異世界迷宮でハーレムしない 作:とくめい
午後の探索にてボス部屋を発見。
HP回復薬も沢山手に入れよう。
そうとなればまた己がソロで行くのが効率が良い。
己の中位ジョブのレベルが上がってきたことにより、またもや己のワンマンパーティに戻りつつあった。
オーバードライブが強すぎる。
効果時間が延びて火力も上がった事で五匹グループだろうと効果中に皆殺しにできるのだ。
やばすんぎ。
皆はお休みにしよう〜と声をかけるも、ソフィアから自分も周回したいと希望が出た。
21層のMP回復薬の方だね。クスリ漬けになったソフィアがおいたわしく層を上げたにもかかわらず既にジャンキーになってしまっていた。
当然ソフィアソロなど許さないが他のメンツも行きたがっている。
ウチのパーティのモチベーションがやばい。
己が暴れ過ぎているせいでヒマなので体力も有り余ってる。
困った。何が困るって多分余裕だからだ。
ソフィアにデュランダルを渡せばクスリを使わなくたってオーバーホエルミングを使い放題にできる。
カールもいる。ヤンガスソフィアも既に置物じゃない。
探索者になったシルヴィと五人ならば走る事はできないが永遠にボス周回が可能になるだろう。
「シルヴィちゃん。お仕事をお手伝いするから一緒にいってくれませんか?」
「良いよソフィアちゃん。私も一緒に行きたい」
悩んでる間にソフィアがシルヴィを落としていた。
そうか。シルヴィもむしろ行きたいのか。
カールを見る。
「途中で五匹のグループが湧いたとしても対応は問題ねェ。武器も上等だし処理にも手間取る事はないだろ」
カールはデュランダル抜きでの話をしているが、確かにデュランダルがなくたって充分な武装を持ってる。
殲滅に手間取っている間に他のグループに囲まれるといった事故もおきないだろう。ボス周回だし囲まれるリスク自体がそもそも少ない。
己がデュランダルを渡せば更に盤石というだけだ。
「…………わかりました。許可します。デュランダルをソフィアちゃんに渡しますね。ソフィアちゃん剣をちょうだい。リーダーはカールさんお願いします。ほんとに無理しないでくださいね…?シルヴィもつらかったらちゃんと言うんだよ…?」
みんなやる気まんまんである。止めづらい。
21層のボス部屋近くの小部屋に皆を連れて行き、己は22層へ向かった。
ソフィアの鋼鉄の剣にMP切削をつけていた事で己もむしろ楽になってる気すらする。
火力はスキルで補えるし。
普段ボーナス武器4に15ポイント使っているが、それを外しても他にいい選択肢がないからそのまま使っているだけであった。
もはやボーナス武器でなくとも問題はない。
実際に下にいるわけでもないのか、迷宮内で別階層だからなのか普段よりパーティメンバーの位置の感覚が掴みづらい。
小部屋に待機している状態ならばはっきりと把握できるので、それまでは無心で走り続けた。
ひたすらダッシュをしているとみんなが小部屋待機を始めたようだ。
終わりの時間かな。
迎えにいく。
合流すると全員満足そう。
己が強すぎても退屈させてしまうよな…ごめんて…
シルヴィも役に立てたと嬉しそうにしている。
普段から役立ち過ぎてるくらいなんだけど、やはり迷宮仕事だと気持ちも違うのだろう。
カールの判断で近くに湧いた五匹グループ討伐までやったそうだ。
ソフィアは英雄ジョブのみとは言え、デュランダル持ちに凄まじいパーティ腕力補正がある。
充分な殲滅速度だったようだ。
オーバーホエルミング使い放題は無法だよな〜。
みんな楽しそうだし訓練にもなる。シルヴィも楽しい上に運動になるなら定期的にやってもらおうかな…?
