漸く書き終えたので再度投稿し直し、評価とか諸々引き継ぎは無しで再スタートとさせて貰います
久方ぶりの外
博麗神社ー
「〜♪……よし、霊夢ぅ〜?」
「はぁ〜い、何?」
「境内の掃除終わったからチリトリ持って来てくれる?」
「うい〜」
季節は春、寒空が続いた冬からガラリと変わったかのように暖かな陽光を浴びながら掃除をしていた……お花見どうしようかな?今年も盛大にやりたいけどここ暫くはお酒の消費が早いからなぁ皆飲兵衛だし
「お母さぁ〜ん!」
「あっ祈梨〜お帰りぃ〜」
「ただいまぁ〜」
お花見について考えつつ霊夢を待っていると先に娘の祈梨が神社に帰ってきた、今日は寺子屋があるがお昼までに終わることになってたそうで早くに帰って来れるのは前日に教えてくれた
「外回りお疲れ様、それにしても随分と伸びたわね」
「えへへ〜日々成長中です!」
去年頃に来た祈梨は今年になって14歳を迎えた、あんなにも小さな身体だったのが今では立派なレディに成長していて霊力の量も巫女としての才能も規定水準を越えているのだから嬉しいことよね
「もぉ〜可愛いヤツめ!うりうり!」
「キャー!」キャッキャ
「あっウリお帰り〜はい霊華さんチリトリ」
「ああありがとう」
「ウリって言わないで下さいよ霊夢お姉ちゃん!」
そんな何の変哲もないような日常を過ごしていると紫が飛んできた……冬眠明け直ぐに仕事に入るようになったから藍的にも結構喜ばしいようで
「あっ紫、おはようさん」
「おはよう……祈梨ちゃんもおはよう」
「はい!おはようございます!紫さん!」
「相変わらず元気ねぇ祈梨ちゃん」
「珍しいじゃん紫が冬眠から起きてすぐこっち来るなんて……なんか用でも?一応言っとくけど修行はちゃんとやってるからね?」
「その辺りは藍から聞いているわ……私が用あるのは祈梨ちゃんの方なのよ」
……え、祈梨?
少女達お話中……
「成程、準備が整ったから祈梨を外の世界の学校に通わせると」
「そういうことよ……無論貴女にも行ってもらうことにはなるけど結界に悪影響を及ぼす可能性のある
なるへそ、まあ祈梨も今年で中学3年生だし能力のコントロールやらスペルカードやら扱いがかなり上手になってきたから外に出しても良さそうだし……
「まあいいわ……そういやもう片割れの私、フランはどうするの?」
「あの子は別の所に送らせるわ、少なくとも悪いようにはしないから」
「そう、いつ頃行けばいいのかしら?」
「急だけど明日明朝から外の世界で活動を初めて頂戴、本殿の人たちにはもう既に伝えてあるから」
あらお仕事が早いこって……いやこれ時期的に伝達したの藍だなさては?
「お母さん、外でお仕事?」
「ん?うーんそうね、こっちでの巫女のお仕事をお休みして外の世界にある学校に通うの……折角だから友達も作って思い出もいっぱい作りましょ」
「うん!」
うーん素直!可愛い!流石自慢の娘!イノリチャンカワイイヤッター!
「キャー!」キャッキャ
「うふふ、微笑ましいわね……幻想郷の方は私たちに任せて楽しんでらっしゃい」
とうとう隠さなくなったわね紫……言われなくとも任されるわよ
━━━━━━━━━━━━━━━
博麗神社【総本山・本殿】
「という訳でお世話になります、靈夢様」
「そんなに固くならなくていいのよ?霊華ちゃん」
翌日の明朝、私は予定通りに本殿にやって来た……直近だとお母さん達のお墓参りに来た以来になるのか去年の、ちょくちょく顔を出してるせいでかそこまで懐かしさを感じられる事は無いのが何ともなぁ
「とりあえず祈梨ちゃんは制服に着替えてらっしゃい、折寺まで行きますから」
「はぁーい」
博麗神社在住の巫女の1人が祈梨にセーラー服を渡して直ぐに中に入って着替えに行った……祈梨のセーラー服姿とか眼福ものでは?
