異世界迷宮でハーレムしない   作:とくめい

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第44話

早朝は迷宮探索だ。

今日はお休みのつもりなので探索は軽く。

中層最後の22層はHP回復薬だ。

もはや名前で呼んですらいない。

オーバードライブの火力アップを考えて常用を試してみる。

攻撃スキル数が減るのでMP消費量に問題なさそう。

その分動いて斬りつけないといけないけど全く疲れないので問題ない。

MP最大値も大きく伸びたしな!自然回復量もそれに伴って増えているようだ。

遊び人の設定も、英雄の腕力中上昇から勇者の腕力大上昇に変更して良さそう。

これまで腕力バフのなかったジョブにも腕力補正がやたら付いたので、己の火力上昇は更に加速する見込み。

シルヴィの腕力バフは無くなったけど、己は代わりに弱い探索者を外せたしね。

英雄か冒険者の選択で英雄を継続出来る利点が凄まじい。

ステータス補正の差がやばいもん。

常人ならばこの英雄ひとつでもクソ強いのに、己は数あるうちのひとつに過ぎないってのがまたやばい。

強くなるのが楽し過ぎて迷宮やめられないんだけど〜!

 

朝食を取ったらみんなはゆっくりしてもらおう。

己はウォルターのところへ!

 

今回はアリのセット1、潅木のセット1、スライムのセット1が手に入った。

スライムの物理耐性も人気なんだろうな。まだ2枚目だ。

貝も人気がさぞ高いだろう。急いでいないので問題ない。

カールのダマスカス鉢金4スロに毒麻痺物理耐性付けて己の装備にするか。

で、己が付けてた毒耐性付き竜革頭をカールへ。

コウモリの回避もいい感じするしソフィアように注文しとこうかな。

人気ないみたいで安いし。

アシュリーにも念の為付けるか。避けるのは上手いし。

2セットで。

アシュリーにも牛セットだな〜。

ヤンガスにはいらなそう。

今日の追加注文はこんなところで!

 

防具ではダマスカスのガントレットがスロットあっていい感じ。

ヤンガス用にいただきましょう。

 

お買い物が終わったので指南書をお見せする。

好評ですな。

どう売り込んでいくかなんかも全部投げとくんで好きにしてほしい。

今後も中級上級とシリーズ続けていくのでよろしく!

 

「今日はもうひとつご相談があります。ペルマスクへ鏡を注文しにいくのですけれど、ついでに何か向こうで売れそうな物があればご指南いただけませんか?」

 

「なんと。ペルマスクへで御座いますか。かしこまりました。考えてみます。

つきましては、恐れながら私にも鏡をご都合頂く事は叶いますでしょうか?」

 

「ツテで貴族の許可証を頂けましたが、まだ具体的にどれほど手に入るかなどはっきりしていませんのでお約束はできかねます。私用の鏡のあくまでついでですから、大きな商売にも出来ませんがそれで宜しければ可能な限りご協力しますね」

 

装飾なしの鏡を幾つか購入したいのでそのついででよければ。

条件等によってはミチオ君みたいにある程度運送屋をやってもいい。

迷宮探索に差し支えない程度だけど。

この辺りでも幾つか宝石などはあるようだがペルマスクでの需要はわからない。

許可証出してくれたエルフの領地にもなんかないかファンエルフに聞いてみるか。

原作みたいに銘木とかあればついでに売り込んで〜。

後は貴族にも礼として献上とかしたほうがいいのかな。

今夜宿で歌ってエルフいたら相談してみよう。

今日はペルマスクの現地調査で!

もし宝石の需要があったら手配なんかはウォルター頼むやで〜。

 

帰宅して今度は宿屋にみんなで飛ぶ。

歌は勿論亭主大喜び。

己とアシュリーはブクマの旅だが、皆はどうしたいだろうか。

宿の部屋でのんびりしてもいいし買い物してもいいし。

帝都とかに連れて行ってもいいし。

 

ソフィアが迷宮に行きたがった。

マジかよ。

戦闘民族じゃん。人のこと言えないけど。

ううううーん。カールがいれば問題ないとは思うけど。

ソフィアも強いし…。

低層だけで絶対無理しないなら…と許可を出した。

ヤンガスとシルヴィは部屋でのんびりするそうだ。

気が向いたら買い物でもしてくると良い!

