ヨーロッパ戦線MS第2小隊シグナス   作:トロフィー

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第6話 過去の友人

連邦軍野戦補給拠点・森林地帯近郊

 敵との戦いを終え、シグナス隊は一時的に後方支援拠点へと帰還していた。

 

 冷え込む夜。戦闘の余韻はまだ全身に残っている。

 

 「ねぇ、クロード。さっきはありがとう。」

 

 MSの整備をしているクロードにヴィオラが話しかける。

 

 「ありがとうなんてそんなこというのね。」

 

 「いえるわよ、そのくらい。さっきの戦闘、クロードが助けてくれなかったら

 死んでたわ。」

 

 「いいのよ。戦闘では連携が大切。あんたは攻めすぎなのよ。」

 

 「うん。わかった。連携を大切にするわ。」

 

 ヴィオラが小さくうなずく。

 

 「そんなもじもじしてないで自分のMSの整備を手伝いな。」

 

 「よぉヴィオラ!」

 

 バレバルが大きく手を振る。

 

 「うるさいわねぇいま話しかけないで!」

 

 バレバルは落ち込んで 

 

 

 「オイ、レトライちょっと話そうぜ。」

 

 「いいよ。何の話?」

 

 クレイドは神妙そうな顔で口を開けた。

 

 「覚えてるか、俺らが幼なじみ3人で仲良くコロニー遊んでただろ。ドルフ・レイガーと。」

 

 クレイドにはレトライともう一人、ドルフ・レイガーという幼なじみがいた。

 

 「あいつ今どこにいるか知ってるか。」

 

 「知らないが、なんでそいつの話なんだ。」

 

 「あいつ、今ジオンにいるんじゃないかって思ったんだ。」

 

 「なぜそう思った?」

 

 レトライが聞く。

 

 「ドルフのヤロウ、いつも地球連邦の恨み言を言ってたし、あいつが残ったコロニーは今

 ジオンの領地だ。好戦的な奴だったしありえるだろ。」

 

 「考えすぎだろ。ほら、コレうまいぞ、食べろよ。」

 

 軽食のサンドイッチをクレイドに渡そうとする。

 

 「いや、いい。大丈夫だ。」

 

 「なにがそんなに気になる?まさかあいつがこの戦場にいるかもとか

 考えてるのか?」

 

 そういうわけではないけど、少し引っかかるんだよなーー。」

 

 

 

 

 

 

 

 「ようやく着いたぞ。補給地点に、」

 

 ドライーン大佐がようやく前の一つ後ろの前哨基地に着いていた。

 

 「ドライーン大佐。ようやく来たか。」

 

 前哨基地の前にレイド・イーストが立っていた。

 

 「なっ、お前には敵部隊の偵察を命令していたはずだ!なぜここにいる!」

 

 「安心してください大佐。敵部隊の場所を把握する手段は別で手に入った。

 MS整備も終えたからいつでも戦えるぜ。」

 

 「把握する手段だと、意味が分からん。GPSでもつけたのか?まぁいい、出撃の準備を

 整えておけ。明日にも戦いに出てもらう。」

 

 「明日とは早いモノだな。まぁい。必ずしも1機以上倒してきますよ。」

 

 

 熱い日差しが二つの部隊を等しく照らした。

 

 

 

 

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