「クレイドほんとにお前は、面倒くさくて最高な友だよ!」
ビームサーベルの攻防の中、レイドが口を開ける。
「そりゃありがとよ!」
そういうと、レイドの視界からガンダムシグナスが消える。
ガンダムシグナスがバー二アを吹かせ宙へ飛んだのだ。
「なっ、ガンダムが空を飛んだだと!?とんでもない推力だ!」
しかし、レイドの驚きに反しクレイドはなにも考えていなかった。
「状況を打開するために飛んだはいいものの、ここからドウするか。」
その瞬間、クレイドは妙案を思いつく。
クレイドがレイドに向かってビームサーベルを持ちながら突進を始めた。
「馬鹿正直に突進かよ!面白い!返り討ちにしてやるよ!」
レイドが構える。
ドギャァァン!!
ガンダムシグナスが街の外壁を思い切り叩く。しかしそのまま突進をを続ける。
ガンダムシグナスの左腕で横並びの家をなぞるように壊して、少しずつスピードが落ちてい
「何をするつもりだクレイド、くそ、あいつにペースを持ってかれている!」
街が壊れた勢いの砂埃でガンダムシグナスの姿が見えなくなる。
(なるほど、俺の視界を封じて次の動きを見えなくすると言う算段か。感覚を研ぎ澄ませ。)
心の中でレイドがそう口ずさむ。
集中をするレイドの脳に、強い脳信号が走る。
「分かる。ここか!!!」
そういうとレイドは盾を構え、鹵獲陸戦型ガンダムの頭を右にずらす。
その頭の右に粉塵をかき分けたビームサーベルが横切る。
ドズズッッ!!
「避けられただと!しかし。右肩に軽く直撃したな。」
クレイドが驚いて言う。
鹵獲陸戦型ガンダムはガンダムシグナスに強く衝突し。後ろに吹き飛ぶ。
「クレイド、安心しろ。いまのはマグレ、依然俺が劣勢だ。」
「なんで生きてんの。死んどけよクソ野郎!」
白煙の中からででてきたゲルググに驚きを隠せぬ声をヴィオラがあげる。
(全身に軽い損傷か、ビームサーベルの出力も弱くなっている。後退するべきか。でもヴィオラを倒さなければな。)
そのままゲルググがジムに突進する。
そしてゲルググはジムのビームサーベルを軽々しくよけ足を強く踏み出し、少しかがみながらビームサーベルを切りつける。
ヴィオラのジムの右腕がビームサーベルとともに落ちる。
(まずい!死ぬ、バレバルと一緒に地獄行きなんてごめんよ!)
そう思い、ゲルググの後ろに走り抜けて行く。
「何をするつもりだ!」
レトライが困惑する。
ドヒューーン!!
ジムがレトライが落としたビームライフルを拾いゲルググを打ち抜く。
「なっ、ビームライフルを!?」
ゲルググの右腕が落ちる。
呆気にとられているゲルググの目を覚ますかのように素早くゲルググのもとに走り込み、ジムの肘で強く打ち押し倒す。
そしてジムがコクピット部分を強く叩く。
ゲルググも負けじとジムの頭を殴る。
そのままずっと殴り合い、ジムの頭が潰れ、ゲルググのコクピットが壊れ始める。
「く、ドウすればいい。うまく起き上がれなっ。」
ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!
コクピットに鈍い金属音が迫る。
「貫かれる。コクピットを、くっ、やめろ!!」
レトライが喋る。
ゲルググが壊れ動かなくなる。ゲルググを殴り続けたジムの手はボロボロになっていた。
「まだ、まだ死ぬわけにはいかない!!クソ!バレバル!俺が呪われても文句言うなよ。くッ!空が、落ちてくる!」
コクピットをジムの腕が貫く。
「はぁ、はぁ、殺してやったよ。クソ野郎を、あんたの分、バレバル、あぁ疲れ、、、、」
そのままヴィオラはジム共々倒れ込んだ。
ダディズズズズ!!
「食らえ!スーパーアタックスラッシュ!!」
クレイドがそう言ってクレイドがビームサーベルを振りかざし、レイドが身構える。
しかし寸前で止め、左ストレートを決める。
「うわぁぁ!なにがスラッシュだよ!殴ってるだけじゃねぇか!!」
ガンダムシグナスが鹵獲陸戦型ガンダムを蹴りを入れる。
「ドルフいや、レイド、お前の負けだ!!」
ガンダムシグナスが鹵獲陸戦型ガンダムを蹴り飛ばす。そして鹵獲陸戦型ガンダムをつかみ速度を出して引きずる。
「ぐぁ!ぐぁ!!やめ、やめろ!!!」
引きずり回され、レイドが悲鳴をあげる。
ドヒューーンドブフオーーーン!!
ガンダムシグナスバックパックが爆破し、ガンダムシグナスが転び倒れる。
「なにぃ!背中で爆発が起きた!?」
その隙にゲルググ立ち上がる。
「そのMS、レトライによると試作機のようだな。試作機が万能だと思うなよ。量産機と違って安定性も低い。事故だってあるんだよ。」
ガンダムシグナスが立ち上がる。
「お返しだぜおらぁぁ!」
ゲルググがガンダムシグナスに右ストレートを決める。
ガンダムシグナスでビームサーベルを使おうとしたが、ビームサーベルが使えない。
「ビームサーベルを使えないようだな。安心しろ。俺はビームサーベルを使わない。正々堂々殴り合いはどうだ。」
「選択の余地はないな。」
そういうと、ガンダムシグナスが構える。
「よし!いくぞ!」
ドカン!!ドギン!!ドゴン!!
