異世界迷宮でハーレムしない   作:とくめい

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第14話

10人。うち騎馬4。

 

馬は金がかかるだろうに、ていうか今更盗賊襲撃イベントかよ。今日己が偶々来てなかったらやばかったじゃんか。

 

「二人は村人を。自分達の身を守る事を優先。僕はでる」

 

若者たちは状況が把握できた時点ですぐに返した。己らはワープも利用して村より盗賊側にでていた。

 

二人に指示を出し街道へ出た。盗賊たちとの距離が近づく。

騎馬4人はそこそこのレベル。後は雑魚。

手には棍棒と折ってきた太い木の枝。腰にデュランダル。

 

騎馬組の速さを計算しつつ、オーバーホエルミング

 

馬は金にする。傷つけないよう上に乗った荷物を殴り落としていく。

殴りながら手加減具合を調整したが、最初の一人は少し強めすぎたかもしれない。

 

馬上を掃除するのは大変だった。ここまでにオーバーホエルミング2回使用。MP残量問題無し。でも口に含んでおいた回復薬を飲んでおく。

 

 

徒歩勢のためにかなり加減して走っていた。残りも距離は近い。

 

オーバーホエルミング

 

残りを手加減しつつシバき倒して回る。

こっちはあっさりと制圧。し、しんでないよね?

 

騎馬組のうち、体を起こそうと頑張ってるものもいた。近くの木へ向かって今度は全力でこん棒を薙ぎ払った。

凄まじい破砕音と共に木が倒れる。

 

「不審な動きをしたり命令に従わなかった場合こうなる。次は警告無しだ。お前達が普段食ってるミンチみたいにしてやる」

 

その場で跪いてろと命令すれば、動ける盗賊は震えて従った。

 

 

 

 

「本当に、本当に……何とお礼を言っていいか……まことに、ありがとうございました」

 

村長はこちらが恐縮するほど丁寧に礼を述べてくれた。

己が夢感覚で切った以前の三人組はこいつらの偵察組だったようだ。

村の戦えるもの達が魔物の処理に向かうタイミングを狙って襲う予定を立てていた。

 

今回も謝礼金をいただいた。なんかめっちゃありそう。前も思ったけどこの村って意外と金あるよね。キュピコって麻薬の隠語だったりする?

 

まだ日も高いため、再び商人のダレンと一緒に馬with盗賊を町に連れていく行程に付き添うことにした。

 

ダレンの英雄に向けるような顔がこそばゆい。ウチの二人も大変誇らしそうだ。

奴隷を捕らえた理由だが、ミチオ君は盗賊に落とされた人間も奴隷にして売れていたので生け取りなら懸賞金かかってなくても金になるかなっていう目論見だった。懸賞金かかってたら二重取りできるかなって。

 

流石に懸賞金はかかってたら死刑らしい。そうだよね!騎馬組は中々の値段が付いてるのではないだろうか。今夜はドンカツだ!

 

騎士団の詰め所に着いた。ダレンが事情を説明してくれている。らく。

 

心なしか騎士の対応も丁寧に感じる。インテリジェンスカードの照会に応じた。

奴隷達をチェックするためだろう。連れられていく。ドナドナが脳内に流れた。酒場で歌ったらウケるかな。無理かな。

 

やはり馬上4兄弟は懸賞金付きだったらしい。今夜はザギンでシースーだ!

あまりもの6兄弟はこれから己が楽しい場所へご招待だ。大丈夫。ロアナプラじゃなくてエレガントだから。君たちを売って金にするだけだから。安心して!

 

でも経緯を説明するのは面倒だなって考えてたら、ダレンが心を読んだのか是非奴隷商館までおつきあいさせてくださいと言ってきた。説明全部任せられそうだから喜んで快諾した。

 

やあエレガント。今日は村の特産品を持ち込んでみたんだ。あまりもの6兄弟!ちゃんと買取3割り増しにするから買っておくれよう。

 

ダレンがめちゃくちゃ己を持ち上げながらエレガントに説明してくれてる。ちょっと後悔しながらいつもの表向きはパーフェクト美少女顔をしながらどうでもいい事を考える事に没頭した。

 

終わったようなのでこちらでもカードを見せてお金を受け取る。

いい重さだ。命の重さだよ。あまりもの6兄弟。お前たちはもうあまりものなんかじゃあない。いらない子ブラザーズだ!

 

商館を出たら一度ダレンとはお別れだ。馬の売却を任せてある。めっちゃ謝礼金貰ったっぽいので売却益は村と折半しようぜって村長と話をつけていた。

 

村に帰るには中途半端な時間なので前回同様今夜は泊まりらしい。同じ宿だから金はそこで折半しようね。焼肉行く?

 

今日は初休日だったはずなのにとんだ一日になった。しかも夜中に残業の予定まである。二人にはごめんねして何か美味しいもの食べようと約束した。

 

剥ぎ取った装備品を売却していく。リーダー格の装備はそこそこ良かったため、臨時収入もあったし、メンバーを拡充した場合に備えて残しておく事にした。

 

少しでも二人を労おうと、新品の服と、ちょっといい肌着を買おうと服屋に誘った。

アシュリーは楽しそうに選んでくれて良かったが、店員と結託して己を着せ替え人形にし始めた。

当然美少女たる己に着こなせない服などこの世に存在しないため、店員を魅了するべく全力を尽くした。アシュリーとステージで着るためにお揃いの服も購入する。ヤンガスが固唾を飲んだ表情で喉を鳴らしていた。

「今夜は嵐になる…」

とか呟いてた。ご期待に応えようじゃあないか。今夜、己が天に立つ。

 

今夜も酒場は大盛況だったようだ。事前に亭主と酒場のマスターに伝えていたが、臨時収入がちょっと凄すぎたため普段のスパチャのお礼にファンサすることにした。初めてのMCである。

日頃の応援とおひねりに感謝しこれからもよろしくお願いしますなどとと伝え、皆さんに一杯奢ると宣言した。

目に見えておひねりがエグいことになってた。

そして正座組が増えている。この国はもう駄目かもしれない。

ちょっと紳士が増えすぎたななどと思ったら淑女まで混じっていた。もう駄目だこの国。

ダレンも正座してた。

 

なんだかんだと充実した一日ではあった。己は無尽蔵の美少女パワーにより疲労感の欠片もないが二人はどうであろうか。

特に問題ないようで安心した。それでは軽く仮眠をとって残業に備えよう。

 

 

盗賊のアジト狩りだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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