魔王と勇者の配信生活 なお魔王は合法ロリ爆乳とする   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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ゴブリン退治の依頼 1

 ロックさんに依頼書を見せてもらうと、ベターなのが並んでいる。

 

 例えば作物収穫の手伝い。

 

 スライムの捕獲。

 

 ゴブリンの退治。

 

 木の伐採、畑の開墾、家畜の世話……異世界物でよく見る依頼が並んでいる。

 

「これは冒険者のランクが低いからお手伝いの延長線の依頼しか受けられない感じですかね」

 

「あら、よくわかっているじゃない。冒険者ギルドとして信用が無い人物を危険な依頼を受けさせるわけにはいかないわ。依頼に失敗して死んでしまったら冒険者ギルドとしては大きな損失だからね」

 

 なるほど、理由を聞いて、よくできていると考える。

 

 近くで俺の様子を見ていたゼフィに依頼の報酬について聞く。

 

 例えば作物収穫だと銅貨10枚と収穫した作物の一部を報酬にすると書かれている。

 

 通貨の値段について聞いてみると、ゼフィの顔が七変化。

 

 最終的にダラダラと汗をかいている。

 

「ゼフィちゃんまだ物価についてよくわかってないの?」

 

「すまん……ロックに聞いてほしいのじゃ……」

 

 こりゃ金銭感覚は相当終わっているな。

 

 俺がゼフィの財布係をしないといけないかもしれない。

 

 ロックさんが代わりに丁寧に教えてくれる。

 

「通貨は4種類。鉄貨、銅貨、銀貨、金貨で鉄貨10枚で銅貨1枚、銅貨100枚で銀貨1枚、銀貨10枚で金貨1枚と同じ価値になっているわ。鉄貨1枚でテーブルで飲んでいる安酒1杯分ね。銅貨1枚は安宿1泊分、銀貨数十枚が普通の農家の年収ね」

 

 他にも今朝食べた安いパンが1個鉄貨2枚、普通の酒が鉄貨5枚なのを考えると、鉄貨1枚が10円から50円くらいの価値で、銅貨が1000円から3000円くらいの価値、銀貨が5万円くらいで、金貨が50万円くらいの価値で計算すれば良いのか? 

 

 誤差が凄いが、今ある情報だとこれくらいしか分からんな。

 

「基本平民は銀貨までしか使わないわよ。ゼフィちゃんは金貨を持っていた事があるんじゃないかしら」

 

「そうなのかゼフィ?」

 

「ん、ああ。魔導書1冊が金貨1枚以上な事が多いからのぉ。金貨手に入れたら魔導書購入で直ぐに消えてしまうのじゃが……」

 

「ちなみに買った魔導書はどうしているんだ?」

 

「読み終わったら欲しいやつにあげておる」

 

 こいつは馬鹿なのか? 

 

 読み終われば自分には価値が無くなるかもしれないが、他の人にはまた金貨1枚以上ある代物だぞ……。

 

 多分騙されて譲っているんだろうな……単純そうだし。

 

「ロックさんは注意しないのですか?」

 

「冒険者ギルドの職員は冒険者に深く関わってはいけないのよ。特に個人間の取引には忠告する筋合いも無いし……それにゼフィちゃんがこの村に来てまだ1ヶ月しか経過してないから、仲良しってわけでも無いし……」

 

「あ、結構付き合いが長いのかと思いましたが」

 

「いやいや、案外浅い付き合いよ」

 

 驚いた。

 

 ロックさんに対してゼフィが懐いているから長い付き合いだと思ったが……。

 

「依頼受けていくかしら?」

 

 せっかくなので依頼を受けることにしよう。

 

 ゼフィも俺と一緒の依頼を受けてくれるらしく、なるべく危険性が低い依頼が良いと伝えると、農作物の収穫手伝いが無難と言われた。

 

「なんじゃ、ここは金額が高いゴブリン退治一択じゃろ」

 

 ゼフィのオススメはゴブリン退治らしい。

 

「あんまり初心者にはオススメはしないわよ」

 

「大丈夫じゃ、吾輩が倒すから、マサノブは魔石の回収をしていれば良い」

 

 とゼフィは言うが、魔石という単語は初めて聞いたぞ。

 

 俺はロックさんに魔石について聞いてみると

 

「モンスターの体内には魔石っていう魔力の塊が作られるのよ。それは魔法の触媒になっているから、魔道具を使う時魔石の魔力を消費して火をつけたり、水を生み出したりするのよ。魔法が使える人からは効率が悪いって言われるけど、この村でも魔石をすり潰して肥料と混ぜると作物がより育つから需要があるのよ」

 

「なるほど」

 

 つまり俺の世界の電気みたいな物が。

 

 まぁ肥料に使える時点で電気とは違うが……。

 

 まぁゼフィが大丈夫と言うから押し切られて、ゴブリン退治の依頼を受けてみることにした。

 

「ゼフィ彼に武器を持たせない気かい?」

 

「あ……」

 

 大丈夫か? 