己達は二人を迷宮まで案内しよう〜。

新しい迷宮の方に入ってみたい!とのかわいい妹の希望に応えつれてきたところ、入り口でばったりとフレンドを発見した。

 

「ようリョウちゃん。よく会うな。今日も暇つぶしか?この前も差し入れありがとうな」

 

「めっちゃ偶然じゃん。この前はありがと。アシュリーちゃん以外ははじめましてだよな?パーティメンバーかい」

 

ソフィアは随分幼い子だと驚かれた。

カールには滲み出る歴戦感に感心してる。

どうせなら4人で行けば?と提案してみた。

こいつらいい奴だし。

カールも面倒見がいいし色々教えてあげれば。

 

そういうことになった。4人を見送って冒険者ギルドに向かう。

 

中継地点なんて覚えてないのでアシュリーにお願いする。

こ、交渉は己がするから…

ちょうど良くパーティに空きができたので冒険者を誘ってアシュリーと一緒に移動してもらう。

己一人で行って迎えに戻ってもいいけどめんどくさかった。

人数集まるの待つのも時間の無駄だし…。

そこから、けっこうな回数飛んだ気がする。

途中の地名は既にかなりあやふやだった。

イメージで飛べるからあやふやでも何とかなるけどそれが余計に覚える努力をしない原因な気がする。

あまり直す気はなかった。

アシュリーに甘える事に慣れ過ぎている。

 

そしてペルマスクに辿り着いた。

冒険者たちに紛れてすぐにとんぼ返りする。

無事着けたけどどうしようかな。

己が町に入ってもいいんだけど、誰かに冒険者のフリして待ってて貰えた方が帰りに安心できる。

着いた時は連れてきてくれた冒険者以外にもわちゃわちゃしてたのですんなり紛れられたけど。

毎回帰る時にそうとも限らないしな。

初めて着いた時に誤魔化せなさそうなら、己が冒険者設定でミチオ君みたいにやろうかと思ったがまだ誤魔化し利くなー。

一日ですんなり来れちゃったけどどうしよう。

ヤンガスシルヴィがヒマなら一緒に来てもらおうかな?

 

一息で飛べるかテストもしてみたい。

ボーナスポイントをMP回復速度にして、遊び人もMP大上昇にしよう。

7thジョブで魔法使い…いや50レベルのジョブを追加。

薬を口に含んでおいて。

先にアシュリーに渡ってみてもらおう。

ワープで宿屋の壁を指定。

アシュリーに目配せ。ゲートを潜るアシュリー。

めっちゃわかる程に減った。けど、思っていたほどでもない?

英雄と勇者と遊び人がでかいのかな。まだレベルそんなにだけど。

最寄りからペルマスクがまた離れてるからフルメンバーで移動するとエグそう。

でも全然行けるな。ヤンガスシルヴィ増えるくらいなら何とかなる。

薬もあるし。

己も宿の部屋に戻った。

ヤンガスシルヴィはチェスを楽しんでいた。

途中で申し訳ないので昼食食べちゃおうとアシュリーを誘う。

今日はバラけるのでみんな適当に食べてもらう予定であった。

ヤンガスシルヴィは既に食事済みだったのでそのまま対戦どうぞ。

終わったらごめんけどペルマスク付き合ってくれない?

 

むしろ喜んでくれた。中々行けるとこじゃないもんね。

では今度は四人で出発だ!

 

さすがにMPがゲロい。クスリ…クスリを…

シルヴィは冒険者設定としてラウンジで待機をお願い。

ここの飲食高そう。気を使われそうだ。

好きに注文しなよ!