ちなみに博麗神社総本山の場所は長野の山中、かなりの規模の境内には沢山の博麗の血を受け継ぐ子供らが遊んでいたり訓練をしている子らも多くいた……何よりここは1000年以上の歴史を誇る決して【風化】することの無い神社としてギネスにも登録される程有名になったがその分ヴィランの出現により荒らされる事もあると懸念してなのか防護魔法やら結界やら張って完全防護状態になってたりもする……硬いよ?だって私が張ったんだから
で、折寺のある場所は静岡で長野の真下にある……その為か車での移動をする必要があるから早朝に来て欲しいと言うのがそこにあるのだ……場所が都心部故にちょっと距離があるなぁ
祈梨の着替えも終わり移動中……
「……なんか渋滞起きてる?」
「ヴィランが出現したそうなので人集りが出来てしまっているようです」
「……ここからは徒歩で行くわ、なんにしても折寺中学に行くことになるし家にも行かないといけないし」
「では鍵をお渡ししておきますね?学校の場所はスマホのマップでお願いしますね」
「ありがとう、助かったわ……祈梨行くわよ」
「はい!」
そうお礼をいいながら鍵を受け取り家に持ってく分の荷物を全て収納魔法で放り込み外に出る……うっわぁ通勤通学ラッシュで出てくるってマジ?しかもそこそこの大物だし
(前回祈梨を連れ帰る時にヒーローライセンスが必要だのなんだの言われたけど知った事じゃないんだけど?邪魔だし殴るか)
「祈梨、先に行っててくれる?スマホは渡してあるからマップ見ながらになるけど」
「うん、大丈夫」
祈梨に家の鍵を渡して学校に向かわせる、ちなみに私は今日デビューするヒーローとして活動が出来るようになっております……博麗の力ってすげぇーと思いつつギガスシダー製お祓い棒も装備していざゆかん
「ちょいと失礼」
「うわっ!?ちょっ!?」
「おい!誰か飛び出したぞ!」
なんか消防士の人踏みつけたけどまあどうでもいいや、夢想亜空穴・三式と封魔陣だけセットして突っ込みつつ陰陽玉を足場に上へと登る……なんか樹木みたいな人もいるわ
「やほー、通勤通学ラッシュ邪魔するとか何様?取り敢えず邪魔だからしばくけど」
「むっ、増援か助かる」
「黙れ!」
そうやって拳をこっちに飛ばすが残念それは……
「なっ!?」
「御札だと!?」
「偽物なんだよねぇ……【夢想亜空穴・三式】!」
夢想亜空穴・三式……所謂カウンター技のようなものだ、本来の亜空穴は瞬間移動のような扱いらしいんだけど私が使う場合は御札で偽物を使って撹乱、攻撃された瞬間札に戻りつつ攻撃を当てた対象に向けてそこそこの速度で飛翔してダメージを与えるという物だ……これが中々に便利でねぇ敵情視察は勿論撹乱にも使えるから便利で便利で
「て事で悪いんだけどさっさと倒れてもらうわよ?【封魔陣】!」
少量残しておいた御札は足元に6箇所配置されると直ぐに青白い光の柱が立ち上る……封魔陣は基本中の基本の技で結界であると同時に結構めんどくさい配置の弾幕を放つ技である、まあ魔を封殺する陣だしねこれ
「援護助かる!【先制必縛ウルシ鎖牢】!」
樹木の人が必殺技?を繰り出し捕縛出来る……そう思っていたら
「【キャニオンカノン】!」
でっかい女性の飛び蹴りに阻まれて不発に終わった……締まらねぇ〜
━━━━━━━━━━━━━━━
「着いた……ここが折寺中学」
お母さんは仕事の為途中で別れてマップを見つつ到着した、時刻は現在午前8時……早朝に長野にある実家から移動して来てこの時間はだいぶ早い方なんたろうけどちょっと複雑だなぁ
「(とりあえず職員室行って先生にお話聞いて教室行く感じでいいのかな?)」
そんなことを考えつつ友達は出来るかなとか上手く学校に馴染めるのかなとか思いつつ先生に連れられて教室の前に来たんだけど……
「(考えてたのが馬鹿らしく思えてくるわねこれ)」
中を覗いているとまあ皆騒いでるわ個性使ってるわ先生止めないわで意味が分からなかった……しかも緑髪のもじゃもじゃの子が寄って集って虐められているの見てて腹立たしかった、そんな混沌とした中先生に呼ばれて中に入ると皆こっちを見てくる……うーん幻想郷と比べて安い感じ?
