魔王と勇者の配信生活 なお魔王は合法ロリ爆乳とする   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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ロリ魔王ゼフィの初配信

「それじゃあ自己紹介動画を撮ろうか」

 

「うむ、吾輩を偉大に魅せてくれよ」

 

 俺はゼフィに質疑応答形式で初配信動画を撮るから協力を求めた。

 

「ちなみにどんな事を質問するんじゃ?」

 

 少し心配そうにゼフィが聞いてくる。

 

「年齢、身長、得意な魔法とかかな……まぁ困るような質問は可愛く分からないとか教えないとか言っておけば良いから」

 

「わかったのじゃ」

 

「じゃぁ撮影を始めるよ。3、2、1……」

 

 

 

 

 

 俺は撮影した動画の編集を行い、パソコンでゼフィも観れるように、動画を再生してみる。

 

 ベッドの横に座るゼフィの胸が腕に当たってプルプルした感触が伝わってくる。

 

「早く映像を見せるのじゃ」

 

「お、おう。再生するぞ」

 

 まずはベッドに座ったゼフィが映し出された。

 

 斜めに座った角度が何故か見覚えがあるが気にしない。

 

 〈お名前を教えてください〉

 

 俺の質問から動画は始まる。

 

 ちなみに俺の声はカットされてテロップで表示されている。

 

『吾輩の名前はゼフィガルド14世じゃ! 魔王をやっておる!』

 

 〈年齢を教えてもらってもよろしいでしょうか〉

 

『うむ、若輩の120歳じゃ!』

 

 〈120歳……随分と年を取られて……〉

 

『そうか? 吾輩達魔王族は数千年は生きるから、120歳じゃと若輩じゃよ』

 

 テロップで人間換算だと10歳前後であると説明を入れる。

 

 〈好きな物は何ですか? 〉

 

『それは勿論魔法じゃ! 魔法は面白いぞ! 吾輩魔法には目がなくて、高値の魔導書をよく購入するから金欠じゃ……』

 

 〈それにしてはたわわの実った巨大な胸をお持ちですが〉

 

『む? これか?』

 

 ゼフィは胸を上に持ち上げて、落とすと、ブルンブルンと揺れる。

 

『そんなに大きいかのぉ。魔族の女はこれくらい大きいのじゃが』

 

 〈それはそれは夢がありますね〉

 

 おいおい、魔族って皆デカパイ巨乳なのか! 

 

 いや、もしかしたらこの世界の人類が皆デカパイの可能性も出てきたぞ。

 

 夢が広がる。

 

 〈好きな魔法を教えてください〉

 

『好きな魔法か……どんな魔法も好きじゃが、水を生み出す魔法は好きじゃぞ。飲水の確保は、本当に旅をしていると問題になるんじゃ。水を生み出せるだけで旅が快適になるんじゃ!』

 

 〈なるほど……旅をしているのですか〉

 

 ゼフィは顎に手を当てながら

 

『そうじゃのぉ……旅をしていれば色々な経験をすることができるからな。吾輩達長命種は旅をして俗世と感覚が狂わないようにせねばならん。金銭感覚は特にそうじゃ。前まで銅貨1枚で買えていたパンが次に来た時は銅貨10枚になっていて、次に来た時にはパン屋が潰れていた……なーんて事もあったのじゃ』

 

 〈なるほど長命種ならではの悩みですね〉

 

 〈では次に身長を教えてください〉

 

『身長かのぉ……測った事がないのぉ……』

 

 俺の目測でおおよそ140センチであることを説明する。

 

 ちなみに乳の大きさはサイズで125くらいだ。

 

 〈自らを魔王と名乗っていますがそれは職業と言うことですか? 〉

 

『……正直に言うと魔王は魔王族という種族で役職名では無いのじゃ。じゃから吾輩は冒険者と言うのが職種じゃのぉ』

 

 〈撮影者は勇者として貴女に召喚されましたが、何か一言お願いします〉

 

『うむ! 料理が得意と聞いておるから配信が回って食材が買えることに期待しておるぞ!』

 

 テロップで、俺の能力について説明を入れる。

 

 動画が回れば仮想通貨が手に入り、それでネット通販で地球の産物を手に入れられるのである。

 

 〈じゃぁ視聴者の方に何か一言お願いします〉

 

『動画を見てほしいのじゃ!』

 

 可愛く手を合わせてお願いというポーズをとって、動画は終了した。

 

「これが動画という物か……吾輩が映って喋っておるな」

 

「これを異世界の人達に見てもらえれば食費くらいにはなるだろうな」

 

「おお! そうなのか!?」

 

 ゼフィは手をブンブン振って興奮しているみたいだ。

 

 どんだけ食費削っているんだよ。

 

「ともかく、この動画だけだと再生数は取れないからモンスターを倒している姿や魔法を使っている様子をどんどん撮影していくぞ」

 

「おーなのじゃ!」

 

 ゼフィがノリが良くて助かった……というか何で俺がゼフィを養う方向で進んでいるんだ? 