街の中心で起きる熾烈な殴り合いで鈍い金属音が響く。
最後に勝ったのは、、、
「おらあぁぁっぁ!!!」
ガンダムシグナスの一撃でゲルググが倒れ込む。
「どうだ。やってやったぞ。ドルフお前の負けだ。お前には投降してもらっ、、」
レイドがゲルググから降りて逃げ出す。
「ちょ、待てカス!」
クレイドも銃を持ちパラシュートで華麗に着地し追いかける。
「逃げるな!ドルフ!!」
クレイドがレイドの後を必死に追いかける。
クレイドが角を曲がろうとするとレイドが角の家の下の薄暗い小さいトンネルのような場所ででクレイドを待っていた。
「お前には足の速さでは敵わねぇな。動くなよ、動いたら撃つぜ。」
レイドがそう言うと、瞬間クレイドは屈み蹴りを入れる。
「動くなっつったろ!ぐっ!!」
レイドの腕をクレイドの銃弾がかする。
激しい銃撃戦に耐えかねたレイドが後退しようしながら銃を撃つとクレイドの足に一発当たる。
その瞬間レイドが蹴り飛ばしクレイドが倒れ込む。
そして銃を持っている手を撃ち、反撃の芽を潰す。
「どうだやってやったぞ!銃の扱いは俺の方が上手だったな。最後に聞く。お前はジオンに来る気はないのか。」
「そんな気はない。殺すならさっさと殺せよ。さっと殺せよ。」
クレイドがそういうと、レイドが驚いた表情で言い、銃をクレイドの頭に向ける。
「もっと違う言葉を聞きたかったよ。もっと生きることに執着するべきだったな。」
「死ぬのはあんたよ。動いたら撃つから。」
後ろでヴィオラがクレイドに拳銃を構える。
「そんな、、おまえなんでここに、、、レトライはどうした!!」
クレイド驚いた声でヴィオラに大声をあげる。
「レトライね、、バレバルが倒して死んだわよ、、」
ヴィオラがレイドの頭に銃口を当てながら続けて言う。
「バレバルだってあんた達のせいで死んだのよ。自分の仲間だけしか考えないのね。」
「仕方ないだろ、俺らは‘’ジオン‘’だからな。仲間の死を力に憎しみにして戦ってきたんだ!」
「何言ってんだレイド、俺ら連邦だって同じだ!ジオンだけだと思うなよ!戦場にいる人間は全員同じだ!」
レイドが大声をあげ言う。そして少し落ち込んだ。
「クレイド、すまなかった。ジオンも負けだし、ドウすればいいのか分からない。レトライも死んだんじゃもう
帰る場所もない。でも連邦の捕虜になる気もないし死ぬ気もない!」
そういうとレイド動こうとする。
「何が言いたいんだレイド。」
「俺は一人ジオンで戦い続ける。お前らに迷惑もかけない。だから解放してくれないか!」
ドッジャーーーーーン!!!
MSが近づき建物が崩れる。
砂や建物が崩れた勢いの白煙で周りが見えなくなる。
「ぐふっ!!ぐふっ!!おいレイド!!逃げるんだろ!!まだ話すことがあるだろ!!!」
クレイドはそのまま走ってガンダムに向かう。
「逃がさない。俺の心に残るなら、、、いっそ死んでしまえばいいんだ!」
そういうと、左腕と頭のないボロボロのガンダムが宇宙船のある港に向かって歩き出す。
しかし、ガンダムシグナスにぼろぼろなゲルググが立ちはだかる。
「かっこいい奴だな。宇宙船も飛んでいったのにそんなボロボロになりながら、戦うとは。」
そしてガンダムシグナスが構える。
ドッジャーーーーーンジャン!!!
ヴィオラのジムが横からゲルググに殴り込む。
「港まで歩くなんて無茶よ!こいつはなんとかするから。あんたが落としたビームライフルやるからそれで打ち落としな。」
そういうとヴィオラがビームライフルを渡す。
「すまない。俺は進むよ!!」
そのまま進み続ける。
(人を殺すことがいいとは思わない。だけど、俺の願望でお前には死んでいてほしいんだ。)
そして歩き、ビームライフルを上の避難船に構える。
「質力は最大で、当たれ!!」
バフッッッ!!!
ドカァァーーン!!
ビームを打つと質力に耐えられず右手が爆破し、避難船に当たる。
「結局人を殺して終わりか、、、」
そのままコクピットハッチをしたに倒れ込む。
「あれ、ハッチが開かねぇ。」
「あんたなにやってんの。ほらひっくり返すから。」
ガンダムシグナスをひっくり返す。
「よかった。お前生きてたのか。」
クレイドがうれしそうに言う。
「全隊員応答せよ。」
回船から1つ連絡が入る。
「こちらヨーロッパMS第2小隊クレイド・レイス。」
「避難船を1機落とした、今から戻る。」
そういうとクレイドはガンダムシグナスの戦闘データを回収してガンダムシグナスを降り、空を見る。
空はもう夕暮れで赤く染まっていた。
避難船は3機の中落ちたのは2機のみだそうで、1機仕留め損ねていた。その避難船にレイドが乗っていたかは分からない。なにが正解だったのか、どうすれば良かったのか、レトライは最後の1機を倒せなかったことを後悔するのだった。
--完ーー
終わりです。
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要望があったら続き書きます。