異世界迷宮でハーレムしない   作:とくめい

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第25話

新たな拠点での目覚めだ。

今日で、確か16日目…?ミチオ君は確かちょうど二週間程で家に移ったはず。むしろ己が出遅れておるな。

 

ヤンガスには凄く申し訳ない事だが、はじめにドワーフを求めたのがRTA失敗の原因である。

大体、すぐドワーフがいてもカード買えないし…(震え声)

 

ほぼ初日でドワーフを手中にし、これぞRTAと勝ち誇っていたがとんだガバチャートだったわけだ。

 

アシュリーが加入するまでの苦労と、加入後の快進撃を考えるに。

やはり初手はロクサーヌ枠が安定かつ強力だった訳だ。

ロクサーヌが強力無比な回避盾であったため、そのイメージが先行し己が先頭に立てるメリットを考えて鍛冶師を優先してしまった事が己の浅はかさであった。

 

己も魔法ビルドを志していたならば話は大きく変わっていたような気がする。

異世界迷宮に転生する時は真っ先にロクサーヌ枠を押さえる事こそ肝要だと覚えておく必要があるな!

 

早朝の探索にて、ついに11層のボス部屋を確認した。ようやくだ。

アシュリーと喜びあった。 きゃっきゃうふふ。

ボス部屋までにシルヴィの海女レベルも上がった事だろう。腕力ボーナスが捗る。

より盤石に挑めるという訳だ。

ボスは安定。デュランダルを持つ己に勝てるものかよ。ククク。

さあ12層だ。何がくる。

 

「どうやら体が大きそうです。右手方向が近いです」

 

「ならロートルトロールだな。麻痺攻撃がある」

 

麻痺が来たか。対策を急ぐべきか。試してみてからだな。

ドキドキしながら探索だ。中層だからな。

恐らくミチオ君が中層に来た時とそうレベルは変わってないはず。うろ覚えだからなんとなくでしかないが。

ただ、彼は基本5thジョブだったように思う。もしくは4th…?己は6thジョブ。

まんま一人分強化とは言わないまでも効果の違いは明白ではないだろうか。まあ育成枠になるんだが。

その育成枠の商人も30レベルが近い。いよいよ遊び人が見えてきたな。

遊び人が手に入れば、育成枠にしてメイン枠となるであろう遊び人の登板だ。恐らく遊び人を外す事はないのだろうな。

そう言えばまだ神官を取っていないな。あれ。神官って男性だっけ。巫女だったか?

原作で滝行をしていたが、黙想なんて慣れてるし帰ったらやってみるか。多分だけど余裕で手に入ると思う。ミチオ君も剣道やってたよな。確かあっさり神官も取得してた記憶がある。

遊び人には、英雄の腕力中上昇とラッシュかスラッシュ。念じやすいようにラッシュかな。

想定が正しければトリプルスキルが発動するはずだ。

己の腕力を持ってトリプルスキル。ワクワクが止まらないぜ。

経験値ボーナスに振りづらい分は数と階層更新での経験値上昇をもって補う。

確か原作でも階層を上がる事での経験値の上がりやすさは大きく変わっていたはずだ。

弱い敵と戦うよりも己のスタイルなら強い敵の方が稼げる。

見えてきたぞ。突破口が!

あれだな。ゲームで序盤を抜ける頃だ。システムが解放されていって使いこなし始めた頃。自分たちの成長の方向性がはっきりしてくるところだ。

楽しい。やはり迷宮は楽しい。

 

12層は猿だ。やはりロートルトロールだったようだ。デカい。

まだまだ余裕で狩れる。一匹だけ残す。

 

「ちょっと攻撃を見たいので、カールさんも下がっていただけますか?」

 

「あいよ」

 

右腕で殴りかかってくる。こん棒で受けてみた。己は微動だにしない。

一歩距離を取る。逆の手で殴ってきた。今度はこん棒で打ち落としながら側面を取る。体勢が崩れた猿のガラ空きの腹。首。伸び切った腕。

また一歩距離を取る。今度は裏拳気味に。避けてみた。一歩下がる。

そのまま棒立ち。次々殴ってくる。なるべくギリギリを狙って避けてみる。薄皮一枚とか流石にむりい。

 

問題は全くないことはわかった。始末する。

 

「お待たせしてすみません。中層ですから一度確認してみたかったので。ありがとうございました。次お願いねアシュリー」

 

どんどんいくぞどんどん。

 

 

朝食までに中々進めたのではないだろうか。

帰宅。なんだかんだ言って宿屋より安らぐ。己の居場所って感じがして安心するぜ。

シルヴィがお茶を淹れてくれた。美味しい〜

朝食はパンがドカンと副菜少々。これはあれだ。ミチオ君と同じで改革が必要だ。

シルヴィの負担になって申し訳ないが折角の己の拠点なのだ。食事にもある程度拘りたいのだ。これからはパーン一周をサクッと済ませるのを日課にするか。それくらいは時間もかからない。お肉大きいし充分であろう。

