のはらリン「今度こそ悲劇の運命を回避するッ!!!」 作:しじみ兆
翌朝、陽が昇るよりも早く目が覚めた。
私は布団の中で、胸の鼓動を数えながら天井を見上げていた。
緊張していたわけじゃない。
でも、心の奥で何かが騒いでいた。
(今日、また……三人になる)
はたけカカシ。うちはオビト。そして私。
班を組んで任務に出る。
それがどういう意味を持つのか、私は誰よりも知っている。
(だけど今度は、違う)
私は静かに起き上がり、朝の支度をする。
肌寒い空気の中で水を顔に打ち、額当てをしっかりと結ぶ。
この布の重みが、私の覚悟の証だった。
「いってきます」
小さく呟いて戸を開ける。
空は晴れていた。澄みきった、静かな朝。
アカデミーに着くと、すでに数人の生徒が掲示板の前に集まっていた。
私は混雑を避けて、少し遠巻きから名簿を見つめた。
そして、そこにあった。
第七班
・はたけカカシ
・うちはオビト
・のはらリン
担当上忍:波風ミナト
(……変わらない)
目を細めながら、私はその文字を静かに受け止めた。
やがて、背後から聞き慣れた声がした。
「おい! 本当に同じ班じゃねぇか、りん!」
振り向くと、オビトが掲示板の前で片腕を振っていた。
その顔は呆れと興奮が混じったような、なんとも言えない笑み。
「ってことは、カカシもだろ? うわー、めんどくさ……」
「でも、良かったよね。私たち、ちゃんと一緒になれて」
「……まぁな」
オビトはゴーグルをくいっと上げながら、目を逸らした。
けれど、その頬が少しだけ紅くなっているのに気づいて、私は小さく笑った。
(これが、始まり)
そこへ、足音が近づく。
制服姿の若い上忍が一人、日差しの中から姿を現した。
金髪に額当てを巻き、穏やかな目元に、確かな強さを感じさせる顔立ち。
「おはよう、第七班。……君たちが、今日からの仲間だね」
波風ミナト。
逆行前の記憶にあるままの、その声、その姿。
私たち三人を導いた、優しくて、強い人。
「今日から三人一組で行動してもらう。最初は簡単な任務からだが、まずはお互いを知ることが最優先だ」
「……知る、か」
私は思わず呟いた。
それは、知っていたはずの人たちを、もう一度知ろうとする旅になる。
新しく、ちゃんと、信頼し合えるように。
「じゃあ、少し場所を変えようか。まずは自己紹介と、軽いテストだ」
ミナト先生が笑う。
そのとき、すこし遅れて現れた影があった。
「……」
白い髪。無言のまま、廊下の奥から近づいてくる少年。
カカシ。
私たちの前で立ち止まると、彼は無表情に一言だけ言った。
「……よろしく」
目は合わなかった。
それでも、私は小さくうなずく。
「よろしくね、カカシ」
再び始まった、三人の班。
だけど今度は、私が変わる。私が、変えてみせる。
(絶対に、あの未来になんてさせない)
私たちはアカデミーを離れ、木立の奥にある簡易訓練場へと案内された。
いつかの放課後、オビトと二人で拳を交えた場所と、まったく同じ。
けれど今日は、その場に三人が揃っていた。
風が通り抜けるたび、草葉が揺れ、影が地面に散った。
「さて──改めて、今日から君たちは第七班だ」
波風ミナト先生は、変わらず穏やかな声音でそう言った。
「まずは自己紹介をしてもらおうか。名前と、好きなもの、嫌いなもの、夢。なんでもいい」
オビトが最初に手を上げた。
というより、他の誰も動かないのを見かねて、勢いで前に出たようなものだった。
「よ、よしっ……! オレはうちはオビト!」
一息に名乗って、少しゴーグルを持ち上げる。
「好きなものは……んーと、甘いもの! よく駄菓子屋で買ってる。あと……みんなで一緒に何かするの、好きかも」