ヤンガスアシュリーと一緒にインテリジェンスカードのチェックを受けに行く。

竜騎士付けてたので何となく竜騎士でチェック。

竜王で変に印象残すのも微妙そう。

町に入った。

 

工房の場所を聞く。当然だけど幾つもある。

適当に近そうなところから回ってみようか。

 

「こんにちは。こちらで装飾のない鏡本体を注文したくて参りました」

 

紹介状、許可証だっけ?を渡してご挨拶。

さすが貴族関係だと話が早い。

大体の値段なんかを把握できた。

今あるものは卸先も決まっているので買えない。残念。

ウチで使うように幾つか注文。あ、もしかしたら献上しないとかもなんでその分も。

これで本目的は達成だ。

後は需要はどうかな?

 

宝石も銘木も需要はあるようだ。

見本も持ってないので参考になりづらい参考価格だけど確認しておく。

隔離島だけあってウォルターに聞いていた仕入れ値を考えてもけっこうな利益が出そう。

なら、やるか。

アンタかわいいから〜と美少女値引きをいただき、礼を言って本日は退散である。

美少女でよかった。

 

シルヴィと合流。

町に入れなくてごめんねえと謝るもけっこう満足してるらしい。

ここの眺めだけでも異国情緒あって確かに楽しいな。

せっかくなのでみんなで一服。

おクスリをキメる準備をして宿へ戻った。

 

みんなと別れたらもう一回ウォルターに会いに行った。

けっこう需要あるみたいっすよ〜。

直接仕入れてる店も紹介してくれると言ってくれたが、面倒なので任せる。

マージンとってええで。お互い儲けようじゃないか。

その分任せられるとこは全部任せるわ。

持ちつ持たれつって事で。

 

戻ってアシュリーとオセロしてると、カールとソフィアも帰ってきた。

フレンズも夕食と歌に誘っていたので一緒だ。

部屋の良さにビビってる。

亭主が気合い入れてるからな。

1層で頑張ってる二人だが、せっかく強いのがいるって事で2層で戦ってたようだ。イモムシだっけ。

夕食を一緒に摂りながらダベった。

人が多くて新鮮だね。

二人もお金を貯めたら戦闘奴隷が欲しいらしい。

信頼出来る仲間を見つけるのは大変なようだ。

進度も近くないといけないしな。

 

食べ終えたらお楽しみの歌である。

これまでで一番期間が空いたな。

己も楽しみだが、亭主曰く客も狂わんばかりらしい。

やれやれ、そんなにこの美少女が待ち遠しいか。

普段からみんなと歌って遊んでいるが、客がいるとまた気合いが違うからな。

ノってきたぜ。

ウチの女性陣もすっかり歌う事にハマってしまっている。

やはり歌と美少女は世界を救う。

今夜も大暴れだ。

 

今夜も大盛り上がりだった。

久しぶりなだけに特に盛り上がったかもしれない。

フレンズも大絶賛だ。

ファンエルフも金スパしてたのを見かけたので、火のハートを火の矢で撃ち抜く新技を披露した。大絶叫だった。

 

鏡のお礼をしに、今夜はこちらから声をかけに行った。

おかげさまで鏡が注文できたぜ。ありがとよ!

ちなみに貴族にもなんか礼した方がいい?

安定のエルフ節だったが、要約すると別にいらんらしい。

面倒がなさそうでよかった。

それとなく繋がりが欲しいなら〜みたいな感じで言ってくれたが、いらないかな…。

ああ、帝国解放会みたいなのがあったら興味あるけれど。

あるかわからんし。

特産とかも聞いてみた。ペルマスクで売ろうかなって。

作中と同じく銘木が有名らしい。

やっぱエルフ=森のイメージあるよな。

エルフの森を焼こう。

持ち運びしやすいコハクも勧められた。

位置的に原作とおんなじような感じなのかもしれない。

銘木で枠を作るのはどうか〜って話でお褒めの言葉をいただいた。

献上するかもと余計に注文した鏡も買い取ってくれるとか。

褒美にコハクまで用立ててくれるそうだ。

お礼にファンサで軽く抱擁したら腰が抜けてた。

手をとって立たせても足がガクガクしてる。

やべえ。

己の美少女力の恐ろしさを痛感しながらエルフに別れを告げた。

 

 

 

 

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