オリーブオイルなどの低層素材も必要になったら狩ればいいと考えていたが、その分を現状の階層で狩りをしてオリーブオイルは買ったほうがいいかな。お金より経験値だ。大した出費でもないし。

そもそもあそこの迷宮のままでいいかも考えどころか。盗賊もいそうだし。

 

「中層も全く問題ありませんでしたね。ただ、潜る迷宮はあそこでいいですかね?盗賊の可能性も高いようですし」

 

「迷宮はご主人様でしたらお好きに選んでいただいてよろしいと思いますよ。移動スキルが便利ですから」

 

「私はどの迷宮でも感じ方は変わらないようなので、どこでも大丈夫そうです!」

 

「盗賊はほぼいる。お嬢ちゃんから聞いた話じゃな。だが問題ねえだろ。返り討ちにすればいいだけだ」

 

皆も特に問題ない判定だ。ミチオ君の時にはけっこう高レベルの盗賊がいたなあ。何レベルかは覚えてないけど。まあデュランダルがある。

新しい迷宮の方が魔物の部屋が潰されてないんだっけ。そっちいく方が美味しいかなあ。入り口の探索者に聞いたらわかるかな。流石に中層程度はもう潰れてるかな。

 

「そうですね。ここの迷宮でもいいですが、むしろ盗賊を狙いましょうか。折角ですしこのまま行きましょう」

 

そういうことになった。

食休みに黙想してみる。

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目を開く。確認すると巫女があった。余裕ね。

遊び人って幾つ必要だっけ…数まで覚えてないよ…

でも商人30できっと行けるはず!武器商人と防具商人、それから奴隷商人もあった!

三つも増えたらいけるやろ!ふふふ。楽しみ。

 

 

 

竜騎士Lv37/英雄Lv34/戦士Lv39/剣士Lv37探索者Lv38/商人Lv30

 

 

僧侶Lv2 魔法使いLv3 盗賊Lv1 薬草採取師2

農夫Lv1 暗殺者Lv1騎士Lv1 賞金稼ぎLv1

料理人Lv1 錬金術師Lv1 武器商人Lv1

防具商人Lv1 奴隷商人Lv1 巫女Lv1

村人Lv5 遊び人Lv1

 

 

 

やったー!!!!!!!

ヒャッホー!

村長いらなくてよかったわ。カールさん騎士にしたくないだろうし。それに不正な事したくない人でしょう。させたくないし。

博徒まで頑張らないとだめかなって心配した〜。てか博徒どうしよう。

強いけど。んー。探索者を盗賊にするか。アイテムボックスがとても便利なので冒険者まで粘っても良し…。

この感じ博徒が欲しくなるほど層が上がってれば盗賊30なんてあっという間だろうから探索者継続で。多分その頃には冒険者も行けそうだしそこまで行ったら盗賊から博徒コースで。かんぺき。

それでは商人を外して〜遊び人つけて〜英雄の腕力中上昇と、戦士のラッシュ!

ふふふ。

 

「お待たせしました皆さん!準備が出来ました。とうとう、以前お話しした遊び人のジョブを得ました!早速同時に三つのスキルを発動できるか試してみますね!アシュリーお願い!」

 

わくわくしながら魔物を求めて迷宮を進む。

アシュリーが獲物を捉えた。ふははは。喰らうがいい!我が奥義を!

三つの攻撃スキル。二つは同種だが。魔物へと念じ斬りかかる。

間違いない、この感覚。この手応え。効果アリ!

だけど。

 

「うーん…同時に三つを念じるのは咄嗟にはまだ慣れなさそうです。

無意識で使えるよう慣れるまで全開戦闘で行きますね。成長を高める力が弱まりますが武器もデュランダルで行きます。カールさんも退屈させて申し訳ありませんがアシュリーの護衛をお願いします」

 

「ヒマなのはけっこうけっこう。ごゆっくりお嬢ちゃん」

 

オーバーホエルミングも全開で使い続ける。全力での戦いを想定する。

呼吸のように撃てるまで殺し続ける。

 

 

 

 

昼までの間に大分こなれてきた。普通に使う分には何ら問題なし。

もっと身体に染み込ませたい。午後もこれで行く。経験値は惜しいがリアルの経験が欲しい。

 

「ただいま〜シルヴィお疲れ様〜!」

 

「ご主人様。皆さんもお帰りなさいませ。お疲れ様です。お食事はすぐにご用意できますのでお席でお待ちください」

 

食事をしながら午後の相談だ。午後も全力で行かせていただく。

ああ楽しい。トリプルスキルもだけど腕力中上昇もやばそう。まだ遊び人のレベルが低いから効果低いかもだけど。

ん?遊び人ってどっちのジョブの強さが適用されるんだっけ。

んー原作で検証してたっけ思い出せないー。まあ検証も要らないな。どうせ遊び人とはずっとお付き合いすることになるし!どちらが答えになるとしてもこれから強くなっていく事に変わりないならどうでもいい事…ふふふ。

ではお歌も歌いましょうか!自宅で歌えるなんて素晴らしい。

シルヴィも嫌がってないようなので参加です!三人で歌えるようになるといいね〜。

 

 

 

 

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