言ってから、ちょっと恥ずかしそうに鼻をかく。
「嫌いなのはナス! 食感がどうしても無理! あと、遅刻を注意してくる先生も嫌いだ!」
思わず、ミナト先生が小さく吹き出した。
オビトは顔を赤くして、
「ゆ、夢はっ! 火影になることだ! 絶対なってやるからな!」
私は口元を押さえて笑いを堪えた。
(ほんとに……まっすぐな子)
「次は?」
「……のはらリンです」
私は静かに一歩進む。
「好きなのは、友達と話す時間。それと、みんなで食べるお弁当も好き。嫌いなのは、誰かが傷つくこと」
それは本音だった。
でも、本当の本音はまだ言えなかった。
「夢は……まだ秘密です」
ミナト先生は驚くでもなく、「なるほど」とうなずいた。
そして、視線を最後の一人へと向ける。
カカシ。
彼は何も言わず、前に出た。
「……はたけカカシ。好きなものも、嫌いなものも、特にない。夢は……任務の成功率を上げること」
それだけ言って、すぐに口を閉じた。
ミナト先生は少し目を細めたが、やはり何も言わなかった。
オビトが、むっとした顔でぼそっとつぶやいた。
「……相変わらずだな、アイツ」
私は、カカシの横顔を見つめていた。
あの冷たい沈黙の奥に、何があるのか。
以前より、さらに分からなくなっているような気がした。
(でも、今度は)
逃げない。背を向けない。
もし拒まれても、それでも私は、この距離を埋めていく。
「では──まずは簡単な基礎任務に向かってもらう」
ミナト先生がそう言って、巻物を開いた。
「目的地は南の林。行方不明の猫の捜索だ」
「また猫かよおおぉぉ!」
オビトの叫びが、空へと響いた。
私は、ふっと笑った。
カカシは無表情のまま、くるりと背を向けた。
三人の距離は、まだ開いたまま。
だけど私は知っている。
この最初の一歩が、未来を変える分岐点になることを。
歩き出した足元に、乾いた土と新しい影が重なった。
ミナト先生が手渡してくれた巻物の地図を広げ、南の林を目指すことになった私たち第七班。
初任務は、行方不明の猫の捜索。
簡単な任務。
でも、きっと“簡単”なのは内容だけだ。
(この三人じゃ、きっと……)
道を歩く途中、私はちらりと隣を見る。
オビトは腕を組んで前を睨みつけるように歩いていた。
その二歩ほど前を、カカシが黙ったまま進んでいる。
その距離が、妙にくっきりとしていた。
「なあ、カカシ。お前さ、先に行くならちゃんと声かけろよな。置いてく気か?」
オビトの声に、カカシは振り向かずに言った。
「指示は聞こえてた。あとは各自で判断するだけだろ」
「……は? それって班で動く意味ないじゃんか!」
「遅れる方が悪い」
「っ……!」
空気がぴりりと張り詰める。
私はすぐに二人のあいだに足を進めた。
「待って、カカシ、オビト。任務って、誰か一人でやるものじゃないよね」
私の言葉に、二人とも一瞬だけ黙った。
「ほら、こうして同じ班になったんだから、まずは歩調を合わせていこう? まだ、最初なんだし」
私はにこっと笑って、両手を広げた。
「この任務、三人で終わらせるって、最初に決めようよ」
オビトは少しばつの悪そうな顔をして、視線を逸らした。
「……別に、合わせるつもりがなかったわけじゃ……ないし」
カカシは無言だったけれど、足を止めて、こちらを見返すことなく数秒だけ沈黙していた。
その背中が少しだけ緩むのを、私は見逃さなかった。
(よかった……)
私は胸をなでおろす。
まだ、言葉は届いていない。
けれど、拒絶されているわけじゃない。
“この三人で”という関係を、少しずつ築いていける。
そう思えたのは、ほんのわずかな変化だった。
──猫の捜索は、きっと順調になんて進まない。
