魔王と勇者の配信生活 なお魔王は合法ロリ爆乳とする   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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この世界についてロリ魔王に教えてもらう

「世界について色々聞く前に、お互いの自己紹介をしないか?」

 

 俺はロリ魔王に提案をする。

 

「むむ! 名前は言ったぞ! ゼフィガルド14世だと」

 

 そりゃロリ魔王は名前は名乗っているが……俺は名乗ってなかったな。

 

「俺は言ってなかったな。武田政信……勇者で呼ぶよりもマサノブって呼んでくれ」

 

「むむ! 名前の前に他の名があるのか! もしや貴族だったのか!」

 

 ロリ魔王は顔を青ざめてプルプル体を震えだす。

 

「安心しろ、俺の居た国だと名の他に苗字という家名が全員付くんだ」

 

 俺の言葉を聞いて安心したのか、ロリ魔王はホッと息を吐くと、顔色が良くなる。

 

「じゃぁ平民ってことじゃな!」

 

「まぁそういうこった」

 

 平民という言葉を聞いてロリ魔王は笑顔になる。

 

「自己紹介を続けるぞ。料理が得意……だがこっちの食材について知らないから美味く作れる自信は無い」

 

「確かに異世界の勇者であるマサノブがいきなりこちらの世界の食材で美味しい料理を作れたら怖いのじゃ」

 

 ロリ魔王も理解してくれたらしい。

 

「えっと魔王様はゼフィガルドって言ったほうが良いのか?」

 

 そう言うと腕を組んで悩ましそうに考え始める。

 

 おっぱいでかすぎると腕を前で組めないんだな……胸の下で腕組みしているよ……。

 

「皆からはゼフィって言われておるが、魔王と言われるのも捨てがたい……」

 

「じゃあゼフィな。決定」

 

「ちょ! 吾輩の意見は!」

 

「良いだろゼフィちゃんよ。魔王様って勇者が言うの俺の世界だとおかしいことだから。普通殺し合いする仲になるからな」

 

「むむ、さっきからマサノブの考える魔王って野蛮すぎないか?」

 

 何を今更……。

 

 俺の中での魔王は世界征服を企む悪いやつって相場が決まってる。

 

 まぁ女魔王の場合は勇者と仲良くやってる物語も無くはないが……。

 

 今回の場合もそれに当たるのか? 

 

「一応聞いておくけどゼフィちゃんの年齢って何歳なんだ?」

 

「吾輩か? 吾輩は若輩でのぉ。120歳じゃ」

 

「めっちゃ年上じゃねぇか!」

 

 小説で出てくるエルフみたいな長命種ってやつか? 

 

 見た目はランドセルが似合うのに120歳って……。

 

「マサノブは何歳なのじゃ?」

 

「25歳」

 

「若! 吾輩の種族だと赤ん坊と同じ年齢じゃぞ!」

 

 25歳で赤ん坊かよ……どんだけやねん。

 

 とりあえず認識に差がある様なので互いに話して意見を擦り合わせていくと、ゼフィちゃん……いや、ゼフィは魔族の中でも魔王種と呼ばれる種族らしく、魔族の中でも長命かつ、凄い力を持っているのだとか。

 

「エルフでもハーフエルフ、エルフ、ハイエルフは違うみたいな感じか?」

 

「そうそう。そんな感じじゃ。魔王種は生殖能力はあるが、排卵が全然しないから数が全然増えないのじゃ。それに100歳を超えると親元を旅立ち1人で生活せねばならぬのじゃ」

 

 人間換算だと10歳で親元から離れて旅に出るのか……これを早いと見るか遅いと見るか……。

 

「吾輩は魔法が得意じゃったから色々な魔法が使えるのじゃ。ただ魔法習得のために金を使いまくってしまって……見ての通り金欠じゃ」

 

 まぁそんな薄汚いローブを身に着けている時点でだろうなとは思う。

 

「年齢差はこの際良いとして、金欠なんだよな」

 

「金欠じゃ」

 

「どうやって生活していくんだよ! 金が無いと生活できないだろ!」

 

「フッフッフ……そう慌てるでない! ちゃーんと食事については考えがあるのじゃ!」

 

 自信満々にゼフィはそう宣言する。

 

「吾輩魔王ではあるが冒険者でもある! 冒険者として魔物を討伐すれば、ある程度の路銀にはなるんじゃ!」

 

 あ、冒険者って制度あるんだ……異世界らしさが出てきたな。

 

「俺も冒険者には成れるのか?」

 

「成れるのじゃ。冒険者は基本来るもの拒まずじゃ」

 

