程の炎がある、と彼等に思われている。
そして、内包している。
「私は……其れは、それを成す為ならば主すら斬り払わねばならないでしょうね」
「セイバー、さん?」
「私とは本来、そういう存在なのですよ。主」
残念ながら、英霊とは他者認識によって完成する存在ですからね。
在り方としてはロボ殿に近く、そして異なる者でしょう。
「……とは言え、今の私には関係のない話です。ささ、目的のものは手に入れましたし、ダ・ヴィンチ殿に届けると致しましょう」
「セイバーさんは 」
「はい」
「 納得、してるの?」
「……」
納得、ですか。
的確に見ておられますね。
「受け入れております。……私の一生を、私は不幸であると思わない」
「そう、なんだね」
「はい。……他の方々が、どう思うかはさておき、ではありますが」
「お前は■としてではなく、■の■■として在れ」
「嘆くことは許さぬ、■として育つ未来も有りはしない」
「 総ては、我が
……父は、職務に熱心なお方でありました。
そしてこの頃から私は、父がことあるごとに口にする"あるじ"という言葉に、私は
「はい」
しかしそれは存在意義に反すると、胸の奥のざわつきに蓋をする。
「 ふんっ!
しかし、幼子の予定もまた半ばで
「
「……敦盛です」
「ほうほう! ……しかしこれはまた美しき顔をしておるものよ! 全くあ奴も見る目がないわいっ!」
(これ、って……)
「なんじゃとうっ!? もはやその■に
「はい、
(聞こえない部分はあるけど、やっぱり……)
「敦盛よ、■は好きか?」
「……はぁ」
「なんじゃ張り合いがない返事じゃのう。まあ実感が薄いのも仕方のないことじゃろうが、まあその目で■を見ておくが良い、さすれば自ずと答えが見えるじゃろうて」
「はい」
(セイバー、さんの……)
「 敵に後ろを見せるのは卑怯でありましょう! お戻りなされ!」
( あ)
「……」
「なっ……!」
(ダメだ)
「お主、名は何という」
(これ、以上は……っ)
「 お前のためには良い敵だ、名乗らずとも首を取って人に尋ねよ。……すみやかに、首を取るが
(セイバーさんっ!!)