でも、仲間としての最初の一歩を踏み出すには、十分だった。
南の林は、草が高く茂り、木々の間に道らしい道もない。
湿った地面を踏むたび、靴の裏に泥が絡みつくようだった。
「はぁ……猫って、どうしていっつもこんなとこに逃げ込むんだよ……」
ぼやきながらも、オビトは腰を落として草むらを覗き込んでいた。
「おーい、猫ー……こっちはエサもあるぞー……って聞こえてねぇか」
一方で、カカシは高い木の枝にひょいと飛び乗り、黙々とあたりを見渡していた。
手際はいい。動きも、視線も無駄がない。
だけど、言葉がない。
「……全然、連携とれてないよね……」
私はそう思いながらも、二人の距離を気にしていた。
(オビトはいつも声をかけようとしてる。でも、カカシは──)
そのとき。
「いたっ!」
オビトが声を上げた。
背の高い藪の奥、枝の間にふさふさとした尻尾がちらりと見えた。
「よっしゃ、オレが捕まえ──」
「待て。無闇に動くな。相手は警戒してる」
カカシの冷たい声が飛ぶ。
「はっ? いるなら早く捕まえるに決まってんだろ!」
「動く前に周囲を確認するのが先だ。地形も確認せずに突っ込んで──」
「うるさいな! じゃあお前がやれよ!」
「だから言ってる。まず全体の状況を──」
そのとき、藪が大きく揺れた。
ガサッ、と音を立てて猫が驚き、木の奥へと走っていく。
「っ! しまった!」
オビトが慌てて追いかけようとしたが、足元のぬかるみに足を取られて転んだ。
「いてっ……くそっ!」
私は急いで駆け寄った。
「オビト、大丈夫!?」
「だ、大丈夫だよ! ちょっと足ひねっただけ……」
私はすぐにしゃがみ込み、手のひらにチャクラを集めた。
昨日まで練習していた小さな医療術。
完璧には程遠いけれど、手を添えると、少し痛みが引いたようだった。
「……ありがと」
そう呟いた彼の目は、どこか悔しそうだった。
私が立ち上がってカカシを見ると、彼は相変わらず木の上から私たちを見下ろしていた。
感情は読み取れない。
だけど──
(それでも、私は言わなきゃいけない)
「カカシ。たしかに……状況を読むのも大事。でも、言い方がきつすぎると、相手は素直に受け取れないよ」
彼は微かに目を細めた。
「……任務を失敗しないための当然の助言だ」
「そう。でも、それをどう伝えるかも、仲間としての大事な役割だと思うの」
沈黙。
そのあとで、カカシは小さく息を吐いた。
「……なら、お前が伝えろ。俺は“結果”が出ればいい」
言い残して、彼は再び視線を林の奥へと向けた。
私は息を吸い込み、そっと手を握った。
(簡単じゃない。やっぱり……すぐには変わらない)
でも、私は一歩も引かない。
二人の間に立ち続けること。
言葉が届かなくても、あきらめないこと。
それが、私にできることだから。
「……猫、まだ近くにいると思う」
私は立ち上がって微笑んだ。
「三人で、探そう」
オビトが「ん……!」とうなずいた。
カカシは何も言わなかったけれど、再び地上に降りてきた。
そうして、私たちはもう一度並んで、林の奥へ歩き出した。
林の奥へ足を踏み入れると、音はすっかり消えていた。
風のざわめきも、鳥の声も、地面を踏む足音だけがやけに響く。
「……さっき、逃げた方向こっちで合ってるよな?」
オビトが小声で尋ねた。
私は頷く。
「うん、たぶん。でも慎重に。今度は……三人で、囲もう」
カカシは何も言わずに視線を森の奥へ向けていた。
けれどその手は、ゆっくりと背後のくくり紐を解いて、忍具袋を確認している。
拒絶ではなかった。
指示を受け入れている。
それだけで、私は少し息を軽くした。
「……右から回る。オビトは左。お前は中央から」