食事の準備のため早めに終了している。
みんなでシルヴィを手伝いながら話が盛り上がっていた。
シルヴィはみんなの戦いの様子を見た事ないもんな。
己は風呂をいれつつMP回復を日課の食材ボスRTAで行い、食事まで22層周回へと戻った。
それぞれの回復薬素材は売るつもりがないので売却収入はおいしくないのだが、魔結晶がボスで多く貯まるから悪くない。
迷宮外の収入の方が大きいのは何かがおかしいが、素材を好きにしても懐が痛くならないのは助かる。
回復薬集めに満足したら7thジョブで料理人を付けても良いかもしれない。
そしてマグロ周回をするのだ。
トロが食べたい。
ボスタウルスだっけ。そいつと戦えるようになったら同じように周回しても良いし。
酪とザブトンと三角バラだっけ?三種類もあるのやば。
ミノも肉落とせば良いのにー。
上位種もホルモン系の名前だった覚えがある。
そこまで行くと食材をドロップするのかも。
ホルモン肉が落ちても微妙だが。
他にも良い食材あっただろうか。
竜皮だっけ?
すごく良いスープが取れて、お肌にも良さそうな感じだった様な。
コラーゲン?竜革がレアドロだっけ。
竜革が自力で手に入ればスロットガチャもできるな〜。
ヤンガス以外は革系がウチのパーティの主流なので。
上位素材の装備も、もはや自力調達目指した方が己らにとってはかえって早い気がする。
スロットなしを売っても相当の金策になるだろう。
それまでは竜革にガチガチのモンスターカード融合していけば良いかな。
オークションで良さげな装備の事前情報があればウォルターが教えてくれるのだが、未だに連絡もないし。
上位の装備は滅多に出回らないって事だ。
飛び込みでくる装備までは対応できない。
直接オークションに参加してみたい気持ちもあるのだが、その時間で狩りが出来ると思うと足が遠のいてしまう。
現状の装備で問題ない事もあるし。
たまたまアタリを引けたら良いんだけどね〜。
最上位の装備集めは大変だ。
盗賊狩りは金にはなるが、たいした装備を持ってない事がほとんど。
決闘はどうだろう。相手の装備品を頂けるのよね。
いきなり喧嘩売るのはどうかと思うが。追い剥ぎじゃん。
原作の、サボーだっけ。決闘したのは。
ミチオ君は特に奪ったりしなかったけど、その後の装備の流出具合からけっこうな装備だったのでは?
金を持ってて素行に問題がある奴に、決闘申し込んで身ぐるみを剥がすってのがいいのか?
発想が我ながらヤバいな。
面倒は嫌いだけど、騎士を仲介にして行うのだから後腐れもないのでは。息の根を止めれば尚更。
まずいなこの思考は。
なるほど。原作のサボー家だかはこうして増長して好き放題やってたみたいな感じなのか。
力を持つとは恐ろしいものよ。
常に自戒が必要になる。
ただ、己が理性的でも相手もそうとは限らないわけで。
力を持つ事は必要だな。
世界から核が無くならないわけだ。
己はガンジーにはなれない。
殴られたら容赦なく殴り返す。徹底的に報復する。
身内への脅威は必ず滅ぼしてやる。
夕食を楽しんだらお風呂の時間。
今日はアシュリーといちゃいちゃする。
やはりお風呂は毎日が大正解だった。
しかしミチオ君は凄いな。
毎日五人とハッスルしてるんでしょ。
そりゃ皇帝も恐れ慄くわ。
1プレイ30分程度だとして、3時間弱…?
2周もたまにするんでしょ…こわ…
己が男のままだったとしてとても真似出来ぬ。
色魔が強いのは確かか。
己では試せないが。
出来たとしても絶対に嫌だし…
もし貴族になったとしても子孫は残せぬな。
養子でいいでしょ?あるよね?そういうシステム。
そうなったらソフィアで。妹から娘になっていただく。
二度美味しい。妹も娘も可愛がれるなんて。
むしろソフィアを貴族にするってのはどうだろう。
アリなのでは。奴隷じゃないならいけるだろうし。
そういう機会があったら相談してみることにしよう。
明日からは地図ありで上層だ。いよいよ本番戦が始まるってところだな。
魔物の強さがまた一段階上がる。
ボスも二体のお供を連れてくるんだったか。
どうなるか楽しみだ。