 

「マサノブ! もう夜遅いから寝るのじゃ」

 

「ベッド1つしか無いぞ?」

 

「ん? 抱きついて寝ればベッドは1つで事足りるじゃろ?」

 

 なんか凄いこと言い出したぞ……倫理観もバグってるのかこのロリ魔王は……。

 

「ほらほら寝るぞ」

 

「あっ……ちょっと……」

 

 抱きついて寝そべると、ムニュンと柔らかくそして女性特有のいい匂いがする。

 

(異世界転移……最高かも……)

 

 おっぱいに籠絡されてしまいそうになり、暴れる息子を抑えつけて、その日は何とか眠りにつくのだった。

 

 

 

 

 

「ふぁぁ、よく寝たのぉ」

 

「ああ、よく寝たな……」

 

 あくびをしながら背を伸ばして気持ちよさそうにしているゼフィとは対照的に、性欲が爆発しそうになるのを堪えた俺自身を褒めたい。

 

「そんな辛そうな顔をしてどうしたのじゃ?」

 

「ちょっと腹が痛いからトイレ行きたいんだが……」

 

「トイレか? 外に出たら直ぐ右じゃ」

 

 心配そうにするゼフィには悪いが、性欲を発散しないとこりゃ駄目だ。

 

 俺は外に出てトイレに向かおうと、扉を開けると……

 

「本当に異世界なんだな……」

 

 月が複数個ある。

 

 というか3つくらい無いか? 

 

 太陽も朝日として昇りかけていて、鶏の体に蛇がくっついたモンスターがコケコケ言いながらひよこを引き連れ、地面を歩いている。

 

 小屋の外には畑が広がっており、小麦? みたいな作物が育てられていた。

 

 日本の田舎とはまた違った異世界ファンタジーに出てきそうな田舎のイメージとピッタリ合致する。

 

 いや、ここはそのファンタジー異世界なんだけどさ……。

 

 トイレに入ると穴が掘られており、その中で何か動くものが這いずり回っている。

 

 俺はとにかく性欲を発散しようと自慰行為をして、煩悩を消し去る。

 

「ふぅ……」

 

 白い液体が便所の底に落ちていく。

 

 そのまま力が緩んだ所で放尿も済ませ、トイレの横に置いてあったバケツで水を流す。

 

「ふぅ……手を洗いたいな」

 

 俺は周囲を見渡すと、井戸が見えた。

 

 井戸の方に移動すると、全裸になったゼフィが水浴びをしているでは無いか! 

 

「ぜ、ぜ、ぜ、ゼフィ服は!」

 

「ん? なんじゃマサノブ動揺して。日課の水浴びじゃ。さっぱりするぞ! マサノブもしてみないか!」

 

「あ、え! ちょっと!」

 

 服をゼフィに脱がされた俺の下半身は先程抜いたのにも関わらず再びコンニチワと勃起してしまっていた。

 

「おお、なんじゃ! 勃起しているではないか!」

 

「ゼフィの姿見たら興奮しちゃって……」

 

「そ、そうか! 人族はいつでも繁殖できると聞いていたが、まさかこんなになるとは……」

 

 まじまじと俺の体を見てくるゼフィ。

 

 俺は直ぐに井戸から水を汲んで冷水を浴びると、多少気持ちが落ち着いてきた。

 

「悪かったのぉ。いきなり欲情させて」

 

「いや、悪いのはこっちだろ」

 

 俺はゼフィがなぜ謝るのかよくわからない。

 

「ん? 子作りができないのじゃぞ。その状態で欲情させたら無駄撃ちじゃからな」

 

「うん、倫理観が違うのね」

 

 長命種故の倫理観なのか、滅茶苦茶緩く感じる。

 

 そしてゼフィが体を乾かす魔法を使ってくれて、直ぐに乾燥し、服を着直した。

 

 ゼフィも下着を着てから、ローブを身に纏い、食事の準備に取り掛かる。

 

 ゼフィが出してきたのは粗末なパンであった。

 

「ゼフィ、金が無いからってこんなパン食べているのか?」

 

「まぁそうじゃな。金が無くてパンしか買えんのじゃ」

 

 パンの種類としては現代日本人が食べるような柔らかいパンでは無く、黒っぽくてフスマ……麦の外皮が粉にする時に取りきれてないので色が黒っぽくなり、食べ応えも悪くなる。

 

 これだけ食べていたら栄養失調になるぞ……。

 

「マサノブ食べないのか?」

 

「いや、食べる。ちょっと慣れて無くて時間がかかってしまってな」

 

 俺は涙目になりながら不味いパンを必死に飲み込んで何とか完食するのだった。

 

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