カカシが静かに言った。
オビトは少しムッとしながらも、「分かったよ」と頷いた。
木々の間をすり抜けて、三人はゆっくりと包囲網を描くように動いた。
やがて、小さな茂みの陰で、耳だけがぴくぴくと揺れる影を見つけた。
白と灰色のまだら模様。
尻尾を大きく膨らませて、警戒心いっぱいに背を丸めていた。
(……見つけた)
私は息をひそめて手を振る。
カカシとオビトがわずかに頷く。
オビトが、わざと枝を踏み鳴らした。
「ニャッ!?」
音に反応して猫が跳ねた瞬間、カカシが横から飛び出す。
足音も、影も、ほとんどなかった。
猫の逃げ道を完全に読み切っていた。
そして、もう一歩。
私が前に回り込み、チャクラで補強した網を構える。
バサリ、と手応えがあった。
「……!」
暴れる毛玉のような感触を両腕で抱きしめて、私はその場に膝をついた。
「……つ、つかまえた……!」
すぐにオビトが駆け寄ってきた。
「おおっ、マジで!? すっげぇ!」
「お前……やるじゃん」
後ろから小さく聞こえた声に、私はふと振り返った。
カカシが、ほんのわずかだけ、目元を和らげていた。
(……え)
ほんの一瞬。
その表情はすぐに消えて、彼はいつもの仏頂面に戻った。
けれど、それでも。
(今、笑ってたよね……?)
私は顔を上げて、捕まえた猫を抱えたまま、オビトと目を合わせた。
「三人で、ちゃんとやれたね」
「……ああ。初めてじゃね?」
「かもね」
私たちは顔を見合わせ、ふと笑い合った。
足元の猫がニャアと小さく鳴く。
今度は、逃げようとしなかった。
——小さな任務だった。
でも、この成功が私たち三人にとって、初めての“同じ方向”だった。
この感覚を忘れなければ、きっと。
私は心の中で、小さく誓った。
(このまま……少しずつでいい。変えていこう)
×××
任務を終えた帰り道、空はすっかり金色に染まっていた。
雲の端が橙に滲み、木々の影が長く伸びている。
その中を、私たちは三人並んで歩いていた。
猫は私の腕の中で、もう暴れもせず、ぐるぐると小さく喉を鳴らしていた。
あれだけ逃げていたのに、今ではすっかり落ち着いて、まるで最初から知っていたかのような顔をしている。
(……よかった)
捕まえたことだけじゃない。
三人で、ちゃんと“できた”ことが、何よりも嬉しかった。
オビトは、まだ少し興奮が残っているのか、身振り手振りを交えて言う。
「なー、見てたか? オレのあの踏み鳴らし。絶対ビビってたよな、あの猫!」
「うん、あれがあったから逃げ道が決まったんだと思う」
「だろだろ!? まぁオレが火影になるからな!」
私は、ふっと微笑んだ。
オビトの顔は誇らしげで、でも子供らしくて、なぜか安心する。
その隣。
カカシは黙ったまま、木々の間を見ていた。
けれど、歩調は揃えていた。
それだけで、私は胸がじんわりと温かくなった。
(無理に笑わなくていい。ただ、今はこのままで)
アカデミーの門をくぐると、ミナト先生が既に待っていた。
「おかえり。お疲れさま、どうだった?」
オビトが一歩前に出て、勢いよく答えた。
「任務完了! 猫、捕まえました!」
「ふむ、逃げ足が早いと有名な猫だったから心配してたけど……」
私がそっと抱き上げた猫を見て、ミナト先生はやわらかく目を細めた。
「よくやったね。三人で、ちゃんと連携できたんだ」
「ま、ちょっと最初はうまくいかなかったけどな。けどオレが――」
「全員の動きが良かったです」
カカシの声が、突然割り込んだ。
静かで、けれど明確な声。
オビトが「えっ」とこちらを見る。
私も驚いた。
ミナト先生は、少し目を細めて微笑んだ。
「そっか、それは何よりだ」
