ヨーロッパ戦線MS第2小隊シグナス   作:トロフィー

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第7話 ドムスナイパーの出撃

ヨーロッパ戦線・ルクセンブルク近郊。

瓦礫と廃墟が広がる山岳地帯。

 

 

 「敵は確認できません!そんなすぐこれますかね。」

 

 バレバルがレーダーで確認しながら言う。

 

 「私もそう思うわ、そう早くは来ないと思うけど。」

 

 クロードもあわせて言う。

 

 「油断はできない。この前とは違う敵が来るかもしれない。」

 

 「まさかなぁー、油断も時には大切だぜ。」

 

 レトライにクレイドが適当に言葉を返す。

 

 その会話の先の丘で長距離狙撃銃を黒鷲レイド・イーストのドムスナイパーが構える。

 

 「よぉクレイド。会いたかったぜ。」

 

 その瞬間、クレイドに嫌な感覚が走る。

 

 「なんだこの感覚。いやな感じだ。敵がいるのを感じ取っているとでもいうのか?」

 

 そのときレイドがトリガーに手を当てる。

 

 バッキーーン!!

 

 

 

 陸戦型ガンダムのシールドで頭にくる銃弾を弾く。

 

 「敵だ、気をつけろ!」

 

 クレイドが大声で伝える。

 

 「くッ、あそこの廃工場に隠れましょ!」

 

 クロードがそういうと、シグナス部隊が全力で廃工場に向かう。

 

 「あそこに逃げる気か、ここまで来て逃がすかよ。」

 

 射撃をしながらホバーで床を滑るように追いかける。

 

 ダコーーンッッ!!

 

 「頭がやられた!」

 

 クロードがの頭に一発当たり、頭のないジムが工場に滑り込む。

 

次の瞬間、背後の壁に、焼け焦げた穴が空く。

 

 「……来たッ!」

 

クレイドは即座に回避、クロードがドムスナイパーの位置を特定。

 

 「北に移動した!バレバル、ジャミング弾を打ち込め!」

 

 「分かりました!うらぁぁぁ!」

 

 しかしドムスナイパーが玉を避ける。

 

 「当たるか!!食らえ!」

 

 

 「……狙撃か!?」

 

 ヴィオラが銃弾を腕で受け止める。

 

「クロード姉さん、今度は私が盾となるわ。」

 

 ヴィオラが銃弾を腕で受け止める。

 

「正体はわからんが、1対5とは上等だ!」

 

 クレイドはつぶやく。

 

 

 「全機、散開! バレバル、煙幕を展開して!」

 

 

 ヴィオラが叫び、ナギナタ付きグレネードを高所へ向けて投擲。

 白い煙が通路を満たし、視界が一気に遮られる。

 

「来る!」

 

 ヴィオラがキャノンを放ち、無数の破片が上層の梁を薙ぎ払う。

 

 「おらぁぁ!!」

 

 クレイドのビームサーベルがドムの肩をかする。

 

 

 煙が晴れると、廃通路の奥に一瞬、黒ずくめの狙撃機体が見えた。

ドム・スナイパーらしき重装狙撃型MSが、ゆっくりと銃口を収める。

 

 「くッ、撤退するか。」

 

その巨体は影のように重く、機体の輪郭すらはっきりしない。

 

 「じゃあなクレイド、また戦場で会おう。」

 

 コクピットの中でそうつぶやき、レイドはドムスナイパーを動かしその場を立ち去る。

 

 

 「何だったんだ、あいつは。」

 

 シグナス部隊のMSはボロボロになり、強い痛手を負った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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