 どうやら俺でも冒険者になることはできるらしい。

 

「でも俺動物を殺した事すら無いぞ」

 

「なに、戦闘経験がなくてもマサノブは勇者じゃ。そのうち強くなっていくじゃろう」

 

 聞いている限りレベルアップで成長していく感じではなく、日々のトレーニングや努力によって成長していく現実と同じ仕組みらしい。

 

 勇者としての力でどれだけ戦うことができるか興味はあるが……どうなんだろうか……。

 

 他にもゼフィに色々聞いていくと、今居る国は魔族が多い国だが、少数ながら他の種族も暮らしており、人族、獣族、エルフ族、ドワーフ族、小人族、巨人族、魚人族、魔族の8つの種族が人類と呼ばれ、互いに繁殖することが可能なのだとか。

 

 国によっては血が混じりまくって隔世遺伝で両親が人族なのにエルフが生まれたり、ドワーフが生まれたりもするらしい。

 

 それ以外の人類の言葉を操らない者達をモンスターや魔物と定義する。

 

「ゴブリンとかオークとか……モンスターの中には人類と交尾可能な種族も居るが、モンスター側の種が強すぎて、産まれてくる子供もモンスターになるのじゃ」

 

 だからそういうモンスターは積極的に討伐して、他の人に被害がいかない様にするのも冒険者の仕事である。

 

 兵士も働いては居るが、何分動くのに上からの指示が必要で、緊急時の動きだと冒険者の方が頼りにされることも。

 

 聞いている限り冒険者は戦闘もする何でも屋だな。

 

「金を稼ぐだけならダンジョンに潜るっていう手もあるのじゃぞ!」

 

 異世界の定番ダンジョン。

 

 この世界にも幾つかあるらしく、ダンジョンを中心に国が成り立っているダンジョン国家もあるくらい無限の策源地として機能している。

 

 ダンジョンから出る宝物も金になる。

 

 モンスターから取れる素材も金になる。

 

 壁を掘れば金属の鉱石が出土することがあり、ダンジョンの自己修復機能で数日すればまた鉱石を掘ることができたり……聞いている限り確かに活用すれば国を運営することも出来そうではあるが……。

 

「吾輩は金を稼いで魔法を覚えられればそれで良いがな」

 

「魔法を覚えるための学園とかは無いのか?」

 

「あるのじゃが……そういう所は貴族しか入れないのじゃ」

 

 ゼフィは口を尖らせてしょんぼりしてしまった。

 

 可愛い。

 

 ゼフィの話によると魔法を覚えるにも他の魔法使いに教わる、既存の魔法を組み合わせる、高度な魔法理論を覚えている魔法使いの弟子入りをしたり、そういう人が書いた魔導書を読んで覚えれば使えるようになるのだとか。

 

 ゼフィの場合初歩の魔法は両親に教わって、そこから先は旅先で出会った魔法使いのエルフに習ったり、魔導書を購入して、独学で覚えていったらしい。

 

「なるほどなるほど……ゼフィは1人で旅をしていたのか?」

 

「そうじゃな! こう見えて吾輩強いから!」

 

 むふーっと鼻を膨らませ、胸を張って、手を腰に当てる。

 

 見事な自慢気なポーズをしている。

 

「へぇ……俺の勇者としての能力はこのカメラ……魔道具で動画を撮って不特定多数の他の人に見せることでお金を稼ぐ能力らしい」

 

「お金が稼げるのか!」

 

 目をキラキラさせている。

 

 自分では強いと言っているが、ゼフィはあんまりお金を稼ぐのは得意じゃないのか? 

 

「ただし、そのお金で買える物は呼び出される前に居た俺の世界の物品に限る」

 

「ふむ、じゃぁこの世界の物は手に入らないということかのぉ?」

 

「そうだ。ただ元の世界の食材を使えれば、美味しい料理は作れることを約束しよう」

 

「本当か!」

 

「口に合うかは分からないがな」

 

「いや、腹に入れば何でも良いのじゃ! 吾輩料理は得意じゃなくてな」

 

「じゃぁ早速だけど動画を撮影してみないか? 俺が映るよりゼフィの偉大な姿を見せた方が動画が映えるから」

 

「映えるが何か分からんが良いことなのは分かるぞ! どうすれば良い!」

 

「それじゃ、ベッドに腰かけてくれ。色んな人が見やすい動画を撮らないといけないからな」

 

 ベッドに腰をかけたゼフィを俺はカメラで上半身を映す。

 

 画面の下半分はローブで隠れているが、豊満な乳が映し出されているのであった。

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