「(ととっ!自己紹介しなきゃ!)初めまして、長野から引っ越してきました博麗祈梨と言います!趣味はお昼寝と日向ぼっこ、短い間ですがよろしくお願いします」
可もなく不可もなく普通の自己紹介出来たかなと思ってたけど……なんか反応がいまいち?私なんか変なこと言った?
「はいありがとうね、そういや博麗は進路決めてるのか?どうせヒーロー科だろうけど」
「?はい、雄英ですけど?」
そう言うと皆どよどよし始めた……なんかおかしくない?別に進路は人それぞれなんだから驚かれる必要性無くない?
「おいモブてめぇ何俺と同じとこ行こうとしてやがんだ!俺の道を阻むんじゃねぇぞ殺すぞ!」
「?別に誰がどこ行こうが勝手じゃないの?邪魔もするつもりは無いし」
「はっ!どうだか……そもそもてめぇ個性はなんだよ?」
「力場操作だけど?」
「おいおい没個性じゃねぇか!」
没個性って……使うタイミングが無いだけで結構強力なんだけどなぁ、ていうかヒーロー目指してるやつの言動に聞こえないんだけど?
「その口の悪さどうにかしたら?人気出なくてランキング下落するの見え見えなんだけど」
「んだとテメェ!」
胸ぐら掴みに来たけどスっといなしつつツンツンヘアー君をグルっと回して床に倒す、流石に叩き付けるのはあれだからそこまでだけど
「てんめぇ……」
「ふふーん私もやるものでしょ?私色んな人から戦い方叩き込まれてるしそこそこ筋力もあるから君ぐらいなら余裕なのよね……悪いことは言わないから口の悪さは直した方がいいよ?」
「……チッ!」
そう機嫌を悪くしつつツンツンヘアー君は席にドカッと座る……うっわ態度もわる何あれ
「博麗、緑谷の前の席空いてるからそこ座りなさい」
「はぁーい」
とりあえず1目は置かれたのか皆静かになった、彼ガキ大将が何かかな?まあ何にしてもいいや
「よろしく」
「よ……よろ……よろしくお願いします」
オドオドしてる……んまあ緊張するの結構わかるようん
そんなこんなあって私の……博麗祈梨の非日常が幕を上げた、これからどんな出会いが待ってるんだろうなぁ
博麗祈梨
・年齢14歳
・身長154cm
・能力【あらゆる力場を操る程度の能力】(個性:力場操作)
・好きな物:お昼寝、お茶
・嫌いな物:聞き分けの悪い人、家族を馬鹿にする人
・得意な事:パルクール
概要
本作の主な視点主、元ネタは【霊夢と幻想郷】初出のオリキャラ巫女の祈梨ちゃんから持ってきている
元ネタの方では元々幻想郷生まれで外の世界で孤児として登場したがこちらでは元から外の世界の博麗神社総本山で生まれたことにしている
両親は既に他界しており一人ぼっちになっていた所霊華が義理の親になった事で元の明るく感情豊かな性格に戻っており幻想郷に住む皆から愛されて育った
性格は温厚で明るく感情豊か、笑う時は思いっきり笑うし怒る時は頬を膨らませたりする……が完全にキレると物凄く静かにキレる、1度怒らせた魔理沙曰く「やっぱあいつも博麗だわ」との事
主な戦闘方法は殴る蹴る等の打撃と陰陽玉を介した弾幕を放つ、加えてアーティア工房製で翡翠色の刀身を持つ刀でもある【
刀は妖夢から、身体の動かし方は紫から、博麗式霊術は家族から、知識はパチュリーから、格闘戦は鬼の四天王らから、足の速さは文から持たさられており様々な人から愛され育てられたのかがよく分かる