 

 本当に……。

 

 とりあえず冒険者ギルドから依頼料金から天引きで素材採取用のナイフを購入し、それを武器として扱うことにするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 俺はカメラを構え動画を撮影しながら、ゼフィに連れられて、ゴブリンの住む場所を探していく。

 

「ゴブリンってやっぱり背丈の小さい小鬼って感じのモンスターなのか?」

 

「そうなのじゃ! 緑色の肌をして農作物を食い荒らしたりする害獣じゃな」

 

 掲示板の人達にも一応ゴブリンについて聞いてみるか

 

【異世界のモンスターについて情報共有するスレ】

 

 135:名無しの転移/転生者

 ゴブリンって地球の創作物に出てくる小学生くらいの背丈で、緑色、犬程度の知能で女に種付けするようなモンスターで合ってる? 

 

 136:名無しの転移/転生者

 世界によるけど基本緑色で低学年くらいの背丈、人間の言語はよくわかってない低脳なモンスターだな

 

 137:名無しの転移/転生者

 世界によっては緑色以外のゴブリンも居て、他の色は食う物が違うか、環境によって違うか、上位種かのどれかだから、その世界の人にゴブリンの色については色々聞いておいた方がいいぞ

 

 138:名無しの転移/転生者

 世界によっては世界規模で討伐隊が組まれるくらい厄介なモンスター扱いされているところもあるな

 

 139:名無しの転移/転生者

 色違いのゴブリンは注意

 あと装備をしているモンスターも注意

 

 140:名無しの転移/転生者

 杖持ってたり、ドクロを被っていたり、ラテンアメリカンみたいな被り物をしているゴブリンは魔法使ってきたり、そのゴブリン達のリーダー的な奴だから速攻で殺した方がいいぞ

 

 

 

 

 

 ゴブリンに有効的な殺し方や魔石についても聞いてみよう

 

 

 

 141:名無しの転移/転生者

 ゴブリンから魔石を採取しろって仲間から言われたんだけど、魔石ってどこにあるの? 

 

 142:名無しの転移/転生者

 倒せばドロップするぞ

 

 143:名無しの転移/転生者

 いや、心臓当たりに埋まっているぞ

 

 144:名無しの転移/転生者

 俺の世界だとゴブリンの額に埋まってる

 

 145:名無しの転移/転生者

 喉仏が魔石ある場所だったな

 

 146:名無しの転移/転生者

 そもそも魔石ないんだけど

 

 

 

 世界によっても魔石のある場所は違うらしい。

 

 

 147:モンスター研究者

 もし死体が残る様なら魔石ごとモンスターの亡骸を送ってはくれないか? 

 相応の謝礼はするから

 

 148:名無しの転移/転生者

 良いんですか? 

 

 149:モンスター研究者

 ああ、ゴブリンでも異世界のゴブリンは生体が違ったりして研究のしがいがあるんだ。

 ある世界のゴブリンはこの世界では不治の病とされていた病気の抗体を持っていて、特効薬開発に役立ったりしていてな

 

 150:名無しの転移/転生者

 なるほど……できれば初心者でも扱いやすい武器が欲しいのですが

 

 151:モンスター研究者

 武器かぁ……

 

 152:名無しの転移/転生者

 初心者さん武器はその世界の武器の性能を確かめてからの方がいいぞ

 

 153:名無しの転移/転生者

 異世界の武器だと、その世界の武器より弱かったり、効果が無かったりするから

 

 154:名無しの転移/転生者

 武器が発達している世界にオーダーメイドするっていうのもあるけど、それだと高価だからな

 

 155:名無しの転移/転生者

 ここは無難に生活用品とかにした方がいいぞ

 

 156:名無しの転移/転生者

 じゃぁモンスター研究者さん

 片手で持てる中華鍋があると助かるのですが

 

 157:モンスター研究者

 中華鍋か、わかった用意しておこう。

 ゴブリンの亡骸は頼むぞ

 

 158:名無しの転移/転生者

 了解しました

 

 

 

 

 

 契約が成立した。

 

 あとはゼフィに事情を言ってゴブリンを1体融通してもらおう。

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