それ以上は何も聞かず、ただ「また明日」と言って私たちを見送った。
帰り道。
三人で並んで歩くその静けさは、不思議と心地よかった。
言葉がなくても、無理に喋らなくても、すこしずつ何かがつながっていくような。
(きっと、こうやって……)
少しずつでもいい。
信頼とか、絆とか、そんなものを作っていけるなら。
カカシは歩きながら一度、後ろを振り返った。
何を見るでもなく、ただ、道を確かめるように。
そのときだけ、私は確かに思った。
(彼も、少しずつ……)
──
夜。
家の障子を閉め、私はひとり、机に向かっていた。
手帳を開く。
白紙のページに、今日一日の出来事を、そっと書き記す。
「猫の捜索。初任務。三人で初めて協力して、成功した」
そして、ひとつ行を空けて、こう書いた。
「……少しだけ、笑ってくれた」
その言葉の下に、指先をそっと置いて、息を止める。
胸の奥が、ふわりと揺れた。
変わりたいと思っていた。
未来を知っている自分が、もう一度みんなとやり直すために。
でも今、少しだけ──
(変わりたいのは、私だけじゃないのかもしれない)
私は手帳を閉じ、灯りを落とす。
障子の外、夏の夜風がやわらかく鳴っていた。
明日は、またどんな一日になるだろう。
何かが少しずつ、確かに動き始めていた。
×××
その日、訓練場は夕暮れの金色に染まっていた。
木の葉の影が地面に長く伸びて、風が枝を揺らすたび、陽がちらちらと踊った。
私は木の根元に腰を下ろし、包帯を巻いた足首を気にしながら、水筒を握っていた。
近くでは、オビトがいつもよりずっと多く手裏剣を投げていた。
何度も、何度も。狙いはずれても、振り返ることなく。
その後ろ姿は、どこか普段より静かで、言い訳もしなかった。
(……珍しい)
そう思ったと同時に、少しだけ胸がざわついた。
私は立ち上がって、そっと彼の隣に並んだ。
黙って一枚、手裏剣を拾って手渡す。
「……ありがとう」
オビトは受け取ると、それを無言で見つめたまま、口を開いた。
「……オレさ、やっぱりダメかもな」
「何が?」
「全部。手裏剣も、変化の術も、走るのも……。カカシに勝てないのは分かってたけど、今日の任務でも、また足引っ張ったし」
私は返す言葉を探したけれど、オビトは続けた。
「……いつか、全部追いつくって思ってた。でもさ、みんなどんどん先に行ってさ。
焦るけど、どうやっても届かないんだよな。なんか、そういうの、もう見飽きてるだろ?」
彼の声は低かったけれど、震えていた。
そして、ほんの少しだけ、笑った。
「だからさ……」
その横顔が、夕陽に沈む。
「せめてリンだけは、ちゃんと見ててくれよ」
「……!」
「カッコ悪くても、転んでも、失敗しても。誰も見てなくても……おまえだけは、見ててくれ」
私は、喉が詰まりそうになった。
だから、代わりにそっと言った。
「私はずっと、見てるよ」
「……ウソつけ」
「ほんと。カカシより、何倍も、オビトのこと見てる。……見えないふりしてるだけかもしれないけど」
彼は視線を落としたまま、また一枚、手裏剣を構えた。
「……なら、それでいい」
その声は、どこか少しだけ安心していた。
それは、後に思い出すたび胸を締めつける記憶。
あの夕暮れ、まだ誰も“何者でもなかった”頃の、たったひとつの願い。
1話あたりどれくらいの文字数だと嬉しいか教えてください!!
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5000〜6